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I ニナルティナ王国とリュフミュラン国
ニナルティナ王国崩壊 3 進軍開始! ニナルティナ王国、ひっそりと滅亡…
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「あの魔ローダーには誰が乗っているのですか?」
砂緒が正規軍騎士団の先頭を歩く巨大な魔ローダーを見上げて、近場の適当な騎士に訪ねる。
「知らないのですか? あれには雪乃フルエレ殿が乗っておられますよ!」
遂に各国の軍隊がニナルティナ王国に侵攻する期日となっていた。砂緒が多少驚いて続けて尋ねる。
「つまり、港湾都市を経てニナルティナ国民の精神的支柱となっている大屋台街に、魔ローダーと正規軍騎士団と私が並んで進軍する訳ですか?」
住民に避難などの時間を与える為に、各国から侵攻の通告を受けたニナルティナ王国は大混乱に陥り、多くの家臣や軍団の離反が相次ぎ、もはや戦闘らしい戦闘は起きないだろうと予想されていた。
「つまり中部の城明け渡しに直接向かうライグ村の義勇軍や冒険者隊の皆さんを露払いにして、後々に堂々と城に入城すると?」
まくし立てる様に聞かれ、鎧姿で馬に乗った騎士は多少困った様な顔をして答えた。
「は、はいつまりそうなりますね」
「はははははは、それは愉快な姿ですね。それでは私は義勇軍と共に進む事とします。貴方達はフルエレの事をよろしく頼みますよ。最も彼女が一番強いのでしょうが」
砂緒は一切自分に相談される事無く魔ローダーで出撃したフルエレを気遣って言った。
「あ、お待ちを……」
事前の手筈を無視して走り去ろうとする砂緒に戸惑う騎士。しかしそこに突然七華リュフミュラン王女が、砂緒の白い馬の前に立ちはだかった。
「危ないでしょう!」
慌てて巧に馬を止める砂緒。
「降りて下さいまし」
めんどくさいなあ……と思いながらもこれだけのギャラリーの手前、王女の願いを無下にも出来ず、砂緒はさっと馬から飛び降りた。
「なんでしょう……」
「フルエレとは違うルートを辿るのですか?」
「偶然です、そういう事ではありません。戦力が偏り過ぎていると判断したのです。フルエレは関係ありません」
七華王女はふわっとした甘い香りと共に砂緒より少し高い背丈の身を屈めて、砂緒の胸に頬を寄せた。
「ごめんなさい、また昔の癖でおかしな事を言ってしまいましたわ。でも今でも貴方様がフルエレの事を想い続けている事は分かっています。でも……聞いて下さい、最初はフルエレに意地悪したり、貴方をからかったり……そういう気持ちが無かったと言えば嘘になります。けれど今は違うのです。貴方と短い間でも一緒に過ごせて、本当にお慕い申し上げているのです。例え敵が出ない戦だとしても、本当に本当に心配なのですわ……」
「……そう言いながらも砂緒から見えない王女の口は妖しく不敵な笑みを浮かべていたのだった……」
「もう! 変なナレーションを語らないでくださいまし! 意地悪っ」
怒りながらも笑顔で砂緒の胸をぽかぽか叩きまくる王女は本当に可愛く見えた。……どうした事だろう、最近七華王女は本当に可愛い王女なのではないか? 本当に自分の事を好きでいてくれてるのではないか? という思いが浮かんでは、いかんいかんと振り払う事が多くなって来ていた。しかもそもそも何で振り払う必要があるのだろう……という危険な考えすら浮かんでくる時もあった。
「この唇が……妖しく不敵な笑みを浮かべていますか?」
突然七華が目を閉じ、唇を向けて来た。砂緒はすぐに祝賀の場でのフルエレに目撃された事件を思い出す。
「ここは大変人目が多いです。お止め下さい」
砂緒はお遊戯会のつもりで役を演じているつもりが、いつの間にか本当に役に没入している事に気付いていない。以前の砂緒なら、結構! と片手を上げるだけだったろう……
「うふふ、帰って来たら、今度こそ一緒にごにょごにょ致しましょうね……」
七華王女は今度こそ本当に妖しい表情で砂緒の耳元で小声で囁いた。だからそういう所がっ! と砂緒は心の中で思った。一礼して七華をゆっくり離し一瞬ちらっと、もう随分前を進む魔ローダーの後ろ姿を見上げると、砂緒は白い馬に飛び乗り南に大急ぎで向かった。
「気を付けてくださいまし~~!」
七華は白いハンカチを振り続けた。
「一人だと不安だったけど、今日は兎幸ちゃんが来てくれて本当に嬉しい! そうだわ、イェラが早朝に作ってくれた、サンドイッチと飲み物もあるのよ! あ……兎幸ちゃんって食べれるのだったかしら?」
当の魔ローダーのコクピットで雪乃フルエレは砂緒に全く気付く事も無く、場違いな程明るく元気になっていた。事前の情報で敵国では離反が相次ぎ、抵抗という抵抗は無いだろうという事からだった。もちろん城に向かった義勇軍の人々が心配ではあったが、何かあれば走って行こうと考えていた。
「私も食べれるよ……お菓子好きです。でも魔力吸われたら死んじゃうから、操縦は出来ない……の」
「いいのよ! 居ててくれるだけでどれほど心強いか! あ、そうだわ魔ローダーって飛べるのだったのよね!」
「うん……知らない」
何でも知っていると思っていた魔法自動人形の、兎幸のいきなりの素っ気ない返事にがくっとするフルエレ。
「さ、早速サンドイッチ食べちゃう? あはは……」
フルエレは下の座席の兎幸に向かって笑って誤魔化した。
「どうやら本当に侵攻が始まりましたなァ。いつまでトロトロしてらっしゃるのでしょうか? 他人の事ながら私までやきもきして参りましたよ……」
以前の様に根名ニナルティナ王の玉座の後ろから、こそっと接近した三毛猫仮面が玉座の正面を見てうんざりした顔をして、咥えていた四葉のクローバーを落とした。
「おやおや死体と親しげに会話してしまいましたよ。誰もこんな恥ずかしい場面見てないですよねえ」
三毛猫仮面は左右を見たが周囲には誰もいなかった。ただ玉座では絶叫の大口を開け、胸や腹部に大量の剣や槍を突き立てられた根名ニナルティナ王の死骸があっただけだった。
「なんと王様、実は私が一番律儀だったとは笑えない冗談ですよ。金銀財宝に手足が生えてどこかに歩いて行ってしまった様ですな。私は約束通り暴れて華を供えましょうか……」
三毛猫との会話を盗み聞きしていた家臣達が相談し王を殺害し、大量の金銀財宝を貨物に偽装して国の中心を流れるニナルティナ中川を既に船で下っていた。北の小島から船で逃亡するという手筈だけはしっかり王様を継承していた。しかしかつてセブンリーフの盟主と謳われた強国のニナルティナ王国は、殆どの者に知られる事も無くひっそりと既に滅亡していた。
「そこの魔戦車、待って下さい!」
砂緒はようやくライグ村に近づきつつあったが、どうせもう誰もいないであろうと思っていた所、思いがけず一両の魔戦車を発見して呼び止めていた。しかし魔戦車は止まろうとせず馬で並走する。
「あ、あれ!? 砂緒様じゃないですか?? 何故ここにいるんですか?」
キューポラのハッチが開き、黒い魔導士服を着たメランが顔を出して驚く。
「大軍勢率いて大屋台街に侵攻するなんて正気の沙汰じゃない。私も義勇軍の皆さんと城明け渡しに同道する事にしました。こちらの方がハプニングが起こる可能性が大きいでしょう!」
砂緒は白い馬を並走させながら答える。よく見ると魔戦車の砲塔に手の込んだ速き稲妻の紋章が描かれている。
「フルエレさんはどうしたのですか?」
「フルエレは屋台街占拠に向かいました。彼女は平和なピクニックの方が向いていますよ」
「やっぱり好きなんですか? 付き合ってるんですか?」
恐れを知らない無垢な少女がにこにこ笑顔で聞いてくる。
「はい、好きですよ」
赤面してば、馬鹿な事を聞くなよ! 的な誤魔化しでは無く、全く照れる事が無い砂緒も表情を変える事無くストレートに答える。
「きゃーっ! でわでわ七華王女とフルエレさんとどっちが好きなのですかっ!」
「……フル……エレ……です、ね」
急に答えが濁りがちになった砂緒を見て、この話題は止めようと思った。
「私達ちょっと遅れがちなんだけど、では一緒に義勇軍に合流しましょうか?」
「では私も上に乗せてもらって良いでしょうか?」
「ええ、歓迎しますよ! でも馬は?」
言うか言う前に砂緒はひらりと馬から砲塔上に飛び移った。白い馬はぱかぱかと走り去って行く。
「また七華に高い馬を買ってもらいますので!」
「あーー~~~?」
メランはお金はもらっちゃうんだ……と思ったが言わなかった。
「あの、メラン何かどんって音がしたけど何があったの?」
足元で回復職の少年が聞いてくる。
「ん、砲塔に砂緒さんが乗ったの! 一緒に行くんだって」
「え? 挨拶とか必要なのですか? 緊張するなあ……てか重くなるの禁止で」
魔法剣士の少年も驚いて言った。回復職の少年は三人でわいわいがやがや和気あいあいだったのに、いきなり異物が混入して来て内心嫌でしか無かった。
「はははははははは、やはり私はこれがお気に入りですね!」
砂緒は二人の少年の気持ちなど露知らず、砲塔上で仁王立ちすると腕を組んで大笑いした。
「あ、脚が邪魔なんです!」
メランは砂緒の足を無造作にどけにかかった。
砂緒が正規軍騎士団の先頭を歩く巨大な魔ローダーを見上げて、近場の適当な騎士に訪ねる。
「知らないのですか? あれには雪乃フルエレ殿が乗っておられますよ!」
遂に各国の軍隊がニナルティナ王国に侵攻する期日となっていた。砂緒が多少驚いて続けて尋ねる。
「つまり、港湾都市を経てニナルティナ国民の精神的支柱となっている大屋台街に、魔ローダーと正規軍騎士団と私が並んで進軍する訳ですか?」
住民に避難などの時間を与える為に、各国から侵攻の通告を受けたニナルティナ王国は大混乱に陥り、多くの家臣や軍団の離反が相次ぎ、もはや戦闘らしい戦闘は起きないだろうと予想されていた。
「つまり中部の城明け渡しに直接向かうライグ村の義勇軍や冒険者隊の皆さんを露払いにして、後々に堂々と城に入城すると?」
まくし立てる様に聞かれ、鎧姿で馬に乗った騎士は多少困った様な顔をして答えた。
「は、はいつまりそうなりますね」
「はははははは、それは愉快な姿ですね。それでは私は義勇軍と共に進む事とします。貴方達はフルエレの事をよろしく頼みますよ。最も彼女が一番強いのでしょうが」
砂緒は一切自分に相談される事無く魔ローダーで出撃したフルエレを気遣って言った。
「あ、お待ちを……」
事前の手筈を無視して走り去ろうとする砂緒に戸惑う騎士。しかしそこに突然七華リュフミュラン王女が、砂緒の白い馬の前に立ちはだかった。
「危ないでしょう!」
慌てて巧に馬を止める砂緒。
「降りて下さいまし」
めんどくさいなあ……と思いながらもこれだけのギャラリーの手前、王女の願いを無下にも出来ず、砂緒はさっと馬から飛び降りた。
「なんでしょう……」
「フルエレとは違うルートを辿るのですか?」
「偶然です、そういう事ではありません。戦力が偏り過ぎていると判断したのです。フルエレは関係ありません」
七華王女はふわっとした甘い香りと共に砂緒より少し高い背丈の身を屈めて、砂緒の胸に頬を寄せた。
「ごめんなさい、また昔の癖でおかしな事を言ってしまいましたわ。でも今でも貴方様がフルエレの事を想い続けている事は分かっています。でも……聞いて下さい、最初はフルエレに意地悪したり、貴方をからかったり……そういう気持ちが無かったと言えば嘘になります。けれど今は違うのです。貴方と短い間でも一緒に過ごせて、本当にお慕い申し上げているのです。例え敵が出ない戦だとしても、本当に本当に心配なのですわ……」
「……そう言いながらも砂緒から見えない王女の口は妖しく不敵な笑みを浮かべていたのだった……」
「もう! 変なナレーションを語らないでくださいまし! 意地悪っ」
怒りながらも笑顔で砂緒の胸をぽかぽか叩きまくる王女は本当に可愛く見えた。……どうした事だろう、最近七華王女は本当に可愛い王女なのではないか? 本当に自分の事を好きでいてくれてるのではないか? という思いが浮かんでは、いかんいかんと振り払う事が多くなって来ていた。しかもそもそも何で振り払う必要があるのだろう……という危険な考えすら浮かんでくる時もあった。
「この唇が……妖しく不敵な笑みを浮かべていますか?」
突然七華が目を閉じ、唇を向けて来た。砂緒はすぐに祝賀の場でのフルエレに目撃された事件を思い出す。
「ここは大変人目が多いです。お止め下さい」
砂緒はお遊戯会のつもりで役を演じているつもりが、いつの間にか本当に役に没入している事に気付いていない。以前の砂緒なら、結構! と片手を上げるだけだったろう……
「うふふ、帰って来たら、今度こそ一緒にごにょごにょ致しましょうね……」
七華王女は今度こそ本当に妖しい表情で砂緒の耳元で小声で囁いた。だからそういう所がっ! と砂緒は心の中で思った。一礼して七華をゆっくり離し一瞬ちらっと、もう随分前を進む魔ローダーの後ろ姿を見上げると、砂緒は白い馬に飛び乗り南に大急ぎで向かった。
「気を付けてくださいまし~~!」
七華は白いハンカチを振り続けた。
「一人だと不安だったけど、今日は兎幸ちゃんが来てくれて本当に嬉しい! そうだわ、イェラが早朝に作ってくれた、サンドイッチと飲み物もあるのよ! あ……兎幸ちゃんって食べれるのだったかしら?」
当の魔ローダーのコクピットで雪乃フルエレは砂緒に全く気付く事も無く、場違いな程明るく元気になっていた。事前の情報で敵国では離反が相次ぎ、抵抗という抵抗は無いだろうという事からだった。もちろん城に向かった義勇軍の人々が心配ではあったが、何かあれば走って行こうと考えていた。
「私も食べれるよ……お菓子好きです。でも魔力吸われたら死んじゃうから、操縦は出来ない……の」
「いいのよ! 居ててくれるだけでどれほど心強いか! あ、そうだわ魔ローダーって飛べるのだったのよね!」
「うん……知らない」
何でも知っていると思っていた魔法自動人形の、兎幸のいきなりの素っ気ない返事にがくっとするフルエレ。
「さ、早速サンドイッチ食べちゃう? あはは……」
フルエレは下の座席の兎幸に向かって笑って誤魔化した。
「どうやら本当に侵攻が始まりましたなァ。いつまでトロトロしてらっしゃるのでしょうか? 他人の事ながら私までやきもきして参りましたよ……」
以前の様に根名ニナルティナ王の玉座の後ろから、こそっと接近した三毛猫仮面が玉座の正面を見てうんざりした顔をして、咥えていた四葉のクローバーを落とした。
「おやおや死体と親しげに会話してしまいましたよ。誰もこんな恥ずかしい場面見てないですよねえ」
三毛猫仮面は左右を見たが周囲には誰もいなかった。ただ玉座では絶叫の大口を開け、胸や腹部に大量の剣や槍を突き立てられた根名ニナルティナ王の死骸があっただけだった。
「なんと王様、実は私が一番律儀だったとは笑えない冗談ですよ。金銀財宝に手足が生えてどこかに歩いて行ってしまった様ですな。私は約束通り暴れて華を供えましょうか……」
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「あ、あれ!? 砂緒様じゃないですか?? 何故ここにいるんですか?」
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砂緒は白い馬を並走させながら答える。よく見ると魔戦車の砲塔に手の込んだ速き稲妻の紋章が描かれている。
「フルエレさんはどうしたのですか?」
「フルエレは屋台街占拠に向かいました。彼女は平和なピクニックの方が向いていますよ」
「やっぱり好きなんですか? 付き合ってるんですか?」
恐れを知らない無垢な少女がにこにこ笑顔で聞いてくる。
「はい、好きですよ」
赤面してば、馬鹿な事を聞くなよ! 的な誤魔化しでは無く、全く照れる事が無い砂緒も表情を変える事無くストレートに答える。
「きゃーっ! でわでわ七華王女とフルエレさんとどっちが好きなのですかっ!」
「……フル……エレ……です、ね」
急に答えが濁りがちになった砂緒を見て、この話題は止めようと思った。
「私達ちょっと遅れがちなんだけど、では一緒に義勇軍に合流しましょうか?」
「では私も上に乗せてもらって良いでしょうか?」
「ええ、歓迎しますよ! でも馬は?」
言うか言う前に砂緒はひらりと馬から砲塔上に飛び移った。白い馬はぱかぱかと走り去って行く。
「また七華に高い馬を買ってもらいますので!」
「あーー~~~?」
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「あの、メラン何かどんって音がしたけど何があったの?」
足元で回復職の少年が聞いてくる。
「ん、砲塔に砂緒さんが乗ったの! 一緒に行くんだって」
「え? 挨拶とか必要なのですか? 緊張するなあ……てか重くなるの禁止で」
魔法剣士の少年も驚いて言った。回復職の少年は三人でわいわいがやがや和気あいあいだったのに、いきなり異物が混入して来て内心嫌でしか無かった。
「はははははははは、やはり私はこれがお気に入りですね!」
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