8 / 39
第一部 第二章
愛しき子②
しおりを挟む
それから数日後――、
屋敷にも慣れ始めたティーロに少し出かけてくると何とか伝え、騎士団本部に久しぶりに顔を出した。
良かったな、と冷やかすように俺に声をかけながらもティ―ロの体調を心配し、早く帰ってやれと言ってくれる同僚達に感謝しかなかった。騎士団とはいえ調合室はやはり穏やかでいい。
その調合室に第四王子で腹違いの兄ギルベルトが顔を出した。騎士団の副団長を任されている屈強な男で、俺を気に掛けてくれるのはいいのだが、何かと雑なのだ。言ってしまえば脳筋というやつだろうか。兄に対して失礼だとは思うが。
「よー。最近番が見つかったらしいじゃねーか」
「もうそんなところまで情報が…。だからって、わざわざ来なくてもいいですから」
「今回は本物なのか?」
「本物です」
「またタトゥなんじゃねーのか」
「違います」
確かに今まで俺と似た紋章を彫入れ、伴侶だと名乗って来た者は幾人かいた。きっと今回もティーロの事を疑ってきたのだろう。
また、王族に現れたエリートの中で伴侶が見つかっていないのは俺だけということもあり、王族につけ入ろうとする輩がその座を狙っているというのは事実だった。
「今回は絶対にありえませんから」
俺がそういうと、兄はふーんと気に入らなさそうに生返事を返してきた。
「とにかくティーロには近づかないで下さい」
「はぁ? 近づくなって、なんだよ」
「彼を兄上のような荒っぽい人とは会わせたくないんです」
「ひでぇ言い方だな」
納得していなさそうな兄になぜしっかりとティーロの発見された経緯を話しておかなかったのだろう。
いつも通りのティ。
外出していた俺を迎え、共に食事を作り、共に食べる。昼食後、お互い自室に戻り、俺は少しの間、調合作業をする。それはいつも通りだった。
不意に胸騒ぎと共に首に痛みが走り、俺は首を押さえた。しかしそこは何の怪我や変化もない。
まさか、とティーロの部屋まで急いだ。
音を気にする間もなく、扉を勢い良く開け放った。そこにあったのはティーロが首から血を流し、頽れている姿。
幸い傷はそこまでの深さではなく、シーツを引きはがして止血しながら医療班に所属している友人を急遽呼び出した。
「これで大丈夫だろう」
「本当に助かった。ありがとう」
「いや、お互い様だ。で、この子が噂の伴侶か」
「ああ。最近は落ち着いてきて庭仕事も少しずつ手伝ってくれるようになったんだけどな。こんなことになるとは…」
俺は眉間を押さえた。
なぜ急変したのか、俺にはさっぱり見当もつかなかった。
まだ笑みを浮かべることはなかったけれど、ティ―ロは俺に対して徐々に心を開いてきていた。それを日々しっかりと感じていたのに。
こんなことがないようにと自害防止として首輪を嵌めた。これはティーロを死なせたくないという俺の利己的な感情から来たものだった。
どうしてティーロが首を掻くように魘されていたのか。
爪が剥がれようと首から血を流そうと、首輪を外そうとのたうち回るティーロを見て、やっと俺は理解した。
襲ってくる後悔の念。
けれど、自傷行為はして欲しくないという想いが交差し、爪の剥がれたティーロの手を包帯で包むことで首輪に触れられないようにした。本当に身勝手な行動だと、自分でも思う。
ティ―ロは目が醒めると興奮状態で首を掻こうとする。それを薬で抑えた。薬で朦朧としているティ―ロに、何とか食事を取らせた。ここに来たばかりのあの姿をもう二度と見たくないと必死に食べさせた。
様子を見ながら薬の量を減らしていくと、意識も徐々にはっきりとし始め、包帯で包まれた自分の両手を眺めることが多くなった。
恨んでいるだろうか。
俺が首輪をつけたことを。また自由を奪われたことを。
ティーロの容態が良くなるまで騎士団には休暇延期を申請し、ずっとつきっきりで看病した。
日々落ち着いてくるティ―ロ。
首を掻く仕草はなくなり、俺は胸を撫で下ろした。
早速神官を呼んで、薬では治らなかった爪の治癒を頼んだ。
ティ―ロは治った自分の指を不思議そうに見つめ、目をパチクリとさせていた。その表情がとても素直で、愛らしくて堪らなかった。
目を覚ましては俺の存在を確かめる。俺が傍にいることを確認してから眠りつくのを見て、何度涙を流したか知れない。
ティーロが俺を恨まず、そして怖がらずにいてくれることが、なによりも嬉しかった。
信頼できる人物を使用人として雇い、俺が離れるときはその使用人にティーロを監視――というと語弊があるが、見てもらうことにした。
騎士団に久しぶりに顔を出すと、兄のギルベルトが調合室にやってきた。
「アル、あの伴侶は偽物だ。いい加減目を覚ませ」
「……何を言ってるんですか。いい加減にして欲しいのは兄上の方ですよ」
「あいつ、お前の紋玉を盗ろうとしてたぞ?」
俺は目を瞠った。紋玉は紋章持ちと共に生まれ出でる宝石の事だ。
しかし何よりも気になったのは、兄の、まるでティ―ロに会ったかのような言い方。
「どういうことですか」
「外から様子を見てたら、あいつ紋玉の入った箱を迷いもなく手に取りやがった。どう考えてもあれ狙いだろう」
ティが?
本当に、ティが?
「おまえもあんな分かり易いところに置いておくなよ」
分かり易い?
見つかりにくいように本に紛れさせているのに。
「それにな、あいつ、問い詰めに入った俺の機嫌まで取ってきやがった」
「……機嫌?」
「ありゃ慣れてるな。金づるを見つけてはああやって奉仕して稼いできたんだろう。まあ俺もすっきりさせてもらったけどな」
慣れてる? 奉仕?
何を言っている?
ニヤニヤと下品な笑いを浮かべる兄。
まさか…。
その考えが浮かんだ瞬間、頭に一気に血が上り、目の前が怒りで赤く染まった。
俺は兄の胸倉をつかみ、壁に叩きつけた。自分でも信じられないほどの力が出た。
「ティーロに何をした!!!」
俺の変貌に流石に顔色を変えた兄が狼狽えながらも、アレだアレ、と漏らした言葉に、俺は冷や水を浴びせられた気になった。
兄を掴んだ手からは力が抜け、俺は壁に手を付いて立つのがやっとだった。
「お、おい、アル、そこまで落ち込むことも――」
「あの子は、つい先日まで盗賊の慰み者にされてたんだ…! やっと…、……やっと落ち着いてきていたのに、なんてことを…っ!」
睨みつけると、兄は何も言えなくなっていたようだった。
俺はフラフラと立ち上がり、同僚に謝罪の声をかけてから屋敷に戻った。
「ティ、ごめん、ごめん。気付かなくて本当にごめん」
帰ってすぐにティを抱きしめた。ティは俺の様子に首を傾げて、俺の背中を擦った。逆に慰められるとは、俺は本当に頼りない奴だ。
俺は兄の言っていた箱をティーロに見せた。ティーロを疑っているわけじゃない。きっと何かが気になってこれに手を触れたのだと思う。
ティーロは少し驚いた顔をしたが、俺の紋章が彫ってあるところを指で撫でながら俺の顔を見た。
「この彫が気になったのか…」
俺は自分の上着の裾をめくり、わき腹をティーロに見せた。ティーロは何が起こるのかといった顔をしていたが、俺の紋章とその箱の彫を見比べて、納得がいったように頷いた。
「ティの背中にもある」
俺はティーロの背中にある紋章を服の上から指で押さえた。何度か背中を振り返り見ていたけれど、丁度自分では見えない所にあると気づいたのか、ティーロは残念そうに眉尻を下げた。
屋敷にも慣れ始めたティーロに少し出かけてくると何とか伝え、騎士団本部に久しぶりに顔を出した。
良かったな、と冷やかすように俺に声をかけながらもティ―ロの体調を心配し、早く帰ってやれと言ってくれる同僚達に感謝しかなかった。騎士団とはいえ調合室はやはり穏やかでいい。
その調合室に第四王子で腹違いの兄ギルベルトが顔を出した。騎士団の副団長を任されている屈強な男で、俺を気に掛けてくれるのはいいのだが、何かと雑なのだ。言ってしまえば脳筋というやつだろうか。兄に対して失礼だとは思うが。
「よー。最近番が見つかったらしいじゃねーか」
「もうそんなところまで情報が…。だからって、わざわざ来なくてもいいですから」
「今回は本物なのか?」
「本物です」
「またタトゥなんじゃねーのか」
「違います」
確かに今まで俺と似た紋章を彫入れ、伴侶だと名乗って来た者は幾人かいた。きっと今回もティーロの事を疑ってきたのだろう。
また、王族に現れたエリートの中で伴侶が見つかっていないのは俺だけということもあり、王族につけ入ろうとする輩がその座を狙っているというのは事実だった。
「今回は絶対にありえませんから」
俺がそういうと、兄はふーんと気に入らなさそうに生返事を返してきた。
「とにかくティーロには近づかないで下さい」
「はぁ? 近づくなって、なんだよ」
「彼を兄上のような荒っぽい人とは会わせたくないんです」
「ひでぇ言い方だな」
納得していなさそうな兄になぜしっかりとティーロの発見された経緯を話しておかなかったのだろう。
いつも通りのティ。
外出していた俺を迎え、共に食事を作り、共に食べる。昼食後、お互い自室に戻り、俺は少しの間、調合作業をする。それはいつも通りだった。
不意に胸騒ぎと共に首に痛みが走り、俺は首を押さえた。しかしそこは何の怪我や変化もない。
まさか、とティーロの部屋まで急いだ。
音を気にする間もなく、扉を勢い良く開け放った。そこにあったのはティーロが首から血を流し、頽れている姿。
幸い傷はそこまでの深さではなく、シーツを引きはがして止血しながら医療班に所属している友人を急遽呼び出した。
「これで大丈夫だろう」
「本当に助かった。ありがとう」
「いや、お互い様だ。で、この子が噂の伴侶か」
「ああ。最近は落ち着いてきて庭仕事も少しずつ手伝ってくれるようになったんだけどな。こんなことになるとは…」
俺は眉間を押さえた。
なぜ急変したのか、俺にはさっぱり見当もつかなかった。
まだ笑みを浮かべることはなかったけれど、ティ―ロは俺に対して徐々に心を開いてきていた。それを日々しっかりと感じていたのに。
こんなことがないようにと自害防止として首輪を嵌めた。これはティーロを死なせたくないという俺の利己的な感情から来たものだった。
どうしてティーロが首を掻くように魘されていたのか。
爪が剥がれようと首から血を流そうと、首輪を外そうとのたうち回るティーロを見て、やっと俺は理解した。
襲ってくる後悔の念。
けれど、自傷行為はして欲しくないという想いが交差し、爪の剥がれたティーロの手を包帯で包むことで首輪に触れられないようにした。本当に身勝手な行動だと、自分でも思う。
ティ―ロは目が醒めると興奮状態で首を掻こうとする。それを薬で抑えた。薬で朦朧としているティ―ロに、何とか食事を取らせた。ここに来たばかりのあの姿をもう二度と見たくないと必死に食べさせた。
様子を見ながら薬の量を減らしていくと、意識も徐々にはっきりとし始め、包帯で包まれた自分の両手を眺めることが多くなった。
恨んでいるだろうか。
俺が首輪をつけたことを。また自由を奪われたことを。
ティーロの容態が良くなるまで騎士団には休暇延期を申請し、ずっとつきっきりで看病した。
日々落ち着いてくるティ―ロ。
首を掻く仕草はなくなり、俺は胸を撫で下ろした。
早速神官を呼んで、薬では治らなかった爪の治癒を頼んだ。
ティ―ロは治った自分の指を不思議そうに見つめ、目をパチクリとさせていた。その表情がとても素直で、愛らしくて堪らなかった。
目を覚ましては俺の存在を確かめる。俺が傍にいることを確認してから眠りつくのを見て、何度涙を流したか知れない。
ティーロが俺を恨まず、そして怖がらずにいてくれることが、なによりも嬉しかった。
信頼できる人物を使用人として雇い、俺が離れるときはその使用人にティーロを監視――というと語弊があるが、見てもらうことにした。
騎士団に久しぶりに顔を出すと、兄のギルベルトが調合室にやってきた。
「アル、あの伴侶は偽物だ。いい加減目を覚ませ」
「……何を言ってるんですか。いい加減にして欲しいのは兄上の方ですよ」
「あいつ、お前の紋玉を盗ろうとしてたぞ?」
俺は目を瞠った。紋玉は紋章持ちと共に生まれ出でる宝石の事だ。
しかし何よりも気になったのは、兄の、まるでティ―ロに会ったかのような言い方。
「どういうことですか」
「外から様子を見てたら、あいつ紋玉の入った箱を迷いもなく手に取りやがった。どう考えてもあれ狙いだろう」
ティが?
本当に、ティが?
「おまえもあんな分かり易いところに置いておくなよ」
分かり易い?
見つかりにくいように本に紛れさせているのに。
「それにな、あいつ、問い詰めに入った俺の機嫌まで取ってきやがった」
「……機嫌?」
「ありゃ慣れてるな。金づるを見つけてはああやって奉仕して稼いできたんだろう。まあ俺もすっきりさせてもらったけどな」
慣れてる? 奉仕?
何を言っている?
ニヤニヤと下品な笑いを浮かべる兄。
まさか…。
その考えが浮かんだ瞬間、頭に一気に血が上り、目の前が怒りで赤く染まった。
俺は兄の胸倉をつかみ、壁に叩きつけた。自分でも信じられないほどの力が出た。
「ティーロに何をした!!!」
俺の変貌に流石に顔色を変えた兄が狼狽えながらも、アレだアレ、と漏らした言葉に、俺は冷や水を浴びせられた気になった。
兄を掴んだ手からは力が抜け、俺は壁に手を付いて立つのがやっとだった。
「お、おい、アル、そこまで落ち込むことも――」
「あの子は、つい先日まで盗賊の慰み者にされてたんだ…! やっと…、……やっと落ち着いてきていたのに、なんてことを…っ!」
睨みつけると、兄は何も言えなくなっていたようだった。
俺はフラフラと立ち上がり、同僚に謝罪の声をかけてから屋敷に戻った。
「ティ、ごめん、ごめん。気付かなくて本当にごめん」
帰ってすぐにティを抱きしめた。ティは俺の様子に首を傾げて、俺の背中を擦った。逆に慰められるとは、俺は本当に頼りない奴だ。
俺は兄の言っていた箱をティーロに見せた。ティーロを疑っているわけじゃない。きっと何かが気になってこれに手を触れたのだと思う。
ティーロは少し驚いた顔をしたが、俺の紋章が彫ってあるところを指で撫でながら俺の顔を見た。
「この彫が気になったのか…」
俺は自分の上着の裾をめくり、わき腹をティーロに見せた。ティーロは何が起こるのかといった顔をしていたが、俺の紋章とその箱の彫を見比べて、納得がいったように頷いた。
「ティの背中にもある」
俺はティーロの背中にある紋章を服の上から指で押さえた。何度か背中を振り返り見ていたけれど、丁度自分では見えない所にあると気づいたのか、ティーロは残念そうに眉尻を下げた。
24
あなたにおすすめの小説
【完結】雪解けて春を待つ隠れ家(雨を待つ隠れ家より番外編)
エウラ
BL
雨を待つ隠れ家の番外編が収拾つかなくなりそうなので、分けました。
不定期更新です。
大まかなあらすじを初めに入れますが、前作を読んでない方にはわかりにくいかもです。
異世界召喚で不遇の時を過ごしたリッカを救い出し、番として溺愛するアッシュ。
2人の日常や過去の話などを書いていけたらと思います。
前作みたいな重い話はあまりないと思います。
読んでもらえたら嬉しいです。
ひとまず番外編を完結にします。
読んで下さってありがとうございます。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
異世界に行った、そのあとで。
神宮寺あおい@1/23先視の王女の謀発売
恋愛
新海なつめ三十五歳。
ある日見ず知らずの女子高校生の異世界転移に巻き込まれ、気づけばトルス国へ。
当然彼らが求めているのは聖女である女子高校生だけ。
おまけのような状態で現れたなつめに対しての扱いは散々な中、宰相の協力によって職と居場所を手に入れる。
いたって普通に過ごしていたら、いつのまにか聖女である女子高校生だけでなく王太子や高位貴族の子息たちがこぞって悩み相談をしにくるように。
『私はカウンセラーでも保健室の先生でもありません!』
そう思いつつも生来のお人好しの性格からみんなの悩みごとの相談にのっているうちに、いつの間にか年下の美丈夫に好かれるようになる。
そして、気づけば異世界で求婚されるという本人大混乱の事態に!
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
神獣様の森にて。
しゅ
BL
どこ、ここ.......?
俺は橋本 俊。
残業終わり、会社のエレベーターに乗ったはずだった。
そう。そのはずである。
いつもの日常から、急に非日常になり、日常に変わる、そんなお話。
7話完結。完結後、別のペアの話を更新致します。
お前が結婚した日、俺も結婚した。
jun
BL
十年付き合った慎吾に、「子供が出来た」と告げられた俺は、翌日同棲していたマンションを出た。
新しい引っ越し先を見つける為に入った不動産屋は、やたらとフレンドリー。
年下の直人、中学の同級生で妻となった志帆、そして別れた恋人の慎吾と妻の美咲、絡まりまくった糸を解すことは出来るのか。そして本田 蓮こと俺が最後に選んだのは・・・。
*現代日本のようでも架空の世界のお話しです。気になる箇所が多々あると思いますが、さら〜っと読んで頂けると有り難いです。
*初回2話、本編書き終わるまでは1日1話、10時投稿となります。
【完結】2番目の番とどうぞお幸せに〜聖女は竜人に溺愛される〜
雨香
恋愛
美しく優しい狼獣人の彼に自分とは違うもう一人の番が現れる。
彼と同じ獣人である彼女は、自ら身を引くと言う。
自ら身を引くと言ってくれた2番目の番に心を砕く狼の彼。
「辛い選択をさせてしまった彼女の最後の願いを叶えてやりたい。彼女は、私との思い出が欲しいそうだ」
異世界に召喚されて狼獣人の番になった主人公の溺愛逆ハーレム風話です。
異世界激甘溺愛ばなしをお楽しみいただければ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる