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最終話 幼馴染みに初めてを奪われた騎士は
③
***
マイヤール辺境伯邸の庭園は、屋敷と同様、七年前の懐かしい景観を保っていた。
青々とした針葉樹が周りを囲む広大な庭に、剪定された植木で造られた迷路のような散歩道がある。幼い頃のセルジュとコレットが歓談に耽る父親たちを待つあいだ、多くの時間を過ごした思い出の場所だ。
あの頃と変わらない木漏れ日の溢れる散歩道を、セルジュはコレットと並んで歩いていた。
お互いに話すきっかけが掴めずに、奥へ奥へと迷路を進む。痺れを切らして先に口を開いたのはセルジュだった。
「……縁談の相手がロランだと、知っていたのか?」
ちらりと隣に目を向けて訊ねると、コレットはふるふると首を振って、セルジュの顔を見上げて言った。
「わたしもさっき知りました。セルジュさんとの婚約が解消されたなら、他の誰が相手でも変わらないと思っていたから、先方については全く調べていなくて……」
くりくりと愛らしい榛色の瞳が困惑に揺れている。
セルジュは改めて王城でのロランとコレットのやり取りを思い浮かべてみた。
言われてみれば、やたらとコレットに話し掛けたり、雑用で呼び出してふたりの時間を作ったり、ロランの言動には確かにそれらしいものが幾つもあった。
けれど、当のコレットはセルジュのことで頭がいっぱいで、ロランの行動の意味するところに全く気付いていなかったようだ。
「あいつも苦労したんだな……」
口元にふと笑みが浮かぶ。
セルジュは続けてもうひとつ、今度は少し緊張してコレットに訊ねた。
「どうして何も言わずに去ろうとしたんだ」
セルジュの問いを耳にして、コレットがぴたりと足を止める。
心地良い風が樹々の木の葉を揺らし、さわさわと涼やかな音を響かせた。
しばらくの沈黙のあと、コレットは顔をうつむかせて、ぽつりぽつりと呟いた。
「……あのとき、泣いてしまったから……です」
セルジュの眉間に皺が刻まれる。
一体それの何が問題なのか、セルジュにはまったく理解出来なかったからだ。
セルジュが黙り込んでいると、コレットは小首を傾げてセルジュを見上げ、両手を後ろ手に組んで微笑んだ。
「セルジュさんの優しさに付け入るような真似をして関係を持ってしまったから、もうそばにはいられないと思いました。一度関係を持ってしまえば、セルジュさんは責任を感じてしまうから。もう二度と、純粋に好きになってはもらえないって、そう思って……」
コレットが紡ぐ言葉は後悔に似てせつないものだった。けれど、その言葉を耳にしながらセルジュはまたしても困惑していた。
何か、決定的な何かが伝わっていない。そう思えてならないのだ。
「お前は、何か勘違いしてないか」
「え……?」
ようやく捻り出したセルジュの言葉に、コレットが目を瞬かせる。
セルジュは少し躊躇って、それから確かめるように、コレットに言い聞かせた。
「そもそも俺は、好きでもない相手と寝たりしない。好きでもない相手を部屋にあげることもしないし、手を握ったり抱き締めたりなんてしたくもない」
セルジュがはっきり言い切ると、コレットは呆然と言葉を失って、しばらくのあと、理解に苦しむと言うように眉尻を下げて呟いた。
「……してたじゃないですか」
「だからそれは、相手がお前だったからだ」
「意味がわかりません。セルジュさんはずっとわたしのことを嫌っていたじゃないですか」
「表向きはな。夢にまで見るほど未練たらたらだったくせに、お前のことなんて嫌いだと、そう思わなければ前に進めなかった。俺は、情けない男だから」
切々と連ねられたセルジュの言葉に、コレットはいつのまにか黙って耳を傾けていた。
この言葉がどういった意味を持つのかを、何度も繰り返し噛み締めるように。
「お前が結婚を決めたなら――お前がもう、俺を必要としないなら、大人しく諦めるつもりでいた。だが……本当は、違うんだろう?」
外套の内ポケットに手を突っ込んで、白い手帳を取り出してみせる。
コレットが表情を強張らせて、掠れた声を絞り出す。
「それ……読んだんですか……?」
セルジュがこくりとうなずくと、コレットは耳まで紅く染め上げて、両手で顔を覆い隠し、「うわぁ……わぁぁ……」と悶えるような声を洩らした。
恥ずかしくて死にたくなる気持ちはよくわかる、と内容を読み終えた今、セルジュは思う。
「まさか兄さんに唆されていたとは思いもしなかった。散々責めるようなことを言って、すまなかった」
セルジュが頭を下げると、コレットは頬を紅く染めたまま、ふるふると首を振った。
「お前の手紙を読もうともせずに、兄に騙されていた自分が情けない。今度顔を合わせたら一発殴ってやりたいくらいだ」
「そんな……そんなこと、言わないでください。セルジュさんが王太子殿下の護衛騎士に就任したことを教えてくれたのは、お兄様なんです。おかげでこうして……そばに、いられるじゃないですか」
そう言って、コレットは恥じらうようにうつむいた。嬉しい溜め息が溢れ、唇が弧を描いてしまう。
「……終わり良ければすべて良し、か」
軽く肩を竦めてみせると、コレットはちらりとセルジュの顔を見て、申し訳なさそうに呟いた。
「ごめんなさい。わたしが無知で馬鹿だったせいで、セルジュさんに嫌な思いをさせてしまって」
「その話だが、嫌だったわけじゃないんだ。あのとき俺は、お前を初めて異性として意識してしまって、それまでのような、物語の姫に騎士が抱く忠誠心のような崇高なものではない、もっと生々しい欲にまみれた感情を抱いてしまったんだ。お前はまだ十歳になったばかりの女の子だったのに」
唇をぎりと噛み締める。驚いたようにセルジュを見上げるコレットに、セルジュは改めて真正面から向き合った。
「会いに行けなかったのは、手紙を返せなかったのは、お前を嫌いになったからじゃない。むしろその逆で、お前を意識しすぎてしまって、それまでのように振る舞える自信がなかったからだ。俺が騎士を目指したのは、お前を守るためだ。婚約を解消するつもりなんてなかった。お前のことが誰よりも好きだった。何よりも大切に思っていた」
素直になれなかったこれまでとは違い、今のセルジュならはっきりと口にすることができた。
仄かに香るあまい匂いも、亜麻色の柔らかな髪も、くりくりと愛らしい榛色のつぶらな瞳も、甘えるような声も。弾けるような眩しい笑顔も、ちょっぴり拗ねて膨れた顔も。自分のことよりも他人のことばかり優先する自己犠牲が過ぎる性格も、他人に弱みを決して見せない頑ななところも、何もかも――コレットの全てが好きなのだと。
セルジュが全てを言い切ると、コレットは涙に瞳を潤ませて、積もりに積もった想いの全てを訴えるように口にした。
「わたしも……ずっとあなたが好きでした。婚約を解消されたあとも、ずっとあなたを想っていました」
「ああ、解ってる」
セルジュが大きくうなずいてコレットの身体に腕を伸ばすと、コレットは自らセルジュの胸に飛び込んで、広い背中に腕を回した。
縋り付く華奢な身体を、折れそうなほどに細い腰を、強く強く抱き締める。亜麻色の髪がふわりとあまく香り、セルジュの胸を満たしていく。
長い長い抱擁のあと、セルジュは最後の疑問を口にした。
「……どうにも腑に落ちないんだが、お前も俺のことを好きだったなら、俺が初めてキスしようとしたときどうして拒んだんだ」
セルジュが身を屈ませて顔を覗き込むようにして訊ねると、コレットはセルジュの胸元をきゅっと握り締めて。
「あのときは……セルジュさんがわたしのことを好きだなんて思いもしなかったから……セルジュさんの初めての相手がわたしだなんて、良くないと思って……」
そう言って、恥じらうように顔をうつむかせた。
「……そういうことか」
黒檀色の後ろ髪をぽりぽりと指で掻く。
どうやら随分と行き違いがあったようだ。
なかなか言葉にできなかった「好き」という一言を胸の奥で噛み締めて。セルジュはふたたび、樹々に囲まれた細い散歩道を歩き出した。
遠いあの日、少年だったセルジュはこの庭で初めて騎士の誓いを立てた。
そして今度はこの場所で、何よりも大切なこの女性に、永遠の愛を誓いたい。
庭園の樹々がそよぎ、穏やかな風が吹き抜けていく。ちらりと屋敷に目を向ければ、二階の一室の窓辺に立ち、ふたりをみつめる辺境伯夫妻の姿が見えた。
セルジュの唇が、ふと弧を描く。
屋敷の窓から死角になる植木の陰に身を隠し、コレットの腕をぐいと引き寄せて。
驚いてセルジュを見上げるコレットの耳元に唇を寄せて。
何よりも伝えたいその言葉を、セルジュはそっと囁いた。
*** 幼馴染みに初めてを奪われた騎士はトラウマを克服した ―― おしまい
マイヤール辺境伯邸の庭園は、屋敷と同様、七年前の懐かしい景観を保っていた。
青々とした針葉樹が周りを囲む広大な庭に、剪定された植木で造られた迷路のような散歩道がある。幼い頃のセルジュとコレットが歓談に耽る父親たちを待つあいだ、多くの時間を過ごした思い出の場所だ。
あの頃と変わらない木漏れ日の溢れる散歩道を、セルジュはコレットと並んで歩いていた。
お互いに話すきっかけが掴めずに、奥へ奥へと迷路を進む。痺れを切らして先に口を開いたのはセルジュだった。
「……縁談の相手がロランだと、知っていたのか?」
ちらりと隣に目を向けて訊ねると、コレットはふるふると首を振って、セルジュの顔を見上げて言った。
「わたしもさっき知りました。セルジュさんとの婚約が解消されたなら、他の誰が相手でも変わらないと思っていたから、先方については全く調べていなくて……」
くりくりと愛らしい榛色の瞳が困惑に揺れている。
セルジュは改めて王城でのロランとコレットのやり取りを思い浮かべてみた。
言われてみれば、やたらとコレットに話し掛けたり、雑用で呼び出してふたりの時間を作ったり、ロランの言動には確かにそれらしいものが幾つもあった。
けれど、当のコレットはセルジュのことで頭がいっぱいで、ロランの行動の意味するところに全く気付いていなかったようだ。
「あいつも苦労したんだな……」
口元にふと笑みが浮かぶ。
セルジュは続けてもうひとつ、今度は少し緊張してコレットに訊ねた。
「どうして何も言わずに去ろうとしたんだ」
セルジュの問いを耳にして、コレットがぴたりと足を止める。
心地良い風が樹々の木の葉を揺らし、さわさわと涼やかな音を響かせた。
しばらくの沈黙のあと、コレットは顔をうつむかせて、ぽつりぽつりと呟いた。
「……あのとき、泣いてしまったから……です」
セルジュの眉間に皺が刻まれる。
一体それの何が問題なのか、セルジュにはまったく理解出来なかったからだ。
セルジュが黙り込んでいると、コレットは小首を傾げてセルジュを見上げ、両手を後ろ手に組んで微笑んだ。
「セルジュさんの優しさに付け入るような真似をして関係を持ってしまったから、もうそばにはいられないと思いました。一度関係を持ってしまえば、セルジュさんは責任を感じてしまうから。もう二度と、純粋に好きになってはもらえないって、そう思って……」
コレットが紡ぐ言葉は後悔に似てせつないものだった。けれど、その言葉を耳にしながらセルジュはまたしても困惑していた。
何か、決定的な何かが伝わっていない。そう思えてならないのだ。
「お前は、何か勘違いしてないか」
「え……?」
ようやく捻り出したセルジュの言葉に、コレットが目を瞬かせる。
セルジュは少し躊躇って、それから確かめるように、コレットに言い聞かせた。
「そもそも俺は、好きでもない相手と寝たりしない。好きでもない相手を部屋にあげることもしないし、手を握ったり抱き締めたりなんてしたくもない」
セルジュがはっきり言い切ると、コレットは呆然と言葉を失って、しばらくのあと、理解に苦しむと言うように眉尻を下げて呟いた。
「……してたじゃないですか」
「だからそれは、相手がお前だったからだ」
「意味がわかりません。セルジュさんはずっとわたしのことを嫌っていたじゃないですか」
「表向きはな。夢にまで見るほど未練たらたらだったくせに、お前のことなんて嫌いだと、そう思わなければ前に進めなかった。俺は、情けない男だから」
切々と連ねられたセルジュの言葉に、コレットはいつのまにか黙って耳を傾けていた。
この言葉がどういった意味を持つのかを、何度も繰り返し噛み締めるように。
「お前が結婚を決めたなら――お前がもう、俺を必要としないなら、大人しく諦めるつもりでいた。だが……本当は、違うんだろう?」
外套の内ポケットに手を突っ込んで、白い手帳を取り出してみせる。
コレットが表情を強張らせて、掠れた声を絞り出す。
「それ……読んだんですか……?」
セルジュがこくりとうなずくと、コレットは耳まで紅く染め上げて、両手で顔を覆い隠し、「うわぁ……わぁぁ……」と悶えるような声を洩らした。
恥ずかしくて死にたくなる気持ちはよくわかる、と内容を読み終えた今、セルジュは思う。
「まさか兄さんに唆されていたとは思いもしなかった。散々責めるようなことを言って、すまなかった」
セルジュが頭を下げると、コレットは頬を紅く染めたまま、ふるふると首を振った。
「お前の手紙を読もうともせずに、兄に騙されていた自分が情けない。今度顔を合わせたら一発殴ってやりたいくらいだ」
「そんな……そんなこと、言わないでください。セルジュさんが王太子殿下の護衛騎士に就任したことを教えてくれたのは、お兄様なんです。おかげでこうして……そばに、いられるじゃないですか」
そう言って、コレットは恥じらうようにうつむいた。嬉しい溜め息が溢れ、唇が弧を描いてしまう。
「……終わり良ければすべて良し、か」
軽く肩を竦めてみせると、コレットはちらりとセルジュの顔を見て、申し訳なさそうに呟いた。
「ごめんなさい。わたしが無知で馬鹿だったせいで、セルジュさんに嫌な思いをさせてしまって」
「その話だが、嫌だったわけじゃないんだ。あのとき俺は、お前を初めて異性として意識してしまって、それまでのような、物語の姫に騎士が抱く忠誠心のような崇高なものではない、もっと生々しい欲にまみれた感情を抱いてしまったんだ。お前はまだ十歳になったばかりの女の子だったのに」
唇をぎりと噛み締める。驚いたようにセルジュを見上げるコレットに、セルジュは改めて真正面から向き合った。
「会いに行けなかったのは、手紙を返せなかったのは、お前を嫌いになったからじゃない。むしろその逆で、お前を意識しすぎてしまって、それまでのように振る舞える自信がなかったからだ。俺が騎士を目指したのは、お前を守るためだ。婚約を解消するつもりなんてなかった。お前のことが誰よりも好きだった。何よりも大切に思っていた」
素直になれなかったこれまでとは違い、今のセルジュならはっきりと口にすることができた。
仄かに香るあまい匂いも、亜麻色の柔らかな髪も、くりくりと愛らしい榛色のつぶらな瞳も、甘えるような声も。弾けるような眩しい笑顔も、ちょっぴり拗ねて膨れた顔も。自分のことよりも他人のことばかり優先する自己犠牲が過ぎる性格も、他人に弱みを決して見せない頑ななところも、何もかも――コレットの全てが好きなのだと。
セルジュが全てを言い切ると、コレットは涙に瞳を潤ませて、積もりに積もった想いの全てを訴えるように口にした。
「わたしも……ずっとあなたが好きでした。婚約を解消されたあとも、ずっとあなたを想っていました」
「ああ、解ってる」
セルジュが大きくうなずいてコレットの身体に腕を伸ばすと、コレットは自らセルジュの胸に飛び込んで、広い背中に腕を回した。
縋り付く華奢な身体を、折れそうなほどに細い腰を、強く強く抱き締める。亜麻色の髪がふわりとあまく香り、セルジュの胸を満たしていく。
長い長い抱擁のあと、セルジュは最後の疑問を口にした。
「……どうにも腑に落ちないんだが、お前も俺のことを好きだったなら、俺が初めてキスしようとしたときどうして拒んだんだ」
セルジュが身を屈ませて顔を覗き込むようにして訊ねると、コレットはセルジュの胸元をきゅっと握り締めて。
「あのときは……セルジュさんがわたしのことを好きだなんて思いもしなかったから……セルジュさんの初めての相手がわたしだなんて、良くないと思って……」
そう言って、恥じらうように顔をうつむかせた。
「……そういうことか」
黒檀色の後ろ髪をぽりぽりと指で掻く。
どうやら随分と行き違いがあったようだ。
なかなか言葉にできなかった「好き」という一言を胸の奥で噛み締めて。セルジュはふたたび、樹々に囲まれた細い散歩道を歩き出した。
遠いあの日、少年だったセルジュはこの庭で初めて騎士の誓いを立てた。
そして今度はこの場所で、何よりも大切なこの女性に、永遠の愛を誓いたい。
庭園の樹々がそよぎ、穏やかな風が吹き抜けていく。ちらりと屋敷に目を向ければ、二階の一室の窓辺に立ち、ふたりをみつめる辺境伯夫妻の姿が見えた。
セルジュの唇が、ふと弧を描く。
屋敷の窓から死角になる植木の陰に身を隠し、コレットの腕をぐいと引き寄せて。
驚いてセルジュを見上げるコレットの耳元に唇を寄せて。
何よりも伝えたいその言葉を、セルジュはそっと囁いた。
*** 幼馴染みに初めてを奪われた騎士はトラウマを克服した ―― おしまい
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