神託が下りまして、今日から神の愛し子です! 最強チート承りました。では、我慢はいたしません!

しののめ あき

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連載

苦手科目を聞いたせいで


「抜き打ちテストか…」

嫌そうな顔を浮かべる第三王子殿下

「抜き打ちですと範囲が分からないので対策しようがないですね」

目を伏せるポーター様

「抜き打ちと言っても、直近で習った内容でしたよ?」

そう伝えると、眉毛を下げた第三王子殿下が言いにくそうに口を開いた

「恥ずかしながら…私は勉学が得意ではなくてね。全てにおいて完璧な兄上と、剣が得意なアーロン兄様。そうなれば知識面で兄上の治世をお支えしたのだが…私は出来損ないなのだ。城の書庫で勉強したり教師陣にも教わったのだが、理解出来ていない事をもう一度尋ねるのが申し訳なくてね。独学では中々…上手く行かないものだよね」

うっ…
つらい

「あの、レオンハルト殿下。苦手な教科はなんでしょう?…私、算術なんかは得意な方ですし何かコツとかでもお伝えできるようでしたら…」

「全部。」

「…はい?」

「リーゼロッテ嬢。恥ずかしながら全部なんだよ…」

思わず口を硬く閉じてしまった

「殿下!リーゼロッテ嬢に勉強を見て頂くのはどうでしょう?公爵家の御息女ですしおそらく王家とも遜色ない家庭教師を付けられていたのでは?」

おーい?!
ポーター様?!

3人の視線が私に集中する…

「あ、あの、リーゼロッテ様!私も一緒にお勉強を見て頂けないでしょうか!将来的にお父様のお手伝いをしたいのですが、このままでは心許ないのです!」


「私からも是非頼みたい。リーゼロッテ嬢。私の先生になってはくれないだろうか?算術だけとは言わず全教科。」

あれ?
え、なんでこうなった?
算術が得意アピールついでに、コツでけでもって発言が全教科の先生?

「あの、全教科は…」

「頼む」

「あ、頭を上げて下さい!王族がそんな簡単に頭を下げてはなりません!」

「リーゼロッテ嬢、頼めないかな?」

「…分かりました。授業後に1時間程度であれば。あと、必ずマライア様かポーター様がいらっしゃるのが条件です。私も一応婚約者が居る立場ですので」

「分かった。必ず複数で行おう。予定が合わない場合は中止と決めておこう」


「それでしたら構いません。準備して参りますので、明日からでも構いませんか?」

「助かるよ。明日からお願いするね。」

「私も家に伝えて参ります!明日から馬車を1時間遅らせて頂きますわ!」

マライア様、少し前までの緊張はどこへ…?
まぁ、その笑顔が見れたならいっか…






帰宅後、めちゃくちゃセシルに怒られた。セシルに怒られ凹むのが分かっていれば絶対に口にしなかったのに!!
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