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第二部 第一章
ごめんね、の意味
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鐘がずっと鳴り響く。
俺がその意味を知るわけもなく、アルにしがみ付いていた。
「ティーロ、よく聞いて? 今から地下通路を通って神殿に行く。神殿は避難所にもなっていて住民を受け入れるために開放されているはずだ。俺は途中で別れて、城に行く。こっちも地下通路で繋がっているから心配しなくていい。だからユーエンを連れて二人で神殿に向かうんだ。いいね?」
アルの切羽詰まったような声。無理矢理抑えて冷静を装っているけど、それだけ外は大変になっているということ。
「なにが、起きてるの?」
「心配しなくていい。ただ自分の身を守ることだけを考えて。神殿に着けば、きっと大丈夫だから」
「アル……」
一緒じゃダメ?
そう聞きたかった。でもその言葉を必死に飲み込んだ。
アルは騎士団に属している身。こういう時に行かなければいけない。
こちらの世界が余り治安がいいとは思ってはいなかったけど、どこかで何も起きないと思ってしまっていた節があった。騎士団というものがあるんだから、戦争が起きたっておかしくない。
「アル、わかった。俺、ちゃんとユーエンを連れていくから」
「ティーロ、頼んだよ」
二人でこれでもかと強く抱きしめあって、キスを交わした。ただ、お互いの無事を信じて。
「いこう」
出発の合図。ユーエンの家の勝手口を開けて、細い通路を進んでいった。俺はユーエンの腰を支えて、なるべく負担がかからないように歩く。
大通りの方からは悲鳴が上がっている。何が起こっているのか、ここからは全く見えない。振り返ることもできないまま足を進め裏通りに出た。通りには店の人が幾人か出て来ていて、彼らのこともアルが神殿に行くように誘導した。
ただその時の説明で分かったのは、地下通路を使えるのは王族関係者のみということ。市場には組合のようなところがあって、そこから地下に降りれる通路があるようだった。
組合に着けば、職員たちはすでに避難を始めていて、指示が飛び交っている。皆騒然としていて、予想できないことが起こったということを改めて思い知らされた。
アルはその中を迷いもせず真っ直ぐに突っ切って行った。そして立ち止まったのはセキュリティゲートのようなものを三つほどくぐった所にある部屋だった。
奥で待っていたのは重役に見える男性と幾人かの兵士。
「アルベルト、来たか」
「頼む」
「わかってる。お前はこっちから入れ。そっちは城には繋げてないから、そっちの二人とはここでお別れだ」
「……わかった」
「兵士を連れていけ、地下じゃお前の力はあてにならんだろ?」
「さあ、どうかな」
アルは若干おどけつつ答える。多分自分の力についてあまり口外してはいけないことになっているんだと思う。俺もアルの力がどういうものなのか詳しくは知らない。
「ということだ、ティーロ」
アルと俺は顔を見合わせて頷き合った。
「ここで」
「うん」
絶対無事でいてね。
声は出さなかったけど、きっとアルには通じたはず。ハグを交わして、すぐさまアルは踵を返した。
「俺たちも行こう、ユーエン」
「……うん」
家を出た時からずっと無言だったユーエンはやっとそこで口を開いた。
「ごめんね、ティーロ」
「謝ることないよ、俺が城に行っても多分入れないから。ほら、そういうことは気にしない」
「……ごめんね」
しゅんと萎れたように丸まった背中を俺はポンと軽く叩いて先を促した。ユーエンは階段を杖を使って器用に降りていく。ちょっと見ていてヒヤヒヤするけど、本当に傷が良くなったことを実感する。
通路は下水道に平行に走っているみたいでひっきりなしに水音がする。でも特に汚水が流れたり、匂いがあるわけじゃない。狭いけど壁は頑丈で、明かりもしっかり点いている。随分綺麗で、薄暗くて湿気がすごそう、という俺の思い込みとはかけ離れているものだった。
「平気?」
「うん、痛みはないよ」
「よかった」
市場から神殿まで結構な距離があるのはわかっていたから遠いとは思わないけど、こんな状況だし気だけが急いでしまう。神殿までが一本道だったことが救いだった。
「ここ、かな……?」
「そうみたい」
行き止まりにあったのは螺旋階段。ユーエンと顔を見合わせて、恐々とを上り始めた。上り切れば、そこは書斎のような小さな空間で、外の音は全く聞こえない。
多分この部屋も教会内の高度なセキュリティが張られた先にあるんだと思う。
「心を決めないとね」
「……そうなるよね」
ユーエンと肩を寄せ合って、部屋から出ることを躊躇していると、手を掛けていたドアノブが急に回った。
「ひっ」
二人で飛びずさって身構えた。身近にあるものに手を置いていつでも投げつけられるようにしておく。
「驚かせて申し訳ありません。アルベルト殿下の番のティ―ロ様ですね?」
迷いなく俺の名前を言い当てられてドキリとする。
なんでわかったのか、と疑問に思ったけど、俺の外見は珍しいから表ではしっかり顔を隠すようにと言われていたことを思い出す。神殿で働く人がどれだけ俺の情報を知っているかは知らないけど、この場所にいるから王族関係者とバレているだろうし、相手は神官。それにこんな事態の中隠しても仕方ないと素直に頷いた。
「王族の方には別に部屋を用意しております」
「え……? 俺は王族じゃ……アルベルトだってもう」
関係者だけど、王族ではない。いわば一般市民なのに。
「私たちは保護する責務がありますので、ティーロ様の判断で断られて何かあった場合、私共の責任になります」
そんなこと言われてしまったら断れない。俺は仕方なくわかりましたと返事をした。
すると神官はユーエンを見て目を細めた。それはよくわからない表情だったけど、何かを確認したようにも見えた。
「どうぞお連れ様も一緒にご案内させて頂きます」
「僕も……?」
「だって。乗り気はしないけど行こう」
「うん」
またユーエンの腰を支え、神官の背中に付いて行った。
少し歩けば、人が多く集まる気配を感じ始めた。廊下に響く声が緊張感を伝えてくる。
避難所になっているのは広い礼拝堂らしい。すでに半分は人で埋まっていて、その中にはヴァリスさんたちの姿も見えた。流石に手を振っても気付かないだろうし、こんな中大声を出して混乱させるといけないからと視線だけを送っておく。
俺たちは案内されるままその礼拝堂の横を抜け、二階へと上がっていく。螺旋階段の先は皆出払っているのか、礼拝堂とは違って静まり返っていた。時折螺旋階段から上がって来る叫び声が廊下にこだまするぐらいだ。
「こちらです」
神官は大きな扉の前で立ち止まった。それから扉のノブに手を掛けた。その先にはその扉に見合った大きな部屋がある。俺は全く疑ってもみなかった。
でも、開かれた先には青い空が広がっていた。ただ、いつもの青い空ではない、黒い塊が空を飛びまわっていて……。
しかも、ここは神殿の大バルコニー。外から何度か目にしたことのある、司祭様が時折神殿前の広場に集まった市民に対して演説を行う場所。
「あ、あの……?」
「ごめんね、ティーロ」
神官の方を振り返ろうとすると、俺の横に立つユーエンがなぜか謝った。
「ユーエン?」
その時、日向になっていたその場所が一瞬にして影に覆われた。
見上げれば、そこには、大きな翼を広げた――……
「……ドラ、ゴン……?」
ワニのようなごつごつとした表皮。神殿を陰で覆ってしまうほどの大きな両翼。まごうことなき飛竜だった。
「……に、逃げ――」
後ろに後ずさろうとしたけれど、どんと背中をぶつける。振り向けば俺の背後に立っていたのは先ほどの神官だった。
バチリと、頭の中で音が鳴る。体に力が入らなくなって、膝がカクンと曲がる。床に頽れそうになった時、ユーエンが俺を支えた。
「ごめんね、ティーロ」
ずっとユーエンが俺に対して謝ってきた意味。それを漠然と理解した瞬間、俺の視界は真っ黒に染まった。
俺がその意味を知るわけもなく、アルにしがみ付いていた。
「ティーロ、よく聞いて? 今から地下通路を通って神殿に行く。神殿は避難所にもなっていて住民を受け入れるために開放されているはずだ。俺は途中で別れて、城に行く。こっちも地下通路で繋がっているから心配しなくていい。だからユーエンを連れて二人で神殿に向かうんだ。いいね?」
アルの切羽詰まったような声。無理矢理抑えて冷静を装っているけど、それだけ外は大変になっているということ。
「なにが、起きてるの?」
「心配しなくていい。ただ自分の身を守ることだけを考えて。神殿に着けば、きっと大丈夫だから」
「アル……」
一緒じゃダメ?
そう聞きたかった。でもその言葉を必死に飲み込んだ。
アルは騎士団に属している身。こういう時に行かなければいけない。
こちらの世界が余り治安がいいとは思ってはいなかったけど、どこかで何も起きないと思ってしまっていた節があった。騎士団というものがあるんだから、戦争が起きたっておかしくない。
「アル、わかった。俺、ちゃんとユーエンを連れていくから」
「ティーロ、頼んだよ」
二人でこれでもかと強く抱きしめあって、キスを交わした。ただ、お互いの無事を信じて。
「いこう」
出発の合図。ユーエンの家の勝手口を開けて、細い通路を進んでいった。俺はユーエンの腰を支えて、なるべく負担がかからないように歩く。
大通りの方からは悲鳴が上がっている。何が起こっているのか、ここからは全く見えない。振り返ることもできないまま足を進め裏通りに出た。通りには店の人が幾人か出て来ていて、彼らのこともアルが神殿に行くように誘導した。
ただその時の説明で分かったのは、地下通路を使えるのは王族関係者のみということ。市場には組合のようなところがあって、そこから地下に降りれる通路があるようだった。
組合に着けば、職員たちはすでに避難を始めていて、指示が飛び交っている。皆騒然としていて、予想できないことが起こったということを改めて思い知らされた。
アルはその中を迷いもせず真っ直ぐに突っ切って行った。そして立ち止まったのはセキュリティゲートのようなものを三つほどくぐった所にある部屋だった。
奥で待っていたのは重役に見える男性と幾人かの兵士。
「アルベルト、来たか」
「頼む」
「わかってる。お前はこっちから入れ。そっちは城には繋げてないから、そっちの二人とはここでお別れだ」
「……わかった」
「兵士を連れていけ、地下じゃお前の力はあてにならんだろ?」
「さあ、どうかな」
アルは若干おどけつつ答える。多分自分の力についてあまり口外してはいけないことになっているんだと思う。俺もアルの力がどういうものなのか詳しくは知らない。
「ということだ、ティーロ」
アルと俺は顔を見合わせて頷き合った。
「ここで」
「うん」
絶対無事でいてね。
声は出さなかったけど、きっとアルには通じたはず。ハグを交わして、すぐさまアルは踵を返した。
「俺たちも行こう、ユーエン」
「……うん」
家を出た時からずっと無言だったユーエンはやっとそこで口を開いた。
「ごめんね、ティーロ」
「謝ることないよ、俺が城に行っても多分入れないから。ほら、そういうことは気にしない」
「……ごめんね」
しゅんと萎れたように丸まった背中を俺はポンと軽く叩いて先を促した。ユーエンは階段を杖を使って器用に降りていく。ちょっと見ていてヒヤヒヤするけど、本当に傷が良くなったことを実感する。
通路は下水道に平行に走っているみたいでひっきりなしに水音がする。でも特に汚水が流れたり、匂いがあるわけじゃない。狭いけど壁は頑丈で、明かりもしっかり点いている。随分綺麗で、薄暗くて湿気がすごそう、という俺の思い込みとはかけ離れているものだった。
「平気?」
「うん、痛みはないよ」
「よかった」
市場から神殿まで結構な距離があるのはわかっていたから遠いとは思わないけど、こんな状況だし気だけが急いでしまう。神殿までが一本道だったことが救いだった。
「ここ、かな……?」
「そうみたい」
行き止まりにあったのは螺旋階段。ユーエンと顔を見合わせて、恐々とを上り始めた。上り切れば、そこは書斎のような小さな空間で、外の音は全く聞こえない。
多分この部屋も教会内の高度なセキュリティが張られた先にあるんだと思う。
「心を決めないとね」
「……そうなるよね」
ユーエンと肩を寄せ合って、部屋から出ることを躊躇していると、手を掛けていたドアノブが急に回った。
「ひっ」
二人で飛びずさって身構えた。身近にあるものに手を置いていつでも投げつけられるようにしておく。
「驚かせて申し訳ありません。アルベルト殿下の番のティ―ロ様ですね?」
迷いなく俺の名前を言い当てられてドキリとする。
なんでわかったのか、と疑問に思ったけど、俺の外見は珍しいから表ではしっかり顔を隠すようにと言われていたことを思い出す。神殿で働く人がどれだけ俺の情報を知っているかは知らないけど、この場所にいるから王族関係者とバレているだろうし、相手は神官。それにこんな事態の中隠しても仕方ないと素直に頷いた。
「王族の方には別に部屋を用意しております」
「え……? 俺は王族じゃ……アルベルトだってもう」
関係者だけど、王族ではない。いわば一般市民なのに。
「私たちは保護する責務がありますので、ティーロ様の判断で断られて何かあった場合、私共の責任になります」
そんなこと言われてしまったら断れない。俺は仕方なくわかりましたと返事をした。
すると神官はユーエンを見て目を細めた。それはよくわからない表情だったけど、何かを確認したようにも見えた。
「どうぞお連れ様も一緒にご案内させて頂きます」
「僕も……?」
「だって。乗り気はしないけど行こう」
「うん」
またユーエンの腰を支え、神官の背中に付いて行った。
少し歩けば、人が多く集まる気配を感じ始めた。廊下に響く声が緊張感を伝えてくる。
避難所になっているのは広い礼拝堂らしい。すでに半分は人で埋まっていて、その中にはヴァリスさんたちの姿も見えた。流石に手を振っても気付かないだろうし、こんな中大声を出して混乱させるといけないからと視線だけを送っておく。
俺たちは案内されるままその礼拝堂の横を抜け、二階へと上がっていく。螺旋階段の先は皆出払っているのか、礼拝堂とは違って静まり返っていた。時折螺旋階段から上がって来る叫び声が廊下にこだまするぐらいだ。
「こちらです」
神官は大きな扉の前で立ち止まった。それから扉のノブに手を掛けた。その先にはその扉に見合った大きな部屋がある。俺は全く疑ってもみなかった。
でも、開かれた先には青い空が広がっていた。ただ、いつもの青い空ではない、黒い塊が空を飛びまわっていて……。
しかも、ここは神殿の大バルコニー。外から何度か目にしたことのある、司祭様が時折神殿前の広場に集まった市民に対して演説を行う場所。
「あ、あの……?」
「ごめんね、ティーロ」
神官の方を振り返ろうとすると、俺の横に立つユーエンがなぜか謝った。
「ユーエン?」
その時、日向になっていたその場所が一瞬にして影に覆われた。
見上げれば、そこには、大きな翼を広げた――……
「……ドラ、ゴン……?」
ワニのようなごつごつとした表皮。神殿を陰で覆ってしまうほどの大きな両翼。まごうことなき飛竜だった。
「……に、逃げ――」
後ろに後ずさろうとしたけれど、どんと背中をぶつける。振り向けば俺の背後に立っていたのは先ほどの神官だった。
バチリと、頭の中で音が鳴る。体に力が入らなくなって、膝がカクンと曲がる。床に頽れそうになった時、ユーエンが俺を支えた。
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