平凡くんと【特別】だらけの王道学園

蜂蜜

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寮長と新しいルームメイトと危機管理

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騒ぎが収まらないまま、他の人達も希望者を指名し、なし崩し的に閉会式は終わった。

何かを壇上で叫んでいる夢咲を連れて、生徒会役員達が去っていく。

この騒がしさを放置して行くのは流石にない・・と思う


ちょっと生徒会への好感度が下がった。
俺に好かれても全く嬉しくはないだろうけど。


「ちょっといいか?委員長が君を呼んでいる」


今後の対応について頭を悩ませていると、見知らぬ生徒に声を掛けられた。
腕の腕章には風紀と書かれている……つまり、百鬼先輩からの呼出しか。

俺も彼に用があったので助かった。

頷いて風紀委員君について行くと、案内された先は風紀委員会室だった。

人目がない中で話が出来るのは大変有難い。

(会長もこれぐらい気を遣ってくれないだろうか)

何て失礼極まりない事を考えてしまうぐらいには、さっきの会長の言葉に既に疲れ切っていた。


通された部屋には百鬼先輩と西園寺先輩の二人しかいなかった。
どうやら、百鬼先輩の側に西園寺先輩も居たらしく、話を聞くならこの二人に…となったらしい。


案内をしてくれた委員君にお礼を言って百鬼先輩達の側へ向かう。

「お疲れ様です。百鬼先輩、西園寺先輩」

「お疲れーー。ホント、俺達にばっか尻拭いさせて来てさーー。いい加減、殺意湧くよなー」

「言葉に気を付けろ。気持ちは分からなくもないが殺人は駄目だ。
2~3発殴るだけにしておけ」

「…………百鬼先輩、疲れてます?」

「いやぁ、百鬼のこれは天然だろ」

可愛らしい顔立ちに似つかわしくない、豪快な笑い方をしている西園寺先輩に手招きをされて彼の隣に腰掛ける。

すっかり定位置になったそこに座ると、隣から西園寺先輩がいつも舐めている苺キャンディの匂いがして、安堵からか深い息が漏れた。


「園宮こそ疲れてんじゃねーの?会長が馬鹿やっちゃったから」

「本当にアイツは……すまない、園宮。止めてやれなかった」

眉尻を下げて、心底申し訳なさそうにこちらを見ている百鬼先輩に、却ってこちらが申し訳ない気持ちになる。

ただでさえ厄介事に巻き込んでしまっているのに、更に余計な事で心配を掛けてしまうなんて申し訳なさ過ぎる。

「先輩方のせいじゃないですから!
それに、一回きちんと話をすれば会長も俺への興味を無くすでしょうし、少しの間我慢すれば済む話です」

必死で先輩方に非はないと伝えてみたが、きちんと伝わっただろうか。

西園寺先輩には『お前も大変だなー』と生温い視線と笑みを向けながら肩を叩かれたし
百鬼先輩も『何かあればいつでも力になる』と言ってくれたので……まぁ、伝わったんだろう…多分。
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