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第1章 さぁ冒険を始めよう!
第10話 いざスライム迷宮へ!
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スライム迷宮。
サードとフォースのすぐ合間にある簡易迷宮らしい。そもそものスライム自体は雑魚同然なのだがその酸は少量ながらも強力でよく初心者が買ったばかりの防具を溶かされると言うのは良く聴くことである。
唯一服を溶かされない手段としては今の所、初期装備を使うのが手っ取り早いとなっている。
スライムの進化系にはメガスライムやポイズンスライム、ファイヤースライムなどあらゆる『特化型スライム』と言うのがいて、レベルが最大になればその特化している部分は龍にも相対するという話らしい
今回は初期装備に、かなりの回復ポーション、大剣は万が一でも溶けると嫌なのでナイフを持てるだけと、【水魔法】を主体にやるつもりだ。
皆もそんな感じに集まっていた。
「じゃ、行こっか!先生、流名」
「ん…OK……」
「行きましょうか…」
そうやって僕達は、暗い洞窟の中に入っていった。
「キャアアアアアアアァッッ!!」
洞窟内に悲鳴が響き渡る。
3つの松明がゆらゆらと揺れながら辺りを明らかにしていた。
「バブルボム!!」
泡の爆発で幾つかのスライムがぶっ飛び、その身体を光に変える。
だがそんな事はお構いなしにと、スライムの波が押し寄せて来た。
「ねぇ翔!どうする!?」
「どうするって……逃げるしかないだろ!?」
既に逃げているハルを追い掛けながら、後方に泡爆弾を投げる。
が、そんなに減ることも無く少しの減速だけですぐにスライムの波が押し寄せてくる。傍から見ればただの地獄だ。
「そういえば翔って装備なんなの?」
「それ今聞くこと!?…………刀だよ一応、今は持ってないけど」
「魔法は使えないの?」
「いや、一応【火魔法】を使えるけ「じゃあ使えよ」ど……まだ熟練度が…………」
「ハァ使えねぇな、でハルは使えると思う?」
「先生を呼び捨てって…………一応教師だぞ?まぁ使えるんじゃない?流石に生産オンリーなわけ無いだろうし」
もう既に松明の炎が見えないハルを探しながら走る。……これってMPK出来るぐらいの奴だよな
「アクアボム」
MPポーションで回復しながら、魔法を撃つ。
もう既にナイフの在庫は無くなっている。
「なぁこのまま外に出たらどうなる?」
「普通に追いかけられると思う。というよりその前に捕まる。」
「………で金のスライムとやらはいたのか?」
「いや、まだ見てないけどって……そんな確認する暇なんかなかったでしょ」
「……あ、マズイ体力的にもう無理」
「先生はもう死んだのかな?」
「知らんけど、こうなったら一か八かで突っ込んで見るか?」
0対10の確率で死ぬと思うけど
ん?何か倒れてるような…………
「「先生!?」」
「も、もう無理。…………ガクッ」
体力の使い過ぎで気絶状態のハル。
一名脱落。
「ハル!僕達の為に生贄になってくれ!!」
「え?マジ?助けないの?」
「よし今の内に……出口…へ…、へ?」
何で囲まれてんの?僕達……
「これ死んだんじゃね?ちゃう?」
「oh~死んだわこれ…」
二名脱落。
合計三名脱落で迷宮攻略失敗!
「ハァ……デスペナ貰うだけもらって金のスライム出ないとか……アイテムボックスに“スライムの粘液”何個あんのってぐらいあんだけど……」
「パーティー組んだので星野くんの倒した分のコルとドロップもこっちにまわってますね……“スライムの粘液”って何に使うんですか?」
「マジ最悪…………スライム無理…………」
スライムに埋もれて死ぬと言う最悪な死に方をしたためか翔もハルもいつもより怠そうな気がする。お、僕も少し眠いんだけど……
「も、もう今日は眠るから……先生、ルナ、おやすみ」
ヒュンとログアウトして、帰る翔。僕も帰ろう。
「んじゃハル僕も帰るから……」
椅子から立ち上がってステータスをひら…………ん?
「ほ、星野くん……この事はみんなに秘密にしてくださいね?」
そこには僕の服を掴みながら、上目遣いで見つめる幼女がいた。ちょい、理性の問題が……
「………………………………わかったから手を離してハル。……襲いそうになる」
「……え?…………それって……」
「じゃ、じゃあね!おやすみ!」
無理やりログアウトする。
意識が暗くなり、何時もの部屋の天井が見える。
ギアを外しながらベッドから立ち上がり…………
少しだけハルとの会話の余韻が残ってるような気がした。
「おはよう翔、夜月…………」
「おはよう流名」
「お姉ちゃんおはよう!」
いつも通りの朝。
低血圧な僕はいつもこの時間はゾンビみたいな感じになっている。朝ってとっても辛くない?
「お前はいつも眠そうだよな……」
「眠そうじゃなくて眠いんだよ」
「お姉ちゃん、寝るなら膝枕してあげようか?」
「な、なんだと!?是非よろしくお願いします!」
「う、うん…」
「さっきまでの眠気はどうしたんだよ」
可愛い女の子の膝枕だぞ?眠気なんか吹っ飛ぶわ…
椅子を3つ繋げて夜月の膝に頭を乗せる。……少し恥ずかしいなコレ。
仄かに暖かくて悪くない感じだ。
そのまますぐに眠気に落ちた。
はずだったんだけど…………
「星野くん~?私の前で異性不純行為に働くとはいい度胸ですね~」
「な、なんのことでしょう……」
その日クラスに悲鳴が響き渡った。
サードとフォースのすぐ合間にある簡易迷宮らしい。そもそものスライム自体は雑魚同然なのだがその酸は少量ながらも強力でよく初心者が買ったばかりの防具を溶かされると言うのは良く聴くことである。
唯一服を溶かされない手段としては今の所、初期装備を使うのが手っ取り早いとなっている。
スライムの進化系にはメガスライムやポイズンスライム、ファイヤースライムなどあらゆる『特化型スライム』と言うのがいて、レベルが最大になればその特化している部分は龍にも相対するという話らしい
今回は初期装備に、かなりの回復ポーション、大剣は万が一でも溶けると嫌なのでナイフを持てるだけと、【水魔法】を主体にやるつもりだ。
皆もそんな感じに集まっていた。
「じゃ、行こっか!先生、流名」
「ん…OK……」
「行きましょうか…」
そうやって僕達は、暗い洞窟の中に入っていった。
「キャアアアアアアアァッッ!!」
洞窟内に悲鳴が響き渡る。
3つの松明がゆらゆらと揺れながら辺りを明らかにしていた。
「バブルボム!!」
泡の爆発で幾つかのスライムがぶっ飛び、その身体を光に変える。
だがそんな事はお構いなしにと、スライムの波が押し寄せて来た。
「ねぇ翔!どうする!?」
「どうするって……逃げるしかないだろ!?」
既に逃げているハルを追い掛けながら、後方に泡爆弾を投げる。
が、そんなに減ることも無く少しの減速だけですぐにスライムの波が押し寄せてくる。傍から見ればただの地獄だ。
「そういえば翔って装備なんなの?」
「それ今聞くこと!?…………刀だよ一応、今は持ってないけど」
「魔法は使えないの?」
「いや、一応【火魔法】を使えるけ「じゃあ使えよ」ど……まだ熟練度が…………」
「ハァ使えねぇな、でハルは使えると思う?」
「先生を呼び捨てって…………一応教師だぞ?まぁ使えるんじゃない?流石に生産オンリーなわけ無いだろうし」
もう既に松明の炎が見えないハルを探しながら走る。……これってMPK出来るぐらいの奴だよな
「アクアボム」
MPポーションで回復しながら、魔法を撃つ。
もう既にナイフの在庫は無くなっている。
「なぁこのまま外に出たらどうなる?」
「普通に追いかけられると思う。というよりその前に捕まる。」
「………で金のスライムとやらはいたのか?」
「いや、まだ見てないけどって……そんな確認する暇なんかなかったでしょ」
「……あ、マズイ体力的にもう無理」
「先生はもう死んだのかな?」
「知らんけど、こうなったら一か八かで突っ込んで見るか?」
0対10の確率で死ぬと思うけど
ん?何か倒れてるような…………
「「先生!?」」
「も、もう無理。…………ガクッ」
体力の使い過ぎで気絶状態のハル。
一名脱落。
「ハル!僕達の為に生贄になってくれ!!」
「え?マジ?助けないの?」
「よし今の内に……出口…へ…、へ?」
何で囲まれてんの?僕達……
「これ死んだんじゃね?ちゃう?」
「oh~死んだわこれ…」
二名脱落。
合計三名脱落で迷宮攻略失敗!
「ハァ……デスペナ貰うだけもらって金のスライム出ないとか……アイテムボックスに“スライムの粘液”何個あんのってぐらいあんだけど……」
「パーティー組んだので星野くんの倒した分のコルとドロップもこっちにまわってますね……“スライムの粘液”って何に使うんですか?」
「マジ最悪…………スライム無理…………」
スライムに埋もれて死ぬと言う最悪な死に方をしたためか翔もハルもいつもより怠そうな気がする。お、僕も少し眠いんだけど……
「も、もう今日は眠るから……先生、ルナ、おやすみ」
ヒュンとログアウトして、帰る翔。僕も帰ろう。
「んじゃハル僕も帰るから……」
椅子から立ち上がってステータスをひら…………ん?
「ほ、星野くん……この事はみんなに秘密にしてくださいね?」
そこには僕の服を掴みながら、上目遣いで見つめる幼女がいた。ちょい、理性の問題が……
「………………………………わかったから手を離してハル。……襲いそうになる」
「……え?…………それって……」
「じゃ、じゃあね!おやすみ!」
無理やりログアウトする。
意識が暗くなり、何時もの部屋の天井が見える。
ギアを外しながらベッドから立ち上がり…………
少しだけハルとの会話の余韻が残ってるような気がした。
「おはよう翔、夜月…………」
「おはよう流名」
「お姉ちゃんおはよう!」
いつも通りの朝。
低血圧な僕はいつもこの時間はゾンビみたいな感じになっている。朝ってとっても辛くない?
「お前はいつも眠そうだよな……」
「眠そうじゃなくて眠いんだよ」
「お姉ちゃん、寝るなら膝枕してあげようか?」
「な、なんだと!?是非よろしくお願いします!」
「う、うん…」
「さっきまでの眠気はどうしたんだよ」
可愛い女の子の膝枕だぞ?眠気なんか吹っ飛ぶわ…
椅子を3つ繋げて夜月の膝に頭を乗せる。……少し恥ずかしいなコレ。
仄かに暖かくて悪くない感じだ。
そのまますぐに眠気に落ちた。
はずだったんだけど…………
「星野くん~?私の前で異性不純行為に働くとはいい度胸ですね~」
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