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オフィスラブ2
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ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ…………
支部長室に規則的な音が響いている。
ソファーに座った僕に跨るように挿入してきたミリアムさんが、そのままの体勢で腰を振り続けているからだ。
前後に、左右に、回すように、そして擦りつけるように。
うねうねと変幻自在な腰の動きで、ミリアムさんは僕のオチンチンを扱きあげる。
腰の動きだけじゃない。
ミリアムさんは中の肉壁までがぬめぬめと動き、僕のオチンチンに絡みついていた。
「うぅっ…………」
びゅびゅーっ
その不規則な刺激に耐えられず、僕はまたミリアムさんの中に射精した。
「ふふっ」
ミリアムさんが微笑み、腰の動きを緩やかなものに変える。
普段の厳しい雰囲気は一体何なのかと思うくらい、セックスの最中のミリアムさんは優しかった。
絡みつき、扱きあげていた肉壁の圧力が柔らかくなり、まるで舌で舐めるようにぬるぬるとオチンチンを這い回る。
射精後の敏感なオチンチンは、その優しい愛撫にもしっかり反応してしまった。
ギシッ
そして、僕のオチンチンが硬さを取り戻したところを見計らって、またミリアムさんの腰が動き始める。
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ…………
ソファーが再び規則的な音をたて始め、逃れられない快楽が僕のオチンチンを責め立てる。
…………僕はなんてエッチなんだろう。
昨日童貞を喪失したばかりだというのに、もう経験人数が二人になってしまった。
しかも、そのことに嫌悪感を感じていない。
むしろ僕の上で優しく、激しく、そして淫らに腰を振るミリアムさんを、愛おしいとすら感じてしまう。
「リュート、すこし、速く動いてもいいか?」
腰を振りながらミリアムさんが尋ねてきた。
イキたいんだろう。
僕は答える代わりに、目の前で踊るミリアムさんの大きな胸にかぶりついた。
乳首を舐め、吸い、甘噛みする。
「…………っ」
ミリアムさんの中がギュッと締まり、そしてその締まりのまま激しく動き出した。
ギシッ! ギシッ! ギシッ! ギシッ! ギシッ! ギシッ!
ソファーが悲鳴にも似た軋みをあげる。
「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ」
「ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふぅっ」
僕は声を押し殺して懸命に射精感を堪え、ミリアムさんは荒い息を吐きながら絶頂へと向かって腰の速度を速めていった。
そして────
どびゅーっ! びゅびゅーっ!
びくっ! びくっ!
「んんっ!」
「くっ!」
僕たちは同時に絶頂した。
オチンチンの中を熱い精液が駆け上っていき、痙攣するミリアムさんの中へと吐き出される。
ここは職場なのに。
扉を一枚隔てた向こうには多くの同僚たちがいるというのに。
僕たちは裸でセックスをし、そしてお互いを何度も絶頂へと導いている。
────────あぁ、やっぱり僕はエッチな男の子だ。
◇
行為が終わり、僕はミリアムさんと向かい合っていた。
向かい合っていたが、視線は合わせられなかった。
気まずいのだ。
僕とミリアムさんは恋人じゃない。
それなのに、勢いでセックスしてしまった。
無言の時間が刻々と過ぎていく。
そのまま十分ほども経った頃だろうか、沈黙を破ったのはミリアムさんだった。
「リュート。私は君のことが好きだ」
「…………えっ?」
突然かけられたその言葉を理解できずに聞き返す。
「私は君のことが好きだと、そう言ったんだ」
好き…………?
ミリアムさんが? 僕のことを?
ミリアムさんの瞳を見つめ返す。
真剣な表情だった。
嘘をついたり、からかっている様子はない。
かあっと、顔が熱くなった。
「えっ、えっ、あの、ぼ、僕のことが好きって」
「体を重ねたから言うのではないぞ。私は君とこうなる前から、君のことが好きだった」
「い、いつから、ですか?」
「初めて会った時からだ」
「初めて…………」
ミリアムさんと初めて会ったのは、一年前にミリアムさんが支部長として赴任してきた時だ。
その時から、ずっと僕のことを好きだった…………?
「で、でも、そんなこと一度も…………」
「言えると思うか? こんな厳つい女が、君のような可愛らしい青年に恋しているなどと」
そう言って、自嘲気味な笑みを浮かべるミリアムさん。
「僕はそんな、可愛いだなんて…………そ、それに、ミリアムさんは素敵な人です! とても綺麗で、かっこいいです!」
「ふっ、ありがとう、リュート。君にそう言ってもらえるのは嬉しいよ。だが…………」
言葉を切り、ミリアムさんはまっすぐ僕の目を見つめてきた。
「君には、ほかに好きな女がいるんだろう? リュート」
「…………っ、な、なんで」
「分かるさ、好きな男のことだからな。私と繋がる時に、別の誰かのことを考えて躊躇しただろ?」
「うっ…………ごめんなさい」
ほんの一瞬のことだったのに、ミリアムさんには全部バレていたみたいだ。
「謝ることはない。私が強引に押し倒したようなものだからな」
「で、でも…………」
「いいから聞いてくれ」
ミリアムさんは真剣な表情を浮かべ、僕の手を取る。
「私のものになってくれ、とは言わない。私は君の心を第一に考えて欲しいと思っている」
「ミリアムさん…………」
「だが、考えて欲しい。君がその好きな人とうまくいっても、いかなかったとしても、もし私のことが嫌いではないなら私も伴侶のひとりに加えてくれないだろうか」
「そ、それは…………」
一夫多妻は普通なことだ。
女の人と違い、男は複数の女性を妊娠させることが可能なため、少ない人でも二~三人、多い人は五~六人の女の人と結婚して、そのそれぞれとの間に子供を作る。
家庭の形態は色々だが、複数の妻が夫のためにお金を出し合って新居を購入し、そこに妻が通うというのが一般的だ。
「だめか?」
ミリアムさんが切なそうな顔をする。
うぅ……///
これって、プロポーズだよね?
今まで結婚なんて考えたこともなかったけど、ミリアムさんは素敵な女の人だし、僕のことを一年も前から好きだって言ってくれてるし…………
「あの……その……か、考えさせてください……///」
結局、すぐに答えを出せる訳もなく、僕はそう答えるしかなかった。
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ…………
支部長室に規則的な音が響いている。
ソファーに座った僕に跨るように挿入してきたミリアムさんが、そのままの体勢で腰を振り続けているからだ。
前後に、左右に、回すように、そして擦りつけるように。
うねうねと変幻自在な腰の動きで、ミリアムさんは僕のオチンチンを扱きあげる。
腰の動きだけじゃない。
ミリアムさんは中の肉壁までがぬめぬめと動き、僕のオチンチンに絡みついていた。
「うぅっ…………」
びゅびゅーっ
その不規則な刺激に耐えられず、僕はまたミリアムさんの中に射精した。
「ふふっ」
ミリアムさんが微笑み、腰の動きを緩やかなものに変える。
普段の厳しい雰囲気は一体何なのかと思うくらい、セックスの最中のミリアムさんは優しかった。
絡みつき、扱きあげていた肉壁の圧力が柔らかくなり、まるで舌で舐めるようにぬるぬるとオチンチンを這い回る。
射精後の敏感なオチンチンは、その優しい愛撫にもしっかり反応してしまった。
ギシッ
そして、僕のオチンチンが硬さを取り戻したところを見計らって、またミリアムさんの腰が動き始める。
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ…………
ソファーが再び規則的な音をたて始め、逃れられない快楽が僕のオチンチンを責め立てる。
…………僕はなんてエッチなんだろう。
昨日童貞を喪失したばかりだというのに、もう経験人数が二人になってしまった。
しかも、そのことに嫌悪感を感じていない。
むしろ僕の上で優しく、激しく、そして淫らに腰を振るミリアムさんを、愛おしいとすら感じてしまう。
「リュート、すこし、速く動いてもいいか?」
腰を振りながらミリアムさんが尋ねてきた。
イキたいんだろう。
僕は答える代わりに、目の前で踊るミリアムさんの大きな胸にかぶりついた。
乳首を舐め、吸い、甘噛みする。
「…………っ」
ミリアムさんの中がギュッと締まり、そしてその締まりのまま激しく動き出した。
ギシッ! ギシッ! ギシッ! ギシッ! ギシッ! ギシッ!
ソファーが悲鳴にも似た軋みをあげる。
「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ」
「ふっ、ふぅっ、ふっ、ふっ、ふぅっ」
僕は声を押し殺して懸命に射精感を堪え、ミリアムさんは荒い息を吐きながら絶頂へと向かって腰の速度を速めていった。
そして────
どびゅーっ! びゅびゅーっ!
びくっ! びくっ!
「んんっ!」
「くっ!」
僕たちは同時に絶頂した。
オチンチンの中を熱い精液が駆け上っていき、痙攣するミリアムさんの中へと吐き出される。
ここは職場なのに。
扉を一枚隔てた向こうには多くの同僚たちがいるというのに。
僕たちは裸でセックスをし、そしてお互いを何度も絶頂へと導いている。
────────あぁ、やっぱり僕はエッチな男の子だ。
◇
行為が終わり、僕はミリアムさんと向かい合っていた。
向かい合っていたが、視線は合わせられなかった。
気まずいのだ。
僕とミリアムさんは恋人じゃない。
それなのに、勢いでセックスしてしまった。
無言の時間が刻々と過ぎていく。
そのまま十分ほども経った頃だろうか、沈黙を破ったのはミリアムさんだった。
「リュート。私は君のことが好きだ」
「…………えっ?」
突然かけられたその言葉を理解できずに聞き返す。
「私は君のことが好きだと、そう言ったんだ」
好き…………?
ミリアムさんが? 僕のことを?
ミリアムさんの瞳を見つめ返す。
真剣な表情だった。
嘘をついたり、からかっている様子はない。
かあっと、顔が熱くなった。
「えっ、えっ、あの、ぼ、僕のことが好きって」
「体を重ねたから言うのではないぞ。私は君とこうなる前から、君のことが好きだった」
「い、いつから、ですか?」
「初めて会った時からだ」
「初めて…………」
ミリアムさんと初めて会ったのは、一年前にミリアムさんが支部長として赴任してきた時だ。
その時から、ずっと僕のことを好きだった…………?
「で、でも、そんなこと一度も…………」
「言えると思うか? こんな厳つい女が、君のような可愛らしい青年に恋しているなどと」
そう言って、自嘲気味な笑みを浮かべるミリアムさん。
「僕はそんな、可愛いだなんて…………そ、それに、ミリアムさんは素敵な人です! とても綺麗で、かっこいいです!」
「ふっ、ありがとう、リュート。君にそう言ってもらえるのは嬉しいよ。だが…………」
言葉を切り、ミリアムさんはまっすぐ僕の目を見つめてきた。
「君には、ほかに好きな女がいるんだろう? リュート」
「…………っ、な、なんで」
「分かるさ、好きな男のことだからな。私と繋がる時に、別の誰かのことを考えて躊躇しただろ?」
「うっ…………ごめんなさい」
ほんの一瞬のことだったのに、ミリアムさんには全部バレていたみたいだ。
「謝ることはない。私が強引に押し倒したようなものだからな」
「で、でも…………」
「いいから聞いてくれ」
ミリアムさんは真剣な表情を浮かべ、僕の手を取る。
「私のものになってくれ、とは言わない。私は君の心を第一に考えて欲しいと思っている」
「ミリアムさん…………」
「だが、考えて欲しい。君がその好きな人とうまくいっても、いかなかったとしても、もし私のことが嫌いではないなら私も伴侶のひとりに加えてくれないだろうか」
「そ、それは…………」
一夫多妻は普通なことだ。
女の人と違い、男は複数の女性を妊娠させることが可能なため、少ない人でも二~三人、多い人は五~六人の女の人と結婚して、そのそれぞれとの間に子供を作る。
家庭の形態は色々だが、複数の妻が夫のためにお金を出し合って新居を購入し、そこに妻が通うというのが一般的だ。
「だめか?」
ミリアムさんが切なそうな顔をする。
うぅ……///
これって、プロポーズだよね?
今まで結婚なんて考えたこともなかったけど、ミリアムさんは素敵な女の人だし、僕のことを一年も前から好きだって言ってくれてるし…………
「あの……その……か、考えさせてください……///」
結局、すぐに答えを出せる訳もなく、僕はそう答えるしかなかった。
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