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寮長と新しいルームメイトと危機管理
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【寮長室】
ここに来るのは2ヶ月振りだ。
ノックしてから数秒、開いたドアから優しい雰囲気の青年が出て来た。
臣 優弦さん
ふんわりとした艶やかな茶色い髪に、黒いアーモンド型の瞳。
常に目尻を下げ口元を緩ませているからか、彼の顔を見るとこちらの警戒心が緩む気がする。
【寮長は安全な人】
そう思わせてくれるだけの絶対的な安心感が眼の前の彼にはあるのだ。
優しい笑みと彼が纏う穏やかな雰囲気がそう思わせるんだと思う。
「珍しいお客様だね。今日はどうしたのかな?」
あとこの声もか。
甘さを含んだ優しい声音と、少しだけのんびりした話し方にも安心する。
やっぱりこの人が怖いって想像できないなぁ。
「お久し振りです、寮長。今日はお願いがあって来ました」
流石に俺の部屋替えのお願いを、百鬼先輩達にする訳にはいかない。
頭を下げる俺を見た寮長は、優しい声で入室を促してくれた。
「話は中で聞こう。そこの二人も一緒にどうぞ」
寮長に続いて部屋にお邪魔すると、リビングに案内された。
白くて大きいソファとテーブルが真っ先に目に入る。
「そこ座って待ってて。紅茶でいいかな?」
「え……あっ!お茶なら俺が淹れましょうか?」
「お客様なんだから気を遣わないの。
気にしてくれるなら、今度は遊びに来てよ。その時は園宮が淹れたお茶、飲ませてくれるかな?」
「はい。あの……ありがとうございます」
「うん、どういたしまして」
彼が笑うとふわりと言う言葉が浮かぶ。
それぐらい、寮長が目を細めて微笑む姿は可憐でどこまでも綺麗だった。
寮長に言われた通り、真っ白いソファに腰掛けて彼が来るのを先輩方と待つ。
うわ……凄いふかふか。お尻が沈む。
風紀委員会室の革張りのソファもかなり座り心地が良かったけど、これはこれで中々。
お金持ち学校だとこういう備品にも拘るのかな。
初めて入った寮長室が物珍しくてついキョロキョロしてしまう。
作りは俺達の部屋と変わらないけど、一人部屋だからかな、部屋の物が統一されてて見ていて気持ちいい。
シンプルなデザインの白やベージュの家具を選ぶ辺りに、寮長の優しい人柄が滲み出ている気がする。
しばらくしてから、4人分のカップを乗せたトレイを持った寮長がやって来た。
紅茶のいい香りがする。
「お待たせ。熱いから気を付けてね」
「ありがとうございます。頂きます」
息を吹き掛けて冷ましながらカップの中の紅茶を一口だけ口に運ぶ。
うまっ
ここに来るのは2ヶ月振りだ。
ノックしてから数秒、開いたドアから優しい雰囲気の青年が出て来た。
臣 優弦さん
ふんわりとした艶やかな茶色い髪に、黒いアーモンド型の瞳。
常に目尻を下げ口元を緩ませているからか、彼の顔を見るとこちらの警戒心が緩む気がする。
【寮長は安全な人】
そう思わせてくれるだけの絶対的な安心感が眼の前の彼にはあるのだ。
優しい笑みと彼が纏う穏やかな雰囲気がそう思わせるんだと思う。
「珍しいお客様だね。今日はどうしたのかな?」
あとこの声もか。
甘さを含んだ優しい声音と、少しだけのんびりした話し方にも安心する。
やっぱりこの人が怖いって想像できないなぁ。
「お久し振りです、寮長。今日はお願いがあって来ました」
流石に俺の部屋替えのお願いを、百鬼先輩達にする訳にはいかない。
頭を下げる俺を見た寮長は、優しい声で入室を促してくれた。
「話は中で聞こう。そこの二人も一緒にどうぞ」
寮長に続いて部屋にお邪魔すると、リビングに案内された。
白くて大きいソファとテーブルが真っ先に目に入る。
「そこ座って待ってて。紅茶でいいかな?」
「え……あっ!お茶なら俺が淹れましょうか?」
「お客様なんだから気を遣わないの。
気にしてくれるなら、今度は遊びに来てよ。その時は園宮が淹れたお茶、飲ませてくれるかな?」
「はい。あの……ありがとうございます」
「うん、どういたしまして」
彼が笑うとふわりと言う言葉が浮かぶ。
それぐらい、寮長が目を細めて微笑む姿は可憐でどこまでも綺麗だった。
寮長に言われた通り、真っ白いソファに腰掛けて彼が来るのを先輩方と待つ。
うわ……凄いふかふか。お尻が沈む。
風紀委員会室の革張りのソファもかなり座り心地が良かったけど、これはこれで中々。
お金持ち学校だとこういう備品にも拘るのかな。
初めて入った寮長室が物珍しくてついキョロキョロしてしまう。
作りは俺達の部屋と変わらないけど、一人部屋だからかな、部屋の物が統一されてて見ていて気持ちいい。
シンプルなデザインの白やベージュの家具を選ぶ辺りに、寮長の優しい人柄が滲み出ている気がする。
しばらくしてから、4人分のカップを乗せたトレイを持った寮長がやって来た。
紅茶のいい香りがする。
「お待たせ。熱いから気を付けてね」
「ありがとうございます。頂きます」
息を吹き掛けて冷ましながらカップの中の紅茶を一口だけ口に運ぶ。
うまっ
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