No DOG No LIFE

てるる

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あうはわかれのはじめ

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もうあれから2年になるのか。

地元のマブダチであるところの
マイルド・マイルド・ヤンキーの
愛プードル10歳に「肥満細胞腫」(デブなわけではない)
がみつかり、その悲報を受けて、
我が家のプリンス、パピヨンのカムイ8歳にも、
お腹にポツンとなんかあることをトリマーさんに
指摘されたことを思い出し、顔面蒼白に。

前々から気づいてはいたのですが、
イヌだとてニキビや吹き出物くらい出るであろう、
健診にはだいたい月一で行くし、
先生に特にどこが悪いとも言われたことがないので、
看過しておりました。

ぬかった!

画像検索すると、同じような見た目の病症が散見され、
意外や「よくある病気」とのことで、己の不明を呪ったことです。
ここで既に余命宣告された気分で、
カムイとの来し方を涙ながらにふり返るのでしたが、
覚悟を決めて病院に連れて行ったら、先生が見るなり、

「これは違いますね」

と断言され、力が抜けました。
念のために生検に出しましたが、結果シロでした。
やれやれだぜ。


うちに突然仔犬がやってきたのは8年前。
かつてシバ飼いだった夫の気まぐれで、
八百屋でトマトを買うかのごとき。
当然わたしが面倒を見ることになるわけで、
「猫は内、犬は外」の昭和の申し子としては、
初めてのことでもあり、
いくら小型の洋犬とはいえ、
戸惑いを覚えたのは言うまでもありません。

まあ、一目瞬殺フォーリン・ラヴで、今に至るわけですが、
子どもの頃からドリトル先生や、ローレンツ博士に憧れ、
動物と同じ屋根の下で暮らすのは夢でしたから、
遅まきながら実現し、
のめりこむのも当然といえば当然のこと。 


パピヨンの寿命は12年くらいと踏んでいて、
近い将来お別れかと思うと、胸が塞がる思いですが、
別れが惜しまれる出会いというものは尊い。

「愛することは悲しみを育てること」

という言葉をかみしめます。

明日虹の橋を渡ることになろうとも後悔がないように
心を尽くしているつもりです。
もう少し子どもたちに気を配れと言われそうですが、
もう彼らは自分のことは自分でできるしやらねばならないけれど、
わんこやにゃんこは飼い主次第、
愛されるべき存在としてこの世に生を受けたからには、
最大限大切にしてやるのが相当。
そして、彼ら以上に愛に報いてくれる存在はいない。

これも8年間、文字通り手塩にかけて育てた
自負があるからこその思い。
イヌがいることで、どれほど我が家が救われたかわからない。

安く使われるのは嫌いな言葉だけれども
「家族の絆」というものが、
カムイを中心として結ばれている気がします。
最初はかわいいだけで特にそれ以上の関心もなかった(と思われる)
息子たちも最近では帰ってくると真っ先にカムイにあいさつをし、
トイレの始末にそこそこ気をつけ、
ボールで遊んだり構ってやるものだから、カムイもまた、
お母さんべったりであったのに、息子たちがいるときは、
かたときも傍を離れない。
まるで同腹の兄弟のよう。
こんな関係性に発展するとは正直、期待も想像も
していなかったのですよ。
8年間共に暮らすということが彼らを変えてきた。
これはちょっと素敵なことだと思う。
こんなおもしろくも豊かな経験をさせてもらえて、
本当にありがたいご縁です。
ここでコッソリ夫の気まぐれに感謝しておくとしましょう。

そんなこんなで、
「子どもの情操教育のためにペットを」というのは、
なるほどこういうことなのか、と実感しております。
むしろその親のほうにメリットがあるような気はしますが。
というのも、「理想の犬育て」を通して、
子育てを学ぶことも多いのです。
それは、「型通りの理想」を求める愚かさを
知ることでもあります。

カムイはわたしのアイコン・ドッグとなり、
今後はいかなわんこも彼の代わりになることは
ないと思うけれど、
次があるなら保護犬を迎えてやりたいと思います。
残りの犬生をわたしの許で安心して過ごさせてやりたい。
もちろんその頃には、保護犬やら保護猫などという言葉が
死語になっていることが望ましいのですが。


マブダチのマイルド・マイルド・ヤンキーのところの
プーちゃんはあっという間に病状が悪化したため、脚を切断し、
それから元気に1年ばかり存え、家族みんなに見守られながら、
眠りにつきました。


そして。

泣き暮らした2ヵ月後、やんちゃなパピーが迎えられました。
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