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第三章

ロリーナの復讐

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 ロリーナ・ぺ・ド・フィリアは激怒していた。

 必ずや、あの人の言うことを全く聞かぬぼんくらな下僕に、目に物を見せてやらねばと決意した。

 昨日ロリーナは、マサオを従順な下僕として教育し直すべく、自室に呼び出した。

 そこで、自分が「いい」というまで股間を舐めさせ続けることによって、いま一度、上下関係をはっきりと認識させるつもりだったのだ。

 だが、結果はどうだ。

 マサオはロリーナがいくら「いい」と言っても一向に止めず、ロリーナがあまりの気持ちよさに気を失い、アヘ顔のまま失禁するという無様な姿をさらしてしまった。
 
 ……確かに、気持ちは良かった。

 おかげでロリーナは現実でも絶頂の感覚を味わうことが出来た。

 だが、それは目的の一つであって、もう一つの目的である『マサオを教育する』ことは、全くと言っていいほど出来なかったのだ。

 一体どうすれば、あの肉々にくにくしい平たい顔の下僕に自分の立場を思い知らせることが出来るのか……

 そこで、ロリーナは思いついた。

 昨日、自分はマサオに股間を舐められ、それによってもたらされる快楽によって散々に翻弄され、無様な姿をさらすことになった。

 なら、自分が同じことをしてやれば、マサオも無様な姿をさらすのではないか。

 そう思ったのだ。

 思って、しまったのだ────


 

















 ────二日連続でロリーナの部屋に呼び出された正男は、そわそわしながら扉をノックした。

 昨日、ロリーナに股間を舐めろと命令されたときは、あまりの興奮に若干正気を失い、少々やり過ぎてしまった。

 そのことを反省し、今日は粛々と裁縫などに勤しもう……そう思っていた矢先の呼び出しだったからだ。

「入れ」

 ロリーナの許しの声があったので、正男は扉を開き、中に入った。

 するとそこには、なぜかドヤ顔で腕を組んで立っている、ロリーナの姿があった。

「そこに座るのじゃ」

 ドヤ顔のまま、ロリーナがベッドを指さす。
 
 地面や床ではない場所に座れと命令されるなんて初めてのことだ。
 
 そう思いながらも正男がベッドの上に正座をすると、

「そうではない、端っこのほうに腰かけるのじゃ」

 座り方を指定された。
 
 正座以外の座り方を指定されたのも、これが初めてのことである。

 とはいえ、命令通りに正男はベッドの端に腰かけた。

「ふむ、よし…………では、チ☆ポをだせ」

 そして次に下された命令に驚愕した。

 いったい、チ☆ポを出させて何をするつもりなのか。

 まさか、むき出しのチ☆ポを枝でビシバシしばこうとでもいうのか。

 正男の背筋を戦慄と若干の興奮が走り抜けたが、ロリーナの命令には逆らえぬ。
 
 正男は素直に腰巻きを外し(未だにモコモコした衣装のままである)、その巨大なチ☆ポをロリーナの前にさらけ出した。

「む……」

 ロリーナが、チ☆ポを睨み付ける。

 なぜならば、すでに正男のチ☆ポは勃起していたからだ。

 先ほどチ☆ポをビシバシとしばかれることを想像したせいで、正男のチ☆ポは戦闘態勢になっていた。

 興奮ではなく、枝に負けぬよう闘争心で硬くなったのだと信じたい。

 ロリーナは、その「いつでもこいや!」とばかりにイキり起つ正男のチ☆ポをしばらく睨み付けた後、おもむろに近づいてくると、その前に跪いた。

 まるで昨日とは真逆の光景である。

 ロリーナの思惑が分からずに混乱する正男をよそに、ロリーナはおずおずとその可愛らしい唇を開いた。

 そしてなんと、正男のチ☆ポをチロリと舌で舐めたではないか。



 驚愕と衝撃と感動に、正男のチ☆ポがビクリと震えた。

 その動きに額を叩かれたロリーナは、一度苛立ち紛れに正男のチ☆ポをビンタした後、今度は勝手に動かぬように小さなお手々で握りしめた。

 そしてまた、チロチロとぎこちなく舐め始めたのである。
 
 正男には、今の状況が把握できていなかった。

 まさか、またエロースが何かしたのではないかと思ったが、現在エロース(ポチ)は正男の部屋でお昼寝中である。

 となると、このいきなりのご奉仕は、ロリーナの意思に他ならないと言うことだ。

 いったいロリーナが何を考え、急にこのようなことをしてきたのかは分からない。
 
 だが、どう考えても自分にとってはご褒美以外の何ものでもない以上、正男にロリーナを止めるという選択肢はなかった。

 ロリーナの小さな舌が、正男のチ☆ポを舐め続ける。
 
 亀頭部の、それも同じ部分だけを、舌の先端でチロチロと舐め続けるのだ。

 テクニックも何もない、そのあまりにも無知なペッティングに、正男はむしろ興奮した。

 だが、刺激が足りないのも確かであった。

 ロリーナも、自分がやられた時とはあまりに反応が違いすぎることに気づいたのだろう。

「どうすればいいのじゃ?」

 と素直に聞いてきた。

 その時である。

 正男の脳裏に、ある映像が再生されたのは。

 それは『普段は温厚な小○科医の先生として振る舞っているが、裏では無知なロリやショタに性的なイタズラをして快楽を教え込み、最終的に自らの従順な性奴隷として調教してしまうおじさん』の姿だった。

 この『エロ医ロリショタ調教おじさん』の能力によって、正男は温厚な表情を崩さぬまま、ロリーナに(自分好みの)正しいフェラチオのやり方を教育し始めた。

 そしてロリーナは『エロ医ロリショタ調教おじさん』の効果によるものか、いたって素直に、正男の言うがままにチ☆ポに奉仕をしていった。

 舌先で鈴口をほじくり。

 上目遣いで先端に吸い付き。

 側面や裏筋にねっとりと舌を這わせ。

 カリの溝を丁寧に丁寧に舌で掃除し。
 
 限界まで口を開いて亀頭部を咥え、頭を前後に動かしながら強く吸い込んだ。
 
 ────そしてそこで、正男の限界が訪れた。

 もともと『ロリーナがフェラしてくれる』というだけで限界寸前だったのだ。
 
 むしろここまでよく耐えた、と褒めてやってもいいくらいだろう。

 だが、耐えた分だけ溜まった射精感は、一気にそれが解放されたことにより、凄まじい量と勢いで発射された。

 …………強く吸い込んでいる最中の、ロリーナの口内に。

「んぶぅっ……!!」



 ……ロリーナの口は小さい。

 当然、その中に入る容量も少ない。

 そこに大量の精液がもの凄い勢いで、しかも吸い込んでいる最中に発射されたらどうなるか。

 粘度が高く、濃い雄の臭いを漂わせている正男の精液は、半ば強制的に、ロリーナの喉を通って胃の中へと押し込まれていった。

「んげっほっ、げほっ、ごほっ……うぇぇぇぇ……っ」

 むせ返ったロリーナの口から、精液が吐き出されて床に飛び散った。

 それだけではなく、小ぶりで可愛らしいロリーナの鼻からも、正男の精液が飛び出して垂れ下がっていた。

「ふぬぅぅぅぅっ!!」

 前回と同じく、全く望まぬ結果を迎えてしまったロリーナは、鼻から精液を垂らしながら、苛立ち紛れに正男のチ☆ポを強くビンタしたのだった。

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