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勇者を探せ
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ボクはすぐに行動を開始した。
リースのイベントは全部覚えているので、何をするべきかは理解している。
するべきこと。
それはもちろんウィルを見つけ出し、そして救うことだ。
設定と同じなら、ウィルは移民の子供だ。
まだ物心つかないうちに父親を亡くしたウィルは、母親に連れられていくつもの街を転々とし、最後に聖都ハーディア──聖剣が安置された、この街にたどり着く。
だが、金もコネも持たない移民の親子が普通に暮らしていけるほど、人の社会というのは優しくない。
親子が行き着く先はスラムだった。
そこでウィルがどんな暮らしをしていたのか、イベントで詳しく語られることはなかったのでボクは知らない。
でも、十歳だったウィルとリースが出会ったとき、ウィルの母親はすでに亡くなっており、ウィル自身も栄養失調で死にかけていた。
ウィルとリースは同じ年齢なので、ウィルも現在は七歳のはず。
リースとのイベントで『スラムで暮らした五年間は地獄だった』というセリフがあったので、ゲームと全く同じならば二年前からウィル親子はスラム街にいるはずだった。
本来であれば、ウィルとリースが出会うのは今から三年後。
だが、居るとわかっているのにわざわざ苦しい思いをさせることはない。
早く見つけたほうがいいに決まっている。
そう簡単に考えたボクは、体調が回復するやいなや屋敷を飛び出してウィルを探し回った。
手がかりはスラム街のどこか、ということだけ。
リースが子供だったウィルの手を引いて歩いているイベント絵の背景を思い返しながら、ボクはウィルを探し続けた。
そして、お世辞にも治安がいいとは言えないスラム街を歩き回ること三時間。
見つけた。
その少年は、朽ちかけた廃屋の壁に背をもたれ、座り込んでいた。
ハイライトの消えかかった青い瞳。
ボサボサで艶のない金髪。
これが将来聖剣を抜いて勇者様になる人物とは、とても想像できない。
だけど、ボクにはひと目でわかった。
ウィルだ。
思わず駆け寄って、目の前に立つ。
移民という、スラム街においてすら最底辺の身分のせいで母子共々に迫害され、身も心もボロボロにやつれていたウィルは、贔屓目に見ても野良犬以下の生活しか送れていないだろう。
全てに絶望したかのような瞳には、子供らしい活発さや純粋さは見て取れない。
心も体も、すでに死にかけているように見えた。
ていうか、今の時点でこの状態なのに、あと三年間もよく生きていられたなと正直感心するほどだ。
いや、感心してる場合じゃない、助けなければ。
とりあえず声をかけてみよう。
「キミ……大丈夫?」
「…………」
かけた言葉に返ってきたのは、視線すら合わせてくれないガン無視だった。
◇
それから、何とかボクに注意を向けさせるのに三十分、ぽつりぽつりと話させるのにさらに三十分、計一時間もかかった。
「ボクの名前はリース、君は?」
「…………ウィル」
「ねぇ、ボクと一緒に行こう。このままじゃ、君は死んでしまうよ」
「……………………」
だが、会話といっても終始こんな感じだ。
一向に進まないイベントにイラつきながらも、これはゲームじゃない、現実なんだと自分に言い聞かせ、根気強く説得を続けていく。
「せめて、回復魔法をかけさせてくれないかな? ウィルはすごく体力が落ちているみたいだし、回復すればきっと元気も出てくるよ」
「…………回復魔法、使えるの?」
ようやく反応らしい反応があった。
「うん、ボクは神官の見習いなんだ。まだ初級しか使えないけど、体力を少し回復したり、弱い病気を追い払ったりすることくらいならできるよ」
「…………! じゃ、じゃあ、お願い…………お母さんを…………お母さんを…………!」
初めてウィルが感情をむき出しにして、ボクに縋り付いてきた。
お母さん…………ウィルのお母さんは、まだ生きているんだ。
「分かった。お母さんのところに連れて行って」
「…………うん!」
ヨロヨロと、ウィルが立ち上がる。
そして振り返ると、後ろにあった廃屋の板を外していった。
…………そうかウィル、君はそんな体でお母さんのことを守っていたんだね。
「こ、こっち」
ウィルに導かれるまま、ボクは暗い廃屋の中に入っていった。
中は空気が澱んでいて、埃っぽく…………そして嫌な臭いがした。
「お母さん…………お母さん…………もう大丈夫だよ。この子が、回復魔法をかけてくれるんだ…………」
ウィルが少し盛り上がった布団にしがみつき、話しかける。
ボクはウィルのすぐ隣に行って、布団に入っている人物を見た。
「ウィル…………」
ウィルの母親は…………すでに亡くなっていた。
おそらく、死後ひと月は経っているだろう。
「お、お母さんに、回復魔法を…………」
そう懇願するウィルを、ボクは抱きしめた。
「…………え?」
「ウィル、よく聞いて。君のお母さんは、もう亡くなってる」
ボサボサの頭を胸に掻き抱き、ゆっくりと、静かな声でそう伝える。
「…………うそだ」
ウィルがボクを引き離そうとする。
だけど、離さない。
ここで離したらダメだ。
「うそだ! うそだ! お母さんは死んでなんかない! お母さんは…………!」
ウィルの細い手が、ボクの体を叩く。
そのあまりにも弱々しく込められた力に、ボクは体より心が痛くなった。
「うぅ…………うぅぅぅぅぅっ…………!」
ウィルの抵抗が止み、泣き声とともに体重をあずけてくる。
ボクは呻くような声を上げ続けるウィルの頭や背中を、優しく撫で続けた。
どれくらいそうしていただろうか。
ウィルの呼吸が静かになったので、ボクは手を止めた。
「ウィル。お母さんのために、祈らせてくれないかな」
神官の見習いであるボクに、死者の魂を浄化する魔法はまだ使えない。
それでも、そう言わずにはいられなかった。
ウィルが無言で小さく頷く。
ボクはゆっくりウィルから体を離すと、ウィルのお母さんの亡骸の前に跪き、両手を合わせた。
そして、祈る。
祈りの言葉なんて知らない。
それでも、ただ祈る。
ウィルのお母さんの魂が救われるように。
ウィルの心が救われるように。
ボクの未来のためだとか、ウィルを勇者にするためだとか、そんな考えは全部捨てて、ただこの不幸な親子が少しでも報われますようにと、必死で祈り続けた。
すると…………
「…………あ」
ウィルの声に、目を開く。
見ると、ウィルのお母さんの体が仄かな光を発していた。
そして、その光が少しずつ浮き上がっていく。
「…………おかあ、さん」
光は、女性の姿をしていた。
崩れかけた死体とはまるで違う、美しい女性の姿だ。
その女性────ウィルのお母さんはボクを見て、そしてウィルを見ると、柔らかく微笑んだ。
「あ…………」
ウィルが手を伸ばす。
だが、ウィルの手が届く前に光は霧散し、消えてしまった。
そして、小屋の中に暗闇がもどる。
ボクはウィルのお母さんだったものを布団で覆い隠し、立ち上がった。
もう、ここにウィルのお母さんはいない。
ウィルを縛り付けるものは、もういないのだ。
振り返ると、ウィルがじっと僕のことを見ていた。
その目には光が戻り、青い綺麗な瞳を輝かせている。
きっと、お母さんの光がウィルに宿ったのだろう。
「君は…………リースは、天使?」
初めて名前を読んでくれたウィルにニッコリと微笑むと、ボクは、まだボクよりも背の小さいウィルの頭を撫でた。
リースのイベントは全部覚えているので、何をするべきかは理解している。
するべきこと。
それはもちろんウィルを見つけ出し、そして救うことだ。
設定と同じなら、ウィルは移民の子供だ。
まだ物心つかないうちに父親を亡くしたウィルは、母親に連れられていくつもの街を転々とし、最後に聖都ハーディア──聖剣が安置された、この街にたどり着く。
だが、金もコネも持たない移民の親子が普通に暮らしていけるほど、人の社会というのは優しくない。
親子が行き着く先はスラムだった。
そこでウィルがどんな暮らしをしていたのか、イベントで詳しく語られることはなかったのでボクは知らない。
でも、十歳だったウィルとリースが出会ったとき、ウィルの母親はすでに亡くなっており、ウィル自身も栄養失調で死にかけていた。
ウィルとリースは同じ年齢なので、ウィルも現在は七歳のはず。
リースとのイベントで『スラムで暮らした五年間は地獄だった』というセリフがあったので、ゲームと全く同じならば二年前からウィル親子はスラム街にいるはずだった。
本来であれば、ウィルとリースが出会うのは今から三年後。
だが、居るとわかっているのにわざわざ苦しい思いをさせることはない。
早く見つけたほうがいいに決まっている。
そう簡単に考えたボクは、体調が回復するやいなや屋敷を飛び出してウィルを探し回った。
手がかりはスラム街のどこか、ということだけ。
リースが子供だったウィルの手を引いて歩いているイベント絵の背景を思い返しながら、ボクはウィルを探し続けた。
そして、お世辞にも治安がいいとは言えないスラム街を歩き回ること三時間。
見つけた。
その少年は、朽ちかけた廃屋の壁に背をもたれ、座り込んでいた。
ハイライトの消えかかった青い瞳。
ボサボサで艶のない金髪。
これが将来聖剣を抜いて勇者様になる人物とは、とても想像できない。
だけど、ボクにはひと目でわかった。
ウィルだ。
思わず駆け寄って、目の前に立つ。
移民という、スラム街においてすら最底辺の身分のせいで母子共々に迫害され、身も心もボロボロにやつれていたウィルは、贔屓目に見ても野良犬以下の生活しか送れていないだろう。
全てに絶望したかのような瞳には、子供らしい活発さや純粋さは見て取れない。
心も体も、すでに死にかけているように見えた。
ていうか、今の時点でこの状態なのに、あと三年間もよく生きていられたなと正直感心するほどだ。
いや、感心してる場合じゃない、助けなければ。
とりあえず声をかけてみよう。
「キミ……大丈夫?」
「…………」
かけた言葉に返ってきたのは、視線すら合わせてくれないガン無視だった。
◇
それから、何とかボクに注意を向けさせるのに三十分、ぽつりぽつりと話させるのにさらに三十分、計一時間もかかった。
「ボクの名前はリース、君は?」
「…………ウィル」
「ねぇ、ボクと一緒に行こう。このままじゃ、君は死んでしまうよ」
「……………………」
だが、会話といっても終始こんな感じだ。
一向に進まないイベントにイラつきながらも、これはゲームじゃない、現実なんだと自分に言い聞かせ、根気強く説得を続けていく。
「せめて、回復魔法をかけさせてくれないかな? ウィルはすごく体力が落ちているみたいだし、回復すればきっと元気も出てくるよ」
「…………回復魔法、使えるの?」
ようやく反応らしい反応があった。
「うん、ボクは神官の見習いなんだ。まだ初級しか使えないけど、体力を少し回復したり、弱い病気を追い払ったりすることくらいならできるよ」
「…………! じゃ、じゃあ、お願い…………お母さんを…………お母さんを…………!」
初めてウィルが感情をむき出しにして、ボクに縋り付いてきた。
お母さん…………ウィルのお母さんは、まだ生きているんだ。
「分かった。お母さんのところに連れて行って」
「…………うん!」
ヨロヨロと、ウィルが立ち上がる。
そして振り返ると、後ろにあった廃屋の板を外していった。
…………そうかウィル、君はそんな体でお母さんのことを守っていたんだね。
「こ、こっち」
ウィルに導かれるまま、ボクは暗い廃屋の中に入っていった。
中は空気が澱んでいて、埃っぽく…………そして嫌な臭いがした。
「お母さん…………お母さん…………もう大丈夫だよ。この子が、回復魔法をかけてくれるんだ…………」
ウィルが少し盛り上がった布団にしがみつき、話しかける。
ボクはウィルのすぐ隣に行って、布団に入っている人物を見た。
「ウィル…………」
ウィルの母親は…………すでに亡くなっていた。
おそらく、死後ひと月は経っているだろう。
「お、お母さんに、回復魔法を…………」
そう懇願するウィルを、ボクは抱きしめた。
「…………え?」
「ウィル、よく聞いて。君のお母さんは、もう亡くなってる」
ボサボサの頭を胸に掻き抱き、ゆっくりと、静かな声でそう伝える。
「…………うそだ」
ウィルがボクを引き離そうとする。
だけど、離さない。
ここで離したらダメだ。
「うそだ! うそだ! お母さんは死んでなんかない! お母さんは…………!」
ウィルの細い手が、ボクの体を叩く。
そのあまりにも弱々しく込められた力に、ボクは体より心が痛くなった。
「うぅ…………うぅぅぅぅぅっ…………!」
ウィルの抵抗が止み、泣き声とともに体重をあずけてくる。
ボクは呻くような声を上げ続けるウィルの頭や背中を、優しく撫で続けた。
どれくらいそうしていただろうか。
ウィルの呼吸が静かになったので、ボクは手を止めた。
「ウィル。お母さんのために、祈らせてくれないかな」
神官の見習いであるボクに、死者の魂を浄化する魔法はまだ使えない。
それでも、そう言わずにはいられなかった。
ウィルが無言で小さく頷く。
ボクはゆっくりウィルから体を離すと、ウィルのお母さんの亡骸の前に跪き、両手を合わせた。
そして、祈る。
祈りの言葉なんて知らない。
それでも、ただ祈る。
ウィルのお母さんの魂が救われるように。
ウィルの心が救われるように。
ボクの未来のためだとか、ウィルを勇者にするためだとか、そんな考えは全部捨てて、ただこの不幸な親子が少しでも報われますようにと、必死で祈り続けた。
すると…………
「…………あ」
ウィルの声に、目を開く。
見ると、ウィルのお母さんの体が仄かな光を発していた。
そして、その光が少しずつ浮き上がっていく。
「…………おかあ、さん」
光は、女性の姿をしていた。
崩れかけた死体とはまるで違う、美しい女性の姿だ。
その女性────ウィルのお母さんはボクを見て、そしてウィルを見ると、柔らかく微笑んだ。
「あ…………」
ウィルが手を伸ばす。
だが、ウィルの手が届く前に光は霧散し、消えてしまった。
そして、小屋の中に暗闇がもどる。
ボクはウィルのお母さんだったものを布団で覆い隠し、立ち上がった。
もう、ここにウィルのお母さんはいない。
ウィルを縛り付けるものは、もういないのだ。
振り返ると、ウィルがじっと僕のことを見ていた。
その目には光が戻り、青い綺麗な瞳を輝かせている。
きっと、お母さんの光がウィルに宿ったのだろう。
「君は…………リースは、天使?」
初めて名前を読んでくれたウィルにニッコリと微笑むと、ボクは、まだボクよりも背の小さいウィルの頭を撫でた。
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