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第一章 領地でぬくぬく編
第23話 お河童娘、思惑に付き合う(★)
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『良いこと思い付いちゃったわ』
ローラがその言葉をいって、本当に良いことだった試しがない。少なくともディビーの記憶の限りでは、一度もない。むしろ、ミリアとユリアに聞いても、同意してくれること間違いなしである。
ただ、ローラ本人は、本気で良いことだと思い込んでいるからたちが悪い。
「いい性格してる……」
「あら、ありがとう」
やはり、というか、ディビーの想像通りである。肩越しにディビーを振り返ったローラは、満面の笑みを浮かべていた。
「……いや、褒めてない」
そんなディビーの呟きは無視される。聞こえていない? と、ディビーが首を傾げる。聞こえるようにディビーがいったにも拘わらず、ローラは全く気にする素振りを見せない。おそらく、気にしていないのであろう。
「てか、こんなことして意味があるのか?」
「そうよ。もし、洞窟まで行っちゃったらどうするのよ。今日は早めに切り上げるんじゃなかったのよぉー」
ユリアとミリアが立て続けにローラに真っ当な指摘をするが、当の本人であるローラは、「いいからいいから」と、全く耳を貸さない。ローラは、荒ぶる剣を尾行するように一定の距離を保ちつつ、どんどん森の奥へと歩を進める。そうなっては、ディビーたち三人もそのあとを追わざるを得ない。
どうやら、荒ぶる剣のリーダーであるバートとユリアとの遣り取りに、何か感じるものがあったのだとか。つまり、本当にバートが自身でいったように強いのかどうかを確かめたいらしい。
本人がそういって、パーティーメンバーもそれを否定しなかったのだから、疑う意味があるのかとディビーは思う。されど、ディビーは考え直す。
(ローラは、神眼の持ち主。もしかしたら、そんな能力がないのを知っている? ふむ、面白い)
ディビーは、ローラのことだから、バートに瞳を輝かせていたユリアに現実を見せるつもりなのかもしれないと当たりを付ける。
そうこうしているうちに、丁度良い役者のお出ましである。
「みんな、ここの茂みに隠れるわよ」
しゃがむと丁度隠れられる高さの藪の辺りにローラが身を屈めたので、残りの三人もそれに倣う。
隙間からディビーが前方を窺う。
ゴブリンが五匹。薄汚いぼろ切れを腰に巻いた程度のいつもの貧相な装備だ。それはもはや、装備とはいえないだろう。無手で完全装備の冒険者の前に立ち塞がるなど、知能が低いにもほどがある。いや、吊り上げた獰猛に光る黄色い双眸に、歯並びの悪い口からだらしなく涎を垂らしているのは、飢えからくる衝動だろうか。ディビーは、毎度のことながらゴブリンたちに冷ややかな目を向ける。
が、
「ゴブリンアーチャーもいるな。魔法職はアリアさんだけだから、どう対処するのだろうか」
「まあ、森の中じゃ射線が通り辛いから、牽制をしながらサクッと前衛の五匹を倒してからじゃないかしら」
ディビーが気付かなかった存在をユリアが発見しており、それにローラが事もなげに意見を述べはじめる。
(え……どういうこと……)
ユリアが名指ししたアリアと同じ立場であるディビーが、ゴブリンアーチャーの存在を探るべく辺りへと視線を巡らす。それでも、発見には至らない。
すると、バートが両腕をぐるぐると肩から回したのち、背中から大剣を引き抜いて不用心にゴブリンたちに近付いていく。
「肩慣らしには丁度いい! こいつらは俺がもらうぜ」
「了解。カバーは私に任せて。ハインツさんは、念のためアリアの近くにいてください」
アーダもバートの動きに合わせて少し前進する。
(あれ? あの人たちも気付いていないの?)
荒ぶる剣の会話と行動からディビーが首を傾げる。ローラはこのことをわかっていたのかしら、とディビーがローラの横顔を窺う。それでも、ローラは何の行動も起こそうとしない。
「おい、ローラ。教えた方がいいんじゃないのか?」
小声ながらも、ユリアが焦ったようにローラの右肩を掴んで揺さぶった。
「大丈夫よ。焦んなくても。見ればわかるでしょ? あの図体なら、弓矢の一本や二本当たっても死にやしないわよ」
「そういう問題じゃないだろう。この森に案内してきたのは、あたしたちだ。それで怪我でもされたら……」
にべもないローラの返答に、ユリアが尚もいい募ったが、次第に語気が弱まる。そして、口をつぐんだ。この場面で不敵な笑みを浮かべたローラの様子に、ユリアが絶句したように言葉を呑み込んだのだ。どうやら、ディビーが気付いたように、ユリアもローラの意図に気が付いたようだった。
「ミリア……」
ディビーが呟く。
「そう、正解よ。っと、まあ、そういうことだから、万が一の場合は、宜しくね、ミリア」
ディビーの呟きに反応して左を向いたローラは、そのまま肩越しに振り向き、ミリアにいった。
「……つ、ついにこのときが来たのね」
ローラの言葉にミリアが、特徴的な耳をぴくぴくと小刻みに動かし、嬉しそうにギュッと目を細めながらわなわなと震えている。
義姉妹の中で唯一の良心とディビーが思っているミリアも、治癒魔法が絡むと誰の手にも負えない。むしろ、ローラ二号といっても過言ではないだろう。治癒魔法士を目指しているミリアは、治癒魔法を行使する機会になかなか恵まれない。ディビーたちは、皇帝の懐刀と謳われるダリル卿の副官を務めていたラルフに剣術を習い、元女神だったローラから魔法を習っているのである。そんなローラ騎士団は、子供とはいえども、下級魔獣程度を相手に怪我を負うことがないのだ。
「で、でも、万が一の事態が起きたらどうするんだ――」
ユリアの懸念は尤もなことだろう。それでも、目の前の事態は止まらない。バートが大剣の腹を右肩に乗せた構えで、既に足り出しているのだ。
「うおりゃぁああ!」
ユリアの前で実演したときと同様に、バートが大剣を空に滑らせ、ゴブリンの身体を薙ごうとする。
「危ない!」
ユリアが茂みから立ち上がり叫ぶ。ゴブリンアーチャーが放ったと思われる矢が、バートの右前方から迫っているのだ。
が、
「え……す、凄い……凄いぞ、バートさん!」
なんと、バートの大剣が矢を空中で叩き切り、そのままゴブリン二匹を巻き込んで切り伏せたのだ。
「ちょっと、見つかるって!」
興奮気味のユリアの左手を引っ張り、ローラがユリアを無理やり座らせる。
「いっておくけど、あれは偶然よ」
「なんだと!」
「本当よ。ほらっ、見てみなさいよ」
ローラのいった通りだった。矢を叩き切ったバートは、眼前に三匹のゴブリンがいるにも拘らず、射手を確認するように慌てて首を辺りへ巡らせている。腕組みして突っ立っていたハインツにしても、アリアを背後に庇うようにして片手剣を抜いて構えた。
(やはり、気付いていなかったのね)
自分だけが気付けなかったのではないことを再確認し、ディビーがホッとする。
「それにしても、強運の持ち主なのかしら? あれだけの大口を叩いたのは、いままでにもこういう感じで切り抜けていたのかしらね」
感心するようにいったローラだったが、「呆れてものも言えないわ」といった顔をしていた。ただそれも、どうやら違うようだ。
バートがゴブリンアーチャーに気を取られている隙に、三匹のゴブリンが一斉に飛び掛かったのだ。バートは突然のことで足を引っかけてしまい、自ら後ろ向きに倒れてしまう。そこへ、ゴブリンたちが追撃を加えようと覆いかぶさるのだった。
「さすがにこれは捨て置けない。あたしは行くぞ! って、おい、離してくれ!」
「まだよ。正義の味方はピンチになってから登場するのが常識なのよ」
剣を抜き身したユリアが飛び出そうとするも、ローラがユリアの左腕を頑として離さずにいった。
(何? それ……意味がわからない)
ディビーと同様に、ユリアもそういいたげな表情を浮かべている。それに対して、「どこかの世界の箱の人がそういっていたわ」と、再び意味不明なことを付け足した。バートとゴブリンの体格差を考えれば、あれくらいは問題にならないかもしれない。それに、アーダが救出のために駆け出していた。
が、アーダの足元に三本の矢が次々と飛来し、アーダがたたらを踏んでから立ち止まる。
(やはり、道具を使うゴブリンは賢い)
見事なゴブリンの連携にディビーが感心するも、そんな場合ではない。バートはゴブリン一匹を力任せに剥ぎ取ることに成功していたが、二匹がバートの身体に取り付いて離れない。あの状態では立ち上がることもままならないだろう。
さらに、残りの荒ぶる剣の三人は、ゴブリンアーチャーの牽制に成す術もなく身動きが取れない様子だった。むしろ、ハインツが左肩に矢を受けて蹲っていた。
果たして、このピンチを荒ぶる剣はどのようにして切り抜けるのだろうか。このままでは事態が悪くなる一方だ。
この時点で、バートの能力が大したことないと判明した。さらに、いい方は悪いが、ハインツが怪我したことでミリアが治癒魔法の訓練する材料も揃った。それにも拘らず、ローラは平然としている。もはや、ローラが何を考えているのか、ディビーにはわからなくなるのだった。
ローラがその言葉をいって、本当に良いことだった試しがない。少なくともディビーの記憶の限りでは、一度もない。むしろ、ミリアとユリアに聞いても、同意してくれること間違いなしである。
ただ、ローラ本人は、本気で良いことだと思い込んでいるからたちが悪い。
「いい性格してる……」
「あら、ありがとう」
やはり、というか、ディビーの想像通りである。肩越しにディビーを振り返ったローラは、満面の笑みを浮かべていた。
「……いや、褒めてない」
そんなディビーの呟きは無視される。聞こえていない? と、ディビーが首を傾げる。聞こえるようにディビーがいったにも拘わらず、ローラは全く気にする素振りを見せない。おそらく、気にしていないのであろう。
「てか、こんなことして意味があるのか?」
「そうよ。もし、洞窟まで行っちゃったらどうするのよ。今日は早めに切り上げるんじゃなかったのよぉー」
ユリアとミリアが立て続けにローラに真っ当な指摘をするが、当の本人であるローラは、「いいからいいから」と、全く耳を貸さない。ローラは、荒ぶる剣を尾行するように一定の距離を保ちつつ、どんどん森の奥へと歩を進める。そうなっては、ディビーたち三人もそのあとを追わざるを得ない。
どうやら、荒ぶる剣のリーダーであるバートとユリアとの遣り取りに、何か感じるものがあったのだとか。つまり、本当にバートが自身でいったように強いのかどうかを確かめたいらしい。
本人がそういって、パーティーメンバーもそれを否定しなかったのだから、疑う意味があるのかとディビーは思う。されど、ディビーは考え直す。
(ローラは、神眼の持ち主。もしかしたら、そんな能力がないのを知っている? ふむ、面白い)
ディビーは、ローラのことだから、バートに瞳を輝かせていたユリアに現実を見せるつもりなのかもしれないと当たりを付ける。
そうこうしているうちに、丁度良い役者のお出ましである。
「みんな、ここの茂みに隠れるわよ」
しゃがむと丁度隠れられる高さの藪の辺りにローラが身を屈めたので、残りの三人もそれに倣う。
隙間からディビーが前方を窺う。
ゴブリンが五匹。薄汚いぼろ切れを腰に巻いた程度のいつもの貧相な装備だ。それはもはや、装備とはいえないだろう。無手で完全装備の冒険者の前に立ち塞がるなど、知能が低いにもほどがある。いや、吊り上げた獰猛に光る黄色い双眸に、歯並びの悪い口からだらしなく涎を垂らしているのは、飢えからくる衝動だろうか。ディビーは、毎度のことながらゴブリンたちに冷ややかな目を向ける。
が、
「ゴブリンアーチャーもいるな。魔法職はアリアさんだけだから、どう対処するのだろうか」
「まあ、森の中じゃ射線が通り辛いから、牽制をしながらサクッと前衛の五匹を倒してからじゃないかしら」
ディビーが気付かなかった存在をユリアが発見しており、それにローラが事もなげに意見を述べはじめる。
(え……どういうこと……)
ユリアが名指ししたアリアと同じ立場であるディビーが、ゴブリンアーチャーの存在を探るべく辺りへと視線を巡らす。それでも、発見には至らない。
すると、バートが両腕をぐるぐると肩から回したのち、背中から大剣を引き抜いて不用心にゴブリンたちに近付いていく。
「肩慣らしには丁度いい! こいつらは俺がもらうぜ」
「了解。カバーは私に任せて。ハインツさんは、念のためアリアの近くにいてください」
アーダもバートの動きに合わせて少し前進する。
(あれ? あの人たちも気付いていないの?)
荒ぶる剣の会話と行動からディビーが首を傾げる。ローラはこのことをわかっていたのかしら、とディビーがローラの横顔を窺う。それでも、ローラは何の行動も起こそうとしない。
「おい、ローラ。教えた方がいいんじゃないのか?」
小声ながらも、ユリアが焦ったようにローラの右肩を掴んで揺さぶった。
「大丈夫よ。焦んなくても。見ればわかるでしょ? あの図体なら、弓矢の一本や二本当たっても死にやしないわよ」
「そういう問題じゃないだろう。この森に案内してきたのは、あたしたちだ。それで怪我でもされたら……」
にべもないローラの返答に、ユリアが尚もいい募ったが、次第に語気が弱まる。そして、口をつぐんだ。この場面で不敵な笑みを浮かべたローラの様子に、ユリアが絶句したように言葉を呑み込んだのだ。どうやら、ディビーが気付いたように、ユリアもローラの意図に気が付いたようだった。
「ミリア……」
ディビーが呟く。
「そう、正解よ。っと、まあ、そういうことだから、万が一の場合は、宜しくね、ミリア」
ディビーの呟きに反応して左を向いたローラは、そのまま肩越しに振り向き、ミリアにいった。
「……つ、ついにこのときが来たのね」
ローラの言葉にミリアが、特徴的な耳をぴくぴくと小刻みに動かし、嬉しそうにギュッと目を細めながらわなわなと震えている。
義姉妹の中で唯一の良心とディビーが思っているミリアも、治癒魔法が絡むと誰の手にも負えない。むしろ、ローラ二号といっても過言ではないだろう。治癒魔法士を目指しているミリアは、治癒魔法を行使する機会になかなか恵まれない。ディビーたちは、皇帝の懐刀と謳われるダリル卿の副官を務めていたラルフに剣術を習い、元女神だったローラから魔法を習っているのである。そんなローラ騎士団は、子供とはいえども、下級魔獣程度を相手に怪我を負うことがないのだ。
「で、でも、万が一の事態が起きたらどうするんだ――」
ユリアの懸念は尤もなことだろう。それでも、目の前の事態は止まらない。バートが大剣の腹を右肩に乗せた構えで、既に足り出しているのだ。
「うおりゃぁああ!」
ユリアの前で実演したときと同様に、バートが大剣を空に滑らせ、ゴブリンの身体を薙ごうとする。
「危ない!」
ユリアが茂みから立ち上がり叫ぶ。ゴブリンアーチャーが放ったと思われる矢が、バートの右前方から迫っているのだ。
が、
「え……す、凄い……凄いぞ、バートさん!」
なんと、バートの大剣が矢を空中で叩き切り、そのままゴブリン二匹を巻き込んで切り伏せたのだ。
「ちょっと、見つかるって!」
興奮気味のユリアの左手を引っ張り、ローラがユリアを無理やり座らせる。
「いっておくけど、あれは偶然よ」
「なんだと!」
「本当よ。ほらっ、見てみなさいよ」
ローラのいった通りだった。矢を叩き切ったバートは、眼前に三匹のゴブリンがいるにも拘らず、射手を確認するように慌てて首を辺りへ巡らせている。腕組みして突っ立っていたハインツにしても、アリアを背後に庇うようにして片手剣を抜いて構えた。
(やはり、気付いていなかったのね)
自分だけが気付けなかったのではないことを再確認し、ディビーがホッとする。
「それにしても、強運の持ち主なのかしら? あれだけの大口を叩いたのは、いままでにもこういう感じで切り抜けていたのかしらね」
感心するようにいったローラだったが、「呆れてものも言えないわ」といった顔をしていた。ただそれも、どうやら違うようだ。
バートがゴブリンアーチャーに気を取られている隙に、三匹のゴブリンが一斉に飛び掛かったのだ。バートは突然のことで足を引っかけてしまい、自ら後ろ向きに倒れてしまう。そこへ、ゴブリンたちが追撃を加えようと覆いかぶさるのだった。
「さすがにこれは捨て置けない。あたしは行くぞ! って、おい、離してくれ!」
「まだよ。正義の味方はピンチになってから登場するのが常識なのよ」
剣を抜き身したユリアが飛び出そうとするも、ローラがユリアの左腕を頑として離さずにいった。
(何? それ……意味がわからない)
ディビーと同様に、ユリアもそういいたげな表情を浮かべている。それに対して、「どこかの世界の箱の人がそういっていたわ」と、再び意味不明なことを付け足した。バートとゴブリンの体格差を考えれば、あれくらいは問題にならないかもしれない。それに、アーダが救出のために駆け出していた。
が、アーダの足元に三本の矢が次々と飛来し、アーダがたたらを踏んでから立ち止まる。
(やはり、道具を使うゴブリンは賢い)
見事なゴブリンの連携にディビーが感心するも、そんな場合ではない。バートはゴブリン一匹を力任せに剥ぎ取ることに成功していたが、二匹がバートの身体に取り付いて離れない。あの状態では立ち上がることもままならないだろう。
さらに、残りの荒ぶる剣の三人は、ゴブリンアーチャーの牽制に成す術もなく身動きが取れない様子だった。むしろ、ハインツが左肩に矢を受けて蹲っていた。
果たして、このピンチを荒ぶる剣はどのようにして切り抜けるのだろうか。このままでは事態が悪くなる一方だ。
この時点で、バートの能力が大したことないと判明した。さらに、いい方は悪いが、ハインツが怪我したことでミリアが治癒魔法の訓練する材料も揃った。それにも拘らず、ローラは平然としている。もはや、ローラが何を考えているのか、ディビーにはわからなくなるのだった。
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