終わらない仮想世界へようこそ

ソナタ

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第1章 さぁ冒険を始めよう!

第11話 新しいシステム

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 P E O パーフェクトエンド•オンライン』が公式に始まってから1ヶ月が経った。2日に渡るメンテナンスによって12月4日の今日まで使用不可になっていたのだ。
日曜ということで今日は朝からもぐるつもりなのだが…………

「メッセージ?」


   ____________


ただ今よりステータスにおける項目の追加を行いました。
追加した項目は《種族》《職業》の2つです。
《種族》につきましては、人間ヒューマン、又はランダムによる種族変換が行われます。ステータスは変わりませんがこれからの成長に微々たる差が出るかもしれませんのでご了承ください。又、種族専用の固有ユニークスキル、魔法、武技が出る事があります。決してバグでは無いのでお気を付けください。
《職業》につきましては『武器ぶき』によって変化、進化しますのでご了承ください。又、《職業》に至っては変更可能です。
貯めておいた『熟練度じゅくれんど』は保存されますのでご安心ください。
それでは『完璧なる最後パーフェクトエンド』をお楽しみください。

 P E O パーフェクトエンド•オンライン仮想世界マリアより

   ____________



種族ねぇ…………

人間かそれ以外かか……


   ____________

   人間ヒューマン or ランダム

   どちらにしますか?

   ____________


ん~楽しい方がいいよね…………

強い方がいいしね…………よし決まった。

「…………ランダムで」

『ルーレットが回ります。』

んえッ!何か聴こえたんですけど…………

『ルーレット止まりました。種族:《黒夜叉クロヤシャ》です。』

へ~  ………………へ?

『種族適合を行います。しばらくお待ちください。』

な、何か変な感じが……

『種族適合が終わりました。…………なかなか可愛いですよ?』

「褒めてないよね!?」

『ワタシとしてはで回したい感じです』

「…………もう諦めてます」

『職業はこの中から選べます』


   ____________

  《狂鬼ヴァルナーヴァ》 《大剣使いソルソルナー

  《奇術師マジシャン》 《神父ゴッドファザー

  《魔導士ウィザード》 《魔法剣士マジックアンドソード

  《冒険者アドバントラー》 《処刑人エクスキューター

  《男の娘ボーイズガール》 《男の娘ボーイズガール

  以上です。

   ____________ 



「おい、何で《男の娘ボーイズガール》があんだよ……しかも二つ!」

『ワタシの趣味です』

「趣味かよ!?」

『隠しパラメーター幸運LUKが最大になります。』

「いらねーよ!?」

『でどれにいたしますか?』

「あ~1番強いのはどれ?」

『攻撃力が高いのは《狂鬼ヴァルナーヴァ》ですね。1番のオススメは…………』

「あ、うん《狂鬼ヴァルナーヴァ》にするから」

『……本当によろしいのですか?』

「いいけど」

『……《男の娘》じゃなくていいんですか?』

「…………イイって言ってんだろ!?」

『わかりました。《狂鬼ヴァルナーヴァ》の取得条件は“自分よりも強いと思った相手に立ち向かう事”、“狂化しながらも戦う事”です。NPCや知能あるモンスターを合わせて貴方が2番目です。』

「へ~……って何だよ知能あるモンスターって?」

『そのままです。知能を持ち、話す事のできるモンスターです。大体の知能あるモンスターは人化が可能となっています。…………貴方も戦った事があるはずです。』

あのミノタウロスか……

「それってあの牛野郎だよな……」

『………牛野郎、ですか。彼女に殴られますよ?一応女性ですから……』

「……え?…………女性なの?」

『今一番強いのは彼女ですし、彼女は暇な時しか現れませんから……それに最初の《狂鬼ヴァルナーヴァ》は彼女です。あ、そろそろ時間です。ワタシの名前はマリア。また会いましょう』

プチンと音がして何かが切れる音がした。

「え?ウソだろ?おい…………置き逃げかよ……」

街に転移された僕は呆然ぼうぜんとそのまま1分ぐらい立っていた。






「そもそも《黒夜叉クロヤシャ》って何なんだよ……」

街を見回しても偶に獣人らしき種族はいたとしても、ほとんどが人間で(人間に見えて)あんまり変わってないような感じがした。

ふぅと息を吐いて近くベンチに座る。……何か少し見られてる気がするんだけど。

一応この辺りに来るはずなんだけど…………

ん?

あの子は…………

黒いフードを被った不審者ふしんしゃみたいな格好の人がいる。的にだけど……

「夜月?」

「ふぇっ!?…………あのもしかしてお姉ちゃん?」

「そうだけど。どうしたの?そんなフード被って……」

「そ、それが…………」

うん、大体わかるけどね。

「耳が生えてたの……」

やっぱりですね

ゆっくりとフードを外す夜月。
そこには見事な猫の耳が……

「グハッ!?」

「お、お姉ちゃん!?」

よ、夜月…………可愛すぎる!!

「も、もう死んでもいはない…………」

「お姉ちゃん!死なないで!!」



1分後…………



「ハァハァ危なかった。」

萌死もえじに”ってこういうのを言うのかもね

「じゃあ行こうか!」

行き先はクレドールの店。そこで一応最低限の情報交換をする。その他にも、次の街への攻略パーティとしてのメンバーとしても組むという話らしい。

「お邪魔します。」

「お、お邪魔します……」

そこには普段と変わらない皆がいた。………………訳でもなかった。

「お~ルナちゃんと夜月か~。…………まぁつっこまないでくれよ」

クレドールの耳がとがっていた。そういえば少し美形になってる気がする。チャラ男から美男子チャラ男にクラスアップみたいな…………

思えば他の人も少しずつ違う感じがする。
ナギサも目が少し青いし、ハルキもところどころウロコみたいのが見える。イズキは…………とくに外見的には変わってないな……

「俺の種族は何故か《エルフ森人》だったよ…………一応《鍛冶士スミス》だからドワーフが良かったんだけど」

「僕は《黒夜叉クロヤシャ》とか言う奴だったよ。鬼の一種らしいけど……で職は《狂鬼ヴァルナーヴァ》らしい。よく意味がわかんないけど」

「私は《魔女ウィッチ》よ。もちろん《魔導士ウィザード》だから」

「何か《竜人ドラゴニュート》なのだとか……職業《サムライ》です」

「じゅ、《獣人(猫)》です。職は《双剣使いデュアル》です……」

「ん…最後は俺か……普通に《人間ヒューマン》、職は《英雄ヒロイックシンドローム》だ。」

…………何かすごいの聞こえたんだけど

「ま、取り敢えず次の街へのレイド級ボスについて何だけど……」

レイド級ボス
所謂ギルド対象の大多数のプレイヤーによる攻略、又は複数パーティーによる撃破を目的としたフィールド型ボスだ。

今回は約2週間後の1月7日に複数のパーティーでの撃破を狙うという物だ。

「ま、他プレイヤーの主戦力とかも見てみたいしね……」

「同感だよ。なんていうかこういう機会じゃないと他のプレイヤーのことしれないからね……自分の強さもどの位か知りたいし……」

と言っても大人数な場合は他のプレイヤーの偵察ていさつだけにするつもりだけど……

「まぁ一応初めてのレイド級ボスだからねぇ…色々知りたいこともあるし」

アイテムとかも……と呟きながら立ち上がるナギサ。

「ま、今日は解散かいさんで!」

と言う事で解散になりました。なんというか早いっす……

「ハァ…暇人だ……」

今日はみんな色々試したいと言ってたので個人でやることになった。
ま、種族変わったり職によっては結構スタイル変えたりしないといけないからね……

と言う事で今日は一人で適当なフィールドに来たんだけど……

「何でここにいるの?翔」

「いやルナこそなんで俺が一人のときにいる訳?」

……いや知らないけど

「……しかもなんかお前女っぽくなってない?」

「は?」

「いやなんか色っぽいっていうか…………」

「やめろ変態…………そういうお前は人間のままなのかよ」

翔は特に変わったところはなかった。少し変態になっていたが……

「ま、ここで出会ったことだし、ペアでも組みますか……」

「…………それが妥当だとうだね」

ここのモンスターは意外と強い。
と言うより強靭性タフネスがすごいのだが一人では狩りにくいのだ。
その分速度が遅いためパーティーで倒すのに効率がいい。

「じゃ、アレ倒そうぜ!」

翔が指差したのは、『トレント•エルダー』。
あのトレントの枯れ木版みたいなものだが、防御力が強く範囲攻撃が得意な為、ソロではやりにくい相手だ。
だがトレント系は杖に使う素材、『魔法の枝』をドロップしやすいので結構重宝されている。

「んじゃ僕がひきつけるから魔法で援護よろしく……」

「わかった」

確か【火魔法】を持ってると言ってたからトレントと相性がいいはずだ。

大剣を抜きトレントに向かって足を進める。
木の枝を操るソレの攻撃を大剣でそらし、無理やり隙間を作って投擲する。

「『八岐白鴉ヤマタノレイヴン』」

白いカラスをかたどったソレらは連なる様に相手の顔に炸裂さくれつする。8本のナイフが顔面に突き刺さったためか、悲鳴を上げながら木の枝を振り回しているトレントに更なる追撃が重なった。

「ファイヤーボール!」

相性抜群あいしょうばつぐんな攻撃により、悲鳴がさらに増す。少し出来た隙により、ルナの大剣が大きく振られた。

「『狂鬼乱演舞クロノ•クロニカ』」

一瞬にして3つの十字をつけられて大きく悲鳴を上げるトレント。最後とばかりに大きく振られた大剣に何かをする間もなく真っ二つにされポリゴンとなって消えていった。

「ふぅ…終わったか…」

「……いや、強すぎでしょ……」

「ま、この調子でいけば、結構稼げるかもね」

まだ戦闘から1分も経ってないし。

大剣をしまい、次のモンスターを探す。

15体ぐらい瞬殺したところで止まった。

「あ~ちょっとナイフの換えがないから帰る。」

「マジ!?…………じゃ俺も帰るか……そういえば君の妹と会ったよ」

「は!?……何処で?」

「もちろん、この世界で」

「……………………………………。」

妹……と言うより義妹なのだが……は大の男嫌いで親戚としか話せなかった。最初は僕とも話せてたんだけど…………ってなんで翔は知ってんの?

「あぁ、昔一緒に遊んだ事会ったしね。彼女が君を嫌ってる理由もわかってるよ。……あこがれのお姉様がまさか男だったなんて!!(裏声)」

プッチーンッ

「…………ッア?テメェ殺されたいのかよ……」

「…おい演技はどうした」

「イヤ~ちょっとポックリしたいのかな?(≧▽≦)」

「……………変わってないし」






閑話休題かんわきゅうだい







「ま、それはおいといてアイツもコレやってのか……会いたくないね」

「アイツはツンデレだからなぁ……実はお兄ちゃん大好きっ子だったり」

フッと笑って小さくて呟く。

「しねーよ」

「うわ、ダッサ」

ドカンッ「グハッ」

「……悪い。【体術】が発動した。」

「ダメージ大きいんですけど」

ところで、と切り出して翔に問う。

「何でそんなことを?そりゃまぁ一応兄妹だけど……アイツは僕のことをきらってるし…………」

「イヤ、嫌ってないと思うけどね…………会ってみる?」

「………いやいいよ…あいつもいそがしいだろうし」

「『あ、もしもし…あ、うん翔だよ?今から会ってほしい人………」

「やめんか!!」

「あ、うんじゃあ5時にそこのベンチで…んじゃあね。』と言う事だから………………逃げんなよ?」


………………マジ?








   ___________

ルナ
種族:《黒夜叉クロヤシャ》New!
職業:《狂鬼ヴァルナーヴァ》熟練度:1 New!
Lv27
持ち金:710900コル
HP:464/464
MP:400/440
筋力:507
速度:598
頑丈:433
魔力:497
器用:599
体力:450

スキル:【千里眼Lv21】【投擲Lv21】【大剣Lv3】【魔力Lv18】【水魔法Lv17】【ペンまわしLv21】【軽業Lv20】【限界突破Lv20】【祈りLv5】【手品Lv8】

EXスキル:【斬撃強化Lv7】【狂化強化Lv4】【英雄羨望Lv1】

称号:狂乱者、英雄の成り損ない、マリアの友達 New!
   ___________




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