19 / 36
3.異霊の暗翳
ユウキ
しおりを挟む
確かに沙耶は女性霊の霊障を受けて、危うく命を落としそうになったのだ。その時女性霊に、その気があったかどうかに拘らず……である。
詩依良の言葉にハッとした表情で、女性霊は未だ尻餅をついて起き上がれない沙耶を見下ろした。だがその眼には哀しみが湛えられており、詩依良の話を受け入れた様に沙耶には視えた。
そして無言で向けられる哀しみを湛えた紅い眼を、沙耶も視つめ返していた。
「……それにこれは……余り言いたくなかったんだが……このままだと、間宮悠人自身にも悪影響が出るぞ。いや、もう出ているかもしれないな……」
そう話す詩依良も言い難そうだった。
本当はこんな脅しめいた事を言いたくは無かったのだろうが、それが事実とあれば仕方ない事だ。
それにこの話が、女性霊を説き伏せるにも効果的だったのは言うまでも無い。詩依良の言葉を聞いた女性霊の体が、ビクリッと怯えたように跳ねた。
そして、恐る恐る詩依良の方へ視線を向ける。
「それ……は……どういう……」
発する言葉にもその怯えは含まれていた。
守りたい筈の悠人に、自分の影響が……しかもそれが悪い形で干渉する等と聞かされれば、怯んでしまうのも無理のない事だった。それこそ、最悪の本末転倒だ。
「実際に影響がどんな形で現れるのかは俺も分からん。ただ、これだけ現世の者に影響を与える力があるんだ。主たる間宮悠人だけが例外なんてありえないだろう?」
その説明は、女性霊にとって決定的であり衝撃的であった。
それが本当に表面化してしまったのなら、自分の存在意義が霧散してしまう。主を守りたい為にこの世へ残ったと言うのに、その対象を害する等あってはならない事だった。
「……分かりました」
決心したのであろう女性霊は、静かに、そう小さく呟いた。詩依良を見つめるその紅い眼にも、もう迷いは感じられなかった。
「それで、私達はどうすれば良いのでしょうか?」
そして詩依良に今後の対策を問いかけた。
「私達?」
だが沙耶はその言い方に少し疑問を感じた。いや、ずっと疑問に思っていた。
沙耶のイメージでは、目の前の女性霊も彼女の本体も、元は一つの霊である。
今は〝分身〟と言う方法で二分していたとしても、元が1つに繋がっている以上、私達と言った言葉を使うのには少し違和感があったのだ。
沙耶が呟いた疑問に、女性霊は優しい眼差しを向けて答えた。
「私は本体である御方様が分身を使い作った、いわば使い魔のような存在。ですが私と言う1体の霊でもあります。御方様と同じ目的、同じ思考ではありますが、個々に意識を有しており、全てを本体と共有している訳ではありません。ですから今伺った話は、改めて御方様に説明し判断を仰ぐ必要があります」
「だから私達なのかぁ……」
女性霊の説明に、沙耶は漸く理解する事が出来た。1つの霊から分裂して出来た霊体とは言え、彼女達はそれぞれが別個の意志を持つ、別々の霊なのだ。
ゆっくりと頷く女性霊を見て詩依良が話を続けた。
「……出来れば成仏して欲しい。それが無理なら……封印してやる」
本来、生命が停止した者は成仏と言う形で昇天する。それは漠然と知っている人間の常識であり、また真実だった。
未練があり、この世にしがみ付いた霊も、その本懐を遂げたならばやはり成仏する。そして、霊自身が全てに納得した場合も同様だった。
成仏と言う形が本来は自然であり、他者の手を借りて昇天するのは本当では無い。また、それが強制的になってしまっては意味も無い。
「フフッ……優しいのですね」
それが理解出来たのだろう女性霊は、柔和な表情で笑い声を漏らして呟いた。
「フンッ。その方がこっちとしては楽なだけだ」
そっぽを向いて答える詩依良の顔は少し赤らんでいる。
「……分かりました。その旨、御方様に伝えます。貴女方は、後から悠人の家へ来てください」
女性霊の言葉を聞いて、詩依良は彼女の周りに展開していた光の檻を解除する。それを確認した女性霊は、詩依良に向き直り丁寧にお辞儀した。
「ありがとうございます。それから私の名は『ユウキ』と言います。短い間になると思いますがお見知り措き下さい」
そう言って顔を上げたユウキに、迷いの表情は一切伺えなかった。
「それがお前の〝真名〟か? しかしそれを俺達に教えても良いのか?」
詩依良はニヤリと意地の悪い笑みを浮かべてユウキを見る。
沙耶にはすぐに分からないが、恐らくユウキにとっては大事な事なのだろう事は察する事が出来た。
「構いません。これは貴方に対するお礼でもあります。気付かせてくれてありがとうございました。それに……この名も、すぐに意味のないものへ変わってしまうでしょうから。……それでは後程」
そう言ってユウキは再び優雅な所作で頭を下げ、今度はその姿のままその場から消え失せてしまったのだった。
「……ねぇ、詩依良ちゃん。真名って何?」
二人の会話を黙って聞いていた沙耶は、ユウキが消えたタイミングで詩依良に問いかける。
「ん? ああ、真の名と書いて真名って言うんだ。森羅万象、この世に存在する全ての者にとって、真なる名とはその者を縛る強力な呪力を秘めている。特に怪異は真名を知られる事で、封印されたり、消滅させられたりするリスクが高くなるからな。よっぽどの事が無い限り、己の真名を他言する事は無いんだ」
その説明から、ユウキが詩依良を信用した事が伺えた。言い方は今一つだが、ユウキは詩依良にとっての、〝まな板の上の鯉〟に自らなったと言える。
しかし彼女の頭の中に、もう一つの疑問が湧いて出てきた。
「でも彼女……ユウキさんは、すぐに意味がなくなるって言ってたよ?」
それほど重要な事を詩依良に伝えたのならば、それがすぐに意味の無くなるものとはならないのではと沙耶は思ったのだ。
「それは……ユウキが考えたのは、本体と合流したその後、本体に再度取り込まれるか、共に成仏すると言う意味だろう。どちらにせよ、〝ユウキ〟と言う存在はこの世からいなくなってしまうのだから、すぐに意味がなくなるってのはそう言う理由からだと思うぞ」
少し言い辛そうに、詩依良は沙耶へ説明した。
少なくともユウキは性根の悪い霊では無かった。結果的に沙耶を害してしまったが、それも意図しての事では無い。
彼女の口調や素振りは、違う形で出会えていたなら、友好関係を築けるのではないかと思わせるものだったのだ。
「そうなんだ……」
自分自身、先ほど殺されかけたのだが、沙耶は寂しい気持ちになっていた。自然とその言葉にも元気がなくなり、尻すぼみに小さい声音へとなっていた。
「それよりいつまで座ってるんだよ。とにかく間宮悠人の家へ行くぞ」
意気消沈していく沙耶の気を逸らせる為なのか、殊更にぶっきら棒な物言いでそう言い放った詩依良は、クルリと踵を返して来た道を戻ろうとする。勿論、間宮悠人の家を知っている訳も無く、何となくこの方向だろうと思っての行動だった。
しかし詩依良にそう声を掛けられても、沙耶は立ち上がろうとしない。それどころか、モジモジと恥ずかしそうに顔を赤らめていた。
「あ……あの……」
そして何かを口にしようとするが、モゴモゴと言葉を濁すだけで、一向にしっかりとした言葉を発せないでいる。
「何やってんだよ? 置いてっちまうぞ」
そこに詩依良の催促が飛んで来た。
その言葉通り、彼女は沙耶を置いて歩を進めようとしていた。
「あ、あのね……こ、腰が……抜けちゃった……みたい……」
「はぁ!?」
詩依良の言葉にハッとした表情で、女性霊は未だ尻餅をついて起き上がれない沙耶を見下ろした。だがその眼には哀しみが湛えられており、詩依良の話を受け入れた様に沙耶には視えた。
そして無言で向けられる哀しみを湛えた紅い眼を、沙耶も視つめ返していた。
「……それにこれは……余り言いたくなかったんだが……このままだと、間宮悠人自身にも悪影響が出るぞ。いや、もう出ているかもしれないな……」
そう話す詩依良も言い難そうだった。
本当はこんな脅しめいた事を言いたくは無かったのだろうが、それが事実とあれば仕方ない事だ。
それにこの話が、女性霊を説き伏せるにも効果的だったのは言うまでも無い。詩依良の言葉を聞いた女性霊の体が、ビクリッと怯えたように跳ねた。
そして、恐る恐る詩依良の方へ視線を向ける。
「それ……は……どういう……」
発する言葉にもその怯えは含まれていた。
守りたい筈の悠人に、自分の影響が……しかもそれが悪い形で干渉する等と聞かされれば、怯んでしまうのも無理のない事だった。それこそ、最悪の本末転倒だ。
「実際に影響がどんな形で現れるのかは俺も分からん。ただ、これだけ現世の者に影響を与える力があるんだ。主たる間宮悠人だけが例外なんてありえないだろう?」
その説明は、女性霊にとって決定的であり衝撃的であった。
それが本当に表面化してしまったのなら、自分の存在意義が霧散してしまう。主を守りたい為にこの世へ残ったと言うのに、その対象を害する等あってはならない事だった。
「……分かりました」
決心したのであろう女性霊は、静かに、そう小さく呟いた。詩依良を見つめるその紅い眼にも、もう迷いは感じられなかった。
「それで、私達はどうすれば良いのでしょうか?」
そして詩依良に今後の対策を問いかけた。
「私達?」
だが沙耶はその言い方に少し疑問を感じた。いや、ずっと疑問に思っていた。
沙耶のイメージでは、目の前の女性霊も彼女の本体も、元は一つの霊である。
今は〝分身〟と言う方法で二分していたとしても、元が1つに繋がっている以上、私達と言った言葉を使うのには少し違和感があったのだ。
沙耶が呟いた疑問に、女性霊は優しい眼差しを向けて答えた。
「私は本体である御方様が分身を使い作った、いわば使い魔のような存在。ですが私と言う1体の霊でもあります。御方様と同じ目的、同じ思考ではありますが、個々に意識を有しており、全てを本体と共有している訳ではありません。ですから今伺った話は、改めて御方様に説明し判断を仰ぐ必要があります」
「だから私達なのかぁ……」
女性霊の説明に、沙耶は漸く理解する事が出来た。1つの霊から分裂して出来た霊体とは言え、彼女達はそれぞれが別個の意志を持つ、別々の霊なのだ。
ゆっくりと頷く女性霊を見て詩依良が話を続けた。
「……出来れば成仏して欲しい。それが無理なら……封印してやる」
本来、生命が停止した者は成仏と言う形で昇天する。それは漠然と知っている人間の常識であり、また真実だった。
未練があり、この世にしがみ付いた霊も、その本懐を遂げたならばやはり成仏する。そして、霊自身が全てに納得した場合も同様だった。
成仏と言う形が本来は自然であり、他者の手を借りて昇天するのは本当では無い。また、それが強制的になってしまっては意味も無い。
「フフッ……優しいのですね」
それが理解出来たのだろう女性霊は、柔和な表情で笑い声を漏らして呟いた。
「フンッ。その方がこっちとしては楽なだけだ」
そっぽを向いて答える詩依良の顔は少し赤らんでいる。
「……分かりました。その旨、御方様に伝えます。貴女方は、後から悠人の家へ来てください」
女性霊の言葉を聞いて、詩依良は彼女の周りに展開していた光の檻を解除する。それを確認した女性霊は、詩依良に向き直り丁寧にお辞儀した。
「ありがとうございます。それから私の名は『ユウキ』と言います。短い間になると思いますがお見知り措き下さい」
そう言って顔を上げたユウキに、迷いの表情は一切伺えなかった。
「それがお前の〝真名〟か? しかしそれを俺達に教えても良いのか?」
詩依良はニヤリと意地の悪い笑みを浮かべてユウキを見る。
沙耶にはすぐに分からないが、恐らくユウキにとっては大事な事なのだろう事は察する事が出来た。
「構いません。これは貴方に対するお礼でもあります。気付かせてくれてありがとうございました。それに……この名も、すぐに意味のないものへ変わってしまうでしょうから。……それでは後程」
そう言ってユウキは再び優雅な所作で頭を下げ、今度はその姿のままその場から消え失せてしまったのだった。
「……ねぇ、詩依良ちゃん。真名って何?」
二人の会話を黙って聞いていた沙耶は、ユウキが消えたタイミングで詩依良に問いかける。
「ん? ああ、真の名と書いて真名って言うんだ。森羅万象、この世に存在する全ての者にとって、真なる名とはその者を縛る強力な呪力を秘めている。特に怪異は真名を知られる事で、封印されたり、消滅させられたりするリスクが高くなるからな。よっぽどの事が無い限り、己の真名を他言する事は無いんだ」
その説明から、ユウキが詩依良を信用した事が伺えた。言い方は今一つだが、ユウキは詩依良にとっての、〝まな板の上の鯉〟に自らなったと言える。
しかし彼女の頭の中に、もう一つの疑問が湧いて出てきた。
「でも彼女……ユウキさんは、すぐに意味がなくなるって言ってたよ?」
それほど重要な事を詩依良に伝えたのならば、それがすぐに意味の無くなるものとはならないのではと沙耶は思ったのだ。
「それは……ユウキが考えたのは、本体と合流したその後、本体に再度取り込まれるか、共に成仏すると言う意味だろう。どちらにせよ、〝ユウキ〟と言う存在はこの世からいなくなってしまうのだから、すぐに意味がなくなるってのはそう言う理由からだと思うぞ」
少し言い辛そうに、詩依良は沙耶へ説明した。
少なくともユウキは性根の悪い霊では無かった。結果的に沙耶を害してしまったが、それも意図しての事では無い。
彼女の口調や素振りは、違う形で出会えていたなら、友好関係を築けるのではないかと思わせるものだったのだ。
「そうなんだ……」
自分自身、先ほど殺されかけたのだが、沙耶は寂しい気持ちになっていた。自然とその言葉にも元気がなくなり、尻すぼみに小さい声音へとなっていた。
「それよりいつまで座ってるんだよ。とにかく間宮悠人の家へ行くぞ」
意気消沈していく沙耶の気を逸らせる為なのか、殊更にぶっきら棒な物言いでそう言い放った詩依良は、クルリと踵を返して来た道を戻ろうとする。勿論、間宮悠人の家を知っている訳も無く、何となくこの方向だろうと思っての行動だった。
しかし詩依良にそう声を掛けられても、沙耶は立ち上がろうとしない。それどころか、モジモジと恥ずかしそうに顔を赤らめていた。
「あ……あの……」
そして何かを口にしようとするが、モゴモゴと言葉を濁すだけで、一向にしっかりとした言葉を発せないでいる。
「何やってんだよ? 置いてっちまうぞ」
そこに詩依良の催促が飛んで来た。
その言葉通り、彼女は沙耶を置いて歩を進めようとしていた。
「あ、あのね……こ、腰が……抜けちゃった……みたい……」
「はぁ!?」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる