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バター犬リジー
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なんだか寝苦しくて、エルシーは真夜中に目を覚ます。
「んん……」
何かが胸の上に乗って、エルシーの首筋を舐めている。
「え、何? 誰?」
エルシーが目が覚めたのに気づいたのか、暗闇の中の何かがもぞもぞと動き、慌てたように上からのいた。
エルシーがホッとして体を起こし、手探りでランプをつけると――。
「リジー?」
なんとリジーがエルシーのベッドの上に乗っていて、気まずそうに顔を背けている。
「ベッドの上はダメって言ったでしょ! 何してるの! もう!」
エルシーはリジーに降りるように言うが、リジーは「くぅーん」と憐れっぽい声を出して、降りようとしない。
「リジー、追い出すわよ?」
エルシーが低い声ですごむが、リジーはむしろすり寄るように、エルシーの体に頭を擦り付けてくる。
「どうしたのいったい……」
エルシーは途方に暮れ、リジーの短毛を撫でながら思う。
「もしかして、寂しいの? 飼い主の王子様に会えないから」
「きゅーん」
憐れっぽい様子にほだされ、エルシーは仕方ないとため息をつく。いかつい外見だけど、飼い主が恋しいのかもしれない。
「しょうがないわねぇ……今夜だけよ? 明日からは下で寝るのよ?」
エルシーが上掛けをめくってやると、リジーはいそいそとエルシーの横に入って寝そべる。
「犬とベッドに入るなんて、何年ぶりかしら……」
と口にしてから、エルシーはあらと自分の口を押える。
「そんなことすっかり忘れてたわ。……昔、仔犬を飼ったことがあったのね、やっぱり」
隣で寝そべるリジーが「くう」と鳴く。ようやく思い出したのかとでも言うように。
「そうね、こうやって一緒に寝たわ。……でも、お前みたいに獰猛そうな犬じゃなくて、すごくかわいい仔犬だったのよ? もっと小さくて、真っ黒で、耳が垂れて……」
エルシーはリジ―の頭の後の撫でながら、愕然とする。
「あんなに可愛かったのに、こんな地獄の番犬みたいになっちゃうの?」
「ワン!」
失礼な! というようにリジーが吠え、エルシーの体に尖った鼻先を擦り付ける。柔らかい胸にぽふっと顔を埋め、リジーがすんすんと匂いを嗅いでいる。
「くすぐったいわ……」
しょうがないわね、とエルシーがリジーの温かい身体を抱きしめ、もう一度眠ろうとしたが――。
「ふっ……んんっ……」
気づけがリジーが舌でちろちろと、エルシーの胸の先端を舐めている。くすぐったいのとは違う、なんだが不思議な感覚がエルシーを突き抜け、思わず身を捩った。
「リジー、だめっ……そこ、舐めないで……」
リジーも興奮してきたのか、ハフハフと荒い息を吐きながら、大きな舌で寝間着の上から乳首を舐めている。寝間着はすっかり唾液で湿り、肌に張り付いている。
「はっああっ……なに、やめ……はあっ、あっ……」
エルシーはリジーから逃れようと身を捩るけれど、リジーは大きな前脚でエルシーを抑え込み、両胸をぺろぺろと舐めている。
「ちょ、なに、これ……やあっ……」
胸を舐められているとお腹の中が熱くない、両脚を無意識にすり合わせてしまう。体の奥から何かが溢れ出るような感覚がして、エルシーは動揺する。
と、リジーは乳首から顔を離し、上掛けの中に潜りこむようにしてエルシーの足元へと動く。膝までめくれ上がった寝間着を口で器用に引っ張り、脚の付け根に鼻をつけてふんふんと匂いを嗅ぐ。
「ちょっと何をしてるの、やめ、やめて!」
エルシーが慌てて脚をばたつかせるが、リジーは長く熱い舌でエルシーの秘所をべろりと舐めた。
「きゃあ!」
人間よりも長い舌がエルシーの秘裂を割り、突起を舐める。強烈な快感が背筋を走り抜け、エルシーが思わずのけ反った。
「ああっ……やっ、やめっああっ……あっ、あっ、あっ……」
自分ですら触れたことのない秘密の場所を、犬に舐められている! いったいなんでこんな……!
動揺するエルシーの体を、断続的に快感が襲う。ぴちゃぴちゃと水音が響き、堪えきれずに喘ぎ声が漏れてしまう。
「やめ、りじ、やめて、ああっあああっ……ああっ……」
エルシーは両手で口を塞いてみるが、そんなことをしてももう無駄だった。大きく熱い舌で、エルシーの敏感な場所を舐めしゃぶってヌルヌルにし、口からあふれ出す愛液を残らず舐めとっていく。
「ああっ、ああっ、あああっ、やあっ、もうだめぇ、あああああ!」
エルシーは両足をピンとつま先まで伸ばし、体を反らすようにして達した。
「ああっぁア―――――――――っ」
がくりとベッドの上で脱力し、荒い息を吐くエルシーの体を、リジーはまだ足りないとでも言うようにベロベロと舐めまわしている。
「なんでこんな……」
結局その後、リジーに全身を舐められて二度ほど絶頂して、エルシーは意識を飛ばした。
……昨夜のアレは何だったの……夢……?
翌朝、リジーに舐められまくった記憶に心臓をバクバクさせながら、いくら何でもと、キッチンでお湯を沸かし、タオルを絞って全身を拭き清め、エルシーは身支度をする。リジーは朝から元気に裏庭を駆け回っている。
キッチンの窓から覗けば、黒い物体が猛スピードで走りまわって、祖母の丹精した薔薇の苗をすり抜け、メアリーの菜園を一とびに飛び越えていく。
どうやら犬という生き物は、全力疾走しなければ気が済まないらしい。
エルシーはパンと紅茶、スクランブルエッグ、ベーコン、焼きトマトをテーブルに並べ、夕食の残りのミルクスープも温めて器によそう。
「リジー、ごはんよー」
台所の窓から呼びかければ、リジーはピクリと耳を動かしてエルシーを見て、わふん!と吠えてから大きな舌を出したまま、ハッハッと嬉しそうに駆け寄ってきた。……獲物を見つけた地獄の番犬のようだ。
そうして裏口から入ってきて、ハッハッと尻尾を千切れんばかりに振って、エルシーの座る、キッチンの小テーブルの前にやってくる。
「お行儀よく、お座りしてね、はい、スープとパン」
エルシーが一口大にちぎった食パンと、スープの皿を床に置いてやると、尻尾を振りながら夢中でがっつき始める。
「焼きトマトも食べる?」
「わふん!」
「ベーコンは塩っ辛いから……」
「わふん、わふん!」
ベーコンも卵も寄越せと吠えられて、最後の紅茶まで飲んで、満足そうに毛づくろいをするドーベルマンを見て、エルシーは首を傾げる。
「……犬って、みんなこうなの?」
エルシーは釈然としなかったが、そろそろ家を出なければならない。
エルシーは玄関先でリジーの黒い毛をブラッシングしてやり、リジ―の赤い革の首輪にリードをつけた。リジーもおとなしくされるがままになっている。司令部までは徒歩で四十分ほど。けっこうな距離だが、毎朝歩くことにしている。健康のためではない。単純に貧乏だからだ。
もともと、広大な敷地を持つ古城に住んでいたエルシーは、お嬢様だが歩くのは苦にならない。何しろ、前の家は門から玄関まで軽く四マイルほどあった。敷地内は森も湖もあり、なだらかな丘が連なり、起伏に富んでいた。敷地を出ることはほどんどなかったが、庭を歩きまわるだけで、かなりの運動になったのだ。だから、長いスカートを華麗に捌きながら、女性にしてはかなりの速足である。軍用犬リジーはさすが、エルシーの歩調に合わせ、颯爽と歩く。どこか紳士然として、貴族の男性にエスコートされているような気分になった。……ドーベルマンだけど。
普段、エルシーが街を一人で歩くと、街角の蓮っ葉な男が口笛を吹いたり、声をかけてきたり嫌な思いをするが、いかにも獰猛そうな犬を連れているので、誰も近寄ってこない。
(これはこれで、なかなか快適だわ……)
エルシーがそんな風に思っていると、しかし、背後からやや鼻にかかった、気障ったらしい声で名を呼ばれた。
「ミス・エルスペス・アシュバートン?」
エルシーが足を止めて振り返れば、陸軍士官の制服をきた、赤い髪の男が立っていた。
「んん……」
何かが胸の上に乗って、エルシーの首筋を舐めている。
「え、何? 誰?」
エルシーが目が覚めたのに気づいたのか、暗闇の中の何かがもぞもぞと動き、慌てたように上からのいた。
エルシーがホッとして体を起こし、手探りでランプをつけると――。
「リジー?」
なんとリジーがエルシーのベッドの上に乗っていて、気まずそうに顔を背けている。
「ベッドの上はダメって言ったでしょ! 何してるの! もう!」
エルシーはリジーに降りるように言うが、リジーは「くぅーん」と憐れっぽい声を出して、降りようとしない。
「リジー、追い出すわよ?」
エルシーが低い声ですごむが、リジーはむしろすり寄るように、エルシーの体に頭を擦り付けてくる。
「どうしたのいったい……」
エルシーは途方に暮れ、リジーの短毛を撫でながら思う。
「もしかして、寂しいの? 飼い主の王子様に会えないから」
「きゅーん」
憐れっぽい様子にほだされ、エルシーは仕方ないとため息をつく。いかつい外見だけど、飼い主が恋しいのかもしれない。
「しょうがないわねぇ……今夜だけよ? 明日からは下で寝るのよ?」
エルシーが上掛けをめくってやると、リジーはいそいそとエルシーの横に入って寝そべる。
「犬とベッドに入るなんて、何年ぶりかしら……」
と口にしてから、エルシーはあらと自分の口を押える。
「そんなことすっかり忘れてたわ。……昔、仔犬を飼ったことがあったのね、やっぱり」
隣で寝そべるリジーが「くう」と鳴く。ようやく思い出したのかとでも言うように。
「そうね、こうやって一緒に寝たわ。……でも、お前みたいに獰猛そうな犬じゃなくて、すごくかわいい仔犬だったのよ? もっと小さくて、真っ黒で、耳が垂れて……」
エルシーはリジ―の頭の後の撫でながら、愕然とする。
「あんなに可愛かったのに、こんな地獄の番犬みたいになっちゃうの?」
「ワン!」
失礼な! というようにリジーが吠え、エルシーの体に尖った鼻先を擦り付ける。柔らかい胸にぽふっと顔を埋め、リジーがすんすんと匂いを嗅いでいる。
「くすぐったいわ……」
しょうがないわね、とエルシーがリジーの温かい身体を抱きしめ、もう一度眠ろうとしたが――。
「ふっ……んんっ……」
気づけがリジーが舌でちろちろと、エルシーの胸の先端を舐めている。くすぐったいのとは違う、なんだが不思議な感覚がエルシーを突き抜け、思わず身を捩った。
「リジー、だめっ……そこ、舐めないで……」
リジーも興奮してきたのか、ハフハフと荒い息を吐きながら、大きな舌で寝間着の上から乳首を舐めている。寝間着はすっかり唾液で湿り、肌に張り付いている。
「はっああっ……なに、やめ……はあっ、あっ……」
エルシーはリジーから逃れようと身を捩るけれど、リジーは大きな前脚でエルシーを抑え込み、両胸をぺろぺろと舐めている。
「ちょ、なに、これ……やあっ……」
胸を舐められているとお腹の中が熱くない、両脚を無意識にすり合わせてしまう。体の奥から何かが溢れ出るような感覚がして、エルシーは動揺する。
と、リジーは乳首から顔を離し、上掛けの中に潜りこむようにしてエルシーの足元へと動く。膝までめくれ上がった寝間着を口で器用に引っ張り、脚の付け根に鼻をつけてふんふんと匂いを嗅ぐ。
「ちょっと何をしてるの、やめ、やめて!」
エルシーが慌てて脚をばたつかせるが、リジーは長く熱い舌でエルシーの秘所をべろりと舐めた。
「きゃあ!」
人間よりも長い舌がエルシーの秘裂を割り、突起を舐める。強烈な快感が背筋を走り抜け、エルシーが思わずのけ反った。
「ああっ……やっ、やめっああっ……あっ、あっ、あっ……」
自分ですら触れたことのない秘密の場所を、犬に舐められている! いったいなんでこんな……!
動揺するエルシーの体を、断続的に快感が襲う。ぴちゃぴちゃと水音が響き、堪えきれずに喘ぎ声が漏れてしまう。
「やめ、りじ、やめて、ああっあああっ……ああっ……」
エルシーは両手で口を塞いてみるが、そんなことをしてももう無駄だった。大きく熱い舌で、エルシーの敏感な場所を舐めしゃぶってヌルヌルにし、口からあふれ出す愛液を残らず舐めとっていく。
「ああっ、ああっ、あああっ、やあっ、もうだめぇ、あああああ!」
エルシーは両足をピンとつま先まで伸ばし、体を反らすようにして達した。
「ああっぁア―――――――――っ」
がくりとベッドの上で脱力し、荒い息を吐くエルシーの体を、リジーはまだ足りないとでも言うようにベロベロと舐めまわしている。
「なんでこんな……」
結局その後、リジーに全身を舐められて二度ほど絶頂して、エルシーは意識を飛ばした。
……昨夜のアレは何だったの……夢……?
翌朝、リジーに舐められまくった記憶に心臓をバクバクさせながら、いくら何でもと、キッチンでお湯を沸かし、タオルを絞って全身を拭き清め、エルシーは身支度をする。リジーは朝から元気に裏庭を駆け回っている。
キッチンの窓から覗けば、黒い物体が猛スピードで走りまわって、祖母の丹精した薔薇の苗をすり抜け、メアリーの菜園を一とびに飛び越えていく。
どうやら犬という生き物は、全力疾走しなければ気が済まないらしい。
エルシーはパンと紅茶、スクランブルエッグ、ベーコン、焼きトマトをテーブルに並べ、夕食の残りのミルクスープも温めて器によそう。
「リジー、ごはんよー」
台所の窓から呼びかければ、リジーはピクリと耳を動かしてエルシーを見て、わふん!と吠えてから大きな舌を出したまま、ハッハッと嬉しそうに駆け寄ってきた。……獲物を見つけた地獄の番犬のようだ。
そうして裏口から入ってきて、ハッハッと尻尾を千切れんばかりに振って、エルシーの座る、キッチンの小テーブルの前にやってくる。
「お行儀よく、お座りしてね、はい、スープとパン」
エルシーが一口大にちぎった食パンと、スープの皿を床に置いてやると、尻尾を振りながら夢中でがっつき始める。
「焼きトマトも食べる?」
「わふん!」
「ベーコンは塩っ辛いから……」
「わふん、わふん!」
ベーコンも卵も寄越せと吠えられて、最後の紅茶まで飲んで、満足そうに毛づくろいをするドーベルマンを見て、エルシーは首を傾げる。
「……犬って、みんなこうなの?」
エルシーは釈然としなかったが、そろそろ家を出なければならない。
エルシーは玄関先でリジーの黒い毛をブラッシングしてやり、リジ―の赤い革の首輪にリードをつけた。リジーもおとなしくされるがままになっている。司令部までは徒歩で四十分ほど。けっこうな距離だが、毎朝歩くことにしている。健康のためではない。単純に貧乏だからだ。
もともと、広大な敷地を持つ古城に住んでいたエルシーは、お嬢様だが歩くのは苦にならない。何しろ、前の家は門から玄関まで軽く四マイルほどあった。敷地内は森も湖もあり、なだらかな丘が連なり、起伏に富んでいた。敷地を出ることはほどんどなかったが、庭を歩きまわるだけで、かなりの運動になったのだ。だから、長いスカートを華麗に捌きながら、女性にしてはかなりの速足である。軍用犬リジーはさすが、エルシーの歩調に合わせ、颯爽と歩く。どこか紳士然として、貴族の男性にエスコートされているような気分になった。……ドーベルマンだけど。
普段、エルシーが街を一人で歩くと、街角の蓮っ葉な男が口笛を吹いたり、声をかけてきたり嫌な思いをするが、いかにも獰猛そうな犬を連れているので、誰も近寄ってこない。
(これはこれで、なかなか快適だわ……)
エルシーがそんな風に思っていると、しかし、背後からやや鼻にかかった、気障ったらしい声で名を呼ばれた。
「ミス・エルスペス・アシュバートン?」
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