389 / 698
Ⅳ セブンリーフ新北中同盟女王選定会議
貴城乃シューネ追い出される 中 黒猫仮面Ⅱ世の欲望
しおりを挟む
「え、どゆこと? 猫呼の二番目のお兄様の猫弐矢さんが黒猫仮面スーツを持ち去って着てるのじゃないの? もしかしてスピナさん??」
それまで緊急事態にも関わらず明るく笑っていた猫呼の顔が一瞬で凍り付いた。この場のみ雪布瑠こと雪乃フルエレ女王の大切な人、為嘉アルベルトを魔ローダーで殺害した一番目の兄、猫名こそがスピナの正体である。そのスピナが再び現れたとすれば彼女にその事実が伝わるかもしれない。自分の兄がアルベルトを殺害した事、そしてそれをひた隠しにしている事がフルエレに知れればもうこれまで通り友達でいられなくなるかもしれない……その恐怖がよぎって言葉が出なくなった。
「くくくくく、この七華くんは僕がもらった、はははははは」
(……七華くん? 僕? 確実に猫弐矢お兄様じゃん……)
「待って! 七華を連れて行かないで!!」
「……貴方猫弐矢お兄様ね?」
猫呼はおもむろに黒猫仮面にズバリと名前で呼び掛けた。
「ち、ちが、違う。僕は猫弐矢等という男では無い! 黒猫仮面Ⅱ世だっ!」
「黒猫仮面にせい?」
雪は思わず復唱した。
「貴方……一体今まで何してたの? 食事は??」
「僕は晩餐会とか苦手だからね、シューネに断って一人で部屋で図書室から借りた本を読んでいたよ!」
「やっぱり猫弐矢お兄様じゃない!?」
「はっち、違う! 本など読んでいない。地下室で獣を殴りながら蝋人形を作っていたぜ!!」
「あからさまに嘘っぽいわ」
「では、この辺でさらばだっ!」
焦った黒猫仮面Ⅱ世は気を失った七華メイドを抱えたままそそくさと走り去ろうとする。
「待って!! じゃあいったい貴方、七華をどうするおつもり?」
猫呼は力の限り大きな声で呼び止めた。
「……七華をどうするかだって!? ハァハァ……そ、それは七華くんを……我が物にする!!」
「我が物にするってどういう事!?」
「猫呼、詳しく聞かなくとも分かるでしょ?」
雪は猫呼の肩を掴んだ。
「分からないよ……猫弐矢お兄様はいつもにこにこしてて本を読んでて物静かで、優しくて朴訥で女の子ともあんまり話さない……そんなお兄様がどうしてしまったの!?」
「くっくっくっ優しくて物静かで女の子ともあんまり話さないだって?」
黒猫仮面Ⅱ世は不気味に笑い出した。
「どうしたのお兄様!?」
「くっくっくっそんなの全て嘘だね。本当は普段いつもいつもエロい事ばかり考えていたよ」
「嫌……嘘よ……そ、そんなハズないわっ! お兄様は永遠の清純派よ!!」
雪は良く分からない兄妹の会話に固唾を飲んだ。
「ごくり……」
「くっくっ違うな。いつもいつもエロい事を考えていた僕の目の前に遂に理想のエロい女性、七華が現れた……その時に僕はもう欲望を抑える事が出来なくなってしまったんだ……彼女の身体を好き勝手に我が物にしたい、そうそれが僕の本性さっ!!」
「いやあああ……お兄様がそんな訳が無い! きっと何かの間違いよ、きっとその黒猫スーツがそうさせるのね!?」
「まあまあ落ち着きなさいって、男なんてあれでフツーよフツー」
雪は必死に猫呼の肩を揺するが猫呼も聞く耳を持たない。
「確かにリュフミュラン城で黒猫スーツを発見した時、僕は何かに目覚めてしまった……そして今このスーツを着た瞬間から、僕は欲望のままに生きる事を決意した! もう恥も外聞も無い! 今こそ七華の身体を我が物にするんだ!!」
「いやあああああ、我が物にするって具体的にはどうするの?」
「バカなの? やめなさいって、どうして具体的に聞くのよ?? 大体分かるでしょ!?」
「んーん、全然わかんにゃーい」
雪はあっけに取られた。しかしこのやり取りで猫弐矢だけじゃなく猫呼も少しおかしくなりかかっている事にようやく気付いた。
パシパシパシパシパシ
雪は連続ビンタをした。
「あぶぶぶぶぶぶぶ」
「目を覚ましなさい!!」
「ふにゃ? で、具体的にはどんな事をしちゃうの??」
「ハァハァ 教えてやろう、まずはベッドに静かに寝かせ、そしてそして……ハァハァ……服をゲホゲホッ」
黒猫仮面Ⅱ世は自分の想像でむせて咳き込んだ。雪はさじを投げてたじろぐ。
「お兄様、落ち着いてゆっくり冷静に具体的に言うのよ?」
「そ、そうだね、まずは服を脱がせ……七華の豊かで白い胸を……ごくり」
「いやああああああどうするの? 一体どうするの?」
「何なのこのバカ兄妹、一体目の前で何が起こっているの??」
「は、ハハハハハ、茶番は此処までだ! 私は忙しいのでね、ではっ!!」
「聞いてて恥ずかしいわっ!!」
バシッ!!
「あう!?」
いつのまにか戻って来ていたセレネが後頭部に当て身をすると、黒猫仮面Ⅱ世は一瞬で床に崩れ落ちた。
ドサッ!!
「お兄様!?」
「七華!!」
慌ててスナコちゃんが七華の身体を支えた。
「ふぉっふぉっふぉっ、そ奴が何者かマスクを剥いでみればどうじゃ?」
ようやく食事を終えた庭師猫弐矢が立ち上がって提案した。
「そうだな、早速剥いでみっか?」
ペリペリペリ
猫呼始め、皆が固唾を飲む中顔を覆う黒猫マスクが剥がされると、やはり中身は眼鏡を外した猫弐矢だった。ポケットには彼の折りたたまれた眼鏡が入っていた。
「と、するとこの庭師はもしや怪〇二十面〇では?」
「誰だよそりゃ」
「ワシは本当にただの庭師じゃ! 怪人じゃないぞ」
疑いを持たれた庭師が激しく首を振った。
「その人は怪人とかじゃないよ、どっちかが本当の庭師でどっちかがネコニャーさんとか言う人だ。この男が玉座の間の結界装置を暴走させた結果、みんな少しづつおかしくなってるんだ!」
ドシュッ!!
「にゃうっ!?」
同じく戻って来た紅蓮の言葉を聞いて何故か突然セレネが猫呼にまで当て身をして気絶させてしまった。
どしゃっ
「え、なんで?」
スナコは慌てて猫呼も支えながら驚いてセレネを見た。
それまで緊急事態にも関わらず明るく笑っていた猫呼の顔が一瞬で凍り付いた。この場のみ雪布瑠こと雪乃フルエレ女王の大切な人、為嘉アルベルトを魔ローダーで殺害した一番目の兄、猫名こそがスピナの正体である。そのスピナが再び現れたとすれば彼女にその事実が伝わるかもしれない。自分の兄がアルベルトを殺害した事、そしてそれをひた隠しにしている事がフルエレに知れればもうこれまで通り友達でいられなくなるかもしれない……その恐怖がよぎって言葉が出なくなった。
「くくくくく、この七華くんは僕がもらった、はははははは」
(……七華くん? 僕? 確実に猫弐矢お兄様じゃん……)
「待って! 七華を連れて行かないで!!」
「……貴方猫弐矢お兄様ね?」
猫呼はおもむろに黒猫仮面にズバリと名前で呼び掛けた。
「ち、ちが、違う。僕は猫弐矢等という男では無い! 黒猫仮面Ⅱ世だっ!」
「黒猫仮面にせい?」
雪は思わず復唱した。
「貴方……一体今まで何してたの? 食事は??」
「僕は晩餐会とか苦手だからね、シューネに断って一人で部屋で図書室から借りた本を読んでいたよ!」
「やっぱり猫弐矢お兄様じゃない!?」
「はっち、違う! 本など読んでいない。地下室で獣を殴りながら蝋人形を作っていたぜ!!」
「あからさまに嘘っぽいわ」
「では、この辺でさらばだっ!」
焦った黒猫仮面Ⅱ世は気を失った七華メイドを抱えたままそそくさと走り去ろうとする。
「待って!! じゃあいったい貴方、七華をどうするおつもり?」
猫呼は力の限り大きな声で呼び止めた。
「……七華をどうするかだって!? ハァハァ……そ、それは七華くんを……我が物にする!!」
「我が物にするってどういう事!?」
「猫呼、詳しく聞かなくとも分かるでしょ?」
雪は猫呼の肩を掴んだ。
「分からないよ……猫弐矢お兄様はいつもにこにこしてて本を読んでて物静かで、優しくて朴訥で女の子ともあんまり話さない……そんなお兄様がどうしてしまったの!?」
「くっくっくっ優しくて物静かで女の子ともあんまり話さないだって?」
黒猫仮面Ⅱ世は不気味に笑い出した。
「どうしたのお兄様!?」
「くっくっくっそんなの全て嘘だね。本当は普段いつもいつもエロい事ばかり考えていたよ」
「嫌……嘘よ……そ、そんなハズないわっ! お兄様は永遠の清純派よ!!」
雪は良く分からない兄妹の会話に固唾を飲んだ。
「ごくり……」
「くっくっ違うな。いつもいつもエロい事を考えていた僕の目の前に遂に理想のエロい女性、七華が現れた……その時に僕はもう欲望を抑える事が出来なくなってしまったんだ……彼女の身体を好き勝手に我が物にしたい、そうそれが僕の本性さっ!!」
「いやあああ……お兄様がそんな訳が無い! きっと何かの間違いよ、きっとその黒猫スーツがそうさせるのね!?」
「まあまあ落ち着きなさいって、男なんてあれでフツーよフツー」
雪は必死に猫呼の肩を揺するが猫呼も聞く耳を持たない。
「確かにリュフミュラン城で黒猫スーツを発見した時、僕は何かに目覚めてしまった……そして今このスーツを着た瞬間から、僕は欲望のままに生きる事を決意した! もう恥も外聞も無い! 今こそ七華の身体を我が物にするんだ!!」
「いやあああああ、我が物にするって具体的にはどうするの?」
「バカなの? やめなさいって、どうして具体的に聞くのよ?? 大体分かるでしょ!?」
「んーん、全然わかんにゃーい」
雪はあっけに取られた。しかしこのやり取りで猫弐矢だけじゃなく猫呼も少しおかしくなりかかっている事にようやく気付いた。
パシパシパシパシパシ
雪は連続ビンタをした。
「あぶぶぶぶぶぶぶ」
「目を覚ましなさい!!」
「ふにゃ? で、具体的にはどんな事をしちゃうの??」
「ハァハァ 教えてやろう、まずはベッドに静かに寝かせ、そしてそして……ハァハァ……服をゲホゲホッ」
黒猫仮面Ⅱ世は自分の想像でむせて咳き込んだ。雪はさじを投げてたじろぐ。
「お兄様、落ち着いてゆっくり冷静に具体的に言うのよ?」
「そ、そうだね、まずは服を脱がせ……七華の豊かで白い胸を……ごくり」
「いやああああああどうするの? 一体どうするの?」
「何なのこのバカ兄妹、一体目の前で何が起こっているの??」
「は、ハハハハハ、茶番は此処までだ! 私は忙しいのでね、ではっ!!」
「聞いてて恥ずかしいわっ!!」
バシッ!!
「あう!?」
いつのまにか戻って来ていたセレネが後頭部に当て身をすると、黒猫仮面Ⅱ世は一瞬で床に崩れ落ちた。
ドサッ!!
「お兄様!?」
「七華!!」
慌ててスナコちゃんが七華の身体を支えた。
「ふぉっふぉっふぉっ、そ奴が何者かマスクを剥いでみればどうじゃ?」
ようやく食事を終えた庭師猫弐矢が立ち上がって提案した。
「そうだな、早速剥いでみっか?」
ペリペリペリ
猫呼始め、皆が固唾を飲む中顔を覆う黒猫マスクが剥がされると、やはり中身は眼鏡を外した猫弐矢だった。ポケットには彼の折りたたまれた眼鏡が入っていた。
「と、するとこの庭師はもしや怪〇二十面〇では?」
「誰だよそりゃ」
「ワシは本当にただの庭師じゃ! 怪人じゃないぞ」
疑いを持たれた庭師が激しく首を振った。
「その人は怪人とかじゃないよ、どっちかが本当の庭師でどっちかがネコニャーさんとか言う人だ。この男が玉座の間の結界装置を暴走させた結果、みんな少しづつおかしくなってるんだ!」
ドシュッ!!
「にゃうっ!?」
同じく戻って来た紅蓮の言葉を聞いて何故か突然セレネが猫呼にまで当て身をして気絶させてしまった。
どしゃっ
「え、なんで?」
スナコは慌てて猫呼も支えながら驚いてセレネを見た。
0
あなたにおすすめの小説
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
転生?したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる