神託が下りまして、今日から神の愛し子です! 最強チート承りました。では、我慢はいたしません!

しののめ あき

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連載

いざ、学園へ


馬車で10分程揺られて到着したのは、私が今日から通う事になる学園

門前に馬車を直付けする為、この待ち時間の方が登校時間より長い気がするのは気のせいだろうか?

もう3分程歩けば着くから歩くと言えばアンナに猛反対をされた

「公爵家のお嬢様が歩くなど許されません」


こういう所は相変わらず面倒でしかないんだけど


やっと私の馬車が門前に辿り付いてドアが開くと、一緒に乗っていたセシルが降りて私を馬車からエスコートをして降ろしてくれる

その後ろをアンナが私のカバンを持って降りる

侍女を1人伴う事が出来るので、私の専属侍女であるアンナが後ろに控えた

セシル?
セシルは、ほら、私の仮婚約者だからエスコート役よ!!

「では、リーゼ。気を付けて」

………まだ慣れないわ!!
セシルにそう言われて引き攣った笑顔で手を振り別れて門を潜る

セシルは、私の仮婚約者となったあの日
お父様の手配によりセルジオ様の養子となったセシル
つまり、セシルの身分は辺境伯家の三男となって、身分的に釣り合う様になった為
速やかに私との婚約が整った形になった

…うん
仮だけど、正式な婚約者になりました

私が学園に行ってる間は、ヴィルお兄様について領地経営等を学ぶ事になった
私が学園で本物の?婚約者を見つけなければセシルとそのまま結婚になるからだ
もし、見つけてセシルとの婚約が白紙になった場合家令として召し上げる事も決まっているので、領地経営の勉強も無駄にはならないらしい


いやさ?
一応婚約者なんだし、家に帰れば執事としても傍にいる訳でしょ?
それで本物の婚約者?見つかる?
そんなの浮気でしょ?
なんでみんな普通に受け入れてるのか理解が及ばない

なんて考えてたら教室に着いていた様だ

「では、お嬢様。お昼まで待機室におりますので何かあればお呼び下さいね」

「ありがとう、アンナ。」

カバンを受け取り、教室のドアを開けると一斉に視線を感じる

そう言えば私、デビュタントもまだだし、領地に引きこもってたし知り合い所か見た事ある人も居ないな…

名乗った方がいい?
いや、どうせ自己紹介とかあるだろうし教室に入って直ぐ名乗る文化は私の辞書にはないのでそのまま空いていそうな席に座ろう


見渡せば、廊下側の後ろの方には誰も居ないみたい
教師にアピールしやすい様、貴族は前列を好むってハリーおじ様に聞いたなぁ
でも、ハリーおじ様もお父様もお母様も後ろの方の席だったらしいし
よし、そこにしよう


椅子を引いて座り、カバンから暇つぶしに持って来た小説を開くと、3人組が近付いて来たのを感じた


「貴女、見た事のない顔だけれども!スリンガー侯爵家のオーガスタ様にご挨拶をしないなんてどう言う事なの?!」

右側の女性がそう言うので顔を上げると真ん中の女性が胸を張って顎を上げた
私と目が合った左側の女性は、ハッとした顔をして一緒に来た2人に向かって何か言いたそうにオロオロし出した

…めんどくさいな

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