英傑活動の傍らで

ふぃる

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25話 ここが新たなスタート地点④

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 タァと話してるうちに壇上に上がってた、森人エルフの男。
 見た事ない程のお堅い身なり、余程高い地位の人だという予想にはすぐに行き着く。
「私が今回のプロジェクトの責任者、最高位騎士パラディンのサーキテロアである。」
 名乗りに辺りがざわつくが、自分にはピンと来ず、タァに小声で聞く。
「…誰なんだ?」
「パラディンだよ、この街のトップの!」
「…後で色々教えてくれ。」

「では、早速だが本題に入ろう。」
 続く挨拶を聞き流し始めてた所に、それを区切る言葉が集中力を呼び戻す。
「こうして最初の場を設けたのは、この企画の方針をを知った上で参加してほしいという理念からだ。
 現状の問題のひとつとして、シントで発生する犯罪に対し、取り締まりの手が不足している。
 だから今一度それに対抗する戦力を整える、その先駆けとなってほしい。

 武力を集めるだけなら簡単だろう。だが私が求めるものは違う。
 下層のこの地をよく知り、迅速に駆け回れる者。
 その為の土地勘と熱意、そしてその土地になじみのある者、すなわち貴殿らの助力が必要と判断した。
 こうして集まってくれた貴殿らの士気は、疑うまでもないだろう。
 それ故、この後行う試験を通過する事を願っている。」
 そして後方の人に合図をし、流れを継がせる。
「それでは、順次実技試験を執り行う。札番号で呼ばれた者は、案内に従うように。」
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