26 / 30
第二部 マスター、私は少し寂しいです
絶好のプール日和
しおりを挟む
八月のど真ん中。それは人々が暑さで苦しみ悶える時期である。そんな時には大抵エアコンがガンガンの部屋で引きこもるのが私からしてはベストなのだが——
「やってきた……」
「海だー!」
「いや、どこから見てもプールなんだけど」
マスターの友達である男子共は海ではないという現実を認めたくない一心だが、そこに一人の女子が正論を叩きつける。
だが、別にそんなことはどうでもいい。私が気になっているのは、何故マスターの友達である男二名(マスターを除く)と女二名が一緒のプールに来ているのかだ。いつ約束した?
「兎も角、水着に着替えない?」
「そうだね。水着に着替えないと入れないし」
そして、マスター達はそれぞれの更衣室に移動して着替え始めた。
え? 私はどうかって? 今はマスターが持って来たカメラに潜伏していて、一緒に入れないから見てるだけですけどなにか?
「さて、着替え終わったが女子がまだ遅いな」
「そう言えば、俺達って今日来てた女子の名前を把握してたか?」
「全くしてないし、そもそも聞いたことがない」
男子はやはり着替えるのが早く、まだ着替え終えていない女子を待っていた。
男子の着替えは見たのかって言われれば、見ていない。何故か最近男子の体を見るが恥ずかしくなってきた。私は元男だと言うのに何故なのだろうか。
「いいや限界だ! 入るね、俺は!」
「あ、ちょっとまっ「イヤッフー!」ハァ……」
この前マスターと対戦していた男の子——確か涼介と言ったか。その涼介がマスターの制止を聞かずに思いっきりプールに飛び込んだ。そして、案の定ライフガードさんに怒られていた。
「お待たせ男子ー、ってあれ? 佐々木君は?」
「あそこ。泳ぎたい欲が抑えきれなかったみたいだ」
「あちゃー」
小学生か、というツッコミをしたいくらいの精神年齢に驚きだが、学校のない日くらいはこれくらいがいいのかもしれない。
「取り敢えず場所を見つけよ! じゃないとプールサイドで昼食を食べることになるわよ!」
「そうと決まればさっさと場所探しだ」
「あれ、佐々木君はどうするの?」
「ほっとけ。態々俺らがアイツの動きを制限する必要は無いだろ?」
「酷いのかいいこと言ってるのかどっちなのそれ」
そしてマスターとマスターの友達は涼介を置いて荷物を置く場所探し始めた。
ていうか、見るだけの私には暇なんですけども……。
* * * * * * * * * * * *
このプールはマスターの家から一番近くにあるプールだ。そして、このプールは所謂流れるプールというもので、マスターが子供の頃からお世話になっているプールらしい。
他にも、子供用の浅いプールやウォータースライダーなんかもある。
「それじゃあ、私は浅野さんと泳ぐ練習してくるから」
「了解」
一人の女子がそう言って、もう一人いた女子と一緒に子供用の浅いプールに向かって行った。
そう言えば、私はまだあの二人の女子の名前を知らない。いや、片方は先程浅野さんと言っていたのでわかるが、それでもまだ苗字だ。また今度マスターに聞いておくことにしよう。
「それじゃあ僕はここで荷物見とくよ」
「泳がなくてもいいのか?」
「お昼からにするよ。だから、森永君は佐々木君を見てて」
「そうだな。今日はやけにテンション高いからなあいつ。何をしでかすか予想もつかん」
「それじゃあ、忙しいかもしれないけども楽しんできて」
「そうさせてもらおう」
まずい、本当にマスターの友達の名前がわからない。森永君って誰だよ状態だよコノヤロー。
「さて、と。霧乃さんと話すのは久しぶりな気がするね」
「まあ、中々話す機会がありませんでしたし」
というのも、私が父さんと話をつけた時から今日まで、私とマスターは必要最低限の会話しかしてこなかった。私は父さんと母さんに改めて顔を合わせる為で、マスターは友達との都合が原因だ。
「そっちの世界は暑くないの?」
「暑い、というかは、そもそもこの体は熱を感じません。だから、暑いも寒いも感じることはありません」
「ふーん、それは残念」
感じるとしても、ゾッとした時などにそんな気分になるだけだ。だから、夏や冬の温度の変化には何の影響もない。
しかし、人間が考えた自然を利用したもの——例えば風鈴とかをいくら聞いても何も思わないのはすこし残念だ。
「そう言えば、マスターの友達の名前って何ですか? 先に把握しておきたいと思いまして」
「わかった」
折角の二人で話す機会だ。聞きたいことは今の内に聞いておくことにしよう。
「まず、知ってるとは思うけどもあそこにいる一言でいえばやんちゃなのは佐々木君で、その佐々木君を追いかけて行ったのは多分この中で一番知識を持ってる森永君。それで、今子供用の浅いプールで練習してるのが恥ずかしがり屋の浅野さん。そして、その浅野さんの練習を手伝ってるのが明るい系女子の白金さんだよ」
なんとも個性豊かな人達なことだ。しかも、その個性がこの集団のバランスを丁度良くしているというね。
あれからまた辛い目に遭ってないかとほんの少しだけ心配していたが、どうやらその必要はなかったみたいだ。
「でも、やっぱり少し寂しいですね……」
「ん? 何か言った?」
「いいえ、別に何も」
今はこうして感情を隠すが、本当にこれでいいのだろうか。この感情を持ったまま元の姿で何事も無かったかのような生活に戻ってもいいのだろうか。
だが、私にはこの寂しさの理由がわからない。一体どうすれば、この感情をなくすことが出来るのか。どうすれば、いつものように戻れるのか。その手掛かりすら掴めない。
「ハァ……もう少し落ち着くことは出来んのかお前は」
「うるせー、俺の生まれ持った性に文句言うんじゃねーよ」
「浅野さん、もっとこう体に力を抜いて泳ぐほうがいいわよ。泳ぎ始めるとすぐに体が力んじゃってるから」
「や、やっぱりそうだよね……?」
マスターの友達がこちらに戻って来た。どうやらマスターと話をしているうちにもうお昼になってしまったようだ。
「では、私は少し用事があるのでこの場を少し抜けさせてもらいます」
「わかった。遅くても六時くらいには帰って来てね」
「遊び足りずに遅くまで遊んでいた小学生ではあるまいし、そんなに遅くはなりませんよ」
用事というのは父さんの手伝いだ。どうも父さんは、私を人間界に戻す装置の他に母さんを歩かせるための復元データを同時並行で作っているらしく、流石に一人じゃきついから暇があれば手伝って、とのことである。
恐らく、マスターは昼食を食べた後にプールに入ると思うので、まあ私は暇になるというわけだ。手伝いをするにはもってこいの時間だ。
「それではまた後で」
「うん」
そして私は、マスター達がいるプールから父さんがいるところに向かった。
「……また、自分に嘘をついてない?」
マスターからそんなことを言われ気がしたが、私はその言葉にっきりとした返答をすることが出来なかった。
「やってきた……」
「海だー!」
「いや、どこから見てもプールなんだけど」
マスターの友達である男子共は海ではないという現実を認めたくない一心だが、そこに一人の女子が正論を叩きつける。
だが、別にそんなことはどうでもいい。私が気になっているのは、何故マスターの友達である男二名(マスターを除く)と女二名が一緒のプールに来ているのかだ。いつ約束した?
「兎も角、水着に着替えない?」
「そうだね。水着に着替えないと入れないし」
そして、マスター達はそれぞれの更衣室に移動して着替え始めた。
え? 私はどうかって? 今はマスターが持って来たカメラに潜伏していて、一緒に入れないから見てるだけですけどなにか?
「さて、着替え終わったが女子がまだ遅いな」
「そう言えば、俺達って今日来てた女子の名前を把握してたか?」
「全くしてないし、そもそも聞いたことがない」
男子はやはり着替えるのが早く、まだ着替え終えていない女子を待っていた。
男子の着替えは見たのかって言われれば、見ていない。何故か最近男子の体を見るが恥ずかしくなってきた。私は元男だと言うのに何故なのだろうか。
「いいや限界だ! 入るね、俺は!」
「あ、ちょっとまっ「イヤッフー!」ハァ……」
この前マスターと対戦していた男の子——確か涼介と言ったか。その涼介がマスターの制止を聞かずに思いっきりプールに飛び込んだ。そして、案の定ライフガードさんに怒られていた。
「お待たせ男子ー、ってあれ? 佐々木君は?」
「あそこ。泳ぎたい欲が抑えきれなかったみたいだ」
「あちゃー」
小学生か、というツッコミをしたいくらいの精神年齢に驚きだが、学校のない日くらいはこれくらいがいいのかもしれない。
「取り敢えず場所を見つけよ! じゃないとプールサイドで昼食を食べることになるわよ!」
「そうと決まればさっさと場所探しだ」
「あれ、佐々木君はどうするの?」
「ほっとけ。態々俺らがアイツの動きを制限する必要は無いだろ?」
「酷いのかいいこと言ってるのかどっちなのそれ」
そしてマスターとマスターの友達は涼介を置いて荷物を置く場所探し始めた。
ていうか、見るだけの私には暇なんですけども……。
* * * * * * * * * * * *
このプールはマスターの家から一番近くにあるプールだ。そして、このプールは所謂流れるプールというもので、マスターが子供の頃からお世話になっているプールらしい。
他にも、子供用の浅いプールやウォータースライダーなんかもある。
「それじゃあ、私は浅野さんと泳ぐ練習してくるから」
「了解」
一人の女子がそう言って、もう一人いた女子と一緒に子供用の浅いプールに向かって行った。
そう言えば、私はまだあの二人の女子の名前を知らない。いや、片方は先程浅野さんと言っていたのでわかるが、それでもまだ苗字だ。また今度マスターに聞いておくことにしよう。
「それじゃあ僕はここで荷物見とくよ」
「泳がなくてもいいのか?」
「お昼からにするよ。だから、森永君は佐々木君を見てて」
「そうだな。今日はやけにテンション高いからなあいつ。何をしでかすか予想もつかん」
「それじゃあ、忙しいかもしれないけども楽しんできて」
「そうさせてもらおう」
まずい、本当にマスターの友達の名前がわからない。森永君って誰だよ状態だよコノヤロー。
「さて、と。霧乃さんと話すのは久しぶりな気がするね」
「まあ、中々話す機会がありませんでしたし」
というのも、私が父さんと話をつけた時から今日まで、私とマスターは必要最低限の会話しかしてこなかった。私は父さんと母さんに改めて顔を合わせる為で、マスターは友達との都合が原因だ。
「そっちの世界は暑くないの?」
「暑い、というかは、そもそもこの体は熱を感じません。だから、暑いも寒いも感じることはありません」
「ふーん、それは残念」
感じるとしても、ゾッとした時などにそんな気分になるだけだ。だから、夏や冬の温度の変化には何の影響もない。
しかし、人間が考えた自然を利用したもの——例えば風鈴とかをいくら聞いても何も思わないのはすこし残念だ。
「そう言えば、マスターの友達の名前って何ですか? 先に把握しておきたいと思いまして」
「わかった」
折角の二人で話す機会だ。聞きたいことは今の内に聞いておくことにしよう。
「まず、知ってるとは思うけどもあそこにいる一言でいえばやんちゃなのは佐々木君で、その佐々木君を追いかけて行ったのは多分この中で一番知識を持ってる森永君。それで、今子供用の浅いプールで練習してるのが恥ずかしがり屋の浅野さん。そして、その浅野さんの練習を手伝ってるのが明るい系女子の白金さんだよ」
なんとも個性豊かな人達なことだ。しかも、その個性がこの集団のバランスを丁度良くしているというね。
あれからまた辛い目に遭ってないかとほんの少しだけ心配していたが、どうやらその必要はなかったみたいだ。
「でも、やっぱり少し寂しいですね……」
「ん? 何か言った?」
「いいえ、別に何も」
今はこうして感情を隠すが、本当にこれでいいのだろうか。この感情を持ったまま元の姿で何事も無かったかのような生活に戻ってもいいのだろうか。
だが、私にはこの寂しさの理由がわからない。一体どうすれば、この感情をなくすことが出来るのか。どうすれば、いつものように戻れるのか。その手掛かりすら掴めない。
「ハァ……もう少し落ち着くことは出来んのかお前は」
「うるせー、俺の生まれ持った性に文句言うんじゃねーよ」
「浅野さん、もっとこう体に力を抜いて泳ぐほうがいいわよ。泳ぎ始めるとすぐに体が力んじゃってるから」
「や、やっぱりそうだよね……?」
マスターの友達がこちらに戻って来た。どうやらマスターと話をしているうちにもうお昼になってしまったようだ。
「では、私は少し用事があるのでこの場を少し抜けさせてもらいます」
「わかった。遅くても六時くらいには帰って来てね」
「遊び足りずに遅くまで遊んでいた小学生ではあるまいし、そんなに遅くはなりませんよ」
用事というのは父さんの手伝いだ。どうも父さんは、私を人間界に戻す装置の他に母さんを歩かせるための復元データを同時並行で作っているらしく、流石に一人じゃきついから暇があれば手伝って、とのことである。
恐らく、マスターは昼食を食べた後にプールに入ると思うので、まあ私は暇になるというわけだ。手伝いをするにはもってこいの時間だ。
「それではまた後で」
「うん」
そして私は、マスター達がいるプールから父さんがいるところに向かった。
「……また、自分に嘘をついてない?」
マスターからそんなことを言われ気がしたが、私はその言葉にっきりとした返答をすることが出来なかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編4がスタートしました! 既に完成しており、全8話でお送りします(2026.2.15)
※1日1話ずつ公開していく予定です。
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる