Forever Friends

てるる

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カシマさんと再会

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北山に本店のある、有名なレストランを
第一目標として設定し、11時にお店の前で
会うことに決めた。

俺は時間にはうるさいほうだ。
自分が待つのはやぶさかではないが、
待たせるのは、絶対に、イヤ。
必定、待ち合わせ時間の30分前くらいには
その場に居ることになる。

でも、OB会は多分遅刻だな。
そんな予感がする。
待たせたくない相手ではないので、まあよかろう。
そもそも誰も待ちやしない。
なんなら、バックレたっていいくらいだ。
カシマさんと話していたほうが面白いからな。


同じ感性のカシマさんも、果たして、
俺より先に店の前にもこもことして、居た。
京都の冬仕様で来たんだろう、
黒くて長いダウン・コートに、白いマフラーを
しているから、どう見ても、ツキノワグマの仔だ。
俺は、思わず吹き出してしまった。

「変わらないねえ」


と言うと、


「工藤くんこそ」


と、むくむく笑う。
風が冷たかったのか、火照ったのか、
マシマロみたいな白い顔のほっぺたが
リンゴみたいに紅い。

あ、熊本のアレだ!

俺は必死に笑いをこらえた。
チビッ子と女の子は笑われるのを潔しとしないものだからな、
根っからの大阪人でない限り。
彼らは、笑われるんじゃなくて、笑わせるひとたちだけど。

何年ぶりに会うのかとか、もう全然わからないし、
どうでもいい。
一瞬で学生時代に戻ってしまった。
というより、ひと目からその感覚しかない。

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