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第18話 わたしだって初めてなのに
②
――自分でしていない……だと!?
赤褐色のセルジュの瞳が大きく見開かれる。
処女だろうとは思っていたが、官能小説を書くくらいだから、そういう経験は豊富だと思い込んでいた。
セルジュなんてあの淫夢を見るたびに、コレットのあられもない姿を夢想しては自慰行為に勤しんでいたというのに。コレットは生まれてこのかた、自分の性器に触れたことすらないらしい。
――それでは……コレットのあそこは、他の男どころか本人すらも触れていない、まさに聖域じゃないか!
黙り込んだセルジュが気になったのか、コレットが顔を覆うのをやめてセルジュの顔を窺った。
ごくりと喉を鳴らし、コレットの瞳を食い入るようにみつめて、セルジュはようやく口を開いた。
「触っても、いい……か?」
顔を真っ赤に染め上げたコレットが、弱々しくうなずいた。
セルジュはコレットの脚のあいだに身を屈め、指先で花びらを開いて、秘められたその場所を凝視した。
恥ずかしい箇所をみつめられて興奮しているのか、コレットの蜜口からとろりと蜜が溢れでる。
おかげで穴の場所はわかったが、セルジュは激しく動揺していた。
――嘘、だろ……?
蜜に濡れた小さな穴といきり勃った肉棒を見比べて、セルジュは己の股間を二度見した。
どう考えてもおかしい。サイズが合っていないのだ。
――本当にここか? ここなのか?
空回る思考をなんとか収束させて、セルジュはようやく思い出した。
興奮しすぎてすっかり忘れていたが、ロランに手渡された指南書に書かれていた。
初めての場合、女のからだはまだ男を受け入れる準備ができていないから、苦痛を与えないようにしっかりほぐしてやらなければならないのだ。
ごくりと息を飲み、セルジュは震える指先でコレットの秘裂に触れた。滴る蜜で指先を濡らし、人差し指の先を小さな穴につぷりと挿す。
コレットが両脚を引き攣らせ、微かに声をあげた。
もともと背が高く体格も良いセルジュの指は、少し太めで節くれだっていた。加えてコレットは小柄で細身だ。人指し指一本でも、コレットのなかはぎちぎちに詰まっていた。
おそるおそる指の腹で膣内を探る。滑りを帯びたあたたかい内襞が、セルジュの指にやわやわと絡みついた。
「ん……ふっ……」
あまい吐息をこぼしながら、コレットは必死にセルジュの愛撫を受け入れているようだった。
感じる部分に触れるたび、きゅうっと指を締め付けて。小さく震えるそのからだに、愛おしい気持ちが込み上げる。
内襞を掻き分けるように、セルジュはゆっくりと人差し指を根元まで挿入した。
コレットが内腿を強張らせ、吐息を荒げる。
じっくりと膣内をほぐしていくうちに、くちゅくちゅと湿った音がたちはじめた。
「ふっ……ん、ぅん……」
もじもじと太腿を動かして、コレットが身を善がらせる。脚の付け根を片手で押さえつけると、セルジュは浅い抽送を繰り返した。
滑らかに抜き挿しできるようになった頃合いをみて、中指を一緒に挿れてみる。くちゅ……と音をたてて、コレットのそこは二本の指を受け入れた。
「や……あ、あ……」
コレットの細い指が、白いシーツに皺を刻む。セルジュがなかをひと撫でするたび、コレットの腰がぴくりと跳ねた。
――四本……いや、せめて三本……入る、か……?
考えはしたものの、挿れる勇気はなかった。
コレットのなかは柔らかくほぐれているけれど、どう考えても二本の指でいっぱいだった。
せめてもう少し潤滑が良くなるように、指の腹でコレットの感じる部分を探る。恥骨よりやや下の内壁を撫でたところで、コレットの身体がびくんと大きく跳ねた。
「んうッ……!」
力んだつま先が白いシーツに皺を刻む。開かれた胸元で白い乳房が大きく揺れた。
セルジュは本能的に、ここなのだと悟った。
「ここが……好いんだな?」
返事を促しながら、セルジュは同じ一点を指の腹で突くように刺激した。
コレットの身体がびくびくと震え、内襞がきゅうきゅうとセルジュの指を締め付ける。
「あっ、や、そこ、だ、めッ、あっ……」
あまやかな嬌声をあげながら、コレットがふるふると首を振る。激しく乱れるあまりにまとめてあった亜麻色の髪が解け、はらりとシーツに広がった。
先ほどから耳に響くあまい声。色付き汗ばんだ肌。香りたつような女の匂い。
そのすべてが、セルジュの欲望を抗いようもなく駆り立てていた。
優しく気遣うつもりだった。
けれど、美味しい餌を目の前に吊るされているようなこの状態では、セルジュも我慢の限界だった。
激しい快感から逃れようとするコレットの細い腰を片手で掴み、手繰り寄せて、セルジュは追い討ちをかけるようにコレットの好いところを攻めたてた。
「や、あ、あんっ、んっあっあっ、んん――ッ!」
ぷしゅっと噴き出した透明な液体が、セルジュの手を汚した。
悲鳴にも似た嬌声は、柔らかな枕に吸い込まれた。
くったりとベッドに横たわり、コレットは枕に顔を埋めたままびくびくと身体を震わせていた。
絡みつく襞から指を引き抜くと、ねっとりと濡れた指先が透明な糸をひいた。
セルジュの視線は、とろりと蜜を滴らせ、ひくひくと攣縮を続ける小さな穴に釘付けになっていた。
熱く硬く滾った欲望の塊を握ると、その先端を穴にあてがい、ひと息に腰を突き出した。
だが、突き出された先端は粘液でぬるりとすべり、穴に挿入ることなく柔らかな肌に擦り付けられた。
同時にぶるりと身体が震え、臨界に達していたセルジュの逸物は、その先端から盛大に白い液体を吐き出した。
「あっ、あぁ……ッ! ぁ……」
我ながら死にたくなるような情けない声とともに、セルジュの逸物はびゅくびゅくと脈打ちながら欲望の証を垂れ流し続けた。
すべてを吐き出し、それがなりを潜めると、セルジュはのそりとベッドの縁に腰掛けて、がっくりと肩を落として項垂れた。
赤褐色のセルジュの瞳が大きく見開かれる。
処女だろうとは思っていたが、官能小説を書くくらいだから、そういう経験は豊富だと思い込んでいた。
セルジュなんてあの淫夢を見るたびに、コレットのあられもない姿を夢想しては自慰行為に勤しんでいたというのに。コレットは生まれてこのかた、自分の性器に触れたことすらないらしい。
――それでは……コレットのあそこは、他の男どころか本人すらも触れていない、まさに聖域じゃないか!
黙り込んだセルジュが気になったのか、コレットが顔を覆うのをやめてセルジュの顔を窺った。
ごくりと喉を鳴らし、コレットの瞳を食い入るようにみつめて、セルジュはようやく口を開いた。
「触っても、いい……か?」
顔を真っ赤に染め上げたコレットが、弱々しくうなずいた。
セルジュはコレットの脚のあいだに身を屈め、指先で花びらを開いて、秘められたその場所を凝視した。
恥ずかしい箇所をみつめられて興奮しているのか、コレットの蜜口からとろりと蜜が溢れでる。
おかげで穴の場所はわかったが、セルジュは激しく動揺していた。
――嘘、だろ……?
蜜に濡れた小さな穴といきり勃った肉棒を見比べて、セルジュは己の股間を二度見した。
どう考えてもおかしい。サイズが合っていないのだ。
――本当にここか? ここなのか?
空回る思考をなんとか収束させて、セルジュはようやく思い出した。
興奮しすぎてすっかり忘れていたが、ロランに手渡された指南書に書かれていた。
初めての場合、女のからだはまだ男を受け入れる準備ができていないから、苦痛を与えないようにしっかりほぐしてやらなければならないのだ。
ごくりと息を飲み、セルジュは震える指先でコレットの秘裂に触れた。滴る蜜で指先を濡らし、人差し指の先を小さな穴につぷりと挿す。
コレットが両脚を引き攣らせ、微かに声をあげた。
もともと背が高く体格も良いセルジュの指は、少し太めで節くれだっていた。加えてコレットは小柄で細身だ。人指し指一本でも、コレットのなかはぎちぎちに詰まっていた。
おそるおそる指の腹で膣内を探る。滑りを帯びたあたたかい内襞が、セルジュの指にやわやわと絡みついた。
「ん……ふっ……」
あまい吐息をこぼしながら、コレットは必死にセルジュの愛撫を受け入れているようだった。
感じる部分に触れるたび、きゅうっと指を締め付けて。小さく震えるそのからだに、愛おしい気持ちが込み上げる。
内襞を掻き分けるように、セルジュはゆっくりと人差し指を根元まで挿入した。
コレットが内腿を強張らせ、吐息を荒げる。
じっくりと膣内をほぐしていくうちに、くちゅくちゅと湿った音がたちはじめた。
「ふっ……ん、ぅん……」
もじもじと太腿を動かして、コレットが身を善がらせる。脚の付け根を片手で押さえつけると、セルジュは浅い抽送を繰り返した。
滑らかに抜き挿しできるようになった頃合いをみて、中指を一緒に挿れてみる。くちゅ……と音をたてて、コレットのそこは二本の指を受け入れた。
「や……あ、あ……」
コレットの細い指が、白いシーツに皺を刻む。セルジュがなかをひと撫でするたび、コレットの腰がぴくりと跳ねた。
――四本……いや、せめて三本……入る、か……?
考えはしたものの、挿れる勇気はなかった。
コレットのなかは柔らかくほぐれているけれど、どう考えても二本の指でいっぱいだった。
せめてもう少し潤滑が良くなるように、指の腹でコレットの感じる部分を探る。恥骨よりやや下の内壁を撫でたところで、コレットの身体がびくんと大きく跳ねた。
「んうッ……!」
力んだつま先が白いシーツに皺を刻む。開かれた胸元で白い乳房が大きく揺れた。
セルジュは本能的に、ここなのだと悟った。
「ここが……好いんだな?」
返事を促しながら、セルジュは同じ一点を指の腹で突くように刺激した。
コレットの身体がびくびくと震え、内襞がきゅうきゅうとセルジュの指を締め付ける。
「あっ、や、そこ、だ、めッ、あっ……」
あまやかな嬌声をあげながら、コレットがふるふると首を振る。激しく乱れるあまりにまとめてあった亜麻色の髪が解け、はらりとシーツに広がった。
先ほどから耳に響くあまい声。色付き汗ばんだ肌。香りたつような女の匂い。
そのすべてが、セルジュの欲望を抗いようもなく駆り立てていた。
優しく気遣うつもりだった。
けれど、美味しい餌を目の前に吊るされているようなこの状態では、セルジュも我慢の限界だった。
激しい快感から逃れようとするコレットの細い腰を片手で掴み、手繰り寄せて、セルジュは追い討ちをかけるようにコレットの好いところを攻めたてた。
「や、あ、あんっ、んっあっあっ、んん――ッ!」
ぷしゅっと噴き出した透明な液体が、セルジュの手を汚した。
悲鳴にも似た嬌声は、柔らかな枕に吸い込まれた。
くったりとベッドに横たわり、コレットは枕に顔を埋めたままびくびくと身体を震わせていた。
絡みつく襞から指を引き抜くと、ねっとりと濡れた指先が透明な糸をひいた。
セルジュの視線は、とろりと蜜を滴らせ、ひくひくと攣縮を続ける小さな穴に釘付けになっていた。
熱く硬く滾った欲望の塊を握ると、その先端を穴にあてがい、ひと息に腰を突き出した。
だが、突き出された先端は粘液でぬるりとすべり、穴に挿入ることなく柔らかな肌に擦り付けられた。
同時にぶるりと身体が震え、臨界に達していたセルジュの逸物は、その先端から盛大に白い液体を吐き出した。
「あっ、あぁ……ッ! ぁ……」
我ながら死にたくなるような情けない声とともに、セルジュの逸物はびゅくびゅくと脈打ちながら欲望の証を垂れ流し続けた。
すべてを吐き出し、それがなりを潜めると、セルジュはのそりとベッドの縁に腰掛けて、がっくりと肩を落として項垂れた。
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