英傑活動の傍らで

ふぃる

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80話 しかし平穏は終わり③

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「とゆーことで、事前に通達してた通り今日から通常だ。」
 結局、分隊側の事情で休みが伸びて。
 こうして待機として6人が揃うのは10日振りだ。


「つってもさー。結局出動要請出るまでこうして暇じゃん? ぶっちゃけ半分くらい休みとかわんなくね?」
 そう言うエビットに対し、トゥワンが返す。
「いつでも出れるこの状況にいるのが大事なんだろ?」
「世間的にはそうでもさー、実感ないじゃん?
 ねーニエトン?」
 手元の書類から目線を上げながら、ニエトンが答える。
「僕は事務作業補佐も兼任だから別に……。
 ていうかエビットさんも10日振りで装備大丈夫なんです? 魔石切れてたりしません?」
「もー今からチェックしようと思ってたとこなのにー。」
「冗談を言うならもっとひねってください。」

 そんな2人を見ながら一方。
「あの様子なら大丈夫みたいだね。」
 と言うスローフにトゥワンが返す。
「ま、こないだの事で流石に懲りただろ。
 実際、昨日帰ってきた時、魔石の補充してたみてぇだし。」
「まぁ、厄介な事にならなきゃそれでいいんスけどね。」


 そんな緩んだ空気を遮る通知音。
 それを確認し告げる前に、チームの雰囲気が一気に変わる。
 最早言わずともとは思いつつ、号令の文言。
「お前ら、出動だ。」
 その目的地指定に奇妙さはあったけど、早さ優先。現地での事は移動中か、到着してから考える。
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