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第85話 魔王VS教皇イルマジェンダ
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転移門でやって来たオーテウス教団のトップである教皇イルマジェンダは、偶然遭遇したヴォルトと戦いに突入していた。
イルマジェンダの高速召喚魔法によって呼び出された魔法の生命体泥人形は、『殲滅し尽くす聖剣』によって簡単に両断されてしまう。
それによってイルマジェンダのヴォルトに対する警戒度は、さらにワンランク上昇させられた。
「貴様のような手練れがいるとは世界は広いな。だが貴様も知らん世界の、魔術を見せてやろう。≪高位魔法陣≫」
そう言って、再び魔法陣を展開し始める。
「どれだけ強い魔物を召喚しても無駄だぞ。あのなあ、オレはお前を殺す気はないのだ。怪我をしたくなかったらさっさと降参しろ。年寄が無理するんじゃない」
ヴォルトの余裕は揺るがない。
戦闘よりも、この男が持っている情報を聞き出す事に興味があった。
どうやって倒すかではなく、どうやって殺さずに情報を引き出すか、それを考えていた。
そんなヴォルトの余裕が、イルマジェンダに禁忌魔法を使わせるチャンスを与えてしまった。
「≪融合召喚≫」
先程はイルマジェンダの前方に出現していた魔法陣が、今回はイルマジェンダ自身を囲うように彼の足元に広がる。明らかに先ほどの召喚魔法とは違う魔法だ。
ヴォルトがそれに気づいた時には、すでにその魔法は発動していた。
「≪召喚悪魔君主≫」
その名を聞いて、さすがのヴォルトもたじろぐ。
アークデーモン。その名は上位悪魔よりもさらに強力な、一握りしかいない最強レベルの悪魔の名前だった。
イルマジェンダの姿と重なるように、半透明のアークデーモンの姿が現れる。
全身に地獄の炎を纏った魔法使いのようないでたち。
だが瞳の無い真っ白な眼球に、魔族にも似た二本のツノは、まぎれもなく人間の姿ではなかった。
そんなアークデーモンの姿が濃くなるほどに、イルマジェンダの姿が薄れてゆく。
先ほどの呪文詠唱で、融合召喚という言葉を唱えていた。
つまりそれは、召喚したアークデーモンと、教皇イルマジェンダの身体が融合する呪文だという事。簡単に言えば、アークデーモンの力を手に入れたという事だった。
「やはり強い体は良い。全身に満ち溢れるエネルギーを感じるな」
その声はイルマジェンダのもの。この男は召喚したアークデーモンの身体を奪ってしまうほどのレベルの魔法を使えたのだった。
「待て待て!貴様は、神の力を行使する信仰魔法使いだろう?!いわば神の敵である悪魔の力を借りるなど、やってることが滅茶苦茶じゃないか!」
「そうだな。一応教義では、神に携わる力を聖、その対極にある悪魔の力を邪と定義している。実際に神聖属性は邪悪属性に強く、邪悪属性は神聖属性に強い。だがな、そんなものは原理にすぎんのだ。大切なのは力だ。自分自身に取って利益になるかどうかが全てだ」
アークデーモンの身体と融合し、それまでの身体の小さな老人だったイルマジェンダは、今やヴォルトを見下ろすほどの体格となっていた。
そんなイルマジェンダから発せられる言葉は、普段表向きに話す教義とは真反対の彼自身の本音。
自分だけ良ければ他者のことは関係がないという、彼自身の本質の姿だった。
「人間は神人の奴隷である……だったか?弱者を踏みにじる邪教の本質が見えるな」
「何とでも言うがよい。それでもこの国を支配しているのは我がオーテウス教。邪教だろうが何だろうが、私たちが正義なのだ」
「じゃあオレに負けて正義もはく奪だな」
そうヴォルトが言った瞬間、イルマジェンダの左手に持たれた炎のムチが襲い掛かる。
紙一重で交わしたつもりが、ヴォルトのほほをかすり、わずかに皮膚が焼けた臭いがする。
「ほざけ!貴様が私に勝つ可能性など一握りもないわ!」
イルマジェンダの炎のムチの攻撃が連続して繰り出される。
ヴォルトは『殲滅し尽くす聖剣』でムチを振り払うが、不規則な軌道で襲い掛かり、さらには伸び縮みするムチに距離感が掴めず、少しずつ後退せざるをえない。
ヴォルトが苦戦していると、さらにイルマジェンダは追撃の魔法を唱える。
「≪極寒≫」
部屋の気温が急激に下がる。
窓ガラスが割れ、入り口の扉も大きな音を立てて壊れ、外気が部屋の中へ流れ込む。
冷気と大気の流れが生んだ激しい風の中、イルマジェンダのムチの炎は収まることなくさらに燃え上がる。
なぜならそれは火の精霊の生んだ炎ではなく、地獄の業火。冷気や風で消えるものではないためだ。
ヴォルトが体勢を崩しながら逃げ惑うのに対し、大気の暴れるこの部屋の中で、何事もないように平然とムチを振るい続けるイルマジェンダ。
これがアークデーモンという、恐るべき存在の力だった。
「よくこの状況でちょこまかと逃げる事ができるな?冷気耐性と風耐性を持っているのか?」
圧倒的優位ながらも、致命傷を与える事ができないイルマジェンダは、ヴォルトをそう褒めたたえる。
だがヴォルトは完全に逃げ回れているわけではなく、交わしきれなかった炎のムチによって、外套はすでにボロボロ、革鎧にも大きな傷が付いていた。
「大した身体能力だ。殺してしまうには惜しいかもな。我が眷属として戦力に加えてやろう。≪絶対隷属≫」
「むう?!」
ヴォルトの足元に魔法陣が現れる。
そこから逃げようと移動しても、ヴォルトの移動と合わせて魔法陣も付いてくるため、常にヴォルトの足元で光を放っていた。
そして強い光がヴォルトの全身を包んだ。
次の瞬間光が弾ける。ヴォルトの身体は、金縛りにあったかのように動きを封じられていた。
「ぐ……ぐう……これは?!」
「さあ、私に逆らった事を謝罪せよ。その場に両膝を付き、頭を下げるのだ!」
禁呪の隷属魔法がヴォルトに対し効果あったことを確認し、イルマジェンダは攻撃の手を止める。
そして無礼を詫びさせようと、土下座するよう命令を下した。
「ふざけるな……」
「≪絶対隷属≫にまで抵抗するだと?貴様いったい……」
「≪魔法の矢≫!」
土下座を拒んだヴォルトは、魔法を唱える。
ヴォルトの頭上に発生した魔法の矢が、一目散にイルマジェンダへと襲い掛かり、その胸に突き刺さった
「グワッ!バカな?!」
イルマジェンダは吐血し、≪魔法の矢≫が刺さった胸の傷を確かめる。
「≪治癒≫」
慌てて治癒魔法をかけるが、一度の呪文で完全には治らない。
そんなイルマジェンダに対し、ヴォルトが悔しそうに呟いた。
「くそ!まだ魔力が完全に回復していないというのに、やはり魔力温存したままじゃ倒せんか」
「貴様、まさか魔法使いか?!」
最強のアークデーモンの力を手に入れたイルマジェンダと、先ほどまで剣を使って戦っていた男。地獄の業火のムチを受け流せるほどの強い剣であるだけでなく、男の剣術自体も相当なものだと感じていた。
だが、放った≪魔法の矢≫の魔法の威力の強さと、その後呟いた魔力を温存していたという言葉。
イルマジェンダは、魔力を温存して使わずにいた魔法使いに苦戦していたのだという事実に気が付く。
「≪魔法の矢≫!」
直後、数えきれない本数の≪魔法の矢≫がイルマジェンダへと襲い掛かる。
それは、アークデーモンと融合していたイルマジェンダも、実体を保っていられないほどの攻撃だった。
体中が穴だらけになりながらも、まだ生きている生命力のイルマジェンダに、ヴォルトは歩み寄る。
生きてはいるが、全身の激痛に、意識は朦朧としている。
そんな虫の息の教皇に、ヴォルトは問いかける。
「さあ、とどめを刺して完全に殺されるか、降参して全て話すか、どちらがいい?」
自分の命が何より大切な男にとって、答えは明確であった。
イルマジェンダの高速召喚魔法によって呼び出された魔法の生命体泥人形は、『殲滅し尽くす聖剣』によって簡単に両断されてしまう。
それによってイルマジェンダのヴォルトに対する警戒度は、さらにワンランク上昇させられた。
「貴様のような手練れがいるとは世界は広いな。だが貴様も知らん世界の、魔術を見せてやろう。≪高位魔法陣≫」
そう言って、再び魔法陣を展開し始める。
「どれだけ強い魔物を召喚しても無駄だぞ。あのなあ、オレはお前を殺す気はないのだ。怪我をしたくなかったらさっさと降参しろ。年寄が無理するんじゃない」
ヴォルトの余裕は揺るがない。
戦闘よりも、この男が持っている情報を聞き出す事に興味があった。
どうやって倒すかではなく、どうやって殺さずに情報を引き出すか、それを考えていた。
そんなヴォルトの余裕が、イルマジェンダに禁忌魔法を使わせるチャンスを与えてしまった。
「≪融合召喚≫」
先程はイルマジェンダの前方に出現していた魔法陣が、今回はイルマジェンダ自身を囲うように彼の足元に広がる。明らかに先ほどの召喚魔法とは違う魔法だ。
ヴォルトがそれに気づいた時には、すでにその魔法は発動していた。
「≪召喚悪魔君主≫」
その名を聞いて、さすがのヴォルトもたじろぐ。
アークデーモン。その名は上位悪魔よりもさらに強力な、一握りしかいない最強レベルの悪魔の名前だった。
イルマジェンダの姿と重なるように、半透明のアークデーモンの姿が現れる。
全身に地獄の炎を纏った魔法使いのようないでたち。
だが瞳の無い真っ白な眼球に、魔族にも似た二本のツノは、まぎれもなく人間の姿ではなかった。
そんなアークデーモンの姿が濃くなるほどに、イルマジェンダの姿が薄れてゆく。
先ほどの呪文詠唱で、融合召喚という言葉を唱えていた。
つまりそれは、召喚したアークデーモンと、教皇イルマジェンダの身体が融合する呪文だという事。簡単に言えば、アークデーモンの力を手に入れたという事だった。
「やはり強い体は良い。全身に満ち溢れるエネルギーを感じるな」
その声はイルマジェンダのもの。この男は召喚したアークデーモンの身体を奪ってしまうほどのレベルの魔法を使えたのだった。
「待て待て!貴様は、神の力を行使する信仰魔法使いだろう?!いわば神の敵である悪魔の力を借りるなど、やってることが滅茶苦茶じゃないか!」
「そうだな。一応教義では、神に携わる力を聖、その対極にある悪魔の力を邪と定義している。実際に神聖属性は邪悪属性に強く、邪悪属性は神聖属性に強い。だがな、そんなものは原理にすぎんのだ。大切なのは力だ。自分自身に取って利益になるかどうかが全てだ」
アークデーモンの身体と融合し、それまでの身体の小さな老人だったイルマジェンダは、今やヴォルトを見下ろすほどの体格となっていた。
そんなイルマジェンダから発せられる言葉は、普段表向きに話す教義とは真反対の彼自身の本音。
自分だけ良ければ他者のことは関係がないという、彼自身の本質の姿だった。
「人間は神人の奴隷である……だったか?弱者を踏みにじる邪教の本質が見えるな」
「何とでも言うがよい。それでもこの国を支配しているのは我がオーテウス教。邪教だろうが何だろうが、私たちが正義なのだ」
「じゃあオレに負けて正義もはく奪だな」
そうヴォルトが言った瞬間、イルマジェンダの左手に持たれた炎のムチが襲い掛かる。
紙一重で交わしたつもりが、ヴォルトのほほをかすり、わずかに皮膚が焼けた臭いがする。
「ほざけ!貴様が私に勝つ可能性など一握りもないわ!」
イルマジェンダの炎のムチの攻撃が連続して繰り出される。
ヴォルトは『殲滅し尽くす聖剣』でムチを振り払うが、不規則な軌道で襲い掛かり、さらには伸び縮みするムチに距離感が掴めず、少しずつ後退せざるをえない。
ヴォルトが苦戦していると、さらにイルマジェンダは追撃の魔法を唱える。
「≪極寒≫」
部屋の気温が急激に下がる。
窓ガラスが割れ、入り口の扉も大きな音を立てて壊れ、外気が部屋の中へ流れ込む。
冷気と大気の流れが生んだ激しい風の中、イルマジェンダのムチの炎は収まることなくさらに燃え上がる。
なぜならそれは火の精霊の生んだ炎ではなく、地獄の業火。冷気や風で消えるものではないためだ。
ヴォルトが体勢を崩しながら逃げ惑うのに対し、大気の暴れるこの部屋の中で、何事もないように平然とムチを振るい続けるイルマジェンダ。
これがアークデーモンという、恐るべき存在の力だった。
「よくこの状況でちょこまかと逃げる事ができるな?冷気耐性と風耐性を持っているのか?」
圧倒的優位ながらも、致命傷を与える事ができないイルマジェンダは、ヴォルトをそう褒めたたえる。
だがヴォルトは完全に逃げ回れているわけではなく、交わしきれなかった炎のムチによって、外套はすでにボロボロ、革鎧にも大きな傷が付いていた。
「大した身体能力だ。殺してしまうには惜しいかもな。我が眷属として戦力に加えてやろう。≪絶対隷属≫」
「むう?!」
ヴォルトの足元に魔法陣が現れる。
そこから逃げようと移動しても、ヴォルトの移動と合わせて魔法陣も付いてくるため、常にヴォルトの足元で光を放っていた。
そして強い光がヴォルトの全身を包んだ。
次の瞬間光が弾ける。ヴォルトの身体は、金縛りにあったかのように動きを封じられていた。
「ぐ……ぐう……これは?!」
「さあ、私に逆らった事を謝罪せよ。その場に両膝を付き、頭を下げるのだ!」
禁呪の隷属魔法がヴォルトに対し効果あったことを確認し、イルマジェンダは攻撃の手を止める。
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「≪治癒≫」
慌てて治癒魔法をかけるが、一度の呪文で完全には治らない。
そんなイルマジェンダに対し、ヴォルトが悔しそうに呟いた。
「くそ!まだ魔力が完全に回復していないというのに、やはり魔力温存したままじゃ倒せんか」
「貴様、まさか魔法使いか?!」
最強のアークデーモンの力を手に入れたイルマジェンダと、先ほどまで剣を使って戦っていた男。地獄の業火のムチを受け流せるほどの強い剣であるだけでなく、男の剣術自体も相当なものだと感じていた。
だが、放った≪魔法の矢≫の魔法の威力の強さと、その後呟いた魔力を温存していたという言葉。
イルマジェンダは、魔力を温存して使わずにいた魔法使いに苦戦していたのだという事実に気が付く。
「≪魔法の矢≫!」
直後、数えきれない本数の≪魔法の矢≫がイルマジェンダへと襲い掛かる。
それは、アークデーモンと融合していたイルマジェンダも、実体を保っていられないほどの攻撃だった。
体中が穴だらけになりながらも、まだ生きている生命力のイルマジェンダに、ヴォルトは歩み寄る。
生きてはいるが、全身の激痛に、意識は朦朧としている。
そんな虫の息の教皇に、ヴォルトは問いかける。
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