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第一章 イフィゲニア王都奪還作戦編
第16話 ヘルメ平原戦の顛末
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引見が進むに連れ、アレックスは益々混乱する。親衛隊であるエクトルの発言が予期せぬものだったからである。しかも、絶対ありえないと考えていた内容だった。しかし、嘘を言っているように見えないからたちが悪い。
(ゲイリーの目的が本当にシルファを救うためなら願ってもない。俺たちにとっても追い風になる。でもなー、ゲイリーの言動が引っかかるんだよな)
アレックスは、いくら一人で考えても答えを出せないでいた。ならば、べつの者の意見を聞くのが良いだろう。
「だ、そうだが、デブラよ。どうかね?」
と、アレックスが切り出すと、デブラが困ったように眉根を寄せた。
「申し訳ございません。真意をお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「真意? いや、我にもエクトルが嘘を吐く理由が見当たらない。つまりは、ゲイリーとの会話で何かおかしな点はなかっただろうか」
アレックスが雑な尋ね方だったなと反省しつつ言い直すと、デブラは少しハッとするようにしてからバツが悪そうに俯いた。
「そ、そう言えば、ゲイリー殿下は、シルファ殿下をシヴァ帝国との調停のために必要だと仰っておりました……」
そこで、ほら見ろと言わんばかりの視線をエクトルがデブラに向ける。
けれども、アレックスはデブラを責める気にはなれなかった。どのような経緯があったかまではわからないが、シヴァ帝国とイフィゲニア王国が既に停戦していると予想している。となると、いまさらシルファが必要な理由が思い当たらない。いや、次代女王の首を差し出して属国としてシヴァ帝国に降るのならば、ありえそうな話だ。
「で、ですが、私としては、過誤者に厳しい排外主義者として知られるゲイリー殿下のお言葉を信じることが出来なかったのです」
アレックスは、面を上げて弁明するデブラに心配するなと言って微笑んだ。アレックスも同じことを考えていたからだ。驚いた風に瞼を瞬かせたデブラを他所に、アレックスは考え込む。
いまのところ、イフィゲニア王国でインペリアルフレイムを行使できるのはシルファだけだ。この世界の幻想級魔法がどの程度の扱いなのかは不明だが、強者の部類に入るのは間違いないだろう。
(シルファが万全だったら、間違いなく吸収しきれなかっただろうからな)
アレックスは、シルファと決闘したときのことを思い出し、苦笑する。
シルファの存在は、シヴァ帝国にとって邪魔な存在である可能性が高い。命を取らないまでも、監禁されるかもしれない。要は、人質として利用される可能性がある。
詰まる所、ゲイリーがデブラに伝えた内容には、裏があると感じたのだ。
そこでアレックスは、はじめてゲイリーと会話したときのことを思い出した。
「なるほど。しかし、腑に落ちんな。我が一番はじめに姿を現したとき、いや、配下のシーザーに対し、ゲイリーはシヴァ帝国の属国となった将軍と勘違いしていたようだ。協定だなんだと騒ぎ立てながらな」
「はっ、そのことであれば、私が知っていることをご説明いたします」
ここからは私の番だ、とでも言うようにエクトルがしゃしゃり出てくる。アレックスが頷くと、エクトルが目礼してから唇の端を嚙み、悔しそうに顔を歪めた。
「我々親衛隊は、ヴェルダ王国の第一波を押し退けたのち、アマデオ先王の弔い合戦としてヘルメ平原を死に場所に決め、ヴェルダ王国本陣に突撃を敢行しようとしました」
そこまで遡らなくても、とアレックスは思ったが、足を組み直して話を最後まで聞くことにする。
「そのときです。遠く離れた左翼側に展開していたゲイリー殿下が本陣救援のためにお越しになり、我々を止めたのです。我々には守るべき国があると。シルファ殿下を中心に建て直せば、シヴァ帝国であっても撃退できると、いまはそのときではないと仰り、我々は王都まで引き返したのです」
「つまりは、戦力を温存して籠城作戦を唱えたと言う訳か?」
アレックスの問いにエクトルが、いかにも! と、大きく頷く。
(バカな。王都目前まで侵攻された状態で籠城など愚策だろ。てか、同盟国に裏切られ、王が死んだ時点で詰んでる……でも、実際に王都を親衛隊が離れてシルファを探しに来たくらいだからな。くそ。わかんねー)
アレックスは、小さく唸り天井を仰ぎ見る。
アレックスは、シルファとラヴィーナから話を聞いただけで、詳しい事情を知っている訳ではない。おそらく、何か変化が起こったのかもしれない。アレックスが知らない何かが。
「して、その作戦は成功したのだな?」
「はい、左様です。我々が王都付近まで撤退したころになると、平原での開戦には間に合いませんでしたが、隣国のオーガロン王国の援軍が到着し、シヴァ帝国の進軍を止めることが出来たのです。シヴァ帝国は、強大ながらも遠征軍です。おそらく、オーガロン王国までは相手できないと思ったのでしょう」
「ふうむ、なるほどな。挟撃を受ける危険を冒してまで王都を包囲できないからな」
「その通りなのです。右翼側に展開していたクライストフ殿下たちがヴェルダ兵をほとんど壊滅状態に追いやっていたので、それがなければ危なかったところではありますが――」
アレックスは、援軍の存在があったことを知り、段々状況が読めてきた気がした。それからも、エクトルの説明が続き、アレックスが適宜相槌を打った。
エクトルの話を整理すると、予想よりも早くシヴァ帝国が現れ、オーガロン王国の援軍が間に合わなかったようだ。たらればの話ではあるものの、オーガロン王国軍が間に合っていれば、イフィゲニア王国連合軍はシヴァ帝国に兵数で勝り、ヴェルダ王国が裏切らなかったかもしれないとエクトルが付け加えた。
本来であれば勝てる戦であり、魔神伝説を信じる国同士で関係が良好なヴェルダ王国が裏切る理由がわからないのだとか。エクトルは、ヴェルダ王国兵の動きが鈍く、兵士たちも戸惑っている様子だったとも思い出すように語ってくれた。
結果、オーガロン王国の援軍を確認したシヴァ帝国が、一時休戦の申し入れをしてきたらしいのだ。
エクトルによる説明で、イフィゲニア王国が未だ健在である理由が判明した。
それでもやはり、アレックスは、ゲイリーがシルファを本気で助けようとしているとは思えない。そもそも、王都を目前にして休戦の申し入れをシヴァ帝国側からしてくるという不自然さ。怪しすぎる。
(もしかしたらもしかするやもしれんな……)
アレックスは、先に考えた可能性――シルファ人質案件――が高まり、重く深いため息を漏らした。
「そもそも、オーガロン王国も敵である可能性がない訳じゃないよな……」
ふと頭をよぎった可能性をアレックスが誰に言うわけでもなく、目を閉じたまま呟く。
「アレックス、それはどういうことでしょうか?」
「ん、いやあ、考えてもみろよ。いくらなんでも都合が良すぎるだろ。ふつう、侵略というのはだな。余裕を持った兵力と糧食を準備して行われる。当然、あらゆる事態を想定してな。それには、第三勢力の参戦っていうのも含まれる。というか、各国の関係性も事前に調べるのが当たり前だ」
そう、当たり前なのである。ゲームの世界でさえも、どのギルドとどのギルドが同盟や不可侵協定を結んでいるかなどを入念に調べた上で戦争を行う。現実世界ならなおさらだろう。いくらなんでも、帝国と呼ばれるほど他国を侵略し続けているシヴァ帝国が、それを怠るはずがないのだ。
「そ、それは、ヴェルダ王国と裏で繋がっていたからなのではないでしょうか?」
シルファの言うことも一理ある。それでも、上手くピースがはまらない。
「うーん、それもあるが、話が上手すぎる。ヴェルダ王国の裏切りでイフィゲニア王が打ち取られ、遅れていた援軍が到着するタイミングもバッチリ。侵略者であるハズのシヴァ帝国から休戦を提案してきた訳だろ。たまたまかもしれないが、俺にはそうなるように仕向けられていたようにしか見えないんだよ」
魔神の振りを完全に忘れて素に戻っているアレックスが矢継ぎ早に説明をすると、シルファが喉を鳴らした。
「どうだ? 何の根拠もないが、急にきな臭くなってきただろ」
アレックスが不敵な笑みを浮かべて辺りを見回す。
アレックスの何かを匂わす物言いに、みなが急に押し黙る。先程までの威勢はどこへやら。エクトルは、すっかり不安げな表情で、額からたらりと汗を垂らした。
どうやらエクトルもアレックスの考えを察したのだろう。シルファを救うという話は嘘であり、悪いことに利用するのは明白だ。
つまり、このままシルファを連れて王都入りすることは、きわめて危険な行為だ。
それならば、当初の予定通り、全面戦争を覚悟して王都を奪い返すか?
――否!
せっかくシルファを慕っている親衛隊がここにいるのだから活用しない訳にはいかないだろう。
(ゲイリーの目的が本当にシルファを救うためなら願ってもない。俺たちにとっても追い風になる。でもなー、ゲイリーの言動が引っかかるんだよな)
アレックスは、いくら一人で考えても答えを出せないでいた。ならば、べつの者の意見を聞くのが良いだろう。
「だ、そうだが、デブラよ。どうかね?」
と、アレックスが切り出すと、デブラが困ったように眉根を寄せた。
「申し訳ございません。真意をお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「真意? いや、我にもエクトルが嘘を吐く理由が見当たらない。つまりは、ゲイリーとの会話で何かおかしな点はなかっただろうか」
アレックスが雑な尋ね方だったなと反省しつつ言い直すと、デブラは少しハッとするようにしてからバツが悪そうに俯いた。
「そ、そう言えば、ゲイリー殿下は、シルファ殿下をシヴァ帝国との調停のために必要だと仰っておりました……」
そこで、ほら見ろと言わんばかりの視線をエクトルがデブラに向ける。
けれども、アレックスはデブラを責める気にはなれなかった。どのような経緯があったかまではわからないが、シヴァ帝国とイフィゲニア王国が既に停戦していると予想している。となると、いまさらシルファが必要な理由が思い当たらない。いや、次代女王の首を差し出して属国としてシヴァ帝国に降るのならば、ありえそうな話だ。
「で、ですが、私としては、過誤者に厳しい排外主義者として知られるゲイリー殿下のお言葉を信じることが出来なかったのです」
アレックスは、面を上げて弁明するデブラに心配するなと言って微笑んだ。アレックスも同じことを考えていたからだ。驚いた風に瞼を瞬かせたデブラを他所に、アレックスは考え込む。
いまのところ、イフィゲニア王国でインペリアルフレイムを行使できるのはシルファだけだ。この世界の幻想級魔法がどの程度の扱いなのかは不明だが、強者の部類に入るのは間違いないだろう。
(シルファが万全だったら、間違いなく吸収しきれなかっただろうからな)
アレックスは、シルファと決闘したときのことを思い出し、苦笑する。
シルファの存在は、シヴァ帝国にとって邪魔な存在である可能性が高い。命を取らないまでも、監禁されるかもしれない。要は、人質として利用される可能性がある。
詰まる所、ゲイリーがデブラに伝えた内容には、裏があると感じたのだ。
そこでアレックスは、はじめてゲイリーと会話したときのことを思い出した。
「なるほど。しかし、腑に落ちんな。我が一番はじめに姿を現したとき、いや、配下のシーザーに対し、ゲイリーはシヴァ帝国の属国となった将軍と勘違いしていたようだ。協定だなんだと騒ぎ立てながらな」
「はっ、そのことであれば、私が知っていることをご説明いたします」
ここからは私の番だ、とでも言うようにエクトルがしゃしゃり出てくる。アレックスが頷くと、エクトルが目礼してから唇の端を嚙み、悔しそうに顔を歪めた。
「我々親衛隊は、ヴェルダ王国の第一波を押し退けたのち、アマデオ先王の弔い合戦としてヘルメ平原を死に場所に決め、ヴェルダ王国本陣に突撃を敢行しようとしました」
そこまで遡らなくても、とアレックスは思ったが、足を組み直して話を最後まで聞くことにする。
「そのときです。遠く離れた左翼側に展開していたゲイリー殿下が本陣救援のためにお越しになり、我々を止めたのです。我々には守るべき国があると。シルファ殿下を中心に建て直せば、シヴァ帝国であっても撃退できると、いまはそのときではないと仰り、我々は王都まで引き返したのです」
「つまりは、戦力を温存して籠城作戦を唱えたと言う訳か?」
アレックスの問いにエクトルが、いかにも! と、大きく頷く。
(バカな。王都目前まで侵攻された状態で籠城など愚策だろ。てか、同盟国に裏切られ、王が死んだ時点で詰んでる……でも、実際に王都を親衛隊が離れてシルファを探しに来たくらいだからな。くそ。わかんねー)
アレックスは、小さく唸り天井を仰ぎ見る。
アレックスは、シルファとラヴィーナから話を聞いただけで、詳しい事情を知っている訳ではない。おそらく、何か変化が起こったのかもしれない。アレックスが知らない何かが。
「して、その作戦は成功したのだな?」
「はい、左様です。我々が王都付近まで撤退したころになると、平原での開戦には間に合いませんでしたが、隣国のオーガロン王国の援軍が到着し、シヴァ帝国の進軍を止めることが出来たのです。シヴァ帝国は、強大ながらも遠征軍です。おそらく、オーガロン王国までは相手できないと思ったのでしょう」
「ふうむ、なるほどな。挟撃を受ける危険を冒してまで王都を包囲できないからな」
「その通りなのです。右翼側に展開していたクライストフ殿下たちがヴェルダ兵をほとんど壊滅状態に追いやっていたので、それがなければ危なかったところではありますが――」
アレックスは、援軍の存在があったことを知り、段々状況が読めてきた気がした。それからも、エクトルの説明が続き、アレックスが適宜相槌を打った。
エクトルの話を整理すると、予想よりも早くシヴァ帝国が現れ、オーガロン王国の援軍が間に合わなかったようだ。たらればの話ではあるものの、オーガロン王国軍が間に合っていれば、イフィゲニア王国連合軍はシヴァ帝国に兵数で勝り、ヴェルダ王国が裏切らなかったかもしれないとエクトルが付け加えた。
本来であれば勝てる戦であり、魔神伝説を信じる国同士で関係が良好なヴェルダ王国が裏切る理由がわからないのだとか。エクトルは、ヴェルダ王国兵の動きが鈍く、兵士たちも戸惑っている様子だったとも思い出すように語ってくれた。
結果、オーガロン王国の援軍を確認したシヴァ帝国が、一時休戦の申し入れをしてきたらしいのだ。
エクトルによる説明で、イフィゲニア王国が未だ健在である理由が判明した。
それでもやはり、アレックスは、ゲイリーがシルファを本気で助けようとしているとは思えない。そもそも、王都を目前にして休戦の申し入れをシヴァ帝国側からしてくるという不自然さ。怪しすぎる。
(もしかしたらもしかするやもしれんな……)
アレックスは、先に考えた可能性――シルファ人質案件――が高まり、重く深いため息を漏らした。
「そもそも、オーガロン王国も敵である可能性がない訳じゃないよな……」
ふと頭をよぎった可能性をアレックスが誰に言うわけでもなく、目を閉じたまま呟く。
「アレックス、それはどういうことでしょうか?」
「ん、いやあ、考えてもみろよ。いくらなんでも都合が良すぎるだろ。ふつう、侵略というのはだな。余裕を持った兵力と糧食を準備して行われる。当然、あらゆる事態を想定してな。それには、第三勢力の参戦っていうのも含まれる。というか、各国の関係性も事前に調べるのが当たり前だ」
そう、当たり前なのである。ゲームの世界でさえも、どのギルドとどのギルドが同盟や不可侵協定を結んでいるかなどを入念に調べた上で戦争を行う。現実世界ならなおさらだろう。いくらなんでも、帝国と呼ばれるほど他国を侵略し続けているシヴァ帝国が、それを怠るはずがないのだ。
「そ、それは、ヴェルダ王国と裏で繋がっていたからなのではないでしょうか?」
シルファの言うことも一理ある。それでも、上手くピースがはまらない。
「うーん、それもあるが、話が上手すぎる。ヴェルダ王国の裏切りでイフィゲニア王が打ち取られ、遅れていた援軍が到着するタイミングもバッチリ。侵略者であるハズのシヴァ帝国から休戦を提案してきた訳だろ。たまたまかもしれないが、俺にはそうなるように仕向けられていたようにしか見えないんだよ」
魔神の振りを完全に忘れて素に戻っているアレックスが矢継ぎ早に説明をすると、シルファが喉を鳴らした。
「どうだ? 何の根拠もないが、急にきな臭くなってきただろ」
アレックスが不敵な笑みを浮かべて辺りを見回す。
アレックスの何かを匂わす物言いに、みなが急に押し黙る。先程までの威勢はどこへやら。エクトルは、すっかり不安げな表情で、額からたらりと汗を垂らした。
どうやらエクトルもアレックスの考えを察したのだろう。シルファを救うという話は嘘であり、悪いことに利用するのは明白だ。
つまり、このままシルファを連れて王都入りすることは、きわめて危険な行為だ。
それならば、当初の予定通り、全面戦争を覚悟して王都を奪い返すか?
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