ざまぁされた馬鹿勇者様に転生してしまいましたが、国外追放後、ある事情を抱える女性たちの救世主となっていました。

越路遼介

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第十二話 バレンシア王国からの依頼、ケンジ再びシートピアへ

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 サナとアザレアの妊娠から、しばらく経った。
 すっかり大きなお腹となった二人、俺は二人を大事にしつつ、日々の仕事をこなして過ごしていた。

 ミファンはお礼を言おうとして俺の屋敷に来たらしいけれど、アザレアに『ケンジのお妾さんにならないか』と話を持ち掛けられて、あっさり『いいよ』と二つ返事で引き受けた。この世界の女性は性欲が旺盛だし、一夫多妻が当然の世。
 ミファン曰く、格闘家や戦士の女は他の女より性欲旺盛。自分の顔を元に戻してくれた男の妾なら、もう喜んでと。

 何と言うか、この世界の男女の色恋は大雑把と言うか…男が女を口説き、プレゼントを贈って機嫌を取るとか、そういうまどろっこしいものがない。前世は香苗しか知らない俺は若返っても気の利いた恋愛が出来るとは思えないし、女性の性欲が強い世界に来られて本当に嬉しいわ。

 俺は日々の仕事で疲れた体をマリナとミファンに癒してもらっていた。
 お妾さんの二人も俺を愛してくれている。サナとアザレアの出産後は改めて第三夫人、第四夫人として娶ろうかと思っている。そのくらいの収入はあるのだ。消防の装備品と女性下着の発明者としての収入、そしてロッグダメージ被害者女性の救済と痣消し等々、正直ハーレムを作れるほどに収入はあると思うけれど、思い上がると高転びをするのが世の常だ。

 俺は今でも女を左右に侍らして高笑いした瞬間が、自滅の一歩だと考えている。四人、これだけ嫁がいれば十分だ。これ以上は増やさないでおこうと思う。
 それにしてもミファン…。普段はソロ冒険者として活動しているけれど、まるで格闘ゲームのヒロインみたいに強カワ系で体力もあるから、彼女とのナニはすごく満足出来るんだ。マリナと二人一緒に愛することも多いけれど、サナとアザレアが子供を生んだあと、彼女たちにも俺の子を生んでもらえたら、どんなに嬉しいだろう。

 それにアイカちゃんが本当に可愛い。お兄ちゃん、お兄ちゃんと慕ってくれる。
 前世でも優美という妹がいたけれど…いや待て、母親といたしているわけだから妹じゃなくて娘だよな、よく考えてみれば。
 ともあれ、最初はサナとアザレアの産後の肥立ち明けまで、という約束だったけれど、それ以降にアイカちゃんと離れるのは嫌だなあ…。

 嫁二人、お妾さん二人、そしてアイカちゃん、六人で朝食を取り終えると、それぞれの時間だ。
 嫁二人は診療所に。妊娠中はこまめな検査だ。マリナは嫁二人と同じく診療所に。お仕事だ。
 ミファンはソロ冒険者としてギルドに。
 俺は町民学校に入学したアイカちゃんを送っていく。ランドセルを作るか、すごく迷ったけれど、思案のすえ作らなかった。郷に入っては郷に従え、各々の手持ちカバンで通うことに。手を繋いで一緒に学校へ。ああ、幸せだなぁ…。


 校門で別れを惜しみつつ、アイカちゃんを見送り、俺はギルドへと歩いて行った。
 ギルドに着くとケイトさんが駆けてきて、応接室に通された。
 王城から使者が着て、本日中に登城してほしいとのこと。
「アザレアは産休、マリーとタニアもそうなのよ、まったく!私が同行するから」
 と、急ぎ俺はケイトさんと共に登城、謁見の間ではなく王族の私室に通された。
 ジムサ陛下と、今回初めて会う方が来た。
 急ぎ立ち上がり頭を下げるが、陛下が良い良いと言って着席を促した。

「君が奇跡の治癒師ケンジ殿か。陛下から聞いておるよ。私は宰相のルード、よろしく」
「ケンジです。そんな大層な通り名は恥ずかしいですが、ギルドに依頼され、ロッグダメージの被害者女性たちの顔を元に戻すことを生業としています」
「冒険者ギルド職員のケイトです」(宰相と国王と同席って…!)

「早速だが本題に入りたい。海を隔てた東の大陸にあるバレンシア王国から是非ケンジ殿の力を貸してほしいとの要望が届いている」
「……えっ」
「やはり、あちらでもロッグダメージの被害者女性たちは多いらしいのだ」
 それはグレンの記憶が知っている。何度かバレンシアの王都で見たことはある。
 だけど当時治癒(中)のグレンには熱傷を治すことは出来るが再生までは無理だ。
 もっとも出来たとしても行使するようなヤツではないだろうが…。

「私は反対です。バレンシア王国がケンジ殿を返すとは思えません」
「ケイト女史の言う通り。余もそう思う。しかし一国の王として人道的に無視は出来ない」
「…確かに、ではバレンシア側に患者そのものをこちらの国に寄越させるというのはどうでしょうか」
「いいアイデアではあるが机上の空論だ。まず、患者自身が術者の存在を信じない。我が国とてケンジ殿の実績を見て、各貴族たちや村長、町長たちが協力し、王都へ患者を搬送するようになった。大海を隔てているバレンシアでは依頼してきた王族とて半信半疑であろう」
「宰相殿の言う通りですね。俺自身があちらに赴き、ここと同じく実績を積んで各領主との協力を得る必要があるってことか…」
「そうなる。しかし強制はせんよ。君は我が国にとっても有為な人材であるし、ましてや奥さん二人が妊娠中と聞いている。離れるわけにもいくまい」
 国王陛下が暗に『行くな』と言っている。術者自身がそちらに行くことを拒んだと言えば終わりだから。
 しかし

「国王陛下、私は今のままバレンシアに行くのは危険なのです」
「と言うと?」
「私はバレンシア王国に国外追放を受けているからです」
「「なっ…!?」」
 三人とも驚いている。仕方ない、言うしかない。
「私はバレンシア王国で“勇者”として存在していました。名はグレン」
 三人とも知らないという顔だ。
「私は許されない過ちをしてしまったんです」

 戦闘中、仲間を置き去りにして逃走した話を打ち明けた。それで冒険者の資格と勇者の称号をはく奪されたと。
 国外追放処分となり、シートピアという港町から、ここターサンド王国にやってきたと話した。

「ずいぶんと狭量なギルドだな…。しかしお国柄とはいえギルドに一人の人間を国外追放出来るほどの権力があるのか」
 国王陛下が訊いてきた。
「はい、バレンシアは業種問わず、各ギルドの勢力は強いので、そのくらいは出来てしまうんです」
「たった一度の過ちで治癒(大)の術者を放逐するなんて馬鹿みたい」
 辛らつに評するケイトさん、いや罵る人がいなくて助かった。
「こちらと違ってギルドの出入り口に精度の高い魔導サーチなんて無いからね。いちいち言わなかったんだよ。で、陛下…」
「ん?」

「私は行こうと思います。被害者女性たちが、どんな地獄を味わっているのかと思うと…でも必ず帰ってきますよ。この国はもう俺にとっては故郷ですから」
「分かった。では親書に『術者は貴国が追放した元勇者グレン』と伝え、それを理由に拘束しないことが絶対条件と伝えるが、それでいいかな?」
「王室執事のリチャードを護衛兼後見役につける。あの男は老齢だが一個師団くらいなら単騎で蹴散らせる猛者だ。バレンシア側との交渉も上手くやってくれるだろう」
 宰相が言ってくれた。そう、あの爺さんが滅茶苦茶強いということは会った時に分かった。まあ、俺も爺だけどね。
「ギルドからはミファンを護衛に就けるわ。ちょうどいいでしょ、貴方のお妾さんのうえ、かなり強いから」
 ありがたい。どう考えてもサナ、アザレア、マリナ、そしてアイカちゃんも連れていけない。
 それに船旅もミファンと一緒なら、いいトレーニングにもなるし、夜は…むふふ。


 かくして俺はバレンシア王国に向かうことになった。家族たちに、それを伝える。
 そして嫁たちにも、自分が元勇者グレンとして生き、仲間を置き去りにして逃走、国外追放にされた旨を伝えた。最初は驚いたけれど、マリナが
「もう、ケンジ様は、その罪をとっくに償っていますよ」
 そう優しく言ってくれた。自分が犯した罪ではないが、すごく嬉しかった。

「でも…せめて、私たちの出産後にならない?」
 サナが言うと
「ああ、だいたい、そのあたりになると思う。これから陛下の親書が海を渡り、かつ俺自身も色々と条件を付けておいたから、向こうでも検討することはあるだろう。気が付けば君たちの出産する時くらい経っているさ」
「それにしても悪いわねー。バレンシア行き、私が旦那様独り占めで」
 予想からして出産間もなく、の時期になるかもしれないし、サナは俺の治癒魔法で船酔いはしなくなったけれども、出来れば乗りたくないらしい。死を考えるほどの船酔いだったからな、無理もない。

 何よりサナとアザレアは赤ん坊の世話があるだろう。この世界、赤ん坊の世話は基本母親の仕事で、父親は参加しないものらしい。赤ん坊のオムツ変え、寝かしつけ、おんぶしてあやす、などを父親がやるのは、もってのほからしい。女の領域に踏み込んだとして逆に怒られるとか。所変わればだな…。
 任期は十日程度にしてもらうつもりだ。往復の船を考えると三十日ほどの日程になる。
 マリナは診療所事務員の仕事があるし、アイカちゃんと共にあらねばならない。三十日以上も放っておくわけにはいかない。

 となると嫁とお妾さんの中で俺と一緒に行けるのはミファンだけ。
 しかも俺の護衛をギルドから正式に依頼された形である。
 そして、ちょうど産後の肥立ちが明けるころに帰ってこられると思う。時間的には問題ないだろう。

 瞬く間に時が過ぎ…バレンシア王国から親書が届いた。条件は全て飲むと記されている。
 国外追放処分を受けた元勇者グレンが入国しても逮捕、拘束しないこと。
 シートピアのみで治療を行うので、患者から同町にやってくること。たとえ患者がまだ残っていたとしても十日で帰国する。
 患者の集結、その他、出来るだけ多くの女性たちの顔を元に戻せるよう、王族と各領主は差配すること。
 その他もろもろの条件を付けたけれどバレンシア王国は全部飲んだ。
 あちらでもロッグダメージは大きな社会問題なのかもな。二十一世紀の地球でも、いまだ解決できないのだから。

 そして、いよいよサナとアザレア、出産の時だ。
 妊娠中と出産、この状態の女性に無関心だと女は一生忘れない。この世界は多少男尊女卑の風潮があるも、もちろん俺には、そんなの関係ねえ!
 食事、運動の補助、性行為は出来なくてもチューや愛撫は出来る。お腹を愛しそうに撫でるとサナとアザレアはとにかく喜んでくれた。
 ちなみに俺が出産補助をやると言ったら、ひっぱたかれた。前世救急救命士でもあった俺は何度か救急車内での出産に立ち会っているから、この世界の助産師より腕はいいつもりだ。治癒魔法を使いつつ痛みを少なく生めるようにしてあげたいからと、いくら力説しても拒絶された。どうやら出産の場に夫が立ち合うのは、この世界では禁忌らしい。まして夫が直接分娩補助をするなんて言語道断というわけか。郷に入っては郷に従え、母子ともに元気に出産をやりきってくれることを願うしかない。

 最初にサナ、男の子を生んだ!その翌日にアザレアが女の子を出産!
「アイカ!弟と妹が出来たぞ」
 アイカちゃん、大はしゃぎ、いや癒される。
 産後の労わりも忘れない。俺は心の底から褒めて、そして、これでもかと礼を言った。
「サナ、アザレア…。君たちは自分が母親になれるとは思わなかったと言っていたけれど、俺だって父親になれるなんて思わなかった…。ありがとう、ありがとうな…」
 伏せるサナの手を握って何度も礼を言った。自分の子供を生んでくれた女ほど愛しいものはない。

「明日、出立だってね…」
「ごめんな…」
「何を言うの…。貴方はこれから素晴らしい仕事をしに行くのよ」
 隣のベッドで伏せるアザレアが言ってくれた。
「私を地獄から救ってくれただけじゃなく母親にもしてくれて…。私と出会ってくれてありがとう、ケンジ…」
「うおおおっ、サナ!アザレア!」
 俺はサナとアザレアのベッドを行ったり来たりして嫁たちにチューと愛撫を繰り返した。
「「しつこいっ!」」
 と言われて、ようやく撤退した。

 出産と嫁たちの育児の補佐をすべく、メイドを二人雇った。やはり安心して旅立てるようにしたいからな。
 生まれた子を見る。前世でも経験したけれど、やはりいいものだ。すごく幸せを感じる。マリナとミファン、アイカちゃんがベビーベッドで眠る赤ん坊を優しく見つめている。俺は
「マリナ、ミファン」
「はい」
「なんだい」
「お妾さんではなく…伴侶になってくれないか。三番目と四番目で悪いけれど…」
「じゃ、アイカ、五番目の奥さんだね!」
 マリナとミファンは返事をする前にアイカに言われてしまい苦笑していたが
「はい、喜んで」
「私を地獄から救ってくれた時点から旦那様は私の愛しい人だよ」
「もう避妊用のポーションは飲まなくていい。出立前夜の今宵二人で相手してくれ」
「「分かりました」」
「ええ~。アイカ仲間外れなの?」
「ごめんな、アイカ。お詫びにアイカの好きなポークソテーを作るから」
「やった!お兄ちゃんの、ううん、パパのポークソテー、アイカ大好き!」


 そして翌朝、俺は王室執事のリチャード卿、格闘家ミファンと共にターサンド王国王都を出た。バレンシアに帰るのか…。
「それにしてもシートピアのみで行うことを飲ませたのは正解でしたな。内陸の王都に行ってしまうと、あちらが契約を反故にしてケンジ殿を捕えることも有り得ます」
 リチャード卿が言った。
「はい、シートピアならば町全体が海に面していますから、いかようにも逃げられますよ」
「それにしても、あの無双の武勇を誇るリチャード卿と一緒に旅に出られるなんて。お願いです。旅の間だけでいいんで私に稽古をつけてもらえますか?」
 武を尊ぶミファンには憧れの存在だったらしい。
「ええ、私でよろしければ」
 もちろん、俺もお願いした。

 船旅、日中は武芸の稽古、夜はミファンとムフフ、リチャード卿も船内の未亡人を口説いたようだ。任務とはいえお城を出た解放感からだろうな。
 ちなみに、リチャード卿は俺とミファン二人がかりでも全然敵わなかった。少なからず異世界転生により反則的な力を授かった身としては上には上がいる方がありがたい。
 もし、自分が誤った道に進んだ時は倒してくれる存在がいるということ。少々思い上がりだけど、そんな気持ちを有しながら、俺はリチャード卿に挑んでいった。
 同じ爺として尊敬するぜ、この強さ!

 そして数日後、俺は数年ぶりに依り代であるグレンの故郷、バレンシア王国の土を踏んだ。
 治療場所である海洋都市シートピア、大きな横断幕があり『歓迎!奇跡の治癒師ケンジ様』と記されていた。
 おエラいさんが護衛をつけながら歩いてきた。

「ケンジ殿、ようこそ、シートピアに。私はバレンシア王国宰相ゲイツ」
 本物だ。以前グレンが遠目からだが見たことがある。
「我が国のギルドの愚行をお詫びいたそう…。治癒(大)を使えるほどの有為な人材を、むざむざ国外に追放してしまうなど…。当時のギルド担当者のトーマスとギルドマスターには厳罰を処しましたので」
「厳罰…。いや、トーマス殿とギルドマスターが下した私への処罰は自分で言うのも何ですが妥当であると思いましたが」
「いえ、許されない傲慢です。些細な過ちで人一人を勝手に国外追放…。我ら王室はギルドに権限を与えすぎていることを見直すことにいたしました」

 あとで聞いた話によると、当時の俺の処罰を担当したギルド職員のトーマスとギルドマスターは勇者グレンと奇跡の治癒師ケンジが同一人物と云うことを最初は信じなかったらしい。それはそうだろう。あのころのグレンは素行も良くなかったし、治癒は(中)しか使えなかった。
 そして、これは不要に権力を持つギルド一連を苦々しく思っていたバレンシア王家にとって絶好の口実となった。
 敵前の仲間置き去りは重罪、妥当な処分だった、とギルド側が主張しても治癒(大)の使い手を国外追放したのは国家に重大な損失を与えたことだと。これを切り出されるとギルド側は返す言葉もなく、冒険者ギルドを始め、商業や漁業、農業、鍛冶と言った各種ギルドの権限も大幅に下げられたとか。
 まあ、グレンのせいで迷惑をかけたと思うけれど、悪いが今の俺には関係ない。

「シートピアの漁業ギルドの講堂を治療の会場としています。ご案内します」
 まさか宰相自ら案内してくれるとは思わなかったな…。俺はリチャード卿とミファンを伴い、漁業ギルドの方に歩き出した。懐かしい、ここで積み荷運びの仕事を斡旋してもらっていたんだ。つい昨日のようだ。

 漁業ギルドに入ると、そこに勤める職員さんたちが俺に頭を下げてきた。その中には何と
「エレナ…」
 彼女だけ頭を上げてニコリと笑った。
「お久しぶりにございます。ケンジ殿」
 お腹が膨れていたエレナ、妊娠し、膨れだしたころだったのだろう。そろそろ産休かな。
「妊娠、おめでとう。いい旦那さんと巡り合ったみたいだね」
「ええ、貴方以上のいい男よ」
「そうか、嬉しいな」
 つもる話もあるが、今は仕事中だ。俺はエレナの前を通り過ぎて講堂に。エレナは俺に再び頭を下げた。
 あの様子ではお母さんのティナさんも今ごろ幸せに暮らしているのだろう。エレナを見れば分かる。

 講堂に入ると、被り物をしている女性たちが三十人ほど並んで座っていた。
 俺は彼女たちの前に立ち、左右にリチャード卿、ミファンが立った。

「初めまして。バレンシア王国内のロッグダメージ被害者女性の皆さん。私はケンジ、元々はここバレンシア王国で冒険者をしておりました。聞いたことがあると思います。戦闘中に仲間である女性二人を置き去りにして逃走した勇者グレンのことを。私のことです」
「「…………」」
 全員黙っている。すでに聴いているのだろう。
「皆さん全員、それを承知のうえでこちらに?」
 全員頷いた。そして女二人が一歩前に出て
「久しぶりね、グレン…」
「なっ…」
 被り物を取った二人を見て、俺は絶句した。ひどく顔が溶けてしまった女二人。
 声で分かったが、俄かには信じがたいことだった。
「ソニア…。レイラ!?」
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