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95話 潜入した先で④
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「あいつは、もういねぇよ。」
聞いて、ロイノの感情が揺れるのを感じた。
一瞬、盾のような守りが見えた。けど受けきるには間に合わず、威力で吹っ飛ぶ。
「問答は終いだ。英傑として、お前を捕える。それだけだ。」
反撃を警戒して壁や天井で跳ねつつ、一気に接近。
けど砂埃の向こうに見えたのは、イバラのようなトゲの網。
移動方向を鋭く切り替え攻め手を変え、手近な箱を蹴り飛ばす。
「本当にそうか? 焦りが見えるぞ?」
その声がしたのは背後の方。同時に常識外に長い剣の一振り。
咄嗟の跳躍で避けたそれが、壁に斬撃を残し魔力へと消える。
その隙にロイノが建物の外へと。ここで逃したくはない、後を追う。
その先に居た、ロイノの姿。
上空を飛ぶローブを脱いだその姿は、初めて見るものだった。
ダークエルフの容姿に加え、大きな翼と、一対の長いツノ。
その特徴は、話としては聞いた事のある、ダークエルフの更に上の存在と一致した。
「デビル、だったのか。」
飛行による高い機動力。だけどこっちも生半可に振り切られるつもりはない。
グローブに魔石由来の魔力を溜め、物理的な衝撃グレネードに。大きな跳躍と共に投げつけ炸裂させる。
だけどロイノの俊敏な飛行、すぐに範囲外まで避けられる。
同時に反撃のナイフが飛んでくるが、蓄積してあった光属性のグレネードで対抗。ナイフの軍団が散り散りに飛び散る。
このまま他の鈍色仮面の奴と合流されたりしたら、流石に戦果としては望めなくなる。
一か八か、この場所の外、近辺にいる英傑が居れば──
そう思い、通信機を取り出そうとした時だった。
魔力的な何かが触れる感触。前に来た時のと同じ、狙撃のセンサーだ。
すぐに狙撃が来る。
けどその発射地点を把握していない。狙った誘導はできない。
回避するには間に合わない。たとえ賭けだろうと、弾を曲げるしかない。
可能な限りの魔力を込めて、周囲の魔力を捩じる。
範囲の端、後方から魔力の弾が来る。その付近を特に強く魔力を歪める。
辛うじて弾は自分の横を通り過ぎる。
一先ず緊急は去って、鬱陶しいがここからは警戒を強めながら追跡しよう。
そう思い、改めて標的を見据えた時だった。
あまりにも悪い偶然。
逸らして前方へと流れて行った弾は、ロイノを捉えていた。
聞いて、ロイノの感情が揺れるのを感じた。
一瞬、盾のような守りが見えた。けど受けきるには間に合わず、威力で吹っ飛ぶ。
「問答は終いだ。英傑として、お前を捕える。それだけだ。」
反撃を警戒して壁や天井で跳ねつつ、一気に接近。
けど砂埃の向こうに見えたのは、イバラのようなトゲの網。
移動方向を鋭く切り替え攻め手を変え、手近な箱を蹴り飛ばす。
「本当にそうか? 焦りが見えるぞ?」
その声がしたのは背後の方。同時に常識外に長い剣の一振り。
咄嗟の跳躍で避けたそれが、壁に斬撃を残し魔力へと消える。
その隙にロイノが建物の外へと。ここで逃したくはない、後を追う。
その先に居た、ロイノの姿。
上空を飛ぶローブを脱いだその姿は、初めて見るものだった。
ダークエルフの容姿に加え、大きな翼と、一対の長いツノ。
その特徴は、話としては聞いた事のある、ダークエルフの更に上の存在と一致した。
「デビル、だったのか。」
飛行による高い機動力。だけどこっちも生半可に振り切られるつもりはない。
グローブに魔石由来の魔力を溜め、物理的な衝撃グレネードに。大きな跳躍と共に投げつけ炸裂させる。
だけどロイノの俊敏な飛行、すぐに範囲外まで避けられる。
同時に反撃のナイフが飛んでくるが、蓄積してあった光属性のグレネードで対抗。ナイフの軍団が散り散りに飛び散る。
このまま他の鈍色仮面の奴と合流されたりしたら、流石に戦果としては望めなくなる。
一か八か、この場所の外、近辺にいる英傑が居れば──
そう思い、通信機を取り出そうとした時だった。
魔力的な何かが触れる感触。前に来た時のと同じ、狙撃のセンサーだ。
すぐに狙撃が来る。
けどその発射地点を把握していない。狙った誘導はできない。
回避するには間に合わない。たとえ賭けだろうと、弾を曲げるしかない。
可能な限りの魔力を込めて、周囲の魔力を捩じる。
範囲の端、後方から魔力の弾が来る。その付近を特に強く魔力を歪める。
辛うじて弾は自分の横を通り過ぎる。
一先ず緊急は去って、鬱陶しいがここからは警戒を強めながら追跡しよう。
そう思い、改めて標的を見据えた時だった。
あまりにも悪い偶然。
逸らして前方へと流れて行った弾は、ロイノを捉えていた。
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