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連載
抜き打ちテスト
「では今からテストを開始します」
教室に入ってきた教師の言葉に教室内が一瞬ざわついた
問答無用に配られていくテスト用紙を受け取り開始の合図で問題を読み始める
今回はどうしよう
私と同学年に第三王子のレオンハルト殿下がいらっしゃるので中間、期末はある程度手を抜く様にと、エディお兄様にアドバイスを貰ってる
エディお兄様は同学年に第一王子で王太子のクリストファー殿下がいらっしゃった苦労話を私に教えてくれたのだ
中間、期末は上位10名は張り出される事になっている
そこでクリストファー殿下の点数を越えようものなら理事長室に呼ばれ、理事長、副理事長、教科担当教師に担任が並び一斉に謝罪を受け、点数の捏造に協力してくれと泣きつかれたらしい
学園内は、身分は平等に。
学びは平等である。
そんな謳い文句は、表面だけだ
身分をひけらかす生徒だって少なくない上に、学園側が王家に忖度しまくってるんだもん
だから、納得はいかないだろうけど色々面倒だから上手くやった方がいいって言われたんだよね…
勿論、そんな面倒毎には関わりたくないので手を抜き抜きするつもりですがね
そこで問題
どの位のレベルにすれば良いんだ、と。
エディお兄様は、王太子殿下と同じクラスだったから上手く観察出来たそうなんだけど…
私、レオンハルト殿下と別クラスなんだよね
そして中間よりも先に訪れた抜き打ちテスト
実際ね…
日本の教育のが進んでるんですよ
歴史は一から勉強はしたけど、日本史、世界史で学び方の基礎が身についてるおかげで結構出来ちゃってるっぽいんだよね…
だからどの程度にすればいいんだっ
王家って最高基準の教育なんだよね?
だったら、数ヶ所落とせば大丈夫…かな?
王太子殿下は流石の満点だったり落としても一教科一問とかだったらしいからエディお兄様はやりやすかったみたいだけど
うーん。
よし。
私、やっぱり分からない事を考えるのは無理みたい!
この抜き打ちテストは算術なので算術は得意教科という事にしてしまおう!!
実際、掛け算、割り算使えたら満点レベルだもの。
テストを終えた私は、敵情視察
隣のクラスへGo!
ひょこっと覗くと、その瞬間に目当ての人と目が合った
「リーゼロッテ嬢!!」
シエルみたいな尻尾がみえるのは幻覚だよね…?
「レオンハルト殿下、ご機嫌よう。宜しければ本日、私のお友達も交えてランチを一緒に召し上がりませんか?」
「喜んで!では昼休憩になったら迎えに行こう」
約束を取り付けて、自分のクラスへそそくさと戻る
長居は無用なのだ
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