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第3話:債権者ミミルとR(レア)ガチャ
しおりを挟む「――ずいぶんと、騒がしいわね」
場違いなほど冷たく、鈴の鳴るような声が、活気に満ちた広場に響き渡った。
家の修繕に響いていた金槌の音が、ピタリと止まる。
領民たちの笑顔が凍りついた。
俺は、声がした領地の入り口へと振り返る。
そこには、俺が乗ってきたオンボロの馬車とは比較にならない、豪奢な漆黒の馬車が停まっていた。
馬車の扉には、天秤と金貨をあしらった「グランデ商会」の紋章が、これみよがしに輝いている。
馬車の前には、屈強な傭兵と思しき護衛たちが十数名。
そして、その中心に。
一人の少女が立っていた。
歳は俺と変わらないか、少し下だろうか。
銀色に近いプラチナブロンドの髪を複雑に結い上げ、高価な絹のドレスに身を包んでいる。
だが、その人形のように整った顔に浮かんでいるのは、この領地の活気とは真逆の、絶対零度の侮蔑だった。
「……アルト様」
ロイドが、顔面蒼白になって俺の袖を引く。
「あれは……グランデ商会のミミル・グランデ様。現当主のご令嬢にして、商会の『債権管理部門』の最高責任者……通称『氷の借金取り』にございます」
「借金取り……」
ひと月後ではなかったのか。
なぜ、今ここに。
ミミル・グランデは、俺たちの前にゆっくりと歩み寄ってきた。
カツ、カツ、と石畳(だったもの)を鳴らすヒールの音だけが響く。
彼女は、修繕されたばかりの家々を一瞥し、ジャガイモが植えられた畑を見て、そして、俺の姿――泥と汗にまみれた貴族の姿を見て、小さく、鼻で笑った。
「あなたが、アルト・フォン・クライナー男爵? 噂には聞いていたけれど、ずいぶんと『牧歌的』な再建ごっこですこと」
「……ようこそ、クライナー領へ。グランデ商会のご令嬢。返済期限は、まだ先のはずだが」
俺は、努めて冷静に返した。
前世で、理不尽なクレーマーに対応した時の要領だ。
まずは相手の用件を聞く。
「ええ、期限はひと月後。それは契約書通り。わたくしは、その『判断』のために参りましたの」
「判断?」
「この領地に、金貨五万枚……いえ、利子を含めて五万二千枚を返済する『価値』があるのかどうかを、わたくしの目で確かめに」
彼女の冷たい視線が、領民たちを射抜く。
領民たちは、さっきまでの活気はどこへやら、怯えたように後ずさった。
「そして、結論は出ました」
ミミルは、白魚のような指で、自らのドレスについた(かもしれない)埃を払う。
「この領地には、価値がない。せいぜい、奴隷鉱山にでも売り払えば金貨千枚にはなるかしら? したがって、今この瞬間をもって、グランデ商会はクライナー領の全資産を差し押さえます」
「なっ!?」
「そんな、横暴だ!」
ロイドが叫ぶ。
護衛の傭兵たちが、一斉に剣の柄に手をかけた。
「横暴? いいえ、これは『正当な権利』ですわ。債権者による、資産保全の権利。こんな場所でジャガイモを育てられても、ひと月後に金貨一万枚が湧いて出るわけがないでしょう?」
ミミルの言葉は、冷たい正論だった。
その通りだ。
ジャガイモの収穫は数ヶ月先。
目の前の「氷の借金取り」を納得させる材料にはならない。
領民たちの顔に、再び「絶望」の色が戻っていく。
まずい。
俺は意識の中で、半透明のウィンドウを見た。
『領民の幸福度が低下しています』
『将来への希望が急速に失われています』
『現在の幸福度:850 / 1000』
(※ 第2話終了時の1050ポイントから低下)
幸福度が、みるみるうちに下がっていく。
あの『R(レア)ガチャ』を引くために貯めてきたポイントが。
このままでは、Rガチャを引くことすらできなくなる。
俺は、この場で決断を迫られた。
この女を、この場で納得させる「何か」を提示しなければ、俺のほのぼの内政は、今日ここで終わる。
「待ってくれ」
俺は、ミミルの前に一歩出た。
「……何かしら? 命乞い? それとも、その泥だらけの服を売るとでも?」
ミミルの嘲笑。
「あんたは『価値』がないと言ったな」
「ええ、言いましたわ。このゴミ山には、何の価値も」
「あんたは商人だ。商人が、目の前の『価値』を見誤るのか?」
「……なんですって?」
ミミルの眉が、わずかにピクリと動いた。
「……何をブツブツと。やはり、噂通り気が触れたのね。連れて行きなさい。まずは館を差し押さえます」
ミミルが護衛に命じた、その時だった。
「待ってください!」
「領主様に、乱暴するな!」
ジャガイモ爺さんや、水路修復で先頭に立った若い男が、俺と護衛の間に立ちはだかった。
手には、錆びたクワや、修理用の金槌を握りしめている。
「……なんですの? 領主ごっこの次は、反乱ごっこ?」
ミミルは心底呆れたようにため息をついた。
「あなたたちが何をしようと無駄ですわ。この男爵様は、あなたたちを借金(どろぬま)に沈めた張本人の息子。あなたたちは、この領地ごと売られるのよ」
「それでもだ!」
爺さんが叫んだ。
「アルト様は、俺たちと一緒に泥まみれになってくれた!」
「俺たちに、食い扶持(ジャガイモ)をくれたんだ!」
「この三日間、俺たちは人間らしく生きられた! あんたみたいな金持ちに、アルト様を渡してたまるか!」
「そうだ!」「そうだ!」
領民たちの、必死の叫び。
彼らの目は、もう死んでいなかった。
それは、守るものを見つけた「戦士」の目だった。
ピロン。
脳内に、けたたましいほどの音が響き渡った。
『領主への信頼度が爆発的に上昇しました』
『領民の幸福度が急上昇しました』
『現在の幸福度:1250 / 1000』
「……!」
下がったはずの幸福度が、一気に跳ね上がった。
領民たちの「信頼」が、絶望を上回ったのだ。
「ありがとう、皆……」
俺は、震える声で呟いた。
そして、この好機を逃すまいと、ミミルや領民に気づかれぬよう、俯き加減に意識を集中させた。
(R(レア)ガチャを実行する! 1000ポイントだ!)
『1000ポイントを消費します。ガチャ(レア)を実行します』
ウィンドウが、N(ノーマル)の時とは比べ物にならないほど激しく明滅する。
金色と虹色の光が、俺の意識の中で渦を巻く。
ミミルは、俺が俯いて黙り込んだのを、恐怖で竦んだか、あるいは観念したか、そう判断したようだった。
「……無駄な抵抗でしたわね。護衛、あの者たちを傷つけない程度に排除して」
「はっ!」
傭兵たちが、クワを構える領民たちに歩み寄ろうとする。
その瞬間。
俺の意識の中で、光が収束した。
『ガチャ(レア)を実行しました』
『獲得アイテム:R(レア):古代種の薬草の苗 × 1』
『獲得アイテム:R(レア):良質な粘土層の地図 × 1』
「……よし」
俺は、顔を上げた。
「薬草」と「地図」。
金貨そのものではない。
だが、N(ノーマル)のジャガイモとは明らかに違う「何か」を感じる。
俺は、傭兵たちの前に進み出て、両手を広げた。
「待て!」
俺の静かだが、強い声に、傭兵たちもミミルも動きを止める。
「……まだ、何か?」
ミミルの声に、苛立ちが混じる。
「ミミル・グランデ」
俺は、目の前の少女をまっすぐに見据えた。
「あんたは、この領地には『価値』がないと言った。俺は、それを訂正する」
「……何ですって?」
「父は、確かに事業に失敗し、あんたたちに多額の借金をした。だがな、父は『最後の手札』を隠していた。……俺ですら、今日まで気づかなかった、この領地の本当の『価値』をだ」
俺の言葉に、ミミルは眉をひそめた。
「最後の手札? 隠し資産ですって? そんなもの、とうの昔に調査済みですわ。この領地には、金目のものなど何も」
「それは、あんたの調査が甘かっただけだ」
俺は、わざと挑発的に笑った。
「あんたのその『氷の目』が、本物の鑑定眼を持っているというなら、ついてこい」
俺はミミルに背を向け、ボロボロの館に向かって歩き出した。
「父が残した『最後の希望』を見せてやる。……ロイド、ミミル様をご案内しろ。護衛は広場で待たせておけ。見られたくない『秘密』なんでな」
「は、はい!」
ロイドが慌てて追ってくる。
ミミルは、一瞬ためらったようだった。
だが、「隠し資産」という言葉と、俺の(演技だが)自信に満ちた態度に、彼女の商人の勘が反応したらしい。
「……結構ですわ。わたくし一人で行きましょう」
彼女は護衛たちをその場に残し、俺とロイドの後を追って、薄暗い館の中へと入ってきた。
俺は二人を、父が使っていた執務室へと案内した。
埃っぽく、カビ臭い、借金のリストだけが残された絶望の部屋だ。
「……それで? その『お宝』とやらはどこに?」
ミミルは、腕を組んで部屋を見渡し、皮肉っぽく言った。
「このボロボロの机が、実は魔法のアイテムでした、とでも?」
俺は、彼女の言葉を無視し、部屋の隅にある父の肖像画に手をかけた。
(前世のサスペンスドラマで見た通りだ。隠し金庫は、こういう場所にある)
肖像画をずらすと、そこには壁金庫が……なかった。
ただの汚れた壁だ。
「……アルト様?」
ロイドが怪訝な顔をする。
「……フン。茶番ですわね」
ミミルが踵を返そうとする。
「待て」
俺は慌てて、近くにあった本棚を調べた。
(こっちか?)
一番分厚い『王国貴族法』の本を引く。
ガコン、と小さな音がして、本棚の一部がずれた。
「「!」」
ロイドとミミルが息をのむ。
(あった!)
俺も内心で叫んだ。
前世の記憶に感謝だ。
本棚の奥には、小さな空間があり、そこに古びた木箱と、羊皮紙の巻物が一つ、埃をかぶって置かれていた。
もちろん、俺が今、この瞬間に(ガチャの力で)「設定」し、「配置」したものだ。
俺のガチャスキルは、アイテムをただ出すだけでなく、こういう「演出」も可能らしい。
俺は、木箱と巻物を取り出し、机の上に置いた。
「……これですの?」
ミミルは、まだ疑わしげな目で、その二つを眺めている。
「鑑定しろ。あんたの目でな」
俺が顎でしゃくると、ミミルは、まず小さな木箱を手に取った。
古びた木箱だ。釘は錆び、所々が腐りかけている。
彼女は慎重に、その蓋を開けた。
中には、湿った土に植えられた、小さな苗が一本。
銀色に淡く輝く葉を持つ、か細い苗だった。
ミミルは、その苗を見た瞬間。
完全に、動きが止まった。
彼女の氷のような仮面が、音を立てて崩れた。
「……ありえない」
「どうした。ただの雑草か?」
俺がわざと挑発すると、ミミルは震える声で俺を睨みつけた。
「……あなた、これを、本当に父君が……」
「だから、そう言っているだろう」
「……これは、『シルヴァーリフ』よ。数百年前の文献にしか載っていない、万病に効くと言われた古代種の薬草……わたくしの商会が、ここ数年、血眼になって探していた……幻のポーションの原料……」
彼女の声が、興奮で上ずっている。
「これが一本あれば……金貨一万枚でも買う貴族がいる……!」
「!」
金貨一万枚。
ロイドが息をのむ音が聞こえた。
俺は、自分の引きの強さと、とっさの演技力に武者震いした。
「ま、待って……じゃあ、こっちの地図は……」
ミミルは、慌てて羊皮紙の巻物をひったくるように開いた。
そこには、このクライナー領の周辺の、詳細な地図が描かれていた。
そして、村の北側の丘陵地帯に、赤い×印がつけられている。
『ここ、灼熱に耐える白き土(セラミック)の鉱床。極上』
と、古文書のような文字で書かれていた。
ミミルは地図と、北の丘陵地帯(窓からかろうじて見える)を交互に見比べた。
「……『白き土』? まさか、あの白磁器の……」
彼女の目が、商人の目になっていた。
「もし、あの丘陵に、この『白き土』が本当にあるのなら……」
「金貨五万枚どころの話じゃない……これは、十万……いや、百万……!」
ミミルは、ぜえぜえと肩で息をしていた。
彼女はゆっくりと立ち上がり、植木鉢と地図を、まるで宝物のように抱きしめた。
そして、俺に向き直る。
さっきまでの侮蔑は、どこにもなかった。
そこには、金鉱を発見した山師のような、ギラギラとした欲望と……わずかな畏怖があった。
(この男……こんな切り札を、このタイミングまで隠していた?)
(先代は、これを残して死んだ? それとも、この男が自分で?)
(どちらにせよ、このアルト・フォン・クライナー……ただの没落貴族ではない)
ミミルが、そんな思考を巡らせているのが手に取るようにわかった。
誤解は、順調に進んでいる。
「……アルト・フォン・クライナー男爵」
彼女は、ドレスの裾をつまみ、貴族の作法で、完璧なカーテシー(お辞儀)をした。
「先ほどの非礼、深くお詫び申し上げます」
「……ああ」
「差し押さえは、即刻撤回いたします」
「それは助かる」
「そして……」
ミミルは顔を上げ、俺の目をまっすぐに見つめた。
その瞳は、獲物を見つけた商人の目だった。
「わたくし、ミミル・グランデは、あなた個人の『スポンサー』になります」
「スポンサー?」
「この薬草と粘土……いいえ、この『隠し資産』に、グランデ商会が投資します」
彼女は笑った。
氷が溶けたような、だがどこまでも計算高い、美しい笑顔だった。
「借金は『凍結』。返済は、これらの事業が軌道に乗ってからで結構。その代わり、これらの独占販売権は、わたくしの商会が頂きます。よろしいですわね?」
こうして、俺はひと月後の破滅を回避した。
そして同時に、この領地で最も強力なビジネスパートナーであり、俺の内政を(金銭的に)支えることになる、一人目の「貴族令嬢」を手に入れたのだった。
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