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見つからない言い訳
しおりを挟む部屋に入るとシャツのボタンをいくつか外したところで疲れてしまい、ソファに傾れ込むように飛び込んだ。
裾についた猫の毛を取ることも、着替えることすらできないまま、ぼやけた視界の中で天井を見つめ続けた。
棗さんに申し訳ないことをしたし、連絡だけでもしておいたほうが良いと思ったが、それはもう少し後でも彼女は許してくれるだろう。
涙が溢れて静かに頬を伝っていくのを感じながら、しばらくの間、目を閉じていた。
“ピンポーン”
目を閉じているうちにいつの間にか眠ってしまっていたようだった。
インターホンの音で起こされたものの、あれからどのくらいの時間が経ったのかはすぐに分からない。
何も頼んでいないし、ましてや私宛てに荷物を送ってくる人もいないのだから、このタイミングで来るのは棗さんか、弘明くんだろう。
でも駅で別れた棗さんの様子から、さすがに今日は家には来ないはずだ。
着信やメールがないか起き上がって確認するも、1件の連絡すら入っていない。
何度も部屋に響き渡るその音を無視し、再びソファに背中を預け、クッションに顔を埋める。そうしたところで大した意味はないが耳も塞いだ。
そのうち、私からの応答がないから諦めたのか、響いていたその音が静かになった。
次は電話が来るかもしれないと、その前に携帯の電源を切ろうとボタンに触れた時、ガチャリと鍵が差し込まれる音がした。
「……え、」
どうしてこのような音がしているのか一瞬パニックになったが、少し前に私が彼に鍵を渡したことを思い出す。
あの時は緊張して鍵を渡し、喜んで受け取ってもらえたことに安堵するほどだったのに、今はもう後悔しかない。
まさかあの時の自分が、今の自分の首を絞めるとは思っていなかった。ひとりで気持ちを落ち着かせる時間もくれないのか。
どうせあのまま帰らずにどこかを出歩いているわけでもない私が行く場所ときたら自宅しかないのだから、連絡が繋がろうがそうでなかろうが、そこは気にすることなくここに来て確認したほうが早いと考えたのか。
着信やメールの履歴がないのもそれが理由だろう。
部屋の掛け時計を見れば、私が乗った次の電車に乗った程度の時間差しかなく、私は大して眠っていなかったし、彼もあの後すぐにここに駆けつけたのだと分かった。
「隆義さん、上がりますね!」
玄関から弘明くんの声がし、少しの間もなく部屋のドアが開く。
息を切らしたままの彼が大股で私のところまで歩いて来ると、そのまま腕を強く掴み、無理やり私を立ち上がらせた。
「っはぁ、隆義さん、」
「……っ」
「ねぇ、隆義さんってば、」
これまで何度も抱きしめられてきたが、今はそのどれとも比較にならないほどきつく腕を回され、華奢でもない私でも骨が折れてしまいそうだと、そう思うほどに感情が込められているようだった。
あれだけ馬鹿な願いや期待を抱いた自分を責めたばかりだというのに、追いかけて来てくれ、こうして今、息が上がったままで私を抱きしめながら、胸が締め付けられるような声で名前を呼ぶ彼に、どうしようもなく嬉しさが溢れ出す。
それで後悔したばかりなのに、どうして私は……。
「隆義さん、さっきはね、」
「……っ」
それでもあの女性の口から聞こえる彼の名前や、横に並ぶ姿がお似合いだった光景、深い付き合いだというような堂々とした彼女の姿勢、自然な距離感、当たり前のことだが私の知らない世界が彼にあると分かった時の孤独感が思い出され、何か言われる前に彼を止めなければと、そんな感情に突き動かされる。
「こんなことしにここまで来て大丈夫なの? あの女性……彼女……か何か知らないが、その子と大切な予定があったんじゃあないのか。それなのにどうしてわざわざ私みたいなおじさんを追いかけて来ているんだ? 私はただの友人なのに?」
「隆義さん、本当に俺たちが友人だって、今も思っているの? 本当にそれだけの関係でしかないって? 俺がこうして追いかけてきた理由が分からない?」
理由が分からないかって?
私は今残っている全ての力をこめて、彼を押し飛ばした。
再度私を捕まえようとする彼から逃れ、ソファにあったクッションを投げつける。
「理由なんて、知らないし、分かりたくもない! 君は私とは別世界の人間だし、隣にいるべきではなかったんだ! だいたいおかしいじゃあないか。何の目的があって私と仲良くしたいんだ。おじさんで男で、そんな私にあんなふうに触れ続けて、趣味が悪すぎる。私は抵抗する気力もないし、どうだっていいから拒まなかっただけだ! 君があまりにも──」
あまりにも? あまりにもなんだ?
「……っ、」
保身に走るんですね、という彼女の言葉を思い出す。
この時になってまでそうしてしまう私は、みっともないのだろうか?
それでもそうしていなければ、今は自分を保っていられないんだ。
涙腺のコントロールができず、ぽろぽろと涙が溢れ出す。
止まれ、止まれと願っても全く意味はなく、大粒の涙が床に染みを作った。
「気持ち、通じ合う部分も増えてきたと思ったのに、俺の話も聞かずに、自分の気持ちも言わずに、そうして俺のこと閉め出すんだ?」
「……閉め出す? どうとでも言ってくれ」
服の袖で涙を拭えば、その手を掴まれる。指先の力が強く、爪が肌に食い込む。
逃れようと捻ってみてもそれは叶わず、彼はもう片方の腕も掴み、私を無理やり自分のほうへと向かせた。
「俺が何のために次の予定を誘ったか分かる? 次の一歩を踏み出すためだよ!」
「……っ、い、た」
力の強さに比例して、彼の声も大きくなる。
「これまであなたが俺が言いたかった一言を、たったの一言なのに、いつまでも言わせてくれないから。踏み込みすぎるとあなたが俺と会ってくれなくなるんじゃあないかって怖かったんだよ。だから、俺もいつまでたっても本当の願いを言えなかった。受け止めてもらえる自信もなかったから」
いつものように敬語を使わないこともあってか、語気の強さが目立つ。
言われたことをすぐに整理できるほど頭が回っておらず、一体何を言われているのか分からない。
私がどんな一言を言わせなかったと言うんだ? 本当の願い? 何を受け止めろと?
「それが悪かったのかもしれないけれど、悪い方向にばかり考えるのはやめてよ。俺ともうこれっきりなのかもしれない時でさえ、あなたはいつまでもそうだ!」
これっきりと言う彼の言葉にハッとして顔を上げると、涙を堪えている表情で、その声にも切実さが滲む。
「何の目的があってあなたと仲良くしたいと思ったのかって? そんなのあなたに一目ぼれして、付き合いたかったからだよ! 最初から付き合おうなんて言ったら、隆義さんは俺と関わってくれなかっただろ!」
「……え、」
「あなたに拒否されない関係を続けたいとの勝手な思いから、友人と言いながらそうは思えない行動をしてしまったのは事実だし、それは俺が謝るべきだけど、俺だって怖かったんだよ」
抵抗をやめた私の腕を解放し、彼は再び私を抱きしめた。
先程の力の加減のなされていないものではなく、背中に回された手が震えているのが分かる。
「さっきの女性は同じ職場の同期! あの距離感は誰にでもそう、男でも女でも先輩でも後輩でも! これから職場の何人かで集まる予定だっただけで、俺とあの人のふたりきりじゃあない。結婚して辞める先輩がいるから何かお祝いがしたいと伝えたら、最後にみんなであのお店のパンケーキが食べたいとそう言われて。あの人とはたまたま駅で会ったから一緒に集合場所に向かってそのまま店の前にいただけ。俺の彼女なんかじゃあない!」
「俺が好きなのは隆義さん、あなただけだよ。これを聞いてもあなたはまだ、どうでもいいってなかったことにするの? もう本当に会えなくなるよ。ねぇ、隆義さん、このまま俺に会えなくなっていいの? 俺は嫌だよ、あなたに会えなくなるなんて」
普段の弘明くんからは想像できないほど、弱々しく自信のないその声に、何か応えなくてはと思うものの、身体には力が入らないし、言われた言葉を飲み込むだけの余裕しかない。
拭っても拭ってもキリがないくらいの大粒の涙が頬を流れ、彼の服へと染みていく。
鼻も詰まり、息ができない。苦しくて口を開けると、我慢していた声が漏れた。
「うぁ……、ふっ、」
「隆義さん」
私のことを大切そうに触れるから、掠れる声で必死に名前を呼ぶから、勘違いしそうなほどに離したくないと全身でそう伝えてくるから、だから、拒絶の言葉を口にすることができなかった。
そういう色んな言い訳を探したけれど、それでももう、言い訳を探している時点で答えは出ていたのだろう。
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私自身が、彼を前にしてそれを認められなかった。
「隆義さん、遅くなってごめんね」
「うぅ……ひっ、」
「あなたが好きです。大好きだよ」
弘明くんの腕から解放されると、彼は私の顔を覗き込んだ。
溢れ出る涙を、親指の腹で優しく拭ってくれる。
何度も触れられるたびに、ああこの温もりも全て私のものだと、望んでも良いのだとさらに涙が溢れ出す。
弘明くんは、眉根を寄せて「涙、キリがないね」と笑った。そんな彼の目にも涙が溜まっている。
それから彼は私の両手を握ると、丁寧に指を絡めた。
「俺と、付き合ってください。唯一の親友は無理だとしても、最愛の恋人にはなりたい。できることなら、隆義さんにとってあらゆる存在の1番になりたい。あなたから見たら俺はまだまだ子どもかもしれないけれど、それでも受け止めてもらえませんか?」
「うあ……、ふっ、う、」
いよいよ涙が止まらなくなり、みっともない自覚はあったものの、服の袖で雑に拭いた。
擦ったら赤くなるよと彼に止められたが、涙は止まらないし、それでも泣いている姿を見せ続けることが恥ずかしいしで、それを掻き消すように拭き続けた。
彼がテーブルに置いてあったティッシュを当ててくれたものの、そんなものでは足りず、一瞬で濡れてしまう。
そんな私を見て「シャツの袖じゃあ痛いでしょう?」と、彼が自分のトレーナーの袖でそっと押さえてくれた。
そのまま泣きじゃくる子どもをあやすように、私の肩や背中に触れながら落ち着かせてくれる。
「最初からこう言いたかったけど、怖くてできなかった。ごめんね。あなたが拒否しないことにつけこんだことも多かった。ごめんなさい。もう俺も気持ちを誤魔化したりしない、これからはあなたにこれでもかと気持ちを伝えていきたい。それが許される関係になりたい」
「うっ、あ、……っふ、う」
「隆義さん、受け入れてくれる?」
彼がこうして気持ちを伝えてくれ、叶わない期待だと決めつけていたことが現実になり、私もそれに対する返事をしなければならないと思うのに、どのような言葉が正しいのかも分からず、私はぐちゃぐちゃの顔のままで何度も何度も頷いた。
好きな気持ちを認め、そしてそれを抱き続けることを、伝えることを許される関係になれたことが嬉しい。夢のようだ。
「もう泣かないで。ね?」
彼は、赤くなり、ひりひりとする目元に柔らかなキスを落とすと、私を再び優しく抱きしめる。
その好意を素直に受け止めて良いと、私も同じように気持ちを返して良いのだと、改めて自覚した途端に彼との身体の境界線が分からないほどにしっくりくる感覚が溢れ出した。
されていることはこれまでと変わらないのに、もう何の壁も作らなくて良いことが、ただただ嬉しい。
あれだけ止められなかった涙もいつのまにか引いており、乾いたところに痛みが残るけれど、これが現実だと教えてくれるようだ。
「隆義さん、落ち着きました?」
ちゅっと額にキスをした彼が、首を傾けて私を見つめる。
その向けられた眼差しから感じる好意も、私の勝手な期待の押し付けでもなんでもなく事実なのだと思うと、笑みが溢れた。
「隆義さん。本当は今すぐにでもあなたのことを抱きたいんですけど」
「えっ……」
「今まで散々好き勝手したくせにって思われるかもしれないけれど、それでも初めては大切にしたいので、隆義さんの気持ちの準備ができてからにします」
「う……」
「その代わりと言ってはなんですけど、今日はとても特別な日だから、あなたと一緒に朝を迎えたいです。泊まらせてもらっても良いですか?」
そう言えばと、彼が以前に言っていた特別な時に泊まりたいとの発言を思い出す。
まさか、この日のことを言っていたのだろうか?
「そういうことだったの?」
「ん? そういうことって?」
「特別な日に泊まりたいって言っていたのは、今日のことだったのか? つまり、お付き合いする日のこと……」
「そういうことですよ。お付き合いする日のことです。その日にお泊まりだなんて発想は、子どもっぽいですか? 呆れちゃう?」
「いや、そんなことはないんだが」
彼の発言ばかりに気を取られていたせいで、特に意識することもなく自らの口で「お付き合い」という言葉を出してしまったことに動揺する。
幸いにも彼に指摘されることなく、流してもらえたようだ。
「……泊まるのは全然。私からもお願いしたいくらいだ」
「やった!」
けれど、尻尾が見えそうなほど喜んだ彼が、口角を上げながら「お付き合い記念日ですもんね」などと言うものだから、あまりの恥ずかしさに彼の頭を叩いた。
さんざん泣いてようやく落ち着いたと思ったら、途端にお腹が空いてきて、ふたりでピザを取ることにした。
滅多に食べる機会のないピザは贅沢なような気がしたが、「今日はお付き合い記念日ですよ? ピザじゃあ足りないくらいです」と、彼が笑う。
私に叩かれたくてもう一度そんなことを言うのかと睨めば、「その顔も可愛すぎです」と、冗談とは思えない視線で見つめるものだから、無視をしてピザを口いっぱいに詰め込んだ。
お腹いっぱいになると、大して広くもないお風呂に一緒に入り、上がってからは弘明くんが髪まで乾かしてくれた。
熱くない? と確認をされ、丁寧に風を当ててもらいながら、その初めての行為に幸せを噛み締める。
「誰かに髪を乾かしてもらうだなんて、子どもの時以来だ」
「どうですか? 俺にされるのは」
「……嬉しい」
「待って、可愛い」
「可愛いって」
「俺、今日我慢して眠れるのかな……」
時々、首筋や耳にキスをするちょっかいをかけながら私の髪を乾かし終えると、彼がドライヤーを「ん、」と渡してきた。
彼がしてくれたように丁寧に髪を乾かしたけれど、終わった後に拗ねた顔をしている。
何か不手際があったのかと思えば、「キスがなかったのが残念でした」とそれだけのことだったようで、「それはいきなりハードルが高いよ」と返すと、「これくらいはしてもらわないと」と少し深めのキスをされた。
「俺、本当に眠れないかも」
「そんなことするから」
ああだこうだ言いながら寝室に向かえば、大丈夫だろうと思っていたセミダブルのベッドが小さく見えてきた。
それでもと思い、ふたりで寝てみれば、やはり男ふたりではやや狭めだった。
それでもその狭さが良いんだと彼が笑い、「ずっとこうしたかった」と私を抱きしめる。
すっぽりと彼の腕におさまりながら、彼が着ている服から私と同じ洗剤の匂いがすることにドキドキしていると、彼からは私のと比にならないほどの心音が聞こえてきた。
「やっぱりドキドキして、眠れないかも」
「確かに……すごい音だ」
「なんだか恥ずかしいや。俺だけ? 隆義さんはドキドキしないの?」
私を抱きしめていた体勢を変え、今度は彼が私の胸へと擦り寄る。
「あはっ、隆義さんのもすごかった!」
「……っ、」
「可愛い。ねぇ隆義さん、大好きですよ。寝ている間に寝返りとかでどうせ動くからこのままの体勢で眠ることなんてできないけれど、でももし俺より早くに目覚めたら、俺にぴったりとくっつき直してくれる?」
「どうして?」
「そうしたら今日のこれが、夢じゃないって起きた瞬間に分かるから」
お願いですよと、上目遣いで私を見た彼が、そのまま唇を押し当てた。
「こんなに幸せなことって他にある? って思うけれど、きっと明日の朝起きて、あなたと抱き合いながら迎える朝のほうが幸せだし、これからもずっとその幸せを更新していけたら良いですね」
大好きですと耳元で囁き、彼が目を瞑る。
同じように言葉で返すことはできなかったけれど、彼の背に手を回したことを返事として、私も目を閉じた。
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