不思議なハートの力

ひろの助

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第1章。「魔界への入口」

7、魔界への入口④

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--魔界への入口④--

ソフトは無事に買って帰ることができた。
とりあえず良かった。
多少、真菜美も比呂も疲れていた。
真菜美は、インストールは明日にし、お風呂に入り寝ることにした。
脱衣所で服を脱ぎ、指輪を取ろうと指輪に手をかけた。
動く気配はない。かと言って圧迫感はない。
(まあ、良いか?)
そのまま、お風呂に入る。
(お湯で濡れて大丈夫かな?)
真菜美は、少し心配した。
(宝石だからお湯で溶けたりしないよね)
用心して左手を上げたままにして湯船に浸かる。
指輪が青黒いので水をかけてこすってみる。
色は落ちない、指でこすると輝きを増したように思える。
(やっぱり、素敵。
 何か懐かしい、切ない、でも、わくわくする感覚。
 本当に指輪をもらえて良かった)
そんなことを考えながら、体や髪を洗い、お風呂を出た。
そして、ベットに着き、真菜美は熟睡した。
その夜に夢を見ることになる。
真菜美は、真っ暗な宇宙に立っていた。
星々がきらめいる。
真ん中に青い淡い光。
(指輪と同じ光)
だんだんと近づいて来る。
青い光が大きくなり、目の前に来た。
(あ! きれい お姉さん?)
光の中には、奇麗な女性が立っていた。
彼女は青いドレス、淡い光のオオラを放っている。
(真菜美さん)
奇麗な女性は、呼びかける。
(はぃ)
真菜美は、返事を返した。
奇麗な女性は、指輪についてかたり始める。
(その指輪は、私の祖父の形見です。
 宇宙の初め、闇から生まれた指輪です。真闇石しんあんせきと言う宝石で出来ています。
 きれいでしょ。その指輪を見て何かを感じますか?)指輪は怪しく光る。
(見つめていると、淡く、切なく、うっとりします。
 指輪に不思議な魅力を感じます)
真菜美の目は一点を見つめている。
奇麗な女性は、話を続ける。
(その指輪には確かに、あなたが感じるように不思議な力があります。
 それは、魔力と言うべきものかもしれませんが、
 指輪の持ち主の心とシンクロ(連動)して働きます。
 心には不思議な力が備わっているものです。
 その手助けをしてくれます。
 喜び、悲しみ、憎しみ、愛、欲望…に反応し作用します。
 時には、あなたの心を暴走させ、
 闇黒の未来を見せるかもしれません。
 しかし、闇は慈愛を持って生まれました。
 安心なさい。
 神々の愛が入っています。
 もちろん私の愛も。
 指輪を大切に…)
彼女の声は、最後にはかすれていった。
(お姉さんの名前は?…)
真菜美は、どうしても名前を聞きかないといけないと思った。
この夢を忘れないために、声を絞り出した。
(闇の女神アクティス)
奇麗な女性は、答えた。

ただ、ただの宇宙に変わっていた。
真菜美は、その後、きらめく星の中、揺りかごのに揺られている夢をみた。
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