呟きの箱

十四年生

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遠い…

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遠い…

遠く離れていて
声をかけても
気づかないくらい
あなたは遠い
好きだよというのは
いつも私だわ
あなたは返してくるだけ

わかっているわ
時間がないの
無理して欲しい
なんていえない
ずるいよいつも
どうすればいいの
あなたはこたえてくれない

忘れればいいの?
不安な気持ちは
私のわがままだって
届いていると
信じたまま笑っていればいいの?

たった一言
あなたから欲しい
ただそれだけなのに
悲しくもなるよ
信じていても
あなたの顔が見えないから

思い返して
泣きそうになって
無理して笑って
もう無理かな
つらい時だって
泣けなくなるよ

わかっているわ
忙しいのは
無理して欲しい
なんていえない
苦しいよいつも
どうしたらいいの
あなたは教えてくれない

離れればいの?
不安な気持ちは
わたしのずるさだって
ごめんなさいと
謝ったあと微笑めばいいの?


遠く離れていて
声をかけても
気づかないくらい
あなたは遠い
好きだよというのは
いつも私だわ
あなたは返してくるだけ
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