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4 ひと狩り行って翌朝にグロッキー
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翌朝、僕はけたたましいベルの音で目が覚めた。時間を確認してまだ眠れるけど起きるか……とベッドから足を下す。そして、部屋を出てリビングへ向かった。
「おはよう」
お母さんが朝食の準備をしながら僕に挨拶をしてくる。僕も「おはよう」と返し、テーブルに並べられたメニューを見た。食パンに、目玉焼き、サラダ、そして牛乳。いつものメニューだ。
それを見るとお腹がグゥと鳴り、僕は椅子に座ろうとする。しかし、お母さんが僕に頼みごとをする。
「お父さん、起こしてきてくれない?」
「え~?」と僕は椅子に座るのを諦め、牛乳を一口飲んで両親の寝室へと向かった。
昨日は夜の冒険をしたのだろうか?とかいう考えが浮かんだが、ブンブンと頭を振りその思考をかき消した。考えたくない。
寝室へ入ると、お父さんはまだ眠っていた。昨日は仕事から帰って狩りに行っていたみたいだし、体力を使って疲れているのだろう。必殺技を使うと、かなりの体力を消耗するようだし、こうなっても仕方ない。僕はお父さんの身体を揺すり、「朝だよ」と声をかけた。
お父さんはビクっと身体を動かし、「あぁ……」と目を開ける。
「頭痛い……」
「大丈夫?水持ってこようか?」
「いや、いい。そっち行くよ」
お父さんは頭を押さえながら起き上がり、ダイニングへ向かった。そして、椅子に座りお母さんの用意してくれた水を一気に流し込んだ。
「朝辛くなるんだったら、狩りに行くのは休日だけにしたら?」
僕がそう提案すると、お父さんは顔をこすりながら言葉を返す。
「でもなぁ……もっとレベル上げたいし……」
この会話だけ聞くと、徹夜でゲームしていた会話に聞こえる……いや、ゲーム好きのお父さんだから、翌日が仕事でも徹夜でゲームしていたが……今のこれは実際にモンスターを倒しているから質が悪い。
「もう。ほどほどにしてよね」
お母さんも呆れてそう言ったが、「でも」と付け加える。
「私も昨日レベルアップしたから、その気持ちわかるかも。
だって、私ももっとレベル上げて魅力にステータス振りたいもん」
おいおい、お母さんまでそっちにのめり込むのか?勘弁してほしい……
「とりあえず、必殺技は控えるようにしたら?」
僕は椅子に座りながらそう言った。そして、食パンを一口かじる。
「そうだな……昨日は使いすぎた……お母さん、お水もう一杯」
「はいはい……」とお母さんは空のコップを持ち、台所へ向かう。
僕は朝食を食べながら、“昨日、狩りに行った”を“昨日、飲みに行った”に置き換えても、このやり取りは違和感ないな、と思っていた。
「そういや」と突然、お父さんが思い出したかのように僕の方を向く。
「部活、どこに入るか決めたのか?」
「え?」
僕は驚き口に含んでいたパンをゴクンと飲み込む。
「いや、うーん……文系の部活にしようかなぁって思ってる」
嘘だ。隆太くんと冒険部に入る約束をしてしまった。でも、冒険部なんて言うと、お父さんはきっと凄く食いついてくるに違いない。そして、一緒に冒険行こうぜ!と言い出すに違いない!それは嫌だ!面倒くさい!
「文系かぁ、確か、勇次の中学は冒険部ってあったよな?そこにしたらいいのに~」
牛乳を飲もうとしていた僕は、それを聞いてむせる。
「や、やだよ!モンスター倒せないし!」
「勇次は甘いな。そんなんじゃ、大切な人を守れないぜ」
ひと狩り行って翌朝にグロッキーになりお母さんに介抱されてる人が何言ってんだ……
「モンスターを倒さないように守るからいいよ」
「そうか」とお父さんは食パンを齧る。そして、パンを頬張りながら続ける。
「でも、お父さんが子供の頃は、そんな部活無かったから羨ましいなぁ……」
はいはいそうですか……と僕は朝食を急いで食べて洗面所へ向かった。そして、三十分ほどかけて身支度を整え家を出て学校へ向かう。
「おはよう」
お母さんが朝食の準備をしながら僕に挨拶をしてくる。僕も「おはよう」と返し、テーブルに並べられたメニューを見た。食パンに、目玉焼き、サラダ、そして牛乳。いつものメニューだ。
それを見るとお腹がグゥと鳴り、僕は椅子に座ろうとする。しかし、お母さんが僕に頼みごとをする。
「お父さん、起こしてきてくれない?」
「え~?」と僕は椅子に座るのを諦め、牛乳を一口飲んで両親の寝室へと向かった。
昨日は夜の冒険をしたのだろうか?とかいう考えが浮かんだが、ブンブンと頭を振りその思考をかき消した。考えたくない。
寝室へ入ると、お父さんはまだ眠っていた。昨日は仕事から帰って狩りに行っていたみたいだし、体力を使って疲れているのだろう。必殺技を使うと、かなりの体力を消耗するようだし、こうなっても仕方ない。僕はお父さんの身体を揺すり、「朝だよ」と声をかけた。
お父さんはビクっと身体を動かし、「あぁ……」と目を開ける。
「頭痛い……」
「大丈夫?水持ってこようか?」
「いや、いい。そっち行くよ」
お父さんは頭を押さえながら起き上がり、ダイニングへ向かった。そして、椅子に座りお母さんの用意してくれた水を一気に流し込んだ。
「朝辛くなるんだったら、狩りに行くのは休日だけにしたら?」
僕がそう提案すると、お父さんは顔をこすりながら言葉を返す。
「でもなぁ……もっとレベル上げたいし……」
この会話だけ聞くと、徹夜でゲームしていた会話に聞こえる……いや、ゲーム好きのお父さんだから、翌日が仕事でも徹夜でゲームしていたが……今のこれは実際にモンスターを倒しているから質が悪い。
「もう。ほどほどにしてよね」
お母さんも呆れてそう言ったが、「でも」と付け加える。
「私も昨日レベルアップしたから、その気持ちわかるかも。
だって、私ももっとレベル上げて魅力にステータス振りたいもん」
おいおい、お母さんまでそっちにのめり込むのか?勘弁してほしい……
「とりあえず、必殺技は控えるようにしたら?」
僕は椅子に座りながらそう言った。そして、食パンを一口かじる。
「そうだな……昨日は使いすぎた……お母さん、お水もう一杯」
「はいはい……」とお母さんは空のコップを持ち、台所へ向かう。
僕は朝食を食べながら、“昨日、狩りに行った”を“昨日、飲みに行った”に置き換えても、このやり取りは違和感ないな、と思っていた。
「そういや」と突然、お父さんが思い出したかのように僕の方を向く。
「部活、どこに入るか決めたのか?」
「え?」
僕は驚き口に含んでいたパンをゴクンと飲み込む。
「いや、うーん……文系の部活にしようかなぁって思ってる」
嘘だ。隆太くんと冒険部に入る約束をしてしまった。でも、冒険部なんて言うと、お父さんはきっと凄く食いついてくるに違いない。そして、一緒に冒険行こうぜ!と言い出すに違いない!それは嫌だ!面倒くさい!
「文系かぁ、確か、勇次の中学は冒険部ってあったよな?そこにしたらいいのに~」
牛乳を飲もうとしていた僕は、それを聞いてむせる。
「や、やだよ!モンスター倒せないし!」
「勇次は甘いな。そんなんじゃ、大切な人を守れないぜ」
ひと狩り行って翌朝にグロッキーになりお母さんに介抱されてる人が何言ってんだ……
「モンスターを倒さないように守るからいいよ」
「そうか」とお父さんは食パンを齧る。そして、パンを頬張りながら続ける。
「でも、お父さんが子供の頃は、そんな部活無かったから羨ましいなぁ……」
はいはいそうですか……と僕は朝食を急いで食べて洗面所へ向かった。そして、三十分ほどかけて身支度を整え家を出て学校へ向かう。
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