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96話 潜入した先で⑤
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あまりにも悪い偶然。
逸らして前方へと流れて行った弾は、ロイノを捉えていた。
衝撃に耐え、どうにか空中で持ち直そうとするロイノ。
驚いてる場合じゃない。偶然とはいえ、確定的な勝機。
すぐに追い付き、魔力を走らせ青い模様の浮かんだ足甲で、一撃を喰らわせる。
武器の催眠の魔術が効き、落下するロイノ。高所からでのキツさはあったけど、どうにか受け止める。
明らかにやばそうな狙撃の威力の直接命中。負傷の度合いは?
いや、こんな素人判断に時間を割くよりも、だ。
「エビット! いるか!?」
取り出しかけてた通信機、その向こうに向けて。
「なぁに、そんな慌てて。」
「鈍色仮面の要人を確保した!
救護を含む人員要請を頼む!」
「…休日に何してんの?」
「いいから早く!」
「…分かった。」
こうなった以上、とにかく撤退。
探知範囲を展開すれば、敵との接触はまず無い。
とはいえ引き渡しは普段は他の奴らに任せてるせいで、どうにも慣れないし、歩みも遅く。
気がかりを無理矢理振り払い、外までの道筋を記憶の中から探りながら、無人の街を歩き進んでいく。
逸らして前方へと流れて行った弾は、ロイノを捉えていた。
衝撃に耐え、どうにか空中で持ち直そうとするロイノ。
驚いてる場合じゃない。偶然とはいえ、確定的な勝機。
すぐに追い付き、魔力を走らせ青い模様の浮かんだ足甲で、一撃を喰らわせる。
武器の催眠の魔術が効き、落下するロイノ。高所からでのキツさはあったけど、どうにか受け止める。
明らかにやばそうな狙撃の威力の直接命中。負傷の度合いは?
いや、こんな素人判断に時間を割くよりも、だ。
「エビット! いるか!?」
取り出しかけてた通信機、その向こうに向けて。
「なぁに、そんな慌てて。」
「鈍色仮面の要人を確保した!
救護を含む人員要請を頼む!」
「…休日に何してんの?」
「いいから早く!」
「…分かった。」
こうなった以上、とにかく撤退。
探知範囲を展開すれば、敵との接触はまず無い。
とはいえ引き渡しは普段は他の奴らに任せてるせいで、どうにも慣れないし、歩みも遅く。
気がかりを無理矢理振り払い、外までの道筋を記憶の中から探りながら、無人の街を歩き進んでいく。
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