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社畜 中ボス倒す
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「ま、まだ間に合います!」
「そ、そうかなら帰ろう」
2人は中ボスを見なかったことにして階段を登ろうとする
中ボスの見た目は4メートルはあるゴリラのような体型をしている魔物
魔物は雄叫びをあげる
「ひぃ」
「バレてますね!」
「階段登れば逃げれる?」
「それは魔物によります。逃げられる魔物も居れば稀に追いかけてくる魔物も居るらしいです」
追いかけてくるタイプの魔物はダンジョンの入口まで追いかけて来る
「あれは……どっちかな?」
「正直逃がしてくれなそうです……」
「だ、だよね。あれは殺る目をしてる」
「はい、正しく殺る目です」
「り、竜胆さんは今戦える?」
「武器も新しいの買ってあるので何とか、ただあれとやり合えるとは思えません」
「た、確か異能持ってたよね?」
「はい、私の異能は複数の鎖を召喚して相手を拘束する異能でどんな魔物でも使えば必ず拘束出来ます」
「それなら……」
「ただ強い魔物相手では数秒と持ちません」
「そっか、まぁあれ拘束出来たら強すぎるもんね」
力の強い敵は鎖で縛っても直ぐに破壊されてしまう
しかしどんな強い魔物であっても必ず一度は縛り上げる事が可能な特殊な異能
蓮二が駆け付ける前に異能で何度か魔物を拘束していたが異能自体に攻撃力が無く直ぐに破られていた為窮地に陥っていた
「鎖の数もそんな多くは出せませんし戦闘能力もそんな高くないのでろくな時間稼ぎも出来ませんが戦うのなら援護します」
天音に話しかけられてから冷静、普段の臆病者の状態に戻った
恐怖で身体が震える
あの時、恐怖を克服したと思った
けれどそれはあの時のみであった
(動けない……なんで……)
「だ、大丈夫ですか?」
身体が震えているのに気づいた天音が聞く
「大丈夫……」
強がろうにも声も震えている
昨日内心でこの恐怖を隠していたのだと気付く
恐れながらも魔物を前にして堂々としていたのは救おうとしたから
「私が前衛張りますので貴方は炎の異能で攻撃お願いします」
天音が剣を抜いて前に立つ
「え?」
「私に当てないでくださいね」
天音もまた震えている
天音の強さでは中ボスどころかこのダンジョンで1番弱い魔物にだって勝てない
昨日の戦いもあくまでサポーターとしてだった
魔物は歩いて近付いてくる
剣を強く握り締める
(勝てないけど……)
「鎖よ縛って!」
4本の鎖が空中から現れて手足を縛り付ける
「やぁぁ!」
天音は覚悟を決めて突っ込む
天音の持つ剣は掘り出し物、能力を持っている
剣を振るうと氷の礫が発生して飛んでいく
氷の礫を生み出し放つ能力、一つ一つの威力は低い
命中するが傷1つつかない
魔物が力を入れると鎖が破壊される
ゴリラのような走りで接近して自慢の拳を振るう
横に飛んで回避する
拳が地面に当たる
この中ボス部屋の地面は硬い、中ボスの一撃でも傷1つ付かないが衝撃で空気が揺れる
「これは当たったら死ななくてもキツいよね」
今の一撃で理解する
天音は防具を軽装備に分類される防具を身に付けている
軽量で動きやすい防具で防御力は重装備に劣る
この防具ではこの魔物の攻撃が直撃すれば無事では済まない
異能で縛り付けて距離を取る
すぐに鎖を破壊して魔物は攻撃を仕掛ける
攻撃を避けるがギリギリで回避したため体勢を崩す
これでは追撃が避けられない
死を覚悟する
その時炎が飛んでくる
魔物は炎に気づいて回避する
天音には炎が当たらない軌道にしてあった
天音は炎の飛んできた方を見る
蓮二が異能の炎を纏っていた
炎の玉を飛ばす、魔物は全て躱す
(当たらないか)
「ごめん、遅くなった。竜胆さん合図出すからそしたら異能で拘束お願いしていいかな」
「は、はい!」
炎の玉を何度か放った後、蓮二は異能の炎を前方に集める
天音は鎖を召喚していつでも拘束出来るように構えておく
魔物は蓮二を優先的に潰そうと走る
剣を振るい氷の礫をぶつけヘイトを集めようとするが効果がない
合図はまだ来ない、今拘束すれば攻撃のタイミングに再度発動には時間がかかる、そうなれば攻撃のタイミングに合わせられない
炎が集まる
「まだ」
炎を圧縮する
まだ合図は無い
剣を振るい何度も魔物に氷の礫を当て続ける
当て続けた結果、回避もしない魔物の目に礫の1つが偶然当たる
「よし! こっち向いて」
思わず魔物は目を押さえる
基本生物の目は硬くない、威力が低いと言っても氷の礫を目に受ければ無視は出来ない
魔物は視界の一部を失う
魔物は天音の方を向く
ひたすら剣を振るい氷の礫を飛ばし続けている
確実に一撃で倒す為に炎を溜めている蓮二の邪魔をさせず準備が整うまでの時間を稼ぐ
「今だ!」
蓮二が叫ぶ
天音が異能を使う
「鎖よ縛って!」
4本の鎖が魔物の手足を縛り上げる
拘束の時間は1秒程度、更に時間を稼ぐ為に氷の礫を魔物の目を狙って飛ばす
その時炎が放たれる
圧縮された炎は前方に爆発するように広がり魔物が逃げられないほどの速度で魔物の周囲を包み込む
魔物は足掻くが炎はその身を焼いていく
やがて魔物は動かなくなり身体が崩れて消滅する
魔石と素材を落とす
(時間を稼いだけど……3級の中ボスを一撃で倒すなんて……)
天音は驚く、天音の与えたダメージなんてたかが知れている
ほぼ無傷の中ボスをたった一撃で焼き尽くしたのだ
そんな芸当が出来る人間は聞いた事がない
「何とか倒せた、時間稼ぎ本当に助かったよ」
蓮二は魔石と素材を回収する
「そ、そうかなら帰ろう」
2人は中ボスを見なかったことにして階段を登ろうとする
中ボスの見た目は4メートルはあるゴリラのような体型をしている魔物
魔物は雄叫びをあげる
「ひぃ」
「バレてますね!」
「階段登れば逃げれる?」
「それは魔物によります。逃げられる魔物も居れば稀に追いかけてくる魔物も居るらしいです」
追いかけてくるタイプの魔物はダンジョンの入口まで追いかけて来る
「あれは……どっちかな?」
「正直逃がしてくれなそうです……」
「だ、だよね。あれは殺る目をしてる」
「はい、正しく殺る目です」
「り、竜胆さんは今戦える?」
「武器も新しいの買ってあるので何とか、ただあれとやり合えるとは思えません」
「た、確か異能持ってたよね?」
「はい、私の異能は複数の鎖を召喚して相手を拘束する異能でどんな魔物でも使えば必ず拘束出来ます」
「それなら……」
「ただ強い魔物相手では数秒と持ちません」
「そっか、まぁあれ拘束出来たら強すぎるもんね」
力の強い敵は鎖で縛っても直ぐに破壊されてしまう
しかしどんな強い魔物であっても必ず一度は縛り上げる事が可能な特殊な異能
蓮二が駆け付ける前に異能で何度か魔物を拘束していたが異能自体に攻撃力が無く直ぐに破られていた為窮地に陥っていた
「鎖の数もそんな多くは出せませんし戦闘能力もそんな高くないのでろくな時間稼ぎも出来ませんが戦うのなら援護します」
天音に話しかけられてから冷静、普段の臆病者の状態に戻った
恐怖で身体が震える
あの時、恐怖を克服したと思った
けれどそれはあの時のみであった
(動けない……なんで……)
「だ、大丈夫ですか?」
身体が震えているのに気づいた天音が聞く
「大丈夫……」
強がろうにも声も震えている
昨日内心でこの恐怖を隠していたのだと気付く
恐れながらも魔物を前にして堂々としていたのは救おうとしたから
「私が前衛張りますので貴方は炎の異能で攻撃お願いします」
天音が剣を抜いて前に立つ
「え?」
「私に当てないでくださいね」
天音もまた震えている
天音の強さでは中ボスどころかこのダンジョンで1番弱い魔物にだって勝てない
昨日の戦いもあくまでサポーターとしてだった
魔物は歩いて近付いてくる
剣を強く握り締める
(勝てないけど……)
「鎖よ縛って!」
4本の鎖が空中から現れて手足を縛り付ける
「やぁぁ!」
天音は覚悟を決めて突っ込む
天音の持つ剣は掘り出し物、能力を持っている
剣を振るうと氷の礫が発生して飛んでいく
氷の礫を生み出し放つ能力、一つ一つの威力は低い
命中するが傷1つつかない
魔物が力を入れると鎖が破壊される
ゴリラのような走りで接近して自慢の拳を振るう
横に飛んで回避する
拳が地面に当たる
この中ボス部屋の地面は硬い、中ボスの一撃でも傷1つ付かないが衝撃で空気が揺れる
「これは当たったら死ななくてもキツいよね」
今の一撃で理解する
天音は防具を軽装備に分類される防具を身に付けている
軽量で動きやすい防具で防御力は重装備に劣る
この防具ではこの魔物の攻撃が直撃すれば無事では済まない
異能で縛り付けて距離を取る
すぐに鎖を破壊して魔物は攻撃を仕掛ける
攻撃を避けるがギリギリで回避したため体勢を崩す
これでは追撃が避けられない
死を覚悟する
その時炎が飛んでくる
魔物は炎に気づいて回避する
天音には炎が当たらない軌道にしてあった
天音は炎の飛んできた方を見る
蓮二が異能の炎を纏っていた
炎の玉を飛ばす、魔物は全て躱す
(当たらないか)
「ごめん、遅くなった。竜胆さん合図出すからそしたら異能で拘束お願いしていいかな」
「は、はい!」
炎の玉を何度か放った後、蓮二は異能の炎を前方に集める
天音は鎖を召喚していつでも拘束出来るように構えておく
魔物は蓮二を優先的に潰そうと走る
剣を振るい氷の礫をぶつけヘイトを集めようとするが効果がない
合図はまだ来ない、今拘束すれば攻撃のタイミングに再度発動には時間がかかる、そうなれば攻撃のタイミングに合わせられない
炎が集まる
「まだ」
炎を圧縮する
まだ合図は無い
剣を振るい何度も魔物に氷の礫を当て続ける
当て続けた結果、回避もしない魔物の目に礫の1つが偶然当たる
「よし! こっち向いて」
思わず魔物は目を押さえる
基本生物の目は硬くない、威力が低いと言っても氷の礫を目に受ければ無視は出来ない
魔物は視界の一部を失う
魔物は天音の方を向く
ひたすら剣を振るい氷の礫を飛ばし続けている
確実に一撃で倒す為に炎を溜めている蓮二の邪魔をさせず準備が整うまでの時間を稼ぐ
「今だ!」
蓮二が叫ぶ
天音が異能を使う
「鎖よ縛って!」
4本の鎖が魔物の手足を縛り上げる
拘束の時間は1秒程度、更に時間を稼ぐ為に氷の礫を魔物の目を狙って飛ばす
その時炎が放たれる
圧縮された炎は前方に爆発するように広がり魔物が逃げられないほどの速度で魔物の周囲を包み込む
魔物は足掻くが炎はその身を焼いていく
やがて魔物は動かなくなり身体が崩れて消滅する
魔石と素材を落とす
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