平凡くんと【特別】だらけの王道学園

蜂蜜

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風紀委員長VS親衛隊隊長

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「生徒会役員ではなくても、夢咲には会いに来てるんですよね?」


何度か隣のクラスが騒がしかった時、生徒会長の名前が上がっていた気がする。

つまり、誰かに会いに来る事がない訳ではないと言う事だ。

アレ・・天官あまくらいのお気に入りだからな。
だがS組にいる3人は違う。用があるなら呼出すのがあのクソ野郎だ」


同意の意味を込めて雪先輩が頷いた。
この二人、実は仲良しなのでは?

あと、雪先輩は本当に会長が好きなのか疑問になってきた。


………あれ?生徒会長が俺のクラスに来るのと、風紀委員の二人が俺を風紀委員会室に連れて来る事と、雪先輩が風紀委員室に突撃する事に何の関係があるのだろうか?



「つまりさー、天官が毎日探しに来てるのは園宮な訳。
で、俺と百鬼は園宮が天官と遭遇しないように先手を打って連れ出してるの。
姫乃塚がここに居るのは……ただのヤキモチじゃね?」



ええと……

つまりどういう事だろうか


生徒会長がわざわざ俺に会いに来ている?


何故?

どう考えても楽しい理由ではないと俺でも分かる。

それが分かっていたから委員長達は俺を教室から連れ出してくれていたのか。

雪先輩も分かっていたから隊員を使って様子を見てくれていたのかな。

知らずに厄介事から護ってくれていたらしい先輩方には感謝しかない。


感謝の言葉を伝えようとしたら、雪先輩は不満そうな視線を西園寺先輩へと向けていた。

「自分達に都合が良いように話すな。そのまま園宮を風紀委員会に入れようてしている癖に」

「どう考えたって親衛隊より風紀委員会の方が安全じゃん。園宮もそう思うだろ?」


西園寺先輩の言葉に小さくだが首を横に振る。

俺に風紀委員は荷が重過ぎる。


「心配してくれるのは本当に嬉しいのですが、俺は風紀委員会に入るつもりはないですし、会長の親衛隊を辞めるつもりも今の所はないです」


俺がはっきりと断わったのが意外だったのか、先輩方が目を見開いて俺を凝視していた。


いや、俺だって断る時は断るからな?
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