2nd Life

seven

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第1章 幼少期

23話 姫大人の凄さを痛感する

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 [コルラド王国城 マイの部屋]

本日は遂に来ましたマイの6歳の生誕祭6月28日 0:00


ドン・ドン・ドドーン

(あっ・・今日はわたしの誕生日だ・・・でも・・早すぎよ!!!)

マイの生誕祭は、一部の信者民達の空砲魔法によって始まる。


苦情が出れば止めさせるのだがここ6年出た事は無い。
28日のこの音を境に都がお祭り騒ぎに突入する。
最初の頃は三日三晩続いたのを、一日にしなさいとマイとアイナがコルラド王に言い御触れを出したのだ。
何故か、それはコルラド王が三日三晩飲み続ける為である。
その間コルラド王国はマヒしやすく、尚且つユリウスがとっても忙しくなってしまう為当日のみの決行としたのだ。
生誕祭の日はすべての飲食店は無料に(国が負担)なるので、飲食店関係は前日から休み、仕込んで当日0:00から
営業するのだ。

他の販売系のお店も一斉にオープンする。
王国全土から沢山の人の出入りも有る為警備も厳重である。
しかも本日はマイとレウスのお披露目会が11時から開催される為、前々日から各貴族関係が王都に入っているので王都はすでに大混雑である。

この二日間はマイも学園に行けず、ユリウスと勉強しかしていない。
ソニアも城内の警備に参加して不審な物や者が入り込まないか入念に調査・警備をしていた。


バタン!!!

「マイたーん!!!」

マイのベットに潜り込もうとする男。

【ギャーオ!!】

レウスの雄叫おたげびがマイの部屋に響き渡る。

「うあ!レウスと寝ていたのか!」

男はベットからレウスに追い出される。

「パ・・パ?」
マイが目をこすりながら、二度寝から目覚める。

「今何時パパ?」

「今は4時だよマイ、もう城下はお祭り騒ぎだ、色々用意したから一緒に食べようと思って迎えに来たよ~」
すでに顔を赤らめたコルラド王がマイを起こしに来たのである。

(パパ早いは!!!4時って・・しかももう結構のんでるわね・・)


マイはあくびをしながらベットから降りようと淵に行くとマイはコルラド王に抱き抱えられる。
レウスはマイと寝ていた布団の匂いを嗅ぎながらオズオズと入っていく。
お披露目会は11時からなので、レウスの準備はまだ先でいいと考えるマイ。


(やれやれ4時から動くのか・・嫌な予感・・)

コルラド王に抱かれ部屋を出ていくマイとコルラド王、この後マイは大人の怖さを知る事になる。


 [コルラド王国城 第三応接室]

バン!!
「マイここだよ~」
ニッコニコのコルラド王とまだ眠たいマイが入ってくる。

マイは入った瞬間に驚愕する。
(何この量・・)

そこには大量の露店から買ってきたのか貰ったのかわからないが、食べ物が所狭しと並んでいる。
そしていろんな匂いがする。
甘い物や香ばしい匂い。

(少しお腹すいてきたわね・・)


コルラド王がソファーに座りマイを膝の上にのせる。

「パパ?これで食べるの?」
マイはコトンと見上げる。

「いやかい?」
コルラド王が泣きそうな顔でマイを見下ろす。

「うっ・・いいよ、うれしいもん・・で、これはどこから来たの?」
(あんな父親に悲しまれたら無理よ!パパずるいじゃない!これ何処から手に入れたのか・・)

「これは王都の民からの献上品だぞ~マイの人気のたまものだな!
これでも大分断って減らしたのだがな・・お金も要らないと置いて行ったのだ良かったな~マイ。
私は嬉しくて涙がでたわ!」

(あ~民の皆さんありがとう・・パパまた泣いてるのよ・・)
コルラド王は思い出しまた泣いていたのだ心がやさしい?親バカなコルラド王であった。


それから2時間笑いながら2人で美味しい露店の物を堪能していた。
クラーケン焼き(イカ焼きただ5m級なので細切れ)・ビートル蜜飴(はちみつ飴ただビートルの体長1m)・綿あめ(砂糖が比較的手に入るようになった為)・オクト焼き(たこ焼きクラーケンと対をなすタコ)等


これも全部、王城食堂から発信された物が多い。
なので、マイがザック達と共同で開発して街に流したレシピを元に作られている。


動物の捕獲が難しいこの世界では露店料理でも高級料理なのだ。
そして農作物もしかりである。
小麦、サトウキビ、果物等手に入れるにはリスクがあるのだ。

それを無料で提供してくれるのだからうれしい事この上ない事だった。

ド!ドン!!!

応接室の扉が吹っ飛ぶ。
二人はビクと身の毛がよだつ。

「ここに居~た~の~ね~?」
そこには超笑顔で闘気全開のアイナが仁王立ちしていた。
扉の前の衛兵がガクガクと震えていた。

アイナの後に着いてくるメイド長のライムがまっすぐコルラド王を見ている。

「マイは私と第二応接室に行きましょう?、ずっと探してたんだから~」
ヒョイっとマイをコルラド王から奪う。

「アイナ、マイは私と・・」
「あなたはもう準備しないといけない時間です。しかもマイの誕生日の献上品種分けを私達に任せてね~!」

「うむ・・私では分からなかったので・・」
「それでマイを朝早くから連れ出して、自分はお酒を飲み小さい子供を振り回してもいいと?」

「いえ!けしてその様に考えては、私はマイを喜ばせたいと・・」
「だまらっしゃい!!マイの優しさに付け込んで自分の欲望を満たしたのでしょう?ライム!」

「では・・」

サッとメイド長のライムがコルラド王の背後に回ると特殊な針であろう物を首にプスっと刺す。
これが一瞬の出来事であった。

まさか城内で、しかも身内に刺されるとは思わなかったコルラド王は深い眠りにつく。

一国の王を手に掛けた老婆はニコニコと笑いながら話し出す。
「王妃様これで王は1時間は眠るでしょう。
その間に王の準備は我々が行いますのでマイ様に、ご存分に献上品を見せて来てくださいまし」

「ありがとうライム。
その人の事よろしく頼むわね、マイ行きましょう~」

(何この状況・・あのパパがライムに簡単に・・殺気が全く無かった、しかもあの早業絶対ただものじゃ無いわ?
何か起きそうな空気を感じて、視神経に精神力を集めてもやっと見えたのよ?ライムを怒らせたらダメだ!)

マイは心の中で怒らせてはいけないリストにライムを加える。
(後でママに聞いてみるか、ライムの正体)

そしてマイはアイナに抱っこされ、第三応接室を出て第二応接室に向かう。
部屋の前に着くとソニアがお出迎えだ。

「お待ちしてました姫さま、どうぞライム様からおうせつかっております」

ソニアも以前マイの側近メイドとしてライムに、1年間みっちり仕込まれているのでソニアもライムに頭が上がらない。


 [コルラド王国城 第二応接室]

マイ・アイナ・ソニアと数人のメイドが応接室に入ってくる。

(え?)
部屋には第三応接より広いはずなのに狭く感じるほどの装飾品やドレス、ぬいぐるみやおもちゃ等が並んでいた。

「見やすい様に並べて、サイズも今姫さまに合う物のみを置いてありますので是非ご覧ください」
ソニアとメイド達が目をキラキラさせながらマイとアイナを見ている。

「これ以外も来てるってこと?」
マイが恐る恐る聞く。

「はい今回は6歳の誕生日なので制限しなったのです。
今年から姫さまも王公おうこうデビューですのでコルラド王国・ゼム王国等から届いていて、膨大な量になっています。
12歳ぐらいまでのドレスは揃っていますよ?毎日変えても大丈夫です!」

「あ・・はい・・」
(この世界の人たち限度を知らないのか・・ただ政治的意味もあるだろうから一概に言えないか・・)

「さぁ!マイ好きなの一緒に選びましょう、お部屋に持っていかないといけないからね」
アイナがマイを降ろし腕まくりしながらマイと手を繋ぎプレゼントに突撃していく。

只今の時刻7:00

これからみっちり3時間マイが着せ替え人形になったのは言うまでもない。

マイは何個かのぬいぐるみと文房具を選んだ。
この世界にはまだ紙が普及していないので羊皮紙?これもモンスターの皮を利用して作られている物が主流なので本は大変貴重である。

何も書かれていないまっさらの装飾ごてごての本を10冊ほどと、ごてごてのパッケージのインク(モンスターの墨)そしてごてごてに装飾されたガラスのペンを2本(ガラスも高温魔法を使える人が少ないので希少)を選んだ。

(何かどれもごてごてとうっとしいな~なんでこんなに無駄な装飾付けるんだろ・・)


実はこのプレゼント一つ一つ管理されていて、マイがどのプレゼントを持っていったのか報告される手筈となっている。
本はゼム王、インクはイオ、そしてガラスペンはユリウスと、もう一本はソニアとセイドが共同で作ってもらったものである。

上記のメンバーはマイの趣味をある程度知っているので、選ばれる確率は各段に高い。

ぬいぐるみは、実は獣人自治区マーロンの統治者ジンからの贈り物だ。
マーロンの民がマイの噂を聞いて、自分たちの毛で作った物を送ってきてくれたとの事。

その他のプレゼントはメイドとソニアの管理の元、マイに使用される。

基本的にマイは装飾品等は興味が無い為スルー。
ドレスも派手好きでは無く薄い色で動きやすい物を選ぶのでそれもスルー。

選ばれるべくして選ばれるのは、必然と言えば必然である。


そしてついにお披露目会の準備に以降していくのであった。

(もう、わたし結構へとへとなんですけど・・パパもママもなんでこんなに元気なのかしら・・)
マイの準備に燃えるアイナを横目にマイはうなだれていた。
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