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【番外編】沢田くんと肝試し
沢田くんと呪いの森
しおりを挟むどういう仕組みなのか分からないけど、噴出してきたケチャップは沢田くんの顔を直撃した。
【ぎゃあああ!!((((;゚Д゚))))))) なんて罠だ、恐ろしすぎる! 思い切り噛んじゃって恥ずかしいし! は、早く帰りたいっ……!!。゚(゚´Д`゚)゚。】
そんな沢田くんが私は好きだけどね。
私はトマトケチャップを3回唱えて竜の口から水を出し、沢田くんの顔をハンカチで拭いてあげた。
「ありがとう……【佐藤さん、天使か(*´Д`*)】」
「どういたしまして」
私たちは気を取り直して次の呪いの森ステージへと突入した。
確か、この森では決して振り返ってはいけないんだったっけ。そうしないと恐ろしい魔物に襲われるとか。
「沢田くん、振り向かずに真っすぐ行こう!」
「あ、うん【振り向くなと言われたら逆に振り向きたくなってしまうじゃないか……!((((;゚Д゚)))))))なんていう恐ろしい罠なんだ!】」
罠への耐性が低いよ! 気をしっかり持って、沢田くん!
私たちは早足で、木々の生い茂る砂利道を進んだ。
木陰から何か飛び出してくるんじゃないかって意識しちゃうと怖くなる。なるべく意識しないように、足を動かす。
すると、後ろから砂利を踏む足音がしたような気がした。
【うおおおおお!! だ、誰かが後ろにいるっ!!((((;゚Д゚)))))))】
沢田くんが後ろを気にしている。
「ダメだよ、沢田くん、振り向いちゃ!」
「う、うん……【分かっているけど、振り向きたいっ!!】」
ジャリ、ジャリッと背後で不気味な音がする。
本当に誰かが後ろにいるみたい……。
私もちょっと振り向きたくなってきた。でもその時、気がついた。
分かった! これはきっと小野田くんだ!
私たちの後ろにいるのはもう小野田くんしかいないもん。
またトンネルの時みたいにお化けのフリして脅かそうってわけ?
毎回同じ手に引っかかるほど私たちは馬鹿じゃないよ。
「沢田くん、後ろにいるのはきっと小野田くんだよ。だから気にしないで行こう?」
「あっ……うん!【そっか、なーんだヽ(*^ω^*)ノ】」
沢田くんは安心したらしく、ため息をつく。
【それなら、振り向いちゃおう】
って、なんで振り向いちゃうの⁉︎
沢田くんが振り向いたので、私もつられて振り向いた。
するとそこにはやっぱり小野田くんがいて──。
「待ってくれよ、沢田あ……。俺を置いていかないでくれよ……」
と、透けた体で寂しそうに手を挙げた。
えっ!! ちょっと待って、小野田くん、透けてるんだけど⁉︎
【体が動かねえから幽体離脱してきたヽ(*^ω^*)ノ】
【ぎゃあああああ~~!!! 生き霊出たあああああ!!!((((;゚Д゚)))))))】
小野田くん、生き霊になって来るのはやめてーー!!!
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