Forever Friends

てるる

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工藤くんと再会

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さすがの工藤くんも、京都駅地下のお店前に
直接集合なら、迷うまい。

きっと、多分。

そのためにこそケータイがあるので、昭和時代のように、
会いたくて会えなくていらつく、ということはないのです。
多分。
あたしはずっとガラケー・ユーザーで、
最近不本意ながら、スマホに持ち替えたばかりで、
(ガラケーでは、学校からの緊急メールが届かないのだ!)
勝手がよくわからない。
電話としての使い方がそもそもよくわからない。
スピーカーがこちらで、マイクがこちらで、
どうやって会話するんだろう???
だから、工藤くんには、迷子になったら
メールをするように言っておいた。
何はともあれ、

お店の前に11時。

という昭和さながらの約束で大丈夫、無問題。
あたしたち平成すれすれのニンゲンは、
昭和の香りを残した人種だ。
デヂタル・ネイティヴとは言い難く、待ち合わせの時間の
30分前に着いていると、とても安心なの。
そして、やはりお友だちになるひとは、同じタイプだから、
同じように30分前に現れるから、大笑いしてしまう。

工藤くんも、当然のように約束の時間の20分前にやってきた。

ネイビーのダッフルコートに、ジーンズという、
学生時代と同じスタイルだ。
まだまだイケますな。

あたしの姿を認めると、無邪気に顔をほころばせた。

変わらない笑顔だ。

何年経っても一緒だね。




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