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強者討伐 失われた武器
265 強者アスモ 3
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今の攻撃は確実にアイツの体を捉えていた。アスモの触手攻撃はシールドが防いでいる。
それなのに、何故こっちからの攻撃は当たらない?
「強者というのは、どいつもこいつも、俺と相性が悪すぎるぐらい嫌な能力を持っているな」
シールドであの攻撃を弾くのならアイツは本体でありながら、全ての攻撃を回避するというのか?
それとも、幻術のような幻を見せられている……だからか、あまりにもしょぼい攻撃しかしてこないのは。
まだ断定はできないが、あの程度の攻撃であればいつまででも耐えられる。だけど、こちらからの攻撃はあたらない……。
これだと例えドゥームブレイドを使ったとして、さっきのように当たらないのなら意味はないな。
その為にクリムゾンを使って見たが、かすりもしない。範囲魔法ですら回避されるような相手をどうやってダメージを与えればいいんだ?
バーストロンドを周辺に放つも、案の定回避されアスモはケタケタと笑っている。
俺に対して余裕をかましているが、こちらとしても打つ手がない状態だ。
始めはレイスのような霊体かとも思ったが、風球に続いてクリムゾンまでも通じなかった。
霊体の特性が、クリムゾンを回避する段階でおかしくなってくる。全くもって意味がわからない。
「今の所、打つ手なしか……」
シールドが弾くのだから、あの攻撃は本当に起こっていることなんだよな?
右手に氷の大剣を作り出し、左手にクリムゾンを具現化する。展開していたシールドを解除する。
移動速度は見えはしないが、父上たちに比べてアイツの攻撃は見えないわけじゃない。
「危険だが……一度食らう必要があるな」
ブレイブオーラを発動させ、一気に距離を詰め二つの剣で攻撃を繰り出していく。
こちらが攻撃を繰り出しているにも関わらず避ける動作はまったくない。シールドを解除しても、アスモは攻撃することもなく手を叩いて喜んでいるようにも見える。
「これならどうだ!?」
クリムゾンで攻撃した瞬間にバーストを発動させる。
これでも効果なしか……攻撃が当たらない理由は何だ?
「ウヒ ウヒ ウヒャッー」
相変わらずふざけた相手だ……。
兄上のように俺の攻撃を読んでいる?
しかし、あれは俺の剣術を熟知されているからであって、アイツが回避できるとは思えない……そもそも、内部からのバーストをどうやって回避している?
「こいつは本当に俺の心を読んでいるということか?」
攻撃の手段を先読みしているから、そのため攻撃が当たらない。そう考えられなくもないが……だとしても、風球がすり抜けるというのが理解できない。
あれは本体であって本体じゃない、昔別のゲームでそんな設定があったよな?
どっちにしろ、腹が立つ相手には変わりない。
「だったら……」
アスモからダンジョンの壁まで距離を取り、二つの剣を解除してシールドを展開して、手を合わせて魔力を集中させていく。
仮にアイツが攻撃を読むとするのなら、この攻撃に対して何をしてくる?
ケラケラと笑いながら、ゆっくりと近づいている。この魔法がどういうものか理解していないのか、そもそもアイツには通用しない、そういうことなのか?
余程の自信があるのか、本当に効かないのか、試してみないとわからない。
これを使うのは俺自身かなり危険を伴う。
今までの最下層に比べてこの場所はかなり狭い、だからこそ有効でもあるが……危険な賭けであることに変わりはない。
「これを回避できるのなら、回避してみろよ。エクスプロード!」
魔法が発動すると同時に、シールドを四重に展開をする。
空洞の中心に巨大な恒星のような火の塊が出現する。
自分の魔法でありながらも、この攻撃から放たれる高熱と爆風に耐えるには、何重に張り合わせたシールドでないと耐えることは出来ない。と、思いたい……。
アイツはこの攻撃に耐えるのか、それとも全くの無傷なのか?
それなのに、何故こっちからの攻撃は当たらない?
「強者というのは、どいつもこいつも、俺と相性が悪すぎるぐらい嫌な能力を持っているな」
シールドであの攻撃を弾くのならアイツは本体でありながら、全ての攻撃を回避するというのか?
それとも、幻術のような幻を見せられている……だからか、あまりにもしょぼい攻撃しかしてこないのは。
まだ断定はできないが、あの程度の攻撃であればいつまででも耐えられる。だけど、こちらからの攻撃はあたらない……。
これだと例えドゥームブレイドを使ったとして、さっきのように当たらないのなら意味はないな。
その為にクリムゾンを使って見たが、かすりもしない。範囲魔法ですら回避されるような相手をどうやってダメージを与えればいいんだ?
バーストロンドを周辺に放つも、案の定回避されアスモはケタケタと笑っている。
俺に対して余裕をかましているが、こちらとしても打つ手がない状態だ。
始めはレイスのような霊体かとも思ったが、風球に続いてクリムゾンまでも通じなかった。
霊体の特性が、クリムゾンを回避する段階でおかしくなってくる。全くもって意味がわからない。
「今の所、打つ手なしか……」
シールドが弾くのだから、あの攻撃は本当に起こっていることなんだよな?
右手に氷の大剣を作り出し、左手にクリムゾンを具現化する。展開していたシールドを解除する。
移動速度は見えはしないが、父上たちに比べてアイツの攻撃は見えないわけじゃない。
「危険だが……一度食らう必要があるな」
ブレイブオーラを発動させ、一気に距離を詰め二つの剣で攻撃を繰り出していく。
こちらが攻撃を繰り出しているにも関わらず避ける動作はまったくない。シールドを解除しても、アスモは攻撃することもなく手を叩いて喜んでいるようにも見える。
「これならどうだ!?」
クリムゾンで攻撃した瞬間にバーストを発動させる。
これでも効果なしか……攻撃が当たらない理由は何だ?
「ウヒ ウヒ ウヒャッー」
相変わらずふざけた相手だ……。
兄上のように俺の攻撃を読んでいる?
しかし、あれは俺の剣術を熟知されているからであって、アイツが回避できるとは思えない……そもそも、内部からのバーストをどうやって回避している?
「こいつは本当に俺の心を読んでいるということか?」
攻撃の手段を先読みしているから、そのため攻撃が当たらない。そう考えられなくもないが……だとしても、風球がすり抜けるというのが理解できない。
あれは本体であって本体じゃない、昔別のゲームでそんな設定があったよな?
どっちにしろ、腹が立つ相手には変わりない。
「だったら……」
アスモからダンジョンの壁まで距離を取り、二つの剣を解除してシールドを展開して、手を合わせて魔力を集中させていく。
仮にアイツが攻撃を読むとするのなら、この攻撃に対して何をしてくる?
ケラケラと笑いながら、ゆっくりと近づいている。この魔法がどういうものか理解していないのか、そもそもアイツには通用しない、そういうことなのか?
余程の自信があるのか、本当に効かないのか、試してみないとわからない。
これを使うのは俺自身かなり危険を伴う。
今までの最下層に比べてこの場所はかなり狭い、だからこそ有効でもあるが……危険な賭けであることに変わりはない。
「これを回避できるのなら、回避してみろよ。エクスプロード!」
魔法が発動すると同時に、シールドを四重に展開をする。
空洞の中心に巨大な恒星のような火の塊が出現する。
自分の魔法でありながらも、この攻撃から放たれる高熱と爆風に耐えるには、何重に張り合わせたシールドでないと耐えることは出来ない。と、思いたい……。
アイツはこの攻撃に耐えるのか、それとも全くの無傷なのか?
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