46 / 47
【第一章】一部
【呼び出されし者】42.悪夢
しおりを挟む
鬱展開です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・・ここは?
視界が暗転したと思うや真っ暗で無音の空間。
足元もふわふわとしており自分が立っているのかもよくわからないため上下もよくわからない。
『ああ、エミティス・・・』
突然女性の声と共に目の前にこちらに手を伸ばし助けを求める薄ぼんやりした輪郭の子供らしき影が現れる。
しかしその子供の影は、俺を掴もうと手をこちらに伸ばしているがどんどん遠退いていく。
まるで落下していくように・・・
腕を伸ばし必死にその子供の手を掴もうと足掻くがどんどん引き離されていき、ついには見えなくなってしまった。
子供を失う喪失感と絶望に胸が張り裂けそうになる。
『嗚呼、誰かあの子を・・・助けて』
私はむせび泣き嗚咽を漏らし続ける。
景色が変わり薄暗い小さな家の中で幼いエミティスを見ながら夕餉の仕度をしている。
窓の外は夕闇が広がっている。
『どうして!?(どうして、私のエミティスなの?)』
突然の生贄として選ばれ連れ去られる理不尽。
見も知らない男たちが突然押し掛けエミティスを△×〇への捧げ物とすると言われ、訳も分からず混乱しているとあっという間に男の肩にエミティスが担がれてしまう。
幼いエミティスが泣きながら腕を伸ばし叫ぶ「ママ、助けてぇぇぇぇ」
その声に我に返り、飛びつかん勢いで立ち上がりエミティスを担いでいる男に組み付こうとするが他の男に殴られ阻止されてしまう。
私のエミティスが捧げられてしまう。
『私が身代わりになりますから・・・ううぅ・・・』
乙女でない我が身では聞き入れられるわけもなく、殴られ蹴り飛ばされ打ち捨てられ野に転がる。
自分の非力さを恨む。精霊様どうかエミティスをお助けください。
エミティスの悲鳴が聴こえる・・・
そ、そんな・・・
『・・ター! ・スター! マスター! マスタぁー!!』
はっと我に返るとヴィマナ?からの呼び掛けだった。
そこでいつもの魔道の瞳のGUIが表示されていないことに気づく。
当然ヴィマナの姿も見えない。声だけが聴こえてきているようだ。
『あれ?ヴィマナ?エミティスは?』
まだ頭がぼんやりしている。俺のエミティスは?・・・エミティス?
『やっと再接続できました。マスター、自我をしっかり意識して保ってください!!
精神浸食を受けています。このままでは意識を乗っ取られますよ!!
マスター周りをよく見てください。浸食してきている存在が見えませんか?』
いわれた通り周囲を見渡すと足元に先ほど泉から引き揚げた彼女が赤ん坊のように両腕と両足を身体に引き寄せ横向きに横たわっている。
目を瞑り涙を流したまま眠っているようだ。
闇の中なのにその姿を確認できるのは、彼女の全身が淡い燐光に包まれて輪郭を浮かび上がらせているからだ。
『さっき泉の底から救い上げた女性が横たわってる』
『マスター、その方以外には何もありませんか?』
辺りを見回しても闇で何も見えない。
足元の彼女をよく見てみるために屈んでみる。
よく見てみると彼女の頭部分の燐光が一部途切れていることに気づいた。
頭頂部辺りのその途切れている部分を恐る恐る触ってみるとブルンとゼリーのような感触が手に伝わってくる。
「(気持ち悪ぅ)」
そのゼリー、脈動してました。ドクン・・・ドクン・・・・
思わず咄嗟に手を引っ込めてしまったが、特に変化はなさそうでもう一度触ってみる。
「血管・・・かな?」
『マスター、何か見つかりましたか?』
「彼女の頭の天辺から真っ黒な血管?のような物が伸びているよ」
『マスター、その血管が手掛かりかもしれませんね。
手繰れますか?』
「やってみる。ほんと頼りになる相棒で助かるよ。ありがとヴィマナ」
本音を言えばこんなキモイのを辿りたくない・・・
『どういたしまして』
さてと覚悟を決めて脈動する何かを掴んでみる。
ぐにゅ~ブリュンブリュン
うえぇ気持ち悪ぅ
柔らかいのに妙なコリコリする弾力が触れる指に伝わってきてその感触がもうね。。。
「(この管の先、SANチェックあるんだろうなぁ・・・)」
しっかし闇の脈動するゼリー状の管とかもろク〇ゥルフだよなぁ
これで吐き気を催す悪臭がすれば完璧だ。
幸い臭いだけは全く感じないので助かってるけど、これを辿った先にあるものを想像してしまって、正直ビクビクしてます。
しかし辿らなければ状況は変わりそうにないから仕方ない。
ブリュン、ブリュン、ブリュン・・・
気持ち悪いが手を放すとこの暗闇の空間では黒い管が見えないため掴み続けるしかない。
唐突に風景が変わる。
「おぎゃあおぎゃあおぎゃあ」
「シェルヤーム、よく頑張ったな。女の子だよ」
「あなた」
「元気な子だ。シェルヤーム、ありがとう」
そこにあるのは幸せな家族の風景だった。
生まれ立てて元気に泣く赤ん坊と笑顔で見つめ合う夫婦の姿。
その風景の真ん中が、画像加工のようにびにょ~~んと伸びて暗闇の中に消えていく。
再び暗闇だけの空間になる。
今の景色、なに?
子供を産んだ母親はさっき助けた女性だよな。
てことは今のは彼女の過去の記憶ってことか?
子供を産んでいるので母親だよな。
「ライト」
試しに魔術を使おうとしてみたけど魔導の瞳の画面が無い今の状態ではやっぱり発動しなかった。
「ヴィマナ、ここの索敵か魔力感知できる?」
・・・
あれ?反応がない。
さっき話せてたのになんでだ?
このままでは仕方ないので再び管を手繰っていく。
また唐突に景色が変わる。
ベッドに横たわる男性に縋り付き泣きじゃくる彼女とその横で右手にぬいぐるみをぶら下げ左手の指を咥えてぼーっとしている3~4歳くらいの幼女がいる。
「どうして・・・」
また景色が伸びて消えて真っ暗になる。
う~ん、これは旦那さんは亡くなったってことだよな。
次に見えた景色は、食事風景だった。
「ほら、あなたも食べないと。あ~ん」
テーブルには3人分の食事。
彼女と子供の前と食事の用意されている誰も座っていない席。
子供はさっきより少し大きくなっているので、旦那さんが亡くなってから時間が経っているのがわかる。
なんとなく嫌な予感がして俺は顔を顰めていたと思う。
誰も座っていない席にバカップルのようにあ~んとスプーンを何もない空間へ持っていく嬉しそうな表情の彼女。
そしてその彼女の後ろに立った半透明の旦那さんが悲痛な表情で彼女を見下ろしている。
あの半透明は旦那さん・・・の幽霊!?
そして奥さんは存在しない旦那を見ている。
幻視だ。これは彼女の精神が壊れている?
再び景色が消え、また管を手繰っていくと次の景色になる。
家の中だが雰囲気が今までと違っている。
どんよりというのか重苦しい感じだ。
室内もゴミなどが散らかったままだ。
全体的にやつれた感じだけど満面の笑みの彼女が丸めて筒状にした掛布団らしきものに男物の服を着せ幸せそうに抱えている。
その傍にいる子供はさっきの風景と違い少し痩せている。
やはり彼女の後ろには半透明で馬の体で顔が旦那さんという姿で悲痛な顔で見下ろしていた。
これ、彼女の精神が完全に壊れちゃったってことだよな。
子供への食事も忘れてしまっているようだし。。。
景色が消えまた手繰っていく。闇の管はだんだん太くなり脈動が大きくなってきていた。そして景色が変わる。
床に倒れた子供を介抱する男性と倒れこんで匍匐前進するような格好で子供に手を伸ばす彼女とそれを宥めている男性。
子供を介抱していた男性が子供を抱えて外へ運び出していくと「ああ、エミティスぅぅぅ」彼女が子供の方に手を必死に伸ばしながら泣き叫んでいる。
彼女の背後には半透明だがぬらぬらと艶のある漆黒の大きな馬がいた。
「ママ・・を、助け・・て」
擦れた声で子供が母親を心配して指差して母親の救助を求めていた。
「嗚呼、誰かあの子を・・・助けて」
あ、このセリフ、さっき聞いた覚えがある。
あの時、彼女は子供が生贄にされると言ってたけど実は違うってことか?
闇の管を辿ってきて見えた景色では彼女は精神を病んでいたようにしか見えなかった。
病んだ彼女には子供が連れ去られるという景色として見えていた?
それとし半透明の旦那さんの姿がだんだんと変わっていっていた。あれはなんだったんだ?
再び闇の中に戻る。
目の前には大きく濡れたような艶のある漆黒の馬が居た。
見上げると大きな長い馬面に金色に輝く瞳で俺を見下ろしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもお読み頂き有難うございます。
本業多忙のため更新が数日おきとなりそうです。
大変申し訳ありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・・ここは?
視界が暗転したと思うや真っ暗で無音の空間。
足元もふわふわとしており自分が立っているのかもよくわからないため上下もよくわからない。
『ああ、エミティス・・・』
突然女性の声と共に目の前にこちらに手を伸ばし助けを求める薄ぼんやりした輪郭の子供らしき影が現れる。
しかしその子供の影は、俺を掴もうと手をこちらに伸ばしているがどんどん遠退いていく。
まるで落下していくように・・・
腕を伸ばし必死にその子供の手を掴もうと足掻くがどんどん引き離されていき、ついには見えなくなってしまった。
子供を失う喪失感と絶望に胸が張り裂けそうになる。
『嗚呼、誰かあの子を・・・助けて』
私はむせび泣き嗚咽を漏らし続ける。
景色が変わり薄暗い小さな家の中で幼いエミティスを見ながら夕餉の仕度をしている。
窓の外は夕闇が広がっている。
『どうして!?(どうして、私のエミティスなの?)』
突然の生贄として選ばれ連れ去られる理不尽。
見も知らない男たちが突然押し掛けエミティスを△×〇への捧げ物とすると言われ、訳も分からず混乱しているとあっという間に男の肩にエミティスが担がれてしまう。
幼いエミティスが泣きながら腕を伸ばし叫ぶ「ママ、助けてぇぇぇぇ」
その声に我に返り、飛びつかん勢いで立ち上がりエミティスを担いでいる男に組み付こうとするが他の男に殴られ阻止されてしまう。
私のエミティスが捧げられてしまう。
『私が身代わりになりますから・・・ううぅ・・・』
乙女でない我が身では聞き入れられるわけもなく、殴られ蹴り飛ばされ打ち捨てられ野に転がる。
自分の非力さを恨む。精霊様どうかエミティスをお助けください。
エミティスの悲鳴が聴こえる・・・
そ、そんな・・・
『・・ター! ・スター! マスター! マスタぁー!!』
はっと我に返るとヴィマナ?からの呼び掛けだった。
そこでいつもの魔道の瞳のGUIが表示されていないことに気づく。
当然ヴィマナの姿も見えない。声だけが聴こえてきているようだ。
『あれ?ヴィマナ?エミティスは?』
まだ頭がぼんやりしている。俺のエミティスは?・・・エミティス?
『やっと再接続できました。マスター、自我をしっかり意識して保ってください!!
精神浸食を受けています。このままでは意識を乗っ取られますよ!!
マスター周りをよく見てください。浸食してきている存在が見えませんか?』
いわれた通り周囲を見渡すと足元に先ほど泉から引き揚げた彼女が赤ん坊のように両腕と両足を身体に引き寄せ横向きに横たわっている。
目を瞑り涙を流したまま眠っているようだ。
闇の中なのにその姿を確認できるのは、彼女の全身が淡い燐光に包まれて輪郭を浮かび上がらせているからだ。
『さっき泉の底から救い上げた女性が横たわってる』
『マスター、その方以外には何もありませんか?』
辺りを見回しても闇で何も見えない。
足元の彼女をよく見てみるために屈んでみる。
よく見てみると彼女の頭部分の燐光が一部途切れていることに気づいた。
頭頂部辺りのその途切れている部分を恐る恐る触ってみるとブルンとゼリーのような感触が手に伝わってくる。
「(気持ち悪ぅ)」
そのゼリー、脈動してました。ドクン・・・ドクン・・・・
思わず咄嗟に手を引っ込めてしまったが、特に変化はなさそうでもう一度触ってみる。
「血管・・・かな?」
『マスター、何か見つかりましたか?』
「彼女の頭の天辺から真っ黒な血管?のような物が伸びているよ」
『マスター、その血管が手掛かりかもしれませんね。
手繰れますか?』
「やってみる。ほんと頼りになる相棒で助かるよ。ありがとヴィマナ」
本音を言えばこんなキモイのを辿りたくない・・・
『どういたしまして』
さてと覚悟を決めて脈動する何かを掴んでみる。
ぐにゅ~ブリュンブリュン
うえぇ気持ち悪ぅ
柔らかいのに妙なコリコリする弾力が触れる指に伝わってきてその感触がもうね。。。
「(この管の先、SANチェックあるんだろうなぁ・・・)」
しっかし闇の脈動するゼリー状の管とかもろク〇ゥルフだよなぁ
これで吐き気を催す悪臭がすれば完璧だ。
幸い臭いだけは全く感じないので助かってるけど、これを辿った先にあるものを想像してしまって、正直ビクビクしてます。
しかし辿らなければ状況は変わりそうにないから仕方ない。
ブリュン、ブリュン、ブリュン・・・
気持ち悪いが手を放すとこの暗闇の空間では黒い管が見えないため掴み続けるしかない。
唐突に風景が変わる。
「おぎゃあおぎゃあおぎゃあ」
「シェルヤーム、よく頑張ったな。女の子だよ」
「あなた」
「元気な子だ。シェルヤーム、ありがとう」
そこにあるのは幸せな家族の風景だった。
生まれ立てて元気に泣く赤ん坊と笑顔で見つめ合う夫婦の姿。
その風景の真ん中が、画像加工のようにびにょ~~んと伸びて暗闇の中に消えていく。
再び暗闇だけの空間になる。
今の景色、なに?
子供を産んだ母親はさっき助けた女性だよな。
てことは今のは彼女の過去の記憶ってことか?
子供を産んでいるので母親だよな。
「ライト」
試しに魔術を使おうとしてみたけど魔導の瞳の画面が無い今の状態ではやっぱり発動しなかった。
「ヴィマナ、ここの索敵か魔力感知できる?」
・・・
あれ?反応がない。
さっき話せてたのになんでだ?
このままでは仕方ないので再び管を手繰っていく。
また唐突に景色が変わる。
ベッドに横たわる男性に縋り付き泣きじゃくる彼女とその横で右手にぬいぐるみをぶら下げ左手の指を咥えてぼーっとしている3~4歳くらいの幼女がいる。
「どうして・・・」
また景色が伸びて消えて真っ暗になる。
う~ん、これは旦那さんは亡くなったってことだよな。
次に見えた景色は、食事風景だった。
「ほら、あなたも食べないと。あ~ん」
テーブルには3人分の食事。
彼女と子供の前と食事の用意されている誰も座っていない席。
子供はさっきより少し大きくなっているので、旦那さんが亡くなってから時間が経っているのがわかる。
なんとなく嫌な予感がして俺は顔を顰めていたと思う。
誰も座っていない席にバカップルのようにあ~んとスプーンを何もない空間へ持っていく嬉しそうな表情の彼女。
そしてその彼女の後ろに立った半透明の旦那さんが悲痛な表情で彼女を見下ろしている。
あの半透明は旦那さん・・・の幽霊!?
そして奥さんは存在しない旦那を見ている。
幻視だ。これは彼女の精神が壊れている?
再び景色が消え、また管を手繰っていくと次の景色になる。
家の中だが雰囲気が今までと違っている。
どんよりというのか重苦しい感じだ。
室内もゴミなどが散らかったままだ。
全体的にやつれた感じだけど満面の笑みの彼女が丸めて筒状にした掛布団らしきものに男物の服を着せ幸せそうに抱えている。
その傍にいる子供はさっきの風景と違い少し痩せている。
やはり彼女の後ろには半透明で馬の体で顔が旦那さんという姿で悲痛な顔で見下ろしていた。
これ、彼女の精神が完全に壊れちゃったってことだよな。
子供への食事も忘れてしまっているようだし。。。
景色が消えまた手繰っていく。闇の管はだんだん太くなり脈動が大きくなってきていた。そして景色が変わる。
床に倒れた子供を介抱する男性と倒れこんで匍匐前進するような格好で子供に手を伸ばす彼女とそれを宥めている男性。
子供を介抱していた男性が子供を抱えて外へ運び出していくと「ああ、エミティスぅぅぅ」彼女が子供の方に手を必死に伸ばしながら泣き叫んでいる。
彼女の背後には半透明だがぬらぬらと艶のある漆黒の大きな馬がいた。
「ママ・・を、助け・・て」
擦れた声で子供が母親を心配して指差して母親の救助を求めていた。
「嗚呼、誰かあの子を・・・助けて」
あ、このセリフ、さっき聞いた覚えがある。
あの時、彼女は子供が生贄にされると言ってたけど実は違うってことか?
闇の管を辿ってきて見えた景色では彼女は精神を病んでいたようにしか見えなかった。
病んだ彼女には子供が連れ去られるという景色として見えていた?
それとし半透明の旦那さんの姿がだんだんと変わっていっていた。あれはなんだったんだ?
再び闇の中に戻る。
目の前には大きく濡れたような艶のある漆黒の馬が居た。
見上げると大きな長い馬面に金色に輝く瞳で俺を見下ろしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもお読み頂き有難うございます。
本業多忙のため更新が数日おきとなりそうです。
大変申し訳ありません。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる