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Phase 2 なぜか世界の命運を担うことになった迷宮探索者の憂鬱
第67話 無駄足の報復
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勇者と呼ばれるその男が、緊急事態だと呼び出されて王都外周城壁の東門へとやって来た時には、すべてが解決していた後だった。
「なんだありゃ?」
そう呟く彼の視線の先には、巨大な土竜の死体が横たわっていた。
勇者の横では呼び出した側の兵士の代表である衛兵長が、勇者に無駄足を踏ませてしまったことに必死で謝罪をしていた。
「勇者様、突然のお呼び出ししてしまって申し訳ありません。山岳地帯からワイバーンの群れ、そして荒野地帯にご覧の魔物、土竜が出現しまして、我々ではどうしようもないと判断して勇者様を呼ばせてもらった次第です」
「で?お前たちにどうしようもないそれが、何で既に片付いてるんだ?」
勇者は明らかに不機嫌そうな顔をしていた。
そんな勇者たちの視線の先では、横たわる土竜の横で王都軍の衛兵たちがどう片付けるか話し合っていた。
散乱した土砂の中でも特に巨大な岩は、魔法使いであるアレンとエフェリーネの≪浮遊≫の魔法によってどかされてゆく。
そして露になったその巨大な土竜の姿を目の前にして、アレンは感嘆しながらつぶやく。
「こんな巨大な魔物が王都の近くにいたなんてとても信じられませんね」
「そうね。しかもそんな魔物が誰一人怪我をするでもなく討伐されてしまうなんて」
「ですよね!僕たちも修行を続ければロキさんみたいになれるんでしょうか?それともやっぱり才能の限界があるのでしょうか?」
「さあね。それにしてもまたお会いしてゆっくりお話を聞かせてほしいわ……」
二人が雑談をしている間、衛兵長は勇者の機嫌取りに気を揉んでいた。
「あ?そいつが一人で魔物を倒しちまったんで、俺の出番がなくなったっていうわけか?」
「はい。勇者様に余計なお手間を取らせる間もありませんでした」
「てかこんなイベント無かったはずなんだけどな……、迷宮探索をしなかったせいで展開が変わってきたのか?」
ぶつぶつと独り言を呟く勇者に、衛兵長は説明を続けていた。
「あれほどの遺骸は前代未聞ですので、頭部だけでも広場に飾りロキ殿の栄誉をたたえようかと皆で話し合ってるところです……」
「あ?あれくらいの魔物がどうだって言うんだよ?俺だって迷宮でもっとヤバいやつ倒して来てんだよ!」
「そ、それはもちろん存じております!ですが、迷宮の魔物では遺骸は残りませんので、市民がその姿を見る機会がなく……」
「あれくらいの魔物なんて大したことねえよ!見てろよ」
そう言って勇者は腰に差した剣を抜いた。
恐ろしい力を持つ聖剣と呼ばれるそれは、女神から勇者へと授けられたという。
衛兵長は慌ててそれを止める。
「勇者様何を?おやめください!」
そんな声に耳を傾けることなく、勇者は剣を構えた。勇者が意識を集中すると、聖剣の刀身からはバチバチと雷気が放出され始める。
土竜の周りで作業をしている衛兵たちの事は勇者の眼中にない。
「お前たち逃げろ!!!」
衛兵長の叫び声もむなしく、勇者の魔法が発動される。
「≪雷撃≫!」
勇者が剣を振り下ろすと、その刀身から土竜へ向けて横方向へと雷が落ちる。
ドン!という強い衝撃とゴロゴロという轟音が、辺り一帯に鳴り響いた。
後には爆散した土竜の死体と、その周囲に倒れる衛兵たちの姿があった。
「ゆ、勇者様!なんてことをするんですか!」
「あ?NPCのくせに偉そうな口きいてんじゃねえよ」
そう言ってせいせいしたのか勇者は戻ってゆく。
慌てて集まってきた救護班が倒れる衛兵たちの元へと殺到していった。
勇者はなぜ土竜が現れたかを追及しなかったため、この時点ではロキたちが迷宮を踏破して聖鍵を持ってきたことをまだ知らなかった。
★★★★★★★★
「今夜はこちらの宿にお泊りください」
王城からやってきた使者は、ロキたちに向けてそう言った。
案内されてやってきたそこは、王城に近い高級住宅街にある立派な宿だった。
「豪華な宿だな~」
建物の中をキョロキョロ見回すロキは、田舎者感が丸出しだ。
そんなロキに対して、レオンが呆れるように横目で見ている。
「別に今の稼ぎなら、俺たちだって普通にこれくらいの宿に泊まれるだろう?」
「そうは言ってもさ、深層探索を始めてから急に収入が増えたから、まだ貧乏性が抜けてないんだよ」
「本当であればすぐにでも王城にお招きし国王陛下との謁見をしていただきたいのですが、先に皆様にお持ちいただいた聖鍵が本物であるかどうかの鑑定をさせていただきます。ご不便をおかけしますがその鑑定結果が出るまでこちらでしばらくお待ちください。もちろん疑っているわけではございません。勇者様以外の迷宮踏破というのがほとんど聞いたことのない出来事ですので、間違いがあってはいけないと慎重に話を進めさせていただきたいと思います」
「ありがとう。問題ない。せっかく王都に来たんで観光もしたいしな」
レオンの願いである直接国王へ戦争回避の陳情をするまで、ついにあと一歩のところまできた。
レオンはここに来るまで迷宮探索に5年以上の月日をかけた。今更数日待たされても大した問題ではない。
「そう言ってもらえて安心しました。それと正式に国王陛下と謁見となりましたら、皆様のご希望する褒賞を国王陛下から下賜されることになります。褒賞は何がいいか、これから皆様のご希望を聞かせてもらいたいと思います」
宿にある広い部屋に全員が集まって席に座ると、立派な髭を携えた偉そうな老人が現れた。
「この度の迷宮踏破ご苦労であった。私は宮廷魔術師のモールだ。そなたたち5人には国王陛下よりそれぞれ褒美が与えられる。基本的には一代限りの名誉爵位と賞金が与えられる予定になっているが、もし他に望むものがあれば下賜いただける可能性もある。何かあるか?」
改めて言われて、ロキたちはお互いに顔を見合わせる。
正直言って、迷宮を踏破したのはレオンのたっての希望であって、他のみんなは迷宮を踏破してもらえる褒美が欲しかったわけではない。
最初にレオンが口を開く。
「俺は、国王陛下と直接話す機会が欲しい」
「もちろん謁見の場で、お前たちは国王陛下と直接お話させていただくことができる。だがあらかじめ話したい内容についてはこちらと調整させてもらうし、お前たちが変な気を起こして国王陛下に害を与えることは許さぬので気をつけるように。もちろん王城内は魔法が一切使えないようになっているからな」
モールはそう言ってロキの方へ目をやった。
王都郊外でロキが派手な魔法を使ったことを聞いているのだろう。
モールは王城では魔法は使えないと言ったが、王都全体を聖女の結界で覆っているという話だから、おそらく王城だけでなく王都全体でも魔法の使用は制限されるはずだ。
ロキはモールに答える。
「もちろん攻撃魔法は魔物以外に使ったことは無いし、これからも使うつもりはない。この国の法律に反したことはないしこれからもないから安心してくれ」
ロキは以前迷宮都市内で乱闘を起こし人間相手に攻撃魔法を使ったことがある。だがすっかりそれを忘れているロキは、しれっとそう言った。
そんなことは知らないモールは安心した表情で話を続ける。
「それを聞いて安心した。それで、それ以外に望みの品は何かあるか?」
そう言われたロキたちは、もう一度お互いの顔を見回す。そして難しい顔を浮かべた。
「どうした?遠慮せずに言うがいい。何でもというわけにはいかないが、よほどのことがない限り望みのものが手に入るぞ」
「そう言われても、特に……」
「は?」
ロキの言葉にモールは驚きの表情を浮かべる。
「俺が欲しいのはホワイトな労働環境だなあ……」
「な、なんだそれは?どういうことだ?」
「アルマは何かあるか?」
「私ですか?私は両親にお仕事をがんばっているって認めてもらえるようになりたいですね。お給料はすでにたくさんいただいてますし……」
「ココロは?」
「ココロは今のままで十分楽しいよ!これからもアルマたちと一緒にいたい」
「アポロはココロと一緒にいれたらそれで充分だもんな?」
「な、なんだ貴様!確かに従者たる私は姫様の幸福と健康が全ての願いだが……」
全員の希望を聞き、モールは口を開けて呆れていた。
「お前たち、もっと欲はないのか?広い領地が欲しいとか、美しい女を嫁に欲しいとか……」
その問いにレオンが答える。
「俺は国王に要求したいものがある」
「おお、それは何だ?」
「平和だ。この先争いのないよう、平和を要求したい」
「あ、ああ……」
ロキたちの要求に対し手配をする仕事を承っていたモールは、特にやることがないと分かり困惑した顔をしていた。
「なんだありゃ?」
そう呟く彼の視線の先には、巨大な土竜の死体が横たわっていた。
勇者の横では呼び出した側の兵士の代表である衛兵長が、勇者に無駄足を踏ませてしまったことに必死で謝罪をしていた。
「勇者様、突然のお呼び出ししてしまって申し訳ありません。山岳地帯からワイバーンの群れ、そして荒野地帯にご覧の魔物、土竜が出現しまして、我々ではどうしようもないと判断して勇者様を呼ばせてもらった次第です」
「で?お前たちにどうしようもないそれが、何で既に片付いてるんだ?」
勇者は明らかに不機嫌そうな顔をしていた。
そんな勇者たちの視線の先では、横たわる土竜の横で王都軍の衛兵たちがどう片付けるか話し合っていた。
散乱した土砂の中でも特に巨大な岩は、魔法使いであるアレンとエフェリーネの≪浮遊≫の魔法によってどかされてゆく。
そして露になったその巨大な土竜の姿を目の前にして、アレンは感嘆しながらつぶやく。
「こんな巨大な魔物が王都の近くにいたなんてとても信じられませんね」
「そうね。しかもそんな魔物が誰一人怪我をするでもなく討伐されてしまうなんて」
「ですよね!僕たちも修行を続ければロキさんみたいになれるんでしょうか?それともやっぱり才能の限界があるのでしょうか?」
「さあね。それにしてもまたお会いしてゆっくりお話を聞かせてほしいわ……」
二人が雑談をしている間、衛兵長は勇者の機嫌取りに気を揉んでいた。
「あ?そいつが一人で魔物を倒しちまったんで、俺の出番がなくなったっていうわけか?」
「はい。勇者様に余計なお手間を取らせる間もありませんでした」
「てかこんなイベント無かったはずなんだけどな……、迷宮探索をしなかったせいで展開が変わってきたのか?」
ぶつぶつと独り言を呟く勇者に、衛兵長は説明を続けていた。
「あれほどの遺骸は前代未聞ですので、頭部だけでも広場に飾りロキ殿の栄誉をたたえようかと皆で話し合ってるところです……」
「あ?あれくらいの魔物がどうだって言うんだよ?俺だって迷宮でもっとヤバいやつ倒して来てんだよ!」
「そ、それはもちろん存じております!ですが、迷宮の魔物では遺骸は残りませんので、市民がその姿を見る機会がなく……」
「あれくらいの魔物なんて大したことねえよ!見てろよ」
そう言って勇者は腰に差した剣を抜いた。
恐ろしい力を持つ聖剣と呼ばれるそれは、女神から勇者へと授けられたという。
衛兵長は慌ててそれを止める。
「勇者様何を?おやめください!」
そんな声に耳を傾けることなく、勇者は剣を構えた。勇者が意識を集中すると、聖剣の刀身からはバチバチと雷気が放出され始める。
土竜の周りで作業をしている衛兵たちの事は勇者の眼中にない。
「お前たち逃げろ!!!」
衛兵長の叫び声もむなしく、勇者の魔法が発動される。
「≪雷撃≫!」
勇者が剣を振り下ろすと、その刀身から土竜へ向けて横方向へと雷が落ちる。
ドン!という強い衝撃とゴロゴロという轟音が、辺り一帯に鳴り響いた。
後には爆散した土竜の死体と、その周囲に倒れる衛兵たちの姿があった。
「ゆ、勇者様!なんてことをするんですか!」
「あ?NPCのくせに偉そうな口きいてんじゃねえよ」
そう言ってせいせいしたのか勇者は戻ってゆく。
慌てて集まってきた救護班が倒れる衛兵たちの元へと殺到していった。
勇者はなぜ土竜が現れたかを追及しなかったため、この時点ではロキたちが迷宮を踏破して聖鍵を持ってきたことをまだ知らなかった。
★★★★★★★★
「今夜はこちらの宿にお泊りください」
王城からやってきた使者は、ロキたちに向けてそう言った。
案内されてやってきたそこは、王城に近い高級住宅街にある立派な宿だった。
「豪華な宿だな~」
建物の中をキョロキョロ見回すロキは、田舎者感が丸出しだ。
そんなロキに対して、レオンが呆れるように横目で見ている。
「別に今の稼ぎなら、俺たちだって普通にこれくらいの宿に泊まれるだろう?」
「そうは言ってもさ、深層探索を始めてから急に収入が増えたから、まだ貧乏性が抜けてないんだよ」
「本当であればすぐにでも王城にお招きし国王陛下との謁見をしていただきたいのですが、先に皆様にお持ちいただいた聖鍵が本物であるかどうかの鑑定をさせていただきます。ご不便をおかけしますがその鑑定結果が出るまでこちらでしばらくお待ちください。もちろん疑っているわけではございません。勇者様以外の迷宮踏破というのがほとんど聞いたことのない出来事ですので、間違いがあってはいけないと慎重に話を進めさせていただきたいと思います」
「ありがとう。問題ない。せっかく王都に来たんで観光もしたいしな」
レオンの願いである直接国王へ戦争回避の陳情をするまで、ついにあと一歩のところまできた。
レオンはここに来るまで迷宮探索に5年以上の月日をかけた。今更数日待たされても大した問題ではない。
「そう言ってもらえて安心しました。それと正式に国王陛下と謁見となりましたら、皆様のご希望する褒賞を国王陛下から下賜されることになります。褒賞は何がいいか、これから皆様のご希望を聞かせてもらいたいと思います」
宿にある広い部屋に全員が集まって席に座ると、立派な髭を携えた偉そうな老人が現れた。
「この度の迷宮踏破ご苦労であった。私は宮廷魔術師のモールだ。そなたたち5人には国王陛下よりそれぞれ褒美が与えられる。基本的には一代限りの名誉爵位と賞金が与えられる予定になっているが、もし他に望むものがあれば下賜いただける可能性もある。何かあるか?」
改めて言われて、ロキたちはお互いに顔を見合わせる。
正直言って、迷宮を踏破したのはレオンのたっての希望であって、他のみんなは迷宮を踏破してもらえる褒美が欲しかったわけではない。
最初にレオンが口を開く。
「俺は、国王陛下と直接話す機会が欲しい」
「もちろん謁見の場で、お前たちは国王陛下と直接お話させていただくことができる。だがあらかじめ話したい内容についてはこちらと調整させてもらうし、お前たちが変な気を起こして国王陛下に害を与えることは許さぬので気をつけるように。もちろん王城内は魔法が一切使えないようになっているからな」
モールはそう言ってロキの方へ目をやった。
王都郊外でロキが派手な魔法を使ったことを聞いているのだろう。
モールは王城では魔法は使えないと言ったが、王都全体を聖女の結界で覆っているという話だから、おそらく王城だけでなく王都全体でも魔法の使用は制限されるはずだ。
ロキはモールに答える。
「もちろん攻撃魔法は魔物以外に使ったことは無いし、これからも使うつもりはない。この国の法律に反したことはないしこれからもないから安心してくれ」
ロキは以前迷宮都市内で乱闘を起こし人間相手に攻撃魔法を使ったことがある。だがすっかりそれを忘れているロキは、しれっとそう言った。
そんなことは知らないモールは安心した表情で話を続ける。
「それを聞いて安心した。それで、それ以外に望みの品は何かあるか?」
そう言われたロキたちは、もう一度お互いの顔を見回す。そして難しい顔を浮かべた。
「どうした?遠慮せずに言うがいい。何でもというわけにはいかないが、よほどのことがない限り望みのものが手に入るぞ」
「そう言われても、特に……」
「は?」
ロキの言葉にモールは驚きの表情を浮かべる。
「俺が欲しいのはホワイトな労働環境だなあ……」
「な、なんだそれは?どういうことだ?」
「アルマは何かあるか?」
「私ですか?私は両親にお仕事をがんばっているって認めてもらえるようになりたいですね。お給料はすでにたくさんいただいてますし……」
「ココロは?」
「ココロは今のままで十分楽しいよ!これからもアルマたちと一緒にいたい」
「アポロはココロと一緒にいれたらそれで充分だもんな?」
「な、なんだ貴様!確かに従者たる私は姫様の幸福と健康が全ての願いだが……」
全員の希望を聞き、モールは口を開けて呆れていた。
「お前たち、もっと欲はないのか?広い領地が欲しいとか、美しい女を嫁に欲しいとか……」
その問いにレオンが答える。
「俺は国王に要求したいものがある」
「おお、それは何だ?」
「平和だ。この先争いのないよう、平和を要求したい」
「あ、ああ……」
ロキたちの要求に対し手配をする仕事を承っていたモールは、特にやることがないと分かり困惑した顔をしていた。
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