君を拒まなかった言い訳が欲しい

小湊ゆうも

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全て曝け出して

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 翌朝、目が覚めると彼が私に背を向けて寝ていた。あれだけ眠れるだろうかと心配していた割には、よく寝ているように見える。
 それに私に背を向けているだなんて。

 このままにしておこうかと思ったが、起きたらくっついて欲しいと言っていた彼の願いを素直に受け入れることにした。
 体を横にし、彼のお腹の辺りにそっと手を置くように抱きつく。
 カーテンから差し込む光が彼を照らし、睫毛までもがキラキラして見えた。

「あっ……」

 まだ寝ている彼に顔を近づけてみると、少し髭が生えてきている。
 私とは違って丁寧に手入れされた肌しか見ていなかったから、こうして新たな彼を知ることができることも嬉しい。

 髭も似合うな。彼も剃らないでいてくれたら良いのに。
 私が似合うから剃らないでとお願いすれば、喜んで聞いてくれそうだと思うのはあまりにも自惚れているだろうか。

 彼の体温が高く、抱きしめていると暑くなってくるけれど、でもその温もりすら愛おしい。
 彼の寝息に合わせ、私も呼吸をしていると、徐々に眠気に襲われ、二度寝も悪くないと思いながら目を閉じた。



隆義たかよしさん」
「……ん、」
「ちゃんと約束を守ってくれたんですね」

 ぼんやりとした意識のまま目を開ければ、彼の顔がすぐそこにあった。
 驚いてのけ反ったが、腰に回された手に支えられ、ぐっと引き寄せられてしまう。
 
弘明ひろあきくんの背中のほう……、え?」
「そうそう、起きたら背中側から抱きしめてくれていたから、俺がこっちを向いたんです。あなたの顔を見たくて」
「私は約束を守ったのに、わざわざこっちを向くなんて……。寝起きは恥ずかしいじゃあないか」
「そんなのお互い様ですよ。でも見ていたかったからさ。……ふふ、隆義たかよしさん、おはよう」
「……おはよう」
 
 指先で頬を優しく撫でられ、「可愛い」を何度も伝えられる。
 顔を逸らそうにもそんなことができるスペースはなく、目を伏せることで誤魔化してみるも、視線を感じると結局はどうしても彼を見てしまう。

 しっかり抱きしめられているから抵抗もでず、私は彼のされるがままになってしまっているが、本当に気持ちが通じあったという幸せを実感できる。

「朝起きて、あなたにおはようを言うことが夢でした。それが本当に本当に嬉しい。幸せでおかしくなりそうです。今朝のこの幸せが加わった分、やっぱり昨日よりも幸せですよ」

 弘明ひろあきくんにそう言われて、昨日の出来事を思い返してみると、私のせいで彼の予定を潰してしまったことを思い出した。
 こうして笑い合って穏やかに過ごしている場合ではない。

弘明ひろあきくん、ごめんね。そういえば昨日の予定は大丈夫だったのかな。せっかくの最後の思い出だったんだろう? どう償ったら良いのか……」

 今さら謝罪をしたところでその予定が戻ってくるわけでもなければ、私が何かしたところで解決できるものでもないのに。

 職場の女性の前でも私が醜態を晒し、彼を巻き込んでしまった。
 そんなことで印象が悪くなってしまうほどではないと、彼の人気ぶりを見ていれば分かるものの、それでもどうすれば良いのだろうかと不安になる。 

 それに、最後にみんなであのパンケーキを食べたいと言っていた先輩の思い出すらも奪ってしまった。
 あのカフェの予約するくらいだから彼が仕切っていたのだろうし、彼が抜けた後、他の人たちにも迷惑はなかったのだろうか。

 さっきまで幸せの余韻に浸っていたのに今はそれどころではなくなってしまった私を見て、彼は「大丈夫だよ」と笑いながら言う。

「気にしちゃったんだね。可愛い」
「そういうことじゃあなくて。って私のせいなんだが、そんな呑気な感じで大丈夫なのか……」
「同期のことなら気にしないで良いし、他のメンバーも同じ。それに辞める先輩には、隆義たかよしさんのこと相談していたので、事情を話したら行っておいでって背中を押してくれました。そんな話をしていたから、すぐあなたのこと追いかけられなかったんですけど。引っ越し先に何かプレゼントでも送ろうと思います。それで大丈夫ですよ」

 それで本当に大丈夫なのだろうかという不安と、彼が言うなら大丈夫かもしれないという安堵感で複雑な気持ちになるも、それ以上に先輩に話した、という言葉が引っかかる。

弘明ひろあきくん、私たちのことを話したの? 大丈夫? 相手が男だとかおじさんだとか、まさかそんなこと言ったんじゃ……」
「あー、あなたのことおじさんなんて表現はしませんけど、年上の男性とはお伝えしてますよ? 先輩の旦那さんも二十歳近く歳の差があるみたいで、すごく共感してもらえました」
「待ってくれ、そもそも弘明ひろあきくんは男性が好きなのか? それをその先輩に伝えていた?」
「いえ? 男性が好きってわけではないですし、性的指向についての話はしませんよ」
「……そういうものなのか?」
「ん? 別に誰でも関係なく恋愛話をするわけじゃあないですけど、この人には話しておきたいなって思えば話す、それだけのことですよ」

 彼はベッドから起き上がり、大きく伸びをする。旋毛部分には寝癖がついており、彼が動くたびに軽やかに跳ねた。
 私が気にしすぎなだけだろうか? なつめさんも彼と同じような考えだし、そう考えると反対に私が浮いているように感じる。
 
「……って、なつめさん!」

 自分のことばかりで忘れていたが、昨日あれだけ私のことを考えて動いてくれていた彼女に何の連絡もしていないままだった。

 心配しているだろうに、私を気遣って連絡すらしていないはずだ。
 
なつめさんへの連絡? 後で大丈夫ですよ。俺に怒りの連絡が入っていたので、お付き合いすることになったと返信しました。……なつめさんには言って良かったんですよね?」
「ああ……言ってもらって良いし、連絡してくれたんだね。ありがとう」

 バクバクとうるさい心臓を押さえながら余裕なく起き上がると、彼は変わらず伸びをしながら笑っている。
 
なつめさんも、さすがにあなたを怒らないですよ。というか、隆義たかよしさんがなつめさんを信頼しているのと同じで、俺も信頼しているから先輩に話したんです。それに、先輩に伝えるくらい何だって言うんですか? これから先、もっと色んな人に伝えていかなきゃいけないんだから」
「どういうことだ?」

 ベッドから立ち上がり、まだ布団が脚に布団がかかったままの私の手を取る。
 反射的に彼の手を掴めば、あっという間に正面に立たされ、唇を奪われた。

「俺はあなたのこと離す気ないですから。覚悟しててください。とりあえずご飯でも食べますか?」
「……っ」

 何の言葉も返せないまま、彼に手を引かれリビングへと向かった。


 以前に彼となつめさんが買ってきてくれていたゼリーなど、冷蔵庫に入っている軽いものを朝食にしながら、日常の話、これまでのお互いの話、職場の同僚や先輩の話をした。

 ときめきを感じるような特別な話題ではないが、彼のことを知ることができる、ただそれだけのことで何気ない日が素晴らしいものになるように感じる。

 寝起きでうっすら髭のある彼もやはり素敵だし、まだ直していない寝癖も可愛い。
 見慣れたこの部屋もいつもより明るく感じられ、彼の周りが輝いているようにすら見える。

 ありきたりだけれど、恋って素晴らしいものだと、久しぶりの感覚にひとりで恥ずかしくなった。

 それから、彼の横でなつめさんにも連絡をとり、何がどうなったのかについては直接話をする約束をした。

 先生が幸せならなんだって良いのだとのメッセージが送られており、画面越しなのに彼女の顔が浮かぶ。
 彼女にはたくさんの迷惑と心配をかけてしまったから、何かお詫びの品を用意しなければ。

「そういえば俺、“あなたのおはようを今日も僕に”っていうお話が好きなんですよね」
「え?」

 食べ終えた容器を片付けながら、彼がふとそんなことを言った。
 驚いて彼を見れば「隆義たかよしさんも知ってる?」と嬉しそうに笑う。
 知っているも何も、それは……。

高原たかはらサワヨシさんって作家さんが一番好きだと、前にも言ったと思うけど、この作家さんは隆義たかよしさんも本を持っていたよね? この本も持っていますか?」
「……前見せた本棚のどこかにはあるよ」
「何冊か積んでありましたもんね。この作家さん、いつもほの暗いお話を書くじゃあないですか。ほの暗いし、救われることもほとんどないけれど、だからと言って残酷さとか冷徹さが目立つわけでもなく、その中に脆い優しさみたいなのが感じられて好きなんですよね」

 こういう性格なこともあり、心から明るくなれるような話を書くことはしないものの、誰かにとっての些細な救いになったり、今まで見落としてきたものに気づけるような話になれば良いと、そう思って書いてきた。
 そんな願いを持ちつつも、自分自身が現実世界でそれを意識できているかはまた別ものだけれど。

「そんな感想を持っている人に初めて出会ったよ」
「え? 本当? それがこの人のお話の良さだと俺は思うけどなぁ。その中でもね、この“あなたのおはようを今日も僕に”っていうお話は、なんだか隆義たかよしさんみたいで好きなんです。俺、そういうのに惹かれやすいのかも」

 うっかり誰目線なのか分からない返しをしてしまったが、彼は今、高原たかはらサワヨシについて語りたい気持ちが大きいのか、私の言葉にあまり引っかかりを持っていないようだった。

 感想をいただくことはあるものの、読者の方と話ができる場を設けたことはないから、こうして直接伝えてもらえることは初めてだし、その初めてが彼だという事実がたまらなく嬉しい。

「本を見てもいいですか?」
「構わないが……」

 部屋の中だというのに手を繋いできた彼に引かれながら、書斎にしている部屋に向かう。
 自分の作品を綺麗に並べて置くような性格ではないこともあり、バラバラに積み上げられた本の中から二人で探した。

 すぐに見つけますよ、との言葉通り、彼は私よりも先に見つけだし、軽く埃を払った。

「前に猫と触れ合っているあなたを見て、その無防備な笑顔に惚れたと言ったけれど、そういう胸を掴むようなそんな魅力がこのお話にもあるんだよね」
「魅力……?」
「何かすごく衝撃的なものではなく、じんわり温かに胸に広がる感じの魅力です。それでね、このお話は、サワヨシさんの書く小説の中で、唯一素朴な優しい日常にあふれた話なんですよ。珍しく恋愛要素が含まれているけれど、でも恋愛はそこまで目立ったお話じゃあなくて、ただ何気ない日常を切り取っていて、でもその日常こそが幸せなんだろうなと、そう感じさせられるような。あなたとこうして朝を迎えられて、あの人が書いた世界観ってこんな感じかなって思いました」

 ほら、このあたりの、と言いながら、彼が好きな一節を紹介してくれる。
 それを書いたのは私なのにと不思議な気持ちになるが、初めてのその感覚は決して嫌なものではなく、むしろ涙として込み上げてきそうな、けれど踊り出したくなるような、そういった感覚だった。

 黙っていようかと思っていたが、ここまで言われてしまうと、それが私だと言いたくなってきてしまう。胸の内にこの感情を抱えていられない。
 
 彼がファンであると言っているその小説家が私だと知った時、一体どんは反応をしてくれるのだろう。
 彼が一番喜んだ顔が見られるんじゃあないだろうか。

 彼の反応にネガティブなものを想像していない自分自身に驚きながらも、それは幸せなことだと言い聞かせ、そうして大きく息を吸った。

高原たかはらサワヨシは、私なんだ」
「……え!?」

 持っていた本を床に落とし、慌てて拾っては頭を抱え、状況を整理している姿は、私が想像したものよりも典型的な反応で、それに笑えてきた私は、初めて彼の前で腹を抱えるほどに笑った。

「えっ、本当に? えっ、どういうこと? えっ……、えっ!?」

 本に顔写真が載っているわけでもないのだから何と見比べているのかは分からないが、本と私を交互に見続ける彼を見て、涙まで出てきた。

「そこまで分かりやすく反応してくれるとは」
「だって、そりゃあ……。最初に教えてくれたら良かったのに! 俺、本人の前でこんな感想言うの恥ずかしすぎません? こんな今まとめたばかりです的なコメントじゃあなくて、もっと練ってから伝えたかったです」

 そうは言うけれど、ああして思いを伝えてくれたからこそ、私も自分の正体を知らせたくなったのだから。

「さすがにこれは運命的すぎません? そして俺の好みの一貫性やばくないですか? ……こんな時に言うのもあれですけど、サインもくれます?」
「ははっ、こんな私のサインで良ければいくらでも」

 興奮が冷めない彼は、持っているその本を抱きしめた後に丁寧に机に置くと、それから大きく手を広げ、今度は私を力強く包み込んだ。

「俺の気持ち、隆義たかよしさんには分からないでしょうね。大好きな人の大好きな小説のような朝を迎えられ、そしてその大好きな人が俺の大好きな人だったなんて。もう何言っているか分からなくなってしまいましたけど」
「そこまで言ってもらえると嬉しいよ。驚かせたくて伝えたし、散々笑ってしまったけれど、今すごく恥ずかしくなってる」
「何それ可愛すぎですって。あなたがこんなに可愛らしい人だと知っているのもこの世に俺しかいない特別感で心臓が壊れそう。ここまでの可愛さは知らないにしても、ああ、なつめさんが羨ましいです。あなたの仕事を一番近くで支えられるのだから」

 弘明ひろあきくんの背中に腕を回し、首筋に擦り寄ると後頭部を優しく撫でられた。

「また、恋愛要素の入ったお話も書いたらいいのに。今度はどんなお話になるんでしょう」
「でも君との関係で得られた感情は自分の中でとどめておきたいかもしれない」
「うっ、可愛い。というかもう、これで秘密はなしですよ。隠さないで全て曝け出して」

 唇にキスをした彼が、指先で私の髭をなぞりながら、じっと目を見つめる。
 心臓が激しく鳴り、内側から全身に響くその振動に少しだけふらつくような気がした。

 全てを曝け出す、それは私には難しいことだけれど、彼はどんな私も受け止めてくれて、こうして自信を与えてくれる。
 いつまでも彼に甘えていないで、伝えなければならないことから逃げないようにしたい。

 正体を明かしたあの時よりも、もっと大きく息を吸った。
 
「私のことも、私の仕事のことも、作品のことも、ここまで肯定してもらえる経験はなかなかないことだし、弘明ひろあきくんが私と出会う前から作品を知ってくれていたことも、こうして直接気持ちを伝えてくれたことも嬉しい。自信のない私だけれど、私が私で良かったと、この仕事をして良かったと、そんなふうに思わせてくれてありがとう」

 見つめ合ったままではあまりにも恥ずかしいから、これだけは許してほしいと少しだけ視線を逸らし、それでも気持ちが伝わるように一文字一文字丁寧に言葉を紡ぐ。

隆義たかよしさん?」
「私に気づいてくれてありがとう。印象が悪いこともあったのに、興味を持ってくれてありがとう。あの日、声をかけてくれてありがとう。受け入れているのか壁を作っているのか分からない、それでいて他責思考だった私と関わり続けてくれてありがとう。最後まで自分本位だったけれど、弘明ひろあきくんが諦めないでいてくれたから、こうして今、幸せを実感できているよ」
「えっ、待って……。秘密はなしだって言ったのは俺だけど、ここまで言ってもらえるなんて想像もしてなかった。隆義たかよしさんにそんなふうに言ってもらえる俺が、幸せ者だし、あなたのおかげでこれからの未来がもっと彩られていくと思う。こちらこそありがとう」

 手を繋ぎ、視線を合わせた。幸せが溢れて、ふたりで笑う。
 人生で間違いなく、今が一番輝いていると思う。それでも君は、これからの日々でこの幸せを更新していくつもりだと言うのだから、私はそれを覚悟して過ごしていかなければならないのだろうな。
 
「俺、本当にやばいです。初めては大切にしたいから待つと伝えたのに、我慢できないかもしれない……」
「ははっ、君は余裕があるのかないのか分からないな」
「余裕があるように見えた時なんかあります? 俺はいつだってないですよ」
「……弘明ひろあきくん、好きだよ」
「だから! タイミング考えてくださいって! なんで今! 嬉しいけれど、きつい!」

 初めては優しく大切にしたかったのにと、頭を抱える。
 しゃがみ込み、下から私を見上げる彼がたまらなく可愛く思えた。
 
 彼の手を握り立ち上がらせると、一瞬で唇を奪われる。
 呼吸すらも逃さないというようなそんなキスを繰り返し寝室に向かうと、ベッドに優しく押し倒された。

 彼の重みを感じながら目を閉じる。自信がすぐに持てるわけではないし、これからも私は、ほとんど変わらないかもしれない。

 それでも君がいてくれれば、顔を上げて歩ける日が多くなるだろうし、毎日笑顔で過ごせるのだろう。
 そんな日々がこれからの私の人生に、作品にどのように影響していくのだろうか。
 
隆義たかよしさん、もう今更待ったはなしだからね」
「ははっ、覚悟してる」









END





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