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寮長と新しいルームメイトと危機管理
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何か不味い事を言っただろうか……「お泊りイベント来たコレ!!」ってめちゃくちゃ喜んでる藤涙の声が聞こえた。
意味は良く分からないけど、多分、藤涙が考えてる事は違う。
急に変わった周りの空気に戸惑っている間に、握っている手を引き寄せられて腰に優弦さんの両手が回って抱き締められた。
更に顔が近くなって、優弦さんの柔らかい髪が顔に掛かって擽ったい。
離して貰おうと身体を捩るがビクともしない…‥知ってた。この人、雪先輩と同じで着痩せするタイプだ。
「園宮、俺はさっき君に『気を付けて』って言ったよね?」
「は……はいっ…」
鼻先が触れ合いそうな距離は、いくら他人との距離感が分からない俺でもおかしいと分かる。
今のこの状態は異常だ。
だと言うのに、眼の前の優弦さんはそのまま甘い甘い声で話を続けて来る。
「なのに、言ったそばから夜に男の部屋に来たいなんて……イケナイ子だね」
言われた意味を理解して体温が一気に上がった。
多分、今の俺は物凄く赤い顔をしていると思う。
何て恥ずかしい言い方をしてしまったのだろう。
早く誤解を解かないと。
俺なんかに迫られたと思われたままでは、優弦さんに申し訳なさ過ぎる。
「あっ…あのっ…ちがっ……ひぅっ!?」
い……今…鼻……はな…舐められ…
「危機感の足りないイケナイ子へのお仕置きだよ。
ちゃんと反省しないと『もっと凄い事』するよ?」
先程までの甘さに、やたらと艶っぽさを乗せた声音で囁かれて頭がクラクラする。
これ、優弦さんに好意を抱いてる人にはご褒美になるのでは?
俺にはお仕置き効果覿面だけど!!!
一刻も早くこの恥ずかしい行為から逃れようと、優弦さんの腕の中でもがきながら理由を話す。
「でっ……電話を借りたかったんです!…あっ…明日…かぞくに…いくって……夜じゃないと…いなっ…」
話している間も、顔中に優弦さんの唇が触れてきて話す事に集中できない。
微かにしか触れていないのに、柔らかい感触が残ってそれが更に恥ずかしくなる。
何とか誤解を解こうと必死で理由を話し終え、優弦さんの腕の中から抜け出せた頃には、疲れ切ってぐったりとしていた。
これが噂のお仕置き……なんだろうか?
そうだとしたらしんど過ぎる。
とりあえず誤解が解けたようで何よりだ。
「そう言えば携帯、壊されてたね。分かった、夜になったら内線で連絡するから、印鑑だけ用意しておいで」
何事も無かったかのように、涼しい顔をした優弦さんが再び顔を寄せて来たので反射的に身構えてしまう。
耳の縁に唇が触れて擽ったさに肩が跳ねる。
「君は本当に気を付けた方がいい。
俺にキスされてる時の園宮の顔、物凄くエロかったから……今も、今にも泣きそうな顔が堪らない。
自分には【こういう事】は関係ないなんて考えてはいけないよ、いいね?」
「ふっ…ぁっ…んんっ…はっ…い…」
囁かれる度に温かい吐息が耳の穴に吹き込まれるようで、背中からぞわぞわとした物が駆け上がって何度も変な声が出そうになるのを必死で堪える。
優弦さんの忠告は正直なところ、現実味がなくて未だに危機感は湧かないんだけれど、ここまでされて、何度も告げられては真剣に考えなくてはならないと思う。
何度もこくこくと頷くと、ゆっくりと優弦さんが離れて行った。
玄関のドアノブに手を掛けているから、今度こそ退室するらしい。
「本当に分かってるか怪しい所だけど……今ので園宮以外は分かってくれたと思うから良しとしよう。
じゃあまた夜にね。百鬼、西園寺…行こうか」
出て行く3人を何とか見送り、ドアが閉められた瞬間、力が抜けてその場に座り込んでしまう。
閉まる間際、何故か俺と同じぐらい顔を真っ赤にした百鬼先輩と西園寺先輩が見えた気がした。
意味は良く分からないけど、多分、藤涙が考えてる事は違う。
急に変わった周りの空気に戸惑っている間に、握っている手を引き寄せられて腰に優弦さんの両手が回って抱き締められた。
更に顔が近くなって、優弦さんの柔らかい髪が顔に掛かって擽ったい。
離して貰おうと身体を捩るがビクともしない…‥知ってた。この人、雪先輩と同じで着痩せするタイプだ。
「園宮、俺はさっき君に『気を付けて』って言ったよね?」
「は……はいっ…」
鼻先が触れ合いそうな距離は、いくら他人との距離感が分からない俺でもおかしいと分かる。
今のこの状態は異常だ。
だと言うのに、眼の前の優弦さんはそのまま甘い甘い声で話を続けて来る。
「なのに、言ったそばから夜に男の部屋に来たいなんて……イケナイ子だね」
言われた意味を理解して体温が一気に上がった。
多分、今の俺は物凄く赤い顔をしていると思う。
何て恥ずかしい言い方をしてしまったのだろう。
早く誤解を解かないと。
俺なんかに迫られたと思われたままでは、優弦さんに申し訳なさ過ぎる。
「あっ…あのっ…ちがっ……ひぅっ!?」
い……今…鼻……はな…舐められ…
「危機感の足りないイケナイ子へのお仕置きだよ。
ちゃんと反省しないと『もっと凄い事』するよ?」
先程までの甘さに、やたらと艶っぽさを乗せた声音で囁かれて頭がクラクラする。
これ、優弦さんに好意を抱いてる人にはご褒美になるのでは?
俺にはお仕置き効果覿面だけど!!!
一刻も早くこの恥ずかしい行為から逃れようと、優弦さんの腕の中でもがきながら理由を話す。
「でっ……電話を借りたかったんです!…あっ…明日…かぞくに…いくって……夜じゃないと…いなっ…」
話している間も、顔中に優弦さんの唇が触れてきて話す事に集中できない。
微かにしか触れていないのに、柔らかい感触が残ってそれが更に恥ずかしくなる。
何とか誤解を解こうと必死で理由を話し終え、優弦さんの腕の中から抜け出せた頃には、疲れ切ってぐったりとしていた。
これが噂のお仕置き……なんだろうか?
そうだとしたらしんど過ぎる。
とりあえず誤解が解けたようで何よりだ。
「そう言えば携帯、壊されてたね。分かった、夜になったら内線で連絡するから、印鑑だけ用意しておいで」
何事も無かったかのように、涼しい顔をした優弦さんが再び顔を寄せて来たので反射的に身構えてしまう。
耳の縁に唇が触れて擽ったさに肩が跳ねる。
「君は本当に気を付けた方がいい。
俺にキスされてる時の園宮の顔、物凄くエロかったから……今も、今にも泣きそうな顔が堪らない。
自分には【こういう事】は関係ないなんて考えてはいけないよ、いいね?」
「ふっ…ぁっ…んんっ…はっ…い…」
囁かれる度に温かい吐息が耳の穴に吹き込まれるようで、背中からぞわぞわとした物が駆け上がって何度も変な声が出そうになるのを必死で堪える。
優弦さんの忠告は正直なところ、現実味がなくて未だに危機感は湧かないんだけれど、ここまでされて、何度も告げられては真剣に考えなくてはならないと思う。
何度もこくこくと頷くと、ゆっくりと優弦さんが離れて行った。
玄関のドアノブに手を掛けているから、今度こそ退室するらしい。
「本当に分かってるか怪しい所だけど……今ので園宮以外は分かってくれたと思うから良しとしよう。
じゃあまた夜にね。百鬼、西園寺…行こうか」
出て行く3人を何とか見送り、ドアが閉められた瞬間、力が抜けてその場に座り込んでしまう。
閉まる間際、何故か俺と同じぐらい顔を真っ赤にした百鬼先輩と西園寺先輩が見えた気がした。
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