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第5話 魔王、人間を追う
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私は運が悪い。
私の名前は、サラ・イマージェス。シャンダライズ王国の騎士だ。
幼少のころから剣術を習い修行をしてきた私だが、まだ騎士となってから日も浅く、そして女であるため同じ年齢の男には腕力で適わない。つまり私は、新米の最弱騎士だ。
そんな最弱騎士の私が、なぜ今一人でゴブリンたちに囲まれているか説明するには少し長くなる。
先月、シャンダライズ王国でテロリストによる無差別殺人事件が起こった。何者かが、市街地で爆破魔法を使い、多くの死傷者が出たのだ。
後日、城に犯行声明が送り付けられた。
『私の才能を認めなかったシャンダライズ王国に鉄槌を下してやる』
犯人はおそらく、先日魔法使いギルドを解雇された男だと思われる。
シャンダライズ王国では、法律により国内での危険な魔法の使用は制限されている。しかし男は魔道の追求のため、魔法使いギルドの秘蔵の魔導書を横領していたらしい。それが発覚し、魔法使いギルドを解雇、横領した魔導書やその他の危険な魔道具は全て国家に没収されることとなった。逆恨みした男は、国に対しテロ行為に及んだようだ。
まもなく、魔法使いギルドと国家の騎士団の協力の元、男を追跡するものの、王都から逃亡されてしまう。危険分子を放置しておくわけにもいかず、それを追うための追跡団を結成。新米騎士の私もその内の一つのグループに配属された。騎士に就任して最初の任務が、僻地まで出向くだなんて、私は本当に運が悪い。
私たちのグループは、辺境の村までやってきた。男は強力な魔法を使うため、もし発見できたとしても私たちのグループだけでは討伐は難しい。そのためテロリストの足取りを発見したら、すぐに王国にある捜査本部に報告し精鋭部隊を呼び寄せる手筈となっており、無理な追跡はしないように指示をされている。
だから私は危険を冒すつもりなど毛頭なかった。
村の周辺の森を捜索中、うっかり私は仲間とはぐれてしまった。
私は実戦経験がなく、一人では心細い。幸い森の中でモンスターと出会う事はなかった。
私が迷子になってしまったのも、リーダーがちゃんと確認せずにどんどん先に進んでしまうせいだ。
私の運の悪さは日増しに加速してきている気がする。
仲間を完全に見失ってしまったため、一度村に戻ろうと来た道を引き返したが、余計に迷ってしまった。まだ日が高いからいいが、日が暮れてくると獣やモンスターが現れるかもしれない。私の不安は増してきた。
そんな時、ついにモンスターを遭遇してしまう。ゴブリンだ!私は慌てて身を隠したが、すぐに発見されてしまった。相手は最弱モンスターのゴブリンだ。私でも戦えるはず。そう思い剣を構える。だが運悪く、奴らの中に魔法を使えるゴブリンが混じっていた。ゴブリンメイジの石つぶての魔法が襲ってくる。慌ててガードしたが、石が腕に強く当たり出血する。痛い!これが実戦か。私は焦った。うっかり利き腕でガードしてしまったため、剣を握る握力がない。まずい。そう思った瞬間ゴブリンが一斉に襲い掛かって来た。殺される?!そう思った瞬間、後ろから誰かが助けに来てくれた。
「≪拡散追尾魔法矢≫!」
放たれた魔法の矢は6つに分散し、それぞれゴブリンの急所を貫いた。一撃でゴブリンメイジを含む6体のゴブリンを倒したのだ。すごい!こんな高度な魔法を使うなんて、よほど高名な魔法使いに違いない。私は振り返ってお礼を言った。
「あ、危ないところをありがとう……あなたは……?」
しかし驚くことに、木陰から現れたその男は……全裸だった!
「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!変態いいいいいいいい!!!!!!」
私は大声を挙げて逃げ出した!襲われる!ゴブリンよりも恐ろしい!全身が筋肉質でたくましいその男に捕まってしまったら、私の腕力では絶対に逃げられない。向こうは武器を持っていなかったが、私が剣を使っても勝てる気がしない。そして股間にあったアレ。初めて見てしまった男性のアレは、とてもおぞましい形をしていた。全身に鳥肌が立つ。走って逃げる私の頭の中は真っ白になっていた。
そして現在に至る。
気が付いたら洞窟の中でゴブリンの群れに囲まれていた。ゴブリンの数はさっきの比ではない。数十体いるだろう。どうやら男に襲われた場所から一本道になっていたようだ。夢中で洞窟の中を走っていて、開けた場所に出たと思ったら、そこにはゴブリンの群れがいたのだ。間違いない、ここはゴブリンの巣だ。外で会ったゴブリンたちは、この巣の見張りだったのかもしれない。どうしよう?こんな場所に迷い込んでしまって、本当私って運が悪い。
あの男に襲われても、乱暴されるだけで命は奪われなかったかもしれない。でもゴブリンの巣に迷い込んでしまった今、もしかしたらこいつらに殺されてエサにされてしまうかもしれない。最悪だ。さっき逃げなければよかったのだ。
考えてる間にゴブリンたちは私に襲い掛かって来た。
「キャアアアアアアアア!!!」
「さっきからうるさいやつだな!≪拡散追尾魔法矢≫!」
さっき見た魔法だ!
先ほど私を助けてくれた変態男が、私を追ってやってきたらしい。
部屋の中央まで飛んできた黄色く光る魔法の矢は、まるで花火のように美しく数十個に分裂し、部屋中のゴブリンに突き刺さった。逃げようとする者には方向を変えて追尾し、命中した。その結果、たった一撃の魔法によって、部屋中のゴブリンは全滅した。すごい。あまりにすごすぎる。
そして全裸男は現れた。
全裸男は、わざわざこんな危険なゴブリンの巣までも私を追って来たのだ。
ゴブリンも怖かったが、この男も怖い。私は恐怖でその場にへたり込んでしまう。
全裸男は何も言わず歩み寄ってくる。座った私の目の高さには男の〇〇〇が。一瞬思わず直視してしまい、すぐに目をそらす……。
怖い怖い怖い……。
そして男は私の目の前まで来ると、口を開いた。
「変態という発言を撤回しろ!」
「……へ?」
「聞こえなかったか?先ほどの変態と言う発言を撤回しろ!オレは変態ではない!」
「……」
「おい!」
「ひっ、す、すいません!!!ごめんなさい!!!殺さないでください!!!」
「そうじゃなくて!!!」
混乱する私と説明不足なその男との間では、意思疎通するのにとても時間がかかった。未知との遭遇とはこんな感じなのだろう。同じ人間でもコミュニケーションの難しさを身をもって感じた。気の合う仲なら多くの言葉はいらないことがあるが、思考回路が全く違う人間同士では多くの言葉をもってしても意思疎通は難しいのだ。
全裸男は私に危害を加える気はないらしい。服を持っていたら貸してくれというので、私の持っていた外套を差し出すと男はそれを腰に巻いた。着るにはサイズが小さいためだ。凶悪なアレが隠れたため、そこでようやく私は落ち着いて会話することができた。
なんで全裸なんですか?という私の問に、男は少し考えていたが、転移魔法に失敗をしたと答えた。男は遠くから来たらしい。転移魔法が失敗して服が転移できなかったと言っていた。
「ここはどこだ?地図は持ってないか?」
「すいません、実は私も道に迷ってしまって……。地図も持っていません」
「使えない奴だな……」
「すいません……」
なんで怒られなきゃいけないんだろう?
すると間もなく洞窟の奥の方からざわざわした声が聞こえてきた。まだゴブリンがいる?
「これだけの数のゴブリンがいるとなると、統率する強いゴブリンがいてもおかしくないな?」
「えっ?それってヤバくないですか?」
「どうせ逃げても追ってくるだろう。面倒だから全部殺しとくか。ゴブリンなんて生かしといても何の価値もない害獣だ」
私は逃げることも許されず、私が戦っても勝ち目もないし、この男に運命を託すしかないらしい。
私はなんて運が悪いのだろう?
私の名前は、サラ・イマージェス。シャンダライズ王国の騎士だ。
幼少のころから剣術を習い修行をしてきた私だが、まだ騎士となってから日も浅く、そして女であるため同じ年齢の男には腕力で適わない。つまり私は、新米の最弱騎士だ。
そんな最弱騎士の私が、なぜ今一人でゴブリンたちに囲まれているか説明するには少し長くなる。
先月、シャンダライズ王国でテロリストによる無差別殺人事件が起こった。何者かが、市街地で爆破魔法を使い、多くの死傷者が出たのだ。
後日、城に犯行声明が送り付けられた。
『私の才能を認めなかったシャンダライズ王国に鉄槌を下してやる』
犯人はおそらく、先日魔法使いギルドを解雇された男だと思われる。
シャンダライズ王国では、法律により国内での危険な魔法の使用は制限されている。しかし男は魔道の追求のため、魔法使いギルドの秘蔵の魔導書を横領していたらしい。それが発覚し、魔法使いギルドを解雇、横領した魔導書やその他の危険な魔道具は全て国家に没収されることとなった。逆恨みした男は、国に対しテロ行為に及んだようだ。
まもなく、魔法使いギルドと国家の騎士団の協力の元、男を追跡するものの、王都から逃亡されてしまう。危険分子を放置しておくわけにもいかず、それを追うための追跡団を結成。新米騎士の私もその内の一つのグループに配属された。騎士に就任して最初の任務が、僻地まで出向くだなんて、私は本当に運が悪い。
私たちのグループは、辺境の村までやってきた。男は強力な魔法を使うため、もし発見できたとしても私たちのグループだけでは討伐は難しい。そのためテロリストの足取りを発見したら、すぐに王国にある捜査本部に報告し精鋭部隊を呼び寄せる手筈となっており、無理な追跡はしないように指示をされている。
だから私は危険を冒すつもりなど毛頭なかった。
村の周辺の森を捜索中、うっかり私は仲間とはぐれてしまった。
私は実戦経験がなく、一人では心細い。幸い森の中でモンスターと出会う事はなかった。
私が迷子になってしまったのも、リーダーがちゃんと確認せずにどんどん先に進んでしまうせいだ。
私の運の悪さは日増しに加速してきている気がする。
仲間を完全に見失ってしまったため、一度村に戻ろうと来た道を引き返したが、余計に迷ってしまった。まだ日が高いからいいが、日が暮れてくると獣やモンスターが現れるかもしれない。私の不安は増してきた。
そんな時、ついにモンスターを遭遇してしまう。ゴブリンだ!私は慌てて身を隠したが、すぐに発見されてしまった。相手は最弱モンスターのゴブリンだ。私でも戦えるはず。そう思い剣を構える。だが運悪く、奴らの中に魔法を使えるゴブリンが混じっていた。ゴブリンメイジの石つぶての魔法が襲ってくる。慌ててガードしたが、石が腕に強く当たり出血する。痛い!これが実戦か。私は焦った。うっかり利き腕でガードしてしまったため、剣を握る握力がない。まずい。そう思った瞬間ゴブリンが一斉に襲い掛かって来た。殺される?!そう思った瞬間、後ろから誰かが助けに来てくれた。
「≪拡散追尾魔法矢≫!」
放たれた魔法の矢は6つに分散し、それぞれゴブリンの急所を貫いた。一撃でゴブリンメイジを含む6体のゴブリンを倒したのだ。すごい!こんな高度な魔法を使うなんて、よほど高名な魔法使いに違いない。私は振り返ってお礼を言った。
「あ、危ないところをありがとう……あなたは……?」
しかし驚くことに、木陰から現れたその男は……全裸だった!
「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!変態いいいいいいいい!!!!!!」
私は大声を挙げて逃げ出した!襲われる!ゴブリンよりも恐ろしい!全身が筋肉質でたくましいその男に捕まってしまったら、私の腕力では絶対に逃げられない。向こうは武器を持っていなかったが、私が剣を使っても勝てる気がしない。そして股間にあったアレ。初めて見てしまった男性のアレは、とてもおぞましい形をしていた。全身に鳥肌が立つ。走って逃げる私の頭の中は真っ白になっていた。
そして現在に至る。
気が付いたら洞窟の中でゴブリンの群れに囲まれていた。ゴブリンの数はさっきの比ではない。数十体いるだろう。どうやら男に襲われた場所から一本道になっていたようだ。夢中で洞窟の中を走っていて、開けた場所に出たと思ったら、そこにはゴブリンの群れがいたのだ。間違いない、ここはゴブリンの巣だ。外で会ったゴブリンたちは、この巣の見張りだったのかもしれない。どうしよう?こんな場所に迷い込んでしまって、本当私って運が悪い。
あの男に襲われても、乱暴されるだけで命は奪われなかったかもしれない。でもゴブリンの巣に迷い込んでしまった今、もしかしたらこいつらに殺されてエサにされてしまうかもしれない。最悪だ。さっき逃げなければよかったのだ。
考えてる間にゴブリンたちは私に襲い掛かって来た。
「キャアアアアアアアア!!!」
「さっきからうるさいやつだな!≪拡散追尾魔法矢≫!」
さっき見た魔法だ!
先ほど私を助けてくれた変態男が、私を追ってやってきたらしい。
部屋の中央まで飛んできた黄色く光る魔法の矢は、まるで花火のように美しく数十個に分裂し、部屋中のゴブリンに突き刺さった。逃げようとする者には方向を変えて追尾し、命中した。その結果、たった一撃の魔法によって、部屋中のゴブリンは全滅した。すごい。あまりにすごすぎる。
そして全裸男は現れた。
全裸男は、わざわざこんな危険なゴブリンの巣までも私を追って来たのだ。
ゴブリンも怖かったが、この男も怖い。私は恐怖でその場にへたり込んでしまう。
全裸男は何も言わず歩み寄ってくる。座った私の目の高さには男の〇〇〇が。一瞬思わず直視してしまい、すぐに目をそらす……。
怖い怖い怖い……。
そして男は私の目の前まで来ると、口を開いた。
「変態という発言を撤回しろ!」
「……へ?」
「聞こえなかったか?先ほどの変態と言う発言を撤回しろ!オレは変態ではない!」
「……」
「おい!」
「ひっ、す、すいません!!!ごめんなさい!!!殺さないでください!!!」
「そうじゃなくて!!!」
混乱する私と説明不足なその男との間では、意思疎通するのにとても時間がかかった。未知との遭遇とはこんな感じなのだろう。同じ人間でもコミュニケーションの難しさを身をもって感じた。気の合う仲なら多くの言葉はいらないことがあるが、思考回路が全く違う人間同士では多くの言葉をもってしても意思疎通は難しいのだ。
全裸男は私に危害を加える気はないらしい。服を持っていたら貸してくれというので、私の持っていた外套を差し出すと男はそれを腰に巻いた。着るにはサイズが小さいためだ。凶悪なアレが隠れたため、そこでようやく私は落ち着いて会話することができた。
なんで全裸なんですか?という私の問に、男は少し考えていたが、転移魔法に失敗をしたと答えた。男は遠くから来たらしい。転移魔法が失敗して服が転移できなかったと言っていた。
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「すいません、実は私も道に迷ってしまって……。地図も持っていません」
「使えない奴だな……」
「すいません……」
なんで怒られなきゃいけないんだろう?
すると間もなく洞窟の奥の方からざわざわした声が聞こえてきた。まだゴブリンがいる?
「これだけの数のゴブリンがいるとなると、統率する強いゴブリンがいてもおかしくないな?」
「えっ?それってヤバくないですか?」
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