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第14話 メイドはいいものですね、実に
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現在のフィオナ王国国王の父、大公と呼ばれる老爺イグナシオは、すっかりレンヤの絵に惚れ込んだ。彼自身、フィオナの先王とは名乗らず散歩が楽しみの隠居爺としてレンヤに接した。レンヤは、ここフィオナ湖の絵を描くことが好きで今日もスケッチに精を出している。以前と異なるのは、レンヤの横にメイドがいることだ。
スケッチ中のレンヤに飲み物を渡したり、助手のようにレンヤの望む絵具を渡したりと、所作が美しい。
「ほう、レンヤ殿はメイドを雇われ……え?」
「…………」
「おぬし、キュイジーヌ公爵家の…!」
「ご無沙汰しております」
カトレアもイグナシオが先王とは言わなかった。しばらくして
「のう、レンヤ殿、儂は王室に籍を置く者なのだが…ぜひ貴公を宮廷画家として召し抱えたいと思うのだが…」
「お断りします。現在の国王が国政を担う間は問題ないですが、次代の王はどうやら思慮分別に欠ける愚者と見ました。そんな王室に仕えても未来は無いでしょう。次代の王に政権が移った時、私は彼女を連れて、この国を出ていくつもりです」
イグナシオはカトレアを見た。護衛兵が激怒してレンヤに詰め寄ろうとしたがイグナシオは止めた。
元々、孫のオレンストとカトレアの婚儀を決めたのはイグナシオ。
才媛の誉れ高く、未来の王妃は彼女しかいないと思ってのこと。
しかし、カトレアは悪疾で顔が崩れた。王太子オレンストはそれでカトレアを毛嫌いするようになり、他の女に走り、あげく暗殺しようとしたという冤罪をふっかけて公開刑にまで。
高齢のイグナシオ、領地で病の静養中に起きたことで止める術はなく、後に王都に戻り、その事実を知り激怒。息子たる父王と孫の馬鹿王子をこれでもかと折檻し廃嫡とまで告げたが、他の跡継ぎもおらず、息子より『責任をもって立派な世継ぎに育てるゆえ、それだけは!』と懇願された。
イグナシオは言った。『オレンストの代で我が王家は滅びる』と。
「それを言われては反論も出来まいな…」
レンヤとカトレアは立ち去るイグナシオに何も言わず、背中で見送った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「見事な絵画ですね父上…」
レンヤの絵のコレクターとなっていた先王イグナシオ、城内の自室に絵を上質な額に入れて飾る。
現在の国王ロングレア、イグナシオの息子だが、彼もレンヤの絵に見入る。
「ぜひ宮廷画家に召し抱えたいと思いますが平民では現在当家に入る宮廷画家と軋轢が生まれるでしょうな…」
「レンヤ殿の横にカトレアがおった」
「え……!?」
「しかも五体満足のうえ、悪疾で崩れた顔も治っておった」
「父上…。それでは、その画家はパーフェクトヒールの使い手なのでは!?」
「そうであろうな…。だが彼は王室がカトレアにした仕打ちも知っておる。カトレアからの口伝だけではなく、裏も取っておろう。そんな彼が当家に仕えてくれると思うか?」
「なにを言われるのですか!パーフェクトヒールは国の宝!何が何でも召し抱えて…」
「無理に召し抱えてもカトレアを連れて逃げればいいだけの話。当家に未来はないとも言い切っている。オレンストの代になったら国を出ていくとも。もはや見限られているのよ」
「…………」
カトレアの公開刑はロングレアとその妻の知らぬうちに決行された。重臣の貴族領視察の機会を狙って行われたのだ。しかし、そんなことは言い訳にもならない。
「オレンストの馬鹿者が…。あやつのおかげで我が王家は比類なき絵師であり治癒師でもある人物と縁が持てぬことに相成ったわ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
スケッチの帰り、芸術ギルドに立ち寄り、今日の作品を渡したレンヤ。
最近は週に二・三枚程度を収める。本当は一日で数枚描けるが値崩れするため、この枚数に留めている。
芸術ギルド職員スザンヌが、やや申し訳なさげに切り出した。
「レンヤ殿、買取りをさせてもらっているこちらから言うのも何ですが、いま貴方はかなりの財をお持ちのはず。城下町の経済が回るよう、色々と買い物をしてくれると助かります」
「は、はあ…」
芸術ギルドを出たレンヤ。
「カトレア、城下町の経済を回すため、あまり貯め込まずに物を買えと言われたよ」
「ふふっ、結局ご主人様は色町に行かずに私をお抱きになりますから、お金を使いませんものね」
カトレアはレンヤのパーフェクトヒールにより美肌と美乳を得た。元々美女の資質はあったのだ。しかも
「カトレアの、すっごい名器なんだもの」
カトレアの性器はミミズ千匹と呼ばれる名器、傾国級の蜜壷だった。
「悦んでもらえて嬉しいです。ご主人様のご立派様も最高ですよ」
加えて乳房の形と大きさがレンヤの好みどストライク、閨房スキルを持つレンヤも蕩けさせるカトレアの肢体だった。
「しかし、何を買おう…。欲しいものなんて、あんまりないんだよな…。あ、カトレアの服でも買いに行こうか。ドレスとか」
「ドレスを買っていただいても着る機会がございません。私はご主人様が用立てて下されたメイド服とエッチな下着の数々があれば十分ですから」
フィオナ王国の下着文化はまだ低いので、レンヤはエッチな下着を自分で作ってカトレアに贈った。
カトレアは大喜びで下着姿を見せてレンヤを楽しませた。令和日本のオーパーツは持ち込まないと思うも、やはり肉体関係のある女にはエッチな下着を着てもらいたいではないかと、もう開き直っている。
「いやいや、ドレスで着飾ったカトレアを後ろから犯しちゃうと言うのもアリだと思わないか?」
「もう、ご主人様ったら恥ずかしいです、そんなの」
傍目には主従というより、ただの馬鹿ップルである。これでもレンヤ、百二十年以上生きているのだが。
「う~ん、我ながら贅沢な悩みと思うが、スザンヌの言い分は正しい…。何かに使わないと」
「ならば孤児院に寄付とかどうでしょうか」
「それにしておくか」
このセイラと云う世界、何と宗教がない。だから、あらゆる異世界転生ものの話で主人公の枷となっている教会自体がない。レンヤは元々無宗教なのでありがたい話だった。
だから孤児院は教会が経営するものではなく国営だ。
「君を苦しめた国の運営機関に寄付するのは癪だが…」
「養われている子供たちには関係ありませんから。それにギルドの言う通り、貯まったお金を使えば城下町が潤い、結果ご主人様にも帰ってきますし」
「そうだな。では近くの孤児院に行くとしよう」
「はい」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「絵師のレンヤ殿ですな。お噂はかねがね」
異世界転生ものの定番なら、ここで美人シスターが出てくる場面だが、先の通り、この世界には宗教自体が無いためシスターもまた存在しない。レンヤへの応対で出てきた孤児院の代表は、ただの中年男、名はアイン、国より支給される資金で妻と共に切り盛りしているという。
「50万ゴルダーをお納めします。子供たちに腹いっぱい食べさせてあげてください」
「何とお礼を…」
アインの妻メルニーが頭を垂れた。
「ああ、病気か怪我の子がいたら治しますが。私は治癒師でもあるので」
夫婦の顔はパアと明るくなり、レンヤを孤児院内へ案内した。怪我はヒールで治し、病は病名を割り出し、その病に特化したポーションを作って渡した。その助手しているメイドのカトレア、様になっている。
アインとメルニーは涙を流すほどレンヤに感謝し、そして子供たちも
「兄ちゃん、姉ちゃん、俺たちが返せるお礼は歌だけだ!聴いてくれ!」
レンヤとカトレア、互いを見合い笑顔に。子供たちの大合唱ほど美しい歌はない。どうやら子供たちは歌が大好きなよう。
大好きであっても音が外れる子、元々音痴な子もいる。しかし、そんなものは関係ないのだ。どんなベテランシンガーでも子供たちの大合唱には敵わないのだから。レンヤは置かれていた古いピアノについて、その場で耳コピーして伴奏を開始した。これはカトレアも驚いた。主人がそんな特技を持っていると知らなかったからである。能力『音楽』の熟練度100のチカラだ。レンヤはこのスキルをフル活用して、娘たちアイカ、ミューズ、ナディアをグランシア王国のトップアイドルへとのし上げたのだから。
思わぬ美しい旋律に、歌好きの子供たちもしびれ歌は止まらない。
ようやく歌うのを満足させるとレンヤはピアノから立ち拍手、子供たちもレンヤのピアノを称えて拍手した。
孤児院をあとにした。もう一件行く予定だったが滞在が伸びたので明日にすることに。
「驚きました。ご主人様にあんな特技があるなんて」
「まあ、何でもやっておくものだよ」
「カトレア!」
フィオナ王国の王子、オレンストがそこにいた。
スケッチ中のレンヤに飲み物を渡したり、助手のようにレンヤの望む絵具を渡したりと、所作が美しい。
「ほう、レンヤ殿はメイドを雇われ……え?」
「…………」
「おぬし、キュイジーヌ公爵家の…!」
「ご無沙汰しております」
カトレアもイグナシオが先王とは言わなかった。しばらくして
「のう、レンヤ殿、儂は王室に籍を置く者なのだが…ぜひ貴公を宮廷画家として召し抱えたいと思うのだが…」
「お断りします。現在の国王が国政を担う間は問題ないですが、次代の王はどうやら思慮分別に欠ける愚者と見ました。そんな王室に仕えても未来は無いでしょう。次代の王に政権が移った時、私は彼女を連れて、この国を出ていくつもりです」
イグナシオはカトレアを見た。護衛兵が激怒してレンヤに詰め寄ろうとしたがイグナシオは止めた。
元々、孫のオレンストとカトレアの婚儀を決めたのはイグナシオ。
才媛の誉れ高く、未来の王妃は彼女しかいないと思ってのこと。
しかし、カトレアは悪疾で顔が崩れた。王太子オレンストはそれでカトレアを毛嫌いするようになり、他の女に走り、あげく暗殺しようとしたという冤罪をふっかけて公開刑にまで。
高齢のイグナシオ、領地で病の静養中に起きたことで止める術はなく、後に王都に戻り、その事実を知り激怒。息子たる父王と孫の馬鹿王子をこれでもかと折檻し廃嫡とまで告げたが、他の跡継ぎもおらず、息子より『責任をもって立派な世継ぎに育てるゆえ、それだけは!』と懇願された。
イグナシオは言った。『オレンストの代で我が王家は滅びる』と。
「それを言われては反論も出来まいな…」
レンヤとカトレアは立ち去るイグナシオに何も言わず、背中で見送った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「見事な絵画ですね父上…」
レンヤの絵のコレクターとなっていた先王イグナシオ、城内の自室に絵を上質な額に入れて飾る。
現在の国王ロングレア、イグナシオの息子だが、彼もレンヤの絵に見入る。
「ぜひ宮廷画家に召し抱えたいと思いますが平民では現在当家に入る宮廷画家と軋轢が生まれるでしょうな…」
「レンヤ殿の横にカトレアがおった」
「え……!?」
「しかも五体満足のうえ、悪疾で崩れた顔も治っておった」
「父上…。それでは、その画家はパーフェクトヒールの使い手なのでは!?」
「そうであろうな…。だが彼は王室がカトレアにした仕打ちも知っておる。カトレアからの口伝だけではなく、裏も取っておろう。そんな彼が当家に仕えてくれると思うか?」
「なにを言われるのですか!パーフェクトヒールは国の宝!何が何でも召し抱えて…」
「無理に召し抱えてもカトレアを連れて逃げればいいだけの話。当家に未来はないとも言い切っている。オレンストの代になったら国を出ていくとも。もはや見限られているのよ」
「…………」
カトレアの公開刑はロングレアとその妻の知らぬうちに決行された。重臣の貴族領視察の機会を狙って行われたのだ。しかし、そんなことは言い訳にもならない。
「オレンストの馬鹿者が…。あやつのおかげで我が王家は比類なき絵師であり治癒師でもある人物と縁が持てぬことに相成ったわ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
スケッチの帰り、芸術ギルドに立ち寄り、今日の作品を渡したレンヤ。
最近は週に二・三枚程度を収める。本当は一日で数枚描けるが値崩れするため、この枚数に留めている。
芸術ギルド職員スザンヌが、やや申し訳なさげに切り出した。
「レンヤ殿、買取りをさせてもらっているこちらから言うのも何ですが、いま貴方はかなりの財をお持ちのはず。城下町の経済が回るよう、色々と買い物をしてくれると助かります」
「は、はあ…」
芸術ギルドを出たレンヤ。
「カトレア、城下町の経済を回すため、あまり貯め込まずに物を買えと言われたよ」
「ふふっ、結局ご主人様は色町に行かずに私をお抱きになりますから、お金を使いませんものね」
カトレアはレンヤのパーフェクトヒールにより美肌と美乳を得た。元々美女の資質はあったのだ。しかも
「カトレアの、すっごい名器なんだもの」
カトレアの性器はミミズ千匹と呼ばれる名器、傾国級の蜜壷だった。
「悦んでもらえて嬉しいです。ご主人様のご立派様も最高ですよ」
加えて乳房の形と大きさがレンヤの好みどストライク、閨房スキルを持つレンヤも蕩けさせるカトレアの肢体だった。
「しかし、何を買おう…。欲しいものなんて、あんまりないんだよな…。あ、カトレアの服でも買いに行こうか。ドレスとか」
「ドレスを買っていただいても着る機会がございません。私はご主人様が用立てて下されたメイド服とエッチな下着の数々があれば十分ですから」
フィオナ王国の下着文化はまだ低いので、レンヤはエッチな下着を自分で作ってカトレアに贈った。
カトレアは大喜びで下着姿を見せてレンヤを楽しませた。令和日本のオーパーツは持ち込まないと思うも、やはり肉体関係のある女にはエッチな下着を着てもらいたいではないかと、もう開き直っている。
「いやいや、ドレスで着飾ったカトレアを後ろから犯しちゃうと言うのもアリだと思わないか?」
「もう、ご主人様ったら恥ずかしいです、そんなの」
傍目には主従というより、ただの馬鹿ップルである。これでもレンヤ、百二十年以上生きているのだが。
「う~ん、我ながら贅沢な悩みと思うが、スザンヌの言い分は正しい…。何かに使わないと」
「ならば孤児院に寄付とかどうでしょうか」
「それにしておくか」
このセイラと云う世界、何と宗教がない。だから、あらゆる異世界転生ものの話で主人公の枷となっている教会自体がない。レンヤは元々無宗教なのでありがたい話だった。
だから孤児院は教会が経営するものではなく国営だ。
「君を苦しめた国の運営機関に寄付するのは癪だが…」
「養われている子供たちには関係ありませんから。それにギルドの言う通り、貯まったお金を使えば城下町が潤い、結果ご主人様にも帰ってきますし」
「そうだな。では近くの孤児院に行くとしよう」
「はい」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「絵師のレンヤ殿ですな。お噂はかねがね」
異世界転生ものの定番なら、ここで美人シスターが出てくる場面だが、先の通り、この世界には宗教自体が無いためシスターもまた存在しない。レンヤへの応対で出てきた孤児院の代表は、ただの中年男、名はアイン、国より支給される資金で妻と共に切り盛りしているという。
「50万ゴルダーをお納めします。子供たちに腹いっぱい食べさせてあげてください」
「何とお礼を…」
アインの妻メルニーが頭を垂れた。
「ああ、病気か怪我の子がいたら治しますが。私は治癒師でもあるので」
夫婦の顔はパアと明るくなり、レンヤを孤児院内へ案内した。怪我はヒールで治し、病は病名を割り出し、その病に特化したポーションを作って渡した。その助手しているメイドのカトレア、様になっている。
アインとメルニーは涙を流すほどレンヤに感謝し、そして子供たちも
「兄ちゃん、姉ちゃん、俺たちが返せるお礼は歌だけだ!聴いてくれ!」
レンヤとカトレア、互いを見合い笑顔に。子供たちの大合唱ほど美しい歌はない。どうやら子供たちは歌が大好きなよう。
大好きであっても音が外れる子、元々音痴な子もいる。しかし、そんなものは関係ないのだ。どんなベテランシンガーでも子供たちの大合唱には敵わないのだから。レンヤは置かれていた古いピアノについて、その場で耳コピーして伴奏を開始した。これはカトレアも驚いた。主人がそんな特技を持っていると知らなかったからである。能力『音楽』の熟練度100のチカラだ。レンヤはこのスキルをフル活用して、娘たちアイカ、ミューズ、ナディアをグランシア王国のトップアイドルへとのし上げたのだから。
思わぬ美しい旋律に、歌好きの子供たちもしびれ歌は止まらない。
ようやく歌うのを満足させるとレンヤはピアノから立ち拍手、子供たちもレンヤのピアノを称えて拍手した。
孤児院をあとにした。もう一件行く予定だったが滞在が伸びたので明日にすることに。
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