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第二章 お出掛けついでにトラブル編
第02話 女神、メイドに癒される
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デミウルゴス神歴八四三年、三月二六日、復元――モーラの曜日。
開け放たれた窓から、太陽の陽の光と共に春の心地よい風が部屋を満たす。
燦燦と降り注ぐ陽の光を瞼の裏に感じて。
心地よい風が頬を撫でるのを感じて。
その部屋の主は、目を覚ます。
「む、まだ、もうちょっとだけー」
いわれるであろう内容を先読みしたローラが、駄々をこねる。
「ローラ様、目を覚ましていらっしゃるのなら、そのまま起き上がってください。ほら、外は気持ちが良さそうですよ」
メイド服に身を包んだ少女は、ラルフの末の娘でアリエッタという。年のころは、今年成人の一五歳になろうとしていた。
「わたしの心は曇っているのよー」
適当にいい訳し、ローラはそのまま眠りを決め込む。
ミリアの家でミレーネからいわれたことを反芻するように何度考えても、結局答えは出なかった。女神のころに感じたことのない感情という物に弄ばれ続け、二週間ほどこうして自室に引き籠っているのである。
「あ、いま上手いことを仰ったとお思いになられたでしょ?」
アリエッタに布団を引き剥がされ、彼女の両手にローラの両脇が襲われる。
「あっ、や、だめ、やめてー、あはっ、わ、わかったからー、起きるからアぁああー!」
くすぐられたローラが耐え切れずに観念して身を起こす。
「最初から素直に起きれば宜しいのです」
アリエッタとは、ローラが七歳になったお披露目会のときからの付き合いで、今年で三年目になる。いうなれば、ローラ専属の従者であり、女性だからメイドといった方がしっくりくるだろうか。会った当初は、ラルフとは似ても似つかないほどおっとりとした印象を受けたのだが、案外図太い神経をしている。
わたしを主と認識しているのか怪しいもんだわ、というのがローラの印象。
一方、アリエッタは、ローラを一目見て思ったそうだ。
ローラの母親であるセナに似た長く伸ばした金髪に、お人形さんのように一際大きな透き通った碧眼から、可憐で、清楚で、愛くるしいという、本人の性格とは正反対の印象を受けていたようだのである。
その実態は、やんちゃ娘で、はねっ返り娘で、お転婆娘であったと、アリエッタから直接文句をいわれたのであった。
当然、ローラも自覚している。
(まあ、わたしが貴族っぽくないといわれればそれまでだけど、アリエッタもメイドっぽくない。でも、アリエッタのおかげで元気が出たのは確かなのよね)
ローラは、思わず呟く。
「だって……」
「あら、まだ気分がすぐれませんか?」
「ううん、違うのよ――」
ローラは、アリエッタの気遣うような優しい眼差しから目を逸らせなかった。
(話す感じも、見た目も全然違うのに、アリエッタの優しさにお姉様の面影を感じるのよね。全然、これっぽちも……似ていないのに……)
アリエッタは、モーラと同じ金髪。それでも、癖のあるミディアムショート。瞳は、ラルフに似て鉄のようなグレーをしている。
確認するようにアリエッタを眺めていたローラは、ふと我に返って視線を外し、そのまま俯く。
すると、
「ほらっ、いつものしますか?」
アリエッタがベッドに腰掛け、両腕を広げた姿勢でローラに微笑みかけている。
ローラが引き籠って以来、アリエッタは、毎日のように優しく抱きしめてくれる。まるでモーラから抱きしめられたときと同じような安心をローラは感じていた。
誘惑に身を任すようにローラは、今日もアリエッタの胸に顔を埋め、腕を回す。
ああ、これよこれ……なんて心地が良いのかしら、とローラは夢心地。
(このまま、そう、このままずぅーっと、こうしていたい。そう願うのは、だめかしら?)
あまりの心地よさにローラは、溺れそうだった。
(いや、べつにいいわよね。だって、わたしはまだ子供だもん)
ついには、開き直てしまうほどに。
「ローラ様、無理をなさらなくて宜しいのですよ。私にはこれくらいのことしかできませんが、いつでもこうしてさしあげますから」
アリエッタはいつもこうだ。つい先ほど無理やりローラを叩き起こした人物とは思えないほどに甘やかすことがある。
アメとムチの使い分けが絶妙なのである。ただそれも、ただただローラをだらけさせる要因にもなってしまっていた。一時をやり過ごせば、また甘えさせてくれる、ということに気付いたローラは、単なる子供に成り下がっていたのだ。
アリエッタも今年で成人するとはいっても、まだ一四歳。ローラと同じ子供だ。
「はじめてのことで戸惑ったかもしれませんが、また頑張れば宜しいではないですか?」
いつもローラを慰めてくれるが、発想が完全に子供なのだ。というよりも、アリエッタの言動は、いつもずれている。
(ん?)
アリエッタの言葉の意味がわからず、ローラは疑問符を浮かべて目を開く。
「長い人生、それくらいのことはいくらでも起こるものですよ」
そりゃあ、長く生きれば出会いもあれば別れもある。それは、ローラも理解できる。これでも元は、悠久の時を女神として過ごしてきた。アリエッタが慰めてくれているのだということも理解できる。
だがしかし、頑張ればって何よ? と、その意味がわからなかったのだ。故に、ローラが見上げるようにむくりと顔を上げる。
目尻が下がった柔らかい笑みを浮かべたアリエッタの顔があった。
「ほーら、もし宜しければ私も同行しますので、訓練を再開しては如何ですか? ユリアちゃんたちも心配で毎日お越しになっているんですよ」
何がそんなに楽しいのか、アリエッタは満面の笑みである。
(え? あー、そっち?)
もしかしてと思った。
「ねえ、アリエッタ? もしかして、わたしがユリアに負けたことをいってるの?」
「え?」
二人は顔を見合わせたままお互い固まった。やや間があって、アリエッタが答える。
「あのー、ユリアちゃんに負けたのが悔しくて落ち込んでいらっしゃたのでは?」
「はい? なんでそう思ったのよー」
ローラの訓練中や勉強中は、ラルフや教師役の従者が付きっ切りであるため、アリエッタは側に居ない。専属なのだから常に一緒かと思いきや、そんなことはないのだ。
フォックスマン家は、貧乏である。余計なメイドを雇い入れる余裕などない。
つまり、アリエッタは、手が空いた時間で屋敷の掃除や備品の補充などのメイド業に専念しているのだ。
アリエッタ曰く、訓練が中止になったこと、一度も負けたことがないローラがユリアの剣を受けたこと、更には、カールパニートから帰ってきたローラの落ち込みようがいつにも増して酷かったこと。その三つの情報を結び付け、ユリアに負けたことが原因だと思ったのだとか。
本当の理由は、ローラが抱いた感情の正体をミレーネから教えられ、悲しいという感情をより一層感じ、悲しみに暮れていただけなのであった。
(何よそれ? わたしってバカみたいじゃない)
思わずローラは、深く重いため息を漏らす。
(お姉様との別れが悲しくて、苦しくて、こんなにも落ち込んでいたけれども、まさか、そういう理由だと気付かれていなかったなんて)
そりゃあそうよね、とローラは自分の状態が異常なことにようやく気付いた。
「こんなのわたしらしくないわっ」
ガバっとアリエッタから離れ、ローラは決心する。
(いつまでも甘えられないわ!)
パンっと、両手で自分の頬をはり気合を入れる。
「ろ、ローラ様!」
突然の行動にアリエッタが目を丸くしているのを他所に、ローラはベッドから飛び降り、部屋着のローブを羽織る。
「食堂へ行くわよ!」
それだけいって、ローラが自室を飛び出す。
「あ、待ってくださいよー」
ローラのあまりの変わりように驚いたのか、呆けていたアリエッタが遅れ、慌てて後を追ってきた。
「もう、大丈夫なんですね?」
「うん、迷惑を掛けたわね」
ローラは、肩を並べてきたアリエッタにハッキリと答えた。
「いえいえ、これしきのことであればいつでも。私はローラ様の従者なんですから」
ローラが元気を取り戻したのが嬉しいのか、アリエッタが満面の笑みで元気に宣言した。
アリエッタの笑顔を見たローラは、しんねりとした視線を向けつつも、勘違いしていたくせに、とはいわないであげるのだった。
開け放たれた窓から、太陽の陽の光と共に春の心地よい風が部屋を満たす。
燦燦と降り注ぐ陽の光を瞼の裏に感じて。
心地よい風が頬を撫でるのを感じて。
その部屋の主は、目を覚ます。
「む、まだ、もうちょっとだけー」
いわれるであろう内容を先読みしたローラが、駄々をこねる。
「ローラ様、目を覚ましていらっしゃるのなら、そのまま起き上がってください。ほら、外は気持ちが良さそうですよ」
メイド服に身を包んだ少女は、ラルフの末の娘でアリエッタという。年のころは、今年成人の一五歳になろうとしていた。
「わたしの心は曇っているのよー」
適当にいい訳し、ローラはそのまま眠りを決め込む。
ミリアの家でミレーネからいわれたことを反芻するように何度考えても、結局答えは出なかった。女神のころに感じたことのない感情という物に弄ばれ続け、二週間ほどこうして自室に引き籠っているのである。
「あ、いま上手いことを仰ったとお思いになられたでしょ?」
アリエッタに布団を引き剥がされ、彼女の両手にローラの両脇が襲われる。
「あっ、や、だめ、やめてー、あはっ、わ、わかったからー、起きるからアぁああー!」
くすぐられたローラが耐え切れずに観念して身を起こす。
「最初から素直に起きれば宜しいのです」
アリエッタとは、ローラが七歳になったお披露目会のときからの付き合いで、今年で三年目になる。いうなれば、ローラ専属の従者であり、女性だからメイドといった方がしっくりくるだろうか。会った当初は、ラルフとは似ても似つかないほどおっとりとした印象を受けたのだが、案外図太い神経をしている。
わたしを主と認識しているのか怪しいもんだわ、というのがローラの印象。
一方、アリエッタは、ローラを一目見て思ったそうだ。
ローラの母親であるセナに似た長く伸ばした金髪に、お人形さんのように一際大きな透き通った碧眼から、可憐で、清楚で、愛くるしいという、本人の性格とは正反対の印象を受けていたようだのである。
その実態は、やんちゃ娘で、はねっ返り娘で、お転婆娘であったと、アリエッタから直接文句をいわれたのであった。
当然、ローラも自覚している。
(まあ、わたしが貴族っぽくないといわれればそれまでだけど、アリエッタもメイドっぽくない。でも、アリエッタのおかげで元気が出たのは確かなのよね)
ローラは、思わず呟く。
「だって……」
「あら、まだ気分がすぐれませんか?」
「ううん、違うのよ――」
ローラは、アリエッタの気遣うような優しい眼差しから目を逸らせなかった。
(話す感じも、見た目も全然違うのに、アリエッタの優しさにお姉様の面影を感じるのよね。全然、これっぽちも……似ていないのに……)
アリエッタは、モーラと同じ金髪。それでも、癖のあるミディアムショート。瞳は、ラルフに似て鉄のようなグレーをしている。
確認するようにアリエッタを眺めていたローラは、ふと我に返って視線を外し、そのまま俯く。
すると、
「ほらっ、いつものしますか?」
アリエッタがベッドに腰掛け、両腕を広げた姿勢でローラに微笑みかけている。
ローラが引き籠って以来、アリエッタは、毎日のように優しく抱きしめてくれる。まるでモーラから抱きしめられたときと同じような安心をローラは感じていた。
誘惑に身を任すようにローラは、今日もアリエッタの胸に顔を埋め、腕を回す。
ああ、これよこれ……なんて心地が良いのかしら、とローラは夢心地。
(このまま、そう、このままずぅーっと、こうしていたい。そう願うのは、だめかしら?)
あまりの心地よさにローラは、溺れそうだった。
(いや、べつにいいわよね。だって、わたしはまだ子供だもん)
ついには、開き直てしまうほどに。
「ローラ様、無理をなさらなくて宜しいのですよ。私にはこれくらいのことしかできませんが、いつでもこうしてさしあげますから」
アリエッタはいつもこうだ。つい先ほど無理やりローラを叩き起こした人物とは思えないほどに甘やかすことがある。
アメとムチの使い分けが絶妙なのである。ただそれも、ただただローラをだらけさせる要因にもなってしまっていた。一時をやり過ごせば、また甘えさせてくれる、ということに気付いたローラは、単なる子供に成り下がっていたのだ。
アリエッタも今年で成人するとはいっても、まだ一四歳。ローラと同じ子供だ。
「はじめてのことで戸惑ったかもしれませんが、また頑張れば宜しいではないですか?」
いつもローラを慰めてくれるが、発想が完全に子供なのだ。というよりも、アリエッタの言動は、いつもずれている。
(ん?)
アリエッタの言葉の意味がわからず、ローラは疑問符を浮かべて目を開く。
「長い人生、それくらいのことはいくらでも起こるものですよ」
そりゃあ、長く生きれば出会いもあれば別れもある。それは、ローラも理解できる。これでも元は、悠久の時を女神として過ごしてきた。アリエッタが慰めてくれているのだということも理解できる。
だがしかし、頑張ればって何よ? と、その意味がわからなかったのだ。故に、ローラが見上げるようにむくりと顔を上げる。
目尻が下がった柔らかい笑みを浮かべたアリエッタの顔があった。
「ほーら、もし宜しければ私も同行しますので、訓練を再開しては如何ですか? ユリアちゃんたちも心配で毎日お越しになっているんですよ」
何がそんなに楽しいのか、アリエッタは満面の笑みである。
(え? あー、そっち?)
もしかしてと思った。
「ねえ、アリエッタ? もしかして、わたしがユリアに負けたことをいってるの?」
「え?」
二人は顔を見合わせたままお互い固まった。やや間があって、アリエッタが答える。
「あのー、ユリアちゃんに負けたのが悔しくて落ち込んでいらっしゃたのでは?」
「はい? なんでそう思ったのよー」
ローラの訓練中や勉強中は、ラルフや教師役の従者が付きっ切りであるため、アリエッタは側に居ない。専属なのだから常に一緒かと思いきや、そんなことはないのだ。
フォックスマン家は、貧乏である。余計なメイドを雇い入れる余裕などない。
つまり、アリエッタは、手が空いた時間で屋敷の掃除や備品の補充などのメイド業に専念しているのだ。
アリエッタ曰く、訓練が中止になったこと、一度も負けたことがないローラがユリアの剣を受けたこと、更には、カールパニートから帰ってきたローラの落ち込みようがいつにも増して酷かったこと。その三つの情報を結び付け、ユリアに負けたことが原因だと思ったのだとか。
本当の理由は、ローラが抱いた感情の正体をミレーネから教えられ、悲しいという感情をより一層感じ、悲しみに暮れていただけなのであった。
(何よそれ? わたしってバカみたいじゃない)
思わずローラは、深く重いため息を漏らす。
(お姉様との別れが悲しくて、苦しくて、こんなにも落ち込んでいたけれども、まさか、そういう理由だと気付かれていなかったなんて)
そりゃあそうよね、とローラは自分の状態が異常なことにようやく気付いた。
「こんなのわたしらしくないわっ」
ガバっとアリエッタから離れ、ローラは決心する。
(いつまでも甘えられないわ!)
パンっと、両手で自分の頬をはり気合を入れる。
「ろ、ローラ様!」
突然の行動にアリエッタが目を丸くしているのを他所に、ローラはベッドから飛び降り、部屋着のローブを羽織る。
「食堂へ行くわよ!」
それだけいって、ローラが自室を飛び出す。
「あ、待ってくださいよー」
ローラのあまりの変わりように驚いたのか、呆けていたアリエッタが遅れ、慌てて後を追ってきた。
「もう、大丈夫なんですね?」
「うん、迷惑を掛けたわね」
ローラは、肩を並べてきたアリエッタにハッキリと答えた。
「いえいえ、これしきのことであればいつでも。私はローラ様の従者なんですから」
ローラが元気を取り戻したのが嬉しいのか、アリエッタが満面の笑みで元気に宣言した。
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