英傑活動の傍らで

ふぃる

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47話 遭遇する大物②

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 爆発音を追い、単独で走る。
 地図を見るまでもなく、見えてくる煙と人だかり。
 爆発でヒビでも入ったのか、天井の中ほどから煙が漏れ出している。


 そして、隣の屋上に登ってくる姿がひとつあった。
「うん?
 …なんだ2番手の方か。」
 目元を隠す派手な仮面の男、そいつには見覚えがあった。
「エクスプローダー、だな?」
「そう呼ばれてるようで。」
 返答と共に、一筋の赤い光。
 予感し回避、ゆるい放物線をえがき床に当たり、爆発する。弾の見た目とは裏腹に、派手に大きく。

「何を驚いている? まさか覚悟してなかったと?」
 そのエクスプローダーの言葉で我に返る。
 そうだ、これまでの活動で忘れてたけど、そもそも最初は正面切って戦う試験だったじゃん。「そういうパターン」もあるって事だよな。
「まさか。」
 その問答の間にも追加2発。咄嗟の判断、バリアを展開し受ける。
 ダメージはあまり無い。けど魔力越しに伝わる衝撃。
 そして爆風が薄まる向こう、数えきれないほどの追撃が向かってきていた。


「ほう、聞くには地味だが、いざ相手してみると中々……。」
 爆撃が止まり、状況が見えてくる。
 敵は天に向けた手の平の上に火の玉を浮かべ、余裕な様子。
 こちとら手傷にこそ至らずも衝撃が頭に響いてキツいってのに。
「しかし単騎で挑んでくるとは…何らかの理由ありきか?」
「…関係ないだろ。」
「秘密、それもまたいいでしょう。それゆえに愚行に走るのもまたドラマ。」
 エクスプローダーの火の玉が炸裂するように細かく散り、襲い来る。
 受けるバリアに注力し見据える中、流れに逆行していく青い光の筋が見えた。

 爆撃はすぐに止み、その向こうに居たのは。
「タァ!? 何でここに!?」
「やっぱり気になって来ちゃった!」
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