ざまぁされた馬鹿勇者様に転生してしまいましたが、国外追放後、ある事情を抱える女性たちの救世主となっていました。

越路遼介

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第九話 ついに国王と出会ってしまったケンジ、やっぱりクエストの依頼でした。

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「あの…ありがとうございました。溶けた顔と体を元に戻していただけて…。娘の体まで…何とお礼を言えばいいのか…」
「お兄ちゃん、ありがとう!」

 今日の治療を終えて町民学校の講堂から立ち去ろうとした時、ロッグダメージの被害者だったマリナさん、アイカちゃん母娘にお礼を言われた。
「どういたしまして」
「治療費の十万ゴルダーは必ず支払わせていただきます」
「焦らずに。そう急がなくていいですよ。まずは美味い食事、そして軽度な運動を心がけて下さい。今まで浴びてこなかった太陽の光もいっぱい浴びるようにして下さい」
「分かりました。御恩は一生忘れません」
 マリナさん母娘は俺とアザレアと逆の方向に歩き出した。解散前、患者全員に洗浄魔法をかけたら大喜びしてくれた。
 やっぱり俺は根っからの消防士なんだな。要救助者とその家族の喜ぶ顔が何より嬉しいぜ。
「バイバーイ」
 アイカちゃんがマリナさんと手を繋いだまま手を振ってくれた。
 俺とアザレアは微笑みつつ手を振った。

 アザレアを連れて駅馬車の停留所に向かう。
「この分だと、年内には王都にいる被害者女性たちの顔は全部戻せるかと」
「そうか、最近は今日みたいに各ブロックで患者を集めていてくれているから助かるよ」

 駅馬車に乗り、自分たちが住む西街区へ戻り、到着すると真っ直ぐにギルドへ。
 ギルドに入り、今日のクエスト達成を報告する。各患者から受け取った報酬をアザレアがギルドに一度納めて、俺の手に入る。渡してくれたのはケイトさんだ。
「ケンジさん、商業ギルドが女性用下着の特許申請と商標登録のさい、立ち合い者全員女性にする旨を了承してくれたわ。日程を調整次第、先方に向かう日をアザレアを通して伝えるわね」
「分かりました」

「それと…」
 ケイトさんの顔が曇る。ああ、何かイヤな案件かな、と思えばそうだった。
「国王陛下がケンジさんに会いたいって」
「お断りします」
 やっぱりな、という顔のケイトさんとアザレア。
「そんなエラいさんと会うのは面倒。そんなヒマあったら一人でも多く患者の顔を戻すか、嫁二人とイチャついている……」

 ケイトさんが青くなっていた。アザレアも。
「どうした、アザレア」
「う、後ろ、後ろ」
「え?」
 振り向くと、そこには四十半ばの精悍な顔立ちの男が立っていた。三国志の関羽のような髭が立派な男、俺の実年齢の半分も生きていないだろうに大した貫禄だった。
「確かに君の言う通りだ。面倒くさそうな国王に会っている時間があったら患者を治すか、愛妻たちと睦み合う方を優先すべきだ。あっはははは!」
 これがターサンド王国第十二代国王ジムサ・エレ・ターサンド陛下との出会いだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 冒険者ギルド内の応接室に通された俺と国王様。ケイトさんが震える手でお茶を出した。
「時間を取ってもらい済まない。最近、治癒(大)を用いて、ロッグダメージの被害者女性の顔を元に戻している若者がいると噂を聴いてな」
「はい、ひょんなことから、私が死ぬまで続けなければならないクエストとなりました。望むところです。やっぱり女性から感謝されることは嬉しいですし」
「ふむ、よく冒険者ギルドはこのような若者を留めおいてくれたな。国王として嬉しく思う。それで確認したいのだが」
「はい」

「君は痣も消せるのか」
「痣ですか…。試したことは無いけれど…。ケイトさん、事務の中で腕に痣がある人いましたね。連れてきてくれませんか?」
「承知いたしました」
 ケイトさんが階下に駆けていった。
「消せるのか?」
「痣の場合、使うのは治癒魔法ではなく水魔法になりますね」
「水…」
「はい、人間の体は多くの水で作られているので…」

 事務職のタニアさんが来た。夏でも長袖を着るほど左腕の手首から肩にかけてあるまだらの痣を気にしていると聞いたことがある。
「タニアさん、恥をかかせてしまうけれど申し訳ない。痣が消せるか、試したいのです」
「痛くない…ですよね」
「はい」
「分かりました。多くの女性たちの顔を治してきたケンジさんを信じます」
 普通なら、こんな実験台の役目は断るだろうが、今まで多くの女性患者の顔を治したおかげでギルドの女性職員たちにも信頼されているようだ。悪い気はしない。

 さて、俺がやろうと云うのは水魔法で痣の原因たるメラニン色素のみ抽出してしまうという方法。
 何でこんな方法を思いついたかと言うと、現在俺自身がいる『不細工で太っている補助魔法士の華麗な成り上がり』の小説世界。この小説の作家さんは別作品の異世界転生ファンタジー小説で主人公に水魔法を応用させて痣を消させていた。
 その方法は一読者として荒唐無稽とは不思議と思わなかったし、他の読者たちも普通に受け入れていた展開だった。別作品とはいえ同じ作者が書いた魔法治療法。こちらでも通用するかもしれない。

「腕を出して…」
 タニアさんは俺に左腕を見せた。
「これは…すまぬ。その若者が言うように恥をかかせてしまった」
「いえ…。もう、あきらめていますから…」
 温かい心を持った王様と見えるな。俺はタニアさんの手を握り、彼女の左腕全体に魔力を含んだ水、というよりお湯で包んだ。
「温かい…」
『メラニン色素のみ抽出せよ…痣、消去!』

 俺が魔法で出したお湯がタニアさんの左腕から消えると同時に、まだらにあった痣もまた消えた。
「ぃよし!」
 ジムサ国王は唖然としてそれを見つめ、タニアさんは生まれてから今まで、嫌で嫌で仕方がなかったであろう痣が消え、自分の左腕を信じられないように見つめていた。
「成功したようですが、どこか痛くないですか」
「…どこも痛くは…うっ、ううう…うわああああ!」
「なっ、何をしたのだ?」
「痣の成分たる色素だけ抽出するよう念じたのです。初めてやりましたが上手く行って良かった…」
 タニアさんが抱きついてきた。
「ありがとう、ありがとう!わあああああっ!」
「良かったな…。女の身であの痣は、さぞや苦痛であったはずだ…」
 国王の優しい言葉に、さらに感涙するタニアさん。
「ありがたき幸せ…。うううっ」

 ようやく落ち着いたタニアさんは事務室に戻っていった。階下から歓声がすごい。
 痣が無くなった腕を見せているのだろうな。
「水魔法を、まさかあんなふうに応用するなんて…」
 隣に座るケイトさんは驚いていた。

「正直、ハラハラしていましたよ。しくじれば腕の皮膚ごと剥がしてしまうかもしれなかったんです。その場合は急ぎ治癒魔法で治しましたが…あ、このことはタニアさんには内緒で」
「そうさせていただきます。それで陛下、ケンジさんに痣の消滅が出来るか否か訊ねたのは?」
「ふむ、我が娘レイチェルなのだが…顔に痣があって、引きこもっているのだ。国の行事にも出てこないし、妃と共に困り果てておってな…。ケンジ殿、先の奇跡の技、我が娘に施してもらえぬだろうか」

「顔か…。ケイトさん、一国の王女の顔だと、さすがに俺も緊張する。今の技、もう少し練度を高めたい。男女は問わない、痣のある人物を調べ上げてくれないか」
「承知いたしました。陛下、王女への施術はケンジさんが十分練度を高めたと彼が見極めた後でよろしいですか?」
「もちろんだ。むしろ慎重に考えてくれたことが嬉しい。で、報酬だが…」
「ああ、これも五万ゴルダーでいいですよ。王族相手だからって高額には取りませんよ。それでいいですよね、ケイトさん」
「ええ、それでよいかと」
「そうか…。しかし君は不思議な男だな。私の息子のような歳なのに何やら自分より年上と話しているのではないかと思えてくるよ」
「恐縮です。国王はもっと気難しい御仁かと思っていましたが意外と気さくな方でホッといたしました」
「今の私は娘を思いやる父でしかないからな。いや、しかし今日はよき出会いをして満足だ」
 国王はソファーから立ち上がった。
「施術の実施日につきましては、後日ギルドより使いを出します」
 ケイトさんが言った。
「分かった。その日を楽しみにしておる」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 冒険者ギルド、すごい。パソコン、いや、そもそもネットも無いのに、どうしてこんなに早く体に痣がある町民たちを集められたのだろう。

 数日後、いつものようにロッグダメージの被害者女性たちを治し、ギルドに報告のため訪れたところ、ケイトさんが駆けてきて
「ケンジさん、体に生まれつき痣がある人、十二人見つけました」
「えっ、十二人も!?」
「はい、明日の午前、このギルドの会議室で行います。また今回の痣の消去は王女の痣を消す術者の練度を高めるためと伝えましたが、タニアの成功例を事前に話しているので全員了承してくれました。ただ、ケンジさんの練度を高めるという名目でしたので報酬を払うのは各自の気持ちに任せると伝えてあります」
 明日のスケジュールをアザレアが入れていなかったのは、そういうことか。

 ちなみに言うと、あのあとタニアさんはきっちり俺に五万ゴルダーを支払ってくれた。
 魔法の実験台にしたのだからいい、と断ったのだけれど、彼女の夫とご両親まで出てきて受け取ってくれと言われれば、さすがに断れなかった。
「分かりました。その十二人で王女の顔の痣を完全に消去できるほど練度を高めます」

 ところで、その十二人の中に知り合いがいた。アイカちゃんである。マリナさんに連れられてきたが、マリナさんは付き添いだ。
 アイカちゃんの前に、すでに五人成功させていて、痣があった人たちは大喜び。
 頬に真っ黒で大きな痣があったムサい男がいた。それを水魔法で消したら号泣して俺に抱きついてきやがった。
「ありがとう、ありがとう!うおおおおっ!」
 男でも、やはり顔面に痣があるのは嫌なのだろうな…。まあ、俺も嫌だよな、やっぱり。
「これで想いを寄せている彼女に告白できる!ありがとうよ!」
 と、俺に五万ゴルダーが入った革袋を押し付けて帰っていった。
 その様子を見てマリナさん、くすくす笑っている。そして
「ふふっ、男性にもモテるんですね」
「いや、抱きつかれるのは勘弁ですよ。ははは」

 そしてアイカちゃんの身長に合わせて腰を落とした。
「久しぶり、アイカちゃん。女の子に言っては失礼かもしれないけれど、痩せていた体が少しふっくらしてきている。美味しい食事をしているのだね」
「うん、ママの料理美味しいから大好き」
「そっかぁ…。良かった」
「それで…痣…」
「痣、あったんだね。前の治療の時は気づかなかったよ」
「うん…」
 顔が真っ赤だ。女の子としては男性に見せたくない場所にあるのだろう。
 俺は母親のマリナさんを見た。苦笑して頭を掻いているマリナさん。彼女もアイカちゃんの身長に合わせて腰を落として諭す。
「ケンジさんが他の人の痣を消したの見たでしょう?ほら、勇気を出して痣を消してもらお、ね?」
「やだ、恥ずかしい…」

 顔がトマトのように真っ赤だ。まさか性器の近くにあるのか…?俺はマリナさんに訊いた。
「場所は?」
「右のお尻に大きな焦げ茶色の痣があるんです」
 それはちょっと、まずい場所だ…。俺の作った下着はまだ流通していないから子供の下着は男女問わず半ズボン…トランクスみたいなやつだ。しかも布地がお粗末だから透けているのも多い。右臀部の痣を見られて大失禁でもしたのかといじめられる可能性がある。

「なあ、アイカちゃん、ちょっとつらいお話だけど…」
 俺はアイカちゃんに、その痣が理由で起こりかねない災難について話した。
 町民学校に行く年頃になれば、運動の授業があり、教室で着替えることもあるだろう。
 十歳になるころには男女別になるだろうが、それまで男女とも同じ教室で着替える。
 その時に下着が透けて、この痣が見えてしまったら…
 話を聴いていくうちに、アイカちゃんは青ざめて泣きそうになってしまった。
 マリナさんもあり得ない話じゃないと思ったか、心配そうにアイカちゃんを見ている。

「お尻を俺に見せるの恥ずかしいよね。でもごめんね、直接その痣に触れないと痣を消せないんだ。俺はもう火傷をしていたアイカちゃんの顔は覚えていない。だからアイカちゃんのお尻もすぐに忘れるから」
「…忘れちゃやだ」
「……え?」
「女の子がお尻見せるんだよ!忘れちゃだめ!」
「「…………」」
 俺とマリナさんは顔を見合った。八十五歳まで生きても女の子ってのは分からん…。

 アイカちゃんは観念して下着を自分でずり下ろして、俺にお尻を見せた。ベソかきだしたアイカちゃん。『恥ずかしいよぉ…』と、何とも可愛い。お尻も。マリナさんが頭を撫でて『偉いね』と言っている。
 女の子の覚悟を受け取った!水魔法発動だ!

 アイカちゃんの痣に触れて水魔法で魔力を含んだお湯を出す。そのお湯は球体となって痣全体を覆う。
『メラニン色素のみ抽出せよ。痣、消去!』

 アイカちゃんのお尻から痣は綺麗に無くなった。
「アイカ、消えた!あの嫌な痣が消えちゃったよ!」
 マリナさんの言葉にアイカちゃん、嬉々として鏡に走り自分のお尻を映した。
「やった、やった!痣が消えてる!やったあああっ!」
 ピョンピョン跳ねて大喜びのアイカちゃん。おいおい、前を隠してから…。
 マリナさん、大慌てで追いかけて下着を履かせた。
 そして引き攣った笑みで俺に何度も頭を下げていた。やっぱり母娘なんだねぇ…。
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