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ソウルの街角で
しおりを挟む初秋の韓国ソウル、韓国の庶民が意外にもフレンドリーな事を知ったわたしは、もっと彼等の事が知りたくなりました。
といっても「ナヌン イルボンサラムニダ」レベルのハングルでは充分な交流は出来ません。
そーだ!そもそも外国人用のホテルに泊まって、外国人用の食事を口にしているから一体感がないのだ。彼等庶民と同じものを口にしなくちゃ。
ソウルの知己に案内してもらい、私は韓国の季節労働者や非常勤が多く働いている、小さな工場が集まっている場所に案内してもらいました。
あーいるはいるは、薄汚れた作業着が汗と油にまみれた韓国の労働者たちが丁度昼時とあって数軒建ち並ぶ定食屋に群がっています。
感じとしては、東京の蒲田と山谷を足して二で割ったような街です。
おーこれだ!私の求めていたものは!ソウルのソウルフードに出会えるに違いない。
私は、定食屋の中を覗き、韓国版「渡る世間は鬼ばかり」の赤木春恵みたいなオモニが大声で切り盛りしている一軒に入りました。
店内はギッシリと混み合って、まるで昼時の立ち食い蕎麦屋のような状態。そこに奇跡的にも丸椅子が一つ空いていたので、わたしはちょこんと占拠しました。
店内に貼ってあるお品書きを見ると、2000...3000....6000...7000.... などと書かれており、一見高そうに見えますが10ウォンが一円ぐらいなのでゼロを一つ取っ払えばよろしい。
ビビリな外国人な私は、6000ウォンの韓国版「松」定食を頼みました。
「イゴスン ジュセヨ!」
出て来たのは、小さな銀製食器に白いごはん、メゴチみたいな魚を真っ赤に煮たやつ、ホルモンらしき肉を煮込んだ真っ赤っかなスープ、それに真紅のカクテキ、それにお茶です。
それにしても何でみんな真っ赤っかなの?まずご飯を食べてみる。なんの変哲もない。次に魚の煮付けを食べてみました。おー辛い、なんともど辛い!
慌ててスープを飲む。おー更に辛い!
そーだよなぁ、労働者の街なんだから、辛い上に塩味までついています。カクテキはどうだ?おーやっぱり辛い!日本国内では、カレー屋さんの十辛ぐらいに相当するような辛さ。
お茶に逃れますが、これが今度は熱い!テーブルを見ると、どこもかしこも真っ赤で皆黙々と食事を愉しんでおり、私が一口食べるたびに苦悶するものだから、「なんだコイツは?イルボンの旅行者だな。これだから嫌なんだ」という風に細い目をしてこちらを見ています。
「ムルジュセヨ~」、韓国の赤木春恵がドンッと一杯の水をテーブルに持って来ました。
これで助かりました。水をちょびっと、それからど辛いオカズ、これを繰り返すことによって、何とかかんとか韓国シクサを完食出来ました。
「やった私は韓国シクサに打ち勝った」
側から見るとどーでもいい満足感とともに私は韓国のカマタを去ったのでした。
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